5 / 26
本編
4.寮母♂さんの夜は遅い。
しおりを挟む
「うるぁぁぁ!!!お前ら遅ぇぇんだよ!!何があった!?」
日も暮れて一番星が輝く頃、騎士団寮の出入口近くで怒声が響きました。
寮母♂さんの声です。
彼の声は、高過ぎず、低過ぎず、そしてとても良く通るイケボです。
バサバサバサー!と木々に止まっていた鳥たちも飛び立ちました。
……怖かったね……
それ以上に恐怖を抱いているのは、本日お勤めだった騎士団寮に住む騎士たちです。
寮の外で綺麗に横並びになってビクゥッと体を震わせました。
熱を出してない方の新米騎士くんなんて怖くて涙ぐんでます。
こう言う時は、年長者もしくはその時のお勤めの中で1番地位のある騎士が代表で答えます。
今日は寮長みたいですね。
寮長は足を肩幅に広げ、手を後ろで組み、出来うる限りの声を張り上げて答えました。
「討伐に!時間がかかりました!」
「獲物は!?」
「ワニワニです!!」
「数は!?」
「15頭ほどの群れを確認しました!」
ワニワニとは、とっても大きくて凶暴なワニです。
そして美味しいです。
群れで暮らしていますが、森の奥で暮らす分には害が無いので基本放置しています。
しかし、餌等を求めて浅い森まで来ると、人間を襲ってしまうので討伐対象になります。
数が少なければ、討伐の難易度は低いのですが、数が増えればそれだけ大変になります。
「結果は!?」
「全て始末しました!」
「良くやった!!」
寮母♂さんは横並びになっていた騎士たちの肩を、一人一人叩き労いました。
騎士たちは一安心です。
行儀良く、寮の中に入りました。
すると、最後に入った寮母♂さんが、また声を張り上げました。
「お前らぁ!分かってるな!!」
「「「はい!!脱いだ鎧はきちんと元の場所に片付けます!」」」
「「「はい!洗濯物は洗濯カゴに入れます!」」」
声がとても揃ってます。
そして寮母♂さんが聞きます。
「名前の無いもんはどうなる!?」
「「「破棄されます!!!」」」
そう、お名前の無い衣類は、容赦なく捨てられます。
それが寮の鉄則なのです。
そんなやり取りを経て、みんな揃って夜ご飯が始まります。
ちなみに、非番の騎士たちのご飯は申告制です。
お外で食べたい騎士も居ますからね……と、言いたい所なのですが……
「んっ、今日も全員揃ってるな」
寮母♂さんが食堂に着席した騎士たちを見回せば、1、2、3、4、5、、、15人が揃っていました。
「寮母♂さんの手料理に比べたら外の食事は……」
「よっぽどの事情が無ければ寮で食事がしたいです」
「寮母♂さんのご飯おいしいです!大好きです!」
概ねそんな感じで、遠征等、寮に帰れない日以外は全員が揃います。
さて、今日のお夕飯のメニューは何でしょうか?
「お前ら、今日もおつかれ。非番だった奴らも良く休んで偉いぞ。今日はウケッコーの香草焼きにポトフ、サラダとパンだ。よく噛んで食べろよー」
ウケッコーとは、食用家畜として改良された大きめの鳥です。
良質なタンパク質が摂取出来るため、体を鍛えている騎士たちに人気のある食材です。
香草焼き……と、言ってますが、もちろんマリィの葉も使われています。
これで騎士たちも元気モリモリになる事でしょう。
𓂃𓈒𓂂𓏸
食事が終わると、各々が使った食器を洗い場に持って行きます。
「寮母♂さん、今日も美味しいご飯をありがとうございました」
寮母♂さんへの感謝の言葉も忘れません。
「お前らも、しっかり飯を食ってくれてありがとう。ゆっくり休めよ」
そうご挨拶を交わせば、騎士たちは就寝時間まで自由時間になります。すぐにお風呂に向かう者、談話室でダラダラと過ごす者、自室で勉学に勤しむ者、様々です。
「寮母♂さん、片付け手伝いますよ」
寮長みたいに寮母♂さんのお手伝いをする者も居ます。
「俺も手伝います。今日休んでしまったので……」
おずおずとマッシュくんも声を上げました。
マッシュくん、すっかり元気になったみたいですね。
「ははっ、ありがとうなぁー。それなら寮長は食器洗ってくれ。マッシュはテーブルを拭いてきてくれるか?あと床の水拭き」
「「はい」」
2人とも、良いお返事をして指示された持ち場に行きました。
それを見ていた他の騎士たちが、ゾロゾロとやって来ました。
「寮長ぉー、相変わらず寮母♂さんにベッタリっすねー。俺も手伝います」
「マッシュ、熱はもういいのか?床は俺らがやっとくよ」
