レディバグの改変<W>

乱 江梨

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第一章 学園編

2.勇者一族の恥さらし2

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 勇者。そう呼ばれる人間について説明するにあたり、絶対に避けては通れない存在が、この世界――アンレズナには存在する。

 それは、悪魔。アンレズナにおいて最も忌避され、恐れられ、差別対象とされる存在の呼称である。

 悪魔はどの時代においても、この世界にたった一人しか存在していない。悪魔はほぼ不老不死で、ちょっとやそっとのことで死ぬことは無いが、即死レベルの強力な攻撃を受けた場合など、悪魔を死に至らしめる方法はいくつかある。

 故に悪魔は不死ではない。

 その為悪魔が死ぬと、一切のタイムラグ無しにまた新たな悪魔が生まれてくる。そんな、呪いの様な運命を背負った存在を〝悪魔〟と呼んでいるのだ。

 悪魔が何故この世界に存在しているのか。この疑問に対する答えは極めてシンプルだ。
 悪魔がいなければ、この世界が滅んでしまうから。これに尽きる。

 ならば何故、悪魔の不在が世界滅亡に繋がるのかと言うと、この世界に存在するジルの八割を生成している存在こそが、悪魔だからだ。

 ジルはこの世界の重要なエネルギーだが、その重要性の理由は、操志者がジルを操ることで力を得るからではない。
 ジルとは、謂わば養分。アンレズナに住まう全ての生物は、このジルを生命維持に使っているのだ。
 だからこそ、アンレズナに存在するほとんどのジルを生み出している悪魔は、この世界において絶対不可欠な存在なのだ。

 では何故、そんな悪魔がこの世界において嫌悪されているのか。それは、約五千年前に存在していた悪魔の犯した、大罪が原因である。
 その悪魔は、悪魔の本能とも呼んで差し支えないジルの供給をやめ、世界を終焉に導こうとした。そう伝わっているのだ。

 だが結果、世界が滅亡に至ることは無かった。
 勇敢な若い戦士たちが、その悪魔を討伐したからである。

 その戦士たちは後に〝勇者〟と呼ばれ、現在に至るまでその偉業を讃えられている。

 世界中から忌み嫌われる悪魔。そして、世界中から称賛され、畏敬の念を抱かれる勇者。正反対に位置する両者はこのようにして誕生した。

 そして、悪魔を討伐した戦士それぞれの血を受け継いだ子孫らをまとめて〝勇者一族〟――。
 いつしか、そう呼ぶようになったのだ。

 つまり。勇者一族の恥さらしと呼ばれるユウタロウは、勇者の子孫の一人なのである。

 ********

「あぁ。てめぇの下らないお遊びに、俺様が付き合ってやるよ」
「っ……随分と余裕だな。まさか、俺に勝てるとでも思っているのか?」
「?そうだけど。……お前こそ俺に勝つ気なのか?」
「っ!俺は、女性を物扱いする様なクズに負けるほど、落ちぶれてはいない!」
「はぁ?」


 新入生の男が何を言っているのか本気で理解できず、ユウタロウは疑問の声を上げた。恐らく先の「俺のもん」発言の件を示唆しているのだろう。ユウタロウもそれは理解しているのだが、何故彼がそれを問題視しているのかは、全く分からなかったのだ。


「俺の女のことを他人にとやかく言われる筋合いはねぇ。コイツは俺の物だ。そもそもコイツは……」
「ユウちゃん」


 一つ、新入生は重大な勘違いをしていた。その間違いを正そうと、ユウタロウは口を開くが、その声はチサトの呼びかけによってかき消される。まるで、それ以上言うなとでも言わんばかりに。


「こんな子に本当のことを教えてやる義理なんて無いじゃない。こういう子は一生、自分が無知な愚か者であることに気づきも出来ない、最下層のクズでいるのがせいぜいお似合いよ」
「なっ……何を仰るかと思えば…………あなたはこんな男のどこが良いというのですか!?」
「え?そうねぇ……」


 ふむ……と、チサトはほんの少し間を置いて、考えをまとめる。そしてその間、新入生がチサトに気があることを、ユウタロウは何となく察していた。
 もちろん当初は、ユウタロウに対する敵愾心のみで行動していたのだろう。だが、気に入らない相手が自分好みの女性を連れている拍車がかかり、余計にユウタロウに噛み付く結果となった。簡単に推測するとこんな感じである。

 チサトはユウタロウの目から見ても美人で、その上放つ色気が有象無象とは一線を画す。彼女の艶やかな色香に目を奪われない者など少数で、チサトは非常によくモテる。なので彼がチサトに心惹かれるのは、何ら不自然なことでは無いのだ。


「まずは顔がカッコいいところよねぇ。人間見た目じゃないとか言うけれど、私、気持ちの悪いおっさんとか絶対無理だもの。
 後はそうね……勇ましくて、強くて、いざという時いつも守ってくれる所とか。仲間思いな所とか。ふとした時に私への思いを伝えてくれる所とか。ちょっと意地悪でドSな所とか。本当は優しくて、偶に照れちゃう可愛い所とか……」
「うぜぇ、なげぇ、きめぇ」
「あぁん!もうこういう所が大好き!」
「「…………」」


 三連打で罵ったユウタロウに、チサトは躊躇いなく抱きついた。頬はほんのり上気しており、その嬉々とした相好こそが、彼女の思いの強さを何よりも表現している。
 一方、謎のいちゃつきを見せつけられた新入生と野次馬は、茫