なんだかんだとみんなお手伝いに来て、直ぐに食堂の片付けは終わってしまいました。
寮母♂さんも、そんな騎士たちのやり取りを見てニコニコです。
「ほんっっと、お前らは俺の自慢の騎士団寮の騎士たちだよ」
それを聞いた騎士たちもニコニコです。
「それを言うなら、寮母♂さんは俺たち自慢の騎士団寮の寮母♂さんですよっ」
𓂃𓈒𓂂𓏸
ほのぼのとしたやり取りを経て、騎士たちの就寝時間がやって来ました。
「明かり消すぞー」
と言う寮母♂さんの合図で、寮全体の明かりが消え、真っ暗になりました。
みんな良い子にベッドに潜ります。
枕元には、寮母♂さんが調合してくれた安眠ハーブの香り袋が置かれています。
騎士たちは、みんなそのハーブのおかげで毎夜ぐっすりと眠りにつく事ができます。
「おやすみ、いい夢を」
寮母♂さんは1人呟いて自室に戻ると、小さな明かりを灯しました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
残ったお仕事は、帳簿付け、食料や備品等の在庫管理と発注、業務報告書、それとは別に騎士たち個々の記録。
明日のスケジュールの確認と準備。
書き物が多く、頭を使います。
黙々と作業をしていれば、日付もそろそろ変わる頃。
寮母♂さんは時計を見やり、軽く伸びをして、パタンと記録していたノートを閉じました。
あとはお風呂に入って寝るだけです。
寮母♂さんは共同風呂に向かいました。
お風呂は騎士たちの入浴が済み、すっかりと冷めてしまっていますが、そこは剣と魔法の国です。
「ジョウカ、ワカシカエシ」
お風呂のお湯は一瞬にして清潔に、そして適温になりました。
魔法って便利ですね。
豊満な肉体を惜しげも無く晒して浴場に入ります。
きちんと掛け湯、頭と体を洗って入浴すれば、タプン、、、と寮母♂さんのお胸が揺れました。
一日の疲れが吹き飛ぶ瞬間です。
はふん、と悩ましく息を吐いてしばらく目を閉じます。
明日はどんな日になるだろうか?
今日みたいに体調不良の騎士がいなければいいな。
みんな元気で安全でありますように、、、
そんな事を願いながら、寮母♂さんはゆっくりと体を温めました。
体が温まれば、脱衣場に向かい体の水滴を拭い、ゆったりとした衣類に着替えます。
余談ですが、寮母♂さんが寝る時の格好は、触り心地の良い柔らかく薄い生地で作られた衣類を1枚纏うのみで、下着類は付けないものですから、色々とうすーく透けています。
官能的ですね。
そんな寮母♂さんも、寝る時間です。
最後に出入口の施錠を確認し、自室に戻りました。
「おやすみ」
誰に言うでも無く、寮母♂さんはひとり呟き眠りにつきました。
誰よりも遅く寝て、そして明日も誰よりも早く起きて、騎士団寮に住む騎士たちのために働く、それが騎士団寮に住む騎士たちよりも屈強な寮母♂さんなのでした。
それではみなさま、また明日。
✂ーーーーーーーーーー✂
ここまでお読み頂きありがとうございました。
またお話がまとまりましたら、更新しますので、お気に召しましたらオキニ登録して頂くか、気が向いた時にフラっと立ち寄って頂けたらと思います。
日も暮れて一番星が輝く頃、騎士団寮の出入口近くで怒声が響きました。
寮母♂さんの声です。
彼の声は、高過ぎず、低過ぎず、そしてとても良く通るイケボです。
バサバサバサー!と木々に止まっていた鳥たちも飛び立ちました。
……怖かったね……
それ以上に恐怖を抱いているのは、本日お勤めだった騎士団寮に住む騎士たちです。
寮の外で綺麗に横並びになってビクゥッと体を震わせました。
熱を出してない方の新米騎士くんなんて怖くて涙ぐんでます。
こう言う時は、年長者もしくはその時のお勤めの中で1番地位のある騎士が代表で答えます。
今日は寮長みたいですね。
寮長は足を肩幅に広げ、手を後ろで組み、出来うる限りの声を張り上げて答えました。
「討伐に!時間がかかりました!」
「獲物は!?」
「ワニワニです!!」
「数は!?」
「15頭ほどの群れを確認しました!」
ワニワニとは、とっても大きくて凶暴なワニです。
そして美味しいです。
群れで暮らしていますが、森の奥で暮らす分には害が無いので基本放置しています。
しかし、餌等を求めて浅い森まで来ると、人間を襲ってしまうので討伐対象になります。
数が少なければ、討伐の難易度は低いのですが、数が増えればそれだけ大変になります。
「結果は!?」
「全て始末しました!」
「良くやった!!」
寮母♂さんは横並びになっていた騎士たちの肩を、一人一人叩き労いました。
騎士たちは一安心です。
行儀良く、寮の中に入りました。
すると、最後に入った寮母♂さんが、また声を張り上げました。
「お前らぁ!分かってるな!!」
「「「はい!!脱いだ鎧はきちんと元の場所に片付けます!」」」
「「「はい!洗濯物は洗濯カゴに入れます!」」」
声がとても揃ってます。
そして寮母♂さんが聞きます。
「名前の無いもんはどうなる!?」
「「「破棄されます!!!」」」
そう、お名前の無い衣類は、容赦なく捨てられます。
それが寮の鉄則なのです。
そんなやり取りを経て、みんな揃って夜ご飯が始まります。
ちなみに、非番の騎士たちのご飯は申告制です。
お外で食べたい騎士も居ますからね……と、言いたい所なのですが……
「んっ、今日も全員揃ってるな」
寮母♂さんが食堂に着席した騎士たちを見回せば、1、2、3、4、5、、、15人が揃っていました。
「寮母♂さんの手料理に比べたら外の食事は……」
「よっぽどの事情が無ければ寮で食事がしたいです」
「寮母♂さんのご飯おいしいです!大好きです!」
概ねそんな感じで、遠征等、寮に帰れない日以外は全員が揃います。
さて、今日のお夕飯のメニューは何でしょうか?
「お前ら、今日もおつかれ。非番だった奴らも良く休んで偉いぞ。今日はウケッコーの香草焼きにポトフ、サラダとパンだ。よく噛んで食べろよー」
ウケッコーとは、食用家畜として改良された大きめの鳥です。
良質なタンパク質が摂取出来るため、体を鍛えている騎士たちに人気のある食材です。
香草焼き……と、言ってますが、もちろんマリィの葉も使われています。
これで騎士たちも元気モリモリになる事でしょう。
𓂃𓈒𓂂𓏸
食事が終わると、各々が使った食器を洗い場に持って行きます。
「寮母♂さん、今日も美味しいご飯をありがとうございました」
寮母♂さんへの感謝の言葉も忘れません。
「お前らも、しっかり飯を食ってくれてありがとう。ゆっくり休めよ」
そうご挨拶を交わせば、騎士たちは就寝時間まで自由時間になります。すぐにお風呂に向かう者、談話室でダラダラと過ごす者、自室で勉学に勤しむ者、様々です。
「寮母♂さん、片付け手伝いますよ」
寮長みたいに寮母♂さんのお手伝いをする者も居ます。
「俺も手伝います。今日休んでしまったので……」
おずおずとマッシュくんも声を上げました。
マッシュくん、すっかり元気になったみたいですね。
「ははっ、ありがとうなぁー。それなら寮長は食器洗ってくれ。マッシュはテーブルを拭いてきてくれるか?あと床の水拭き」
「「はい」」
2人とも、良いお返事をして指示された持ち場に行きました。
それを見ていた他の騎士たちが、ゾロゾロとやって来ました。
「寮長ぉー、相変わらず寮母♂さんにベッタリっすねー。俺も手伝います」
「マッシュ、熱はもういいのか?床は俺らがやっとくよ」
なんだかんだとみんなお手伝いに来て、直ぐに食堂の片付けは終わってしまいました。
寮母♂さんも、そんな騎士たちのやり取りを見てニコニコです。
「ほんっっと、お前らは俺の自慢の騎士団寮の騎士たちだよ」
それを聞いた騎士たちもニコニコです。
「それを言うなら、寮母♂さんは俺たち自慢の騎士団寮の寮母♂さんですよっ」
𓂃𓈒𓂂𓏸
ほのぼのとしたやり取りを経て、騎士たちの就寝時間がやって来ました。
「明かり消すぞー」
と言う寮母♂さんの合図で、寮全体の明かりが消え、真っ暗になりました。
みんな良い子にベッドに潜ります。
枕元には、寮母♂さんが調合してくれた安眠ハーブの香り袋が置かれています。
騎士たちは、みんなそのハーブのおかげで毎夜ぐっすりと眠りにつく事ができます。
「おやすみ、いい夢を」
寮母♂さんは1人呟いて自室に戻ると、小さな明かりを灯しました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
残ったお仕事は、帳簿付け、食料や備品等の在庫管理と発注、業務報告書、それとは別に騎士たち個々の記録。
明日のスケジュールの確認と準備。
書き物が多く、頭を使います。
黙々と作業をしていれば、日付もそろそろ変わる頃。
寮母♂さんは時計を見やり、軽く伸びをして、パタンと記録していたノートを閉じました。
あとはお風呂に入って寝るだけです。
寮母♂さんは共同風呂に向かいました。
お風呂は騎士たちの入浴が済み、すっかりと冷めてしまっていますが、そこは剣と魔法の国です。
「ジョウカ、ワカシカエシ」
お風呂のお湯は一瞬にして清潔に、そして適温になりました。
魔法って便利ですね。
豊満な肉体を惜しげも無く晒して浴場に入ります。
きちんと掛け湯、頭と体を洗って入浴すれば、タプン、、、と寮母♂さんのお胸が揺れました。
一日の疲れが吹き飛ぶ瞬間です。
はふん、と悩ましく息を吐いてしばらく目を閉じます。
明日はどんな日になるだろうか?
今日みたいに体調不良の騎士がいなければいいな。
みんな元気で安全でありますように、、、
そんな事を願いながら、寮母♂さんはゆっくりと体を温めました。
体が温まれば、脱衣場に向かい体の水滴を拭い、ゆったりとした衣類に着替えます。
余談ですが、寮母♂さんが寝る時の格好は、触り心地の良い柔らかく薄い生地で作られた衣類を1枚纏うのみで、下着類は付けないものですから、色々とうすーく透けています。
官能的ですね。
そんな寮母♂さんも、寝る時間です。
最後に出入口の施錠を確認し、自室に戻りました。
「おやすみ」
誰に言うでも無く、寮母♂さんはひとり呟き眠りにつきました。
誰よりも遅く寝て、そして明日も誰よりも早く起きて、騎士団寮に住む騎士たちのために働く、それが騎士団寮に住む騎士たちよりも屈強な寮母♂さんなのでした。
それではみなさま、また明日。
✂ーーーーーーーーーー✂
ここまでお読み頂きありがとうございました。
またお話がまとまりましたら、更新しますので、お気に召しましたらオキニ登録して頂くか、気が向いた時にフラっと立ち寄って頂けたらと思います。
63
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
禁断の祈祷室
土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。
アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。
それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。
救済のために神は神官を抱くのか。
それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。
神×神官の許された神秘的な夜の話。
※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
執着男に勤務先を特定された上に、なんなら後輩として入社して来られちゃった
パイ生地製作委員会
BL
【登場人物】
陰原 月夜(カゲハラ ツキヤ):受け
社会人として気丈に頑張っているが、恋愛面に関しては後ろ暗い過去を持つ。晴陽とは過去に高校で出会い、恋に落ちて付き合っていた。しかし、晴陽からの度重なる縛り付けが苦しくなり、大学入学を機に逃げ、遠距離を理由に自然消滅で晴陽と別れた。
太陽 晴陽(タイヨウ ハルヒ):攻め
明るく元気な性格で、周囲からの人気が高い。しかしその実、月夜との関係を大切にするあまり、執着してしまう面もある。大学卒業後、月夜と同じ会社に入社した。
【あらすじ】
晴陽と月夜は、高校時代に出会い、互いに深い愛情を育んだ。しかし、海が大学進学のため遠くに引っ越すことになり、二人の間には別れが訪れた。遠距離恋愛は困難を伴い、やがて二人は別れることを決断した。
それから数年後、月夜は大学を卒業し、有名企業に就職した。ある日、偶然の再会があった。晴陽が新入社員として月夜の勤務先を訪れ、再び二人の心は交わる。時間が経ち、お互いが成長し変わったことを認識しながらも、彼らの愛は再燃する。しかし、遠距離恋愛の過去の痛みが未だに彼らの心に影を落としていた。
更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です
X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl
制作秘話ブログ: https://piedough.fanbox.cc/
メッセージもらえると泣いて喜びます:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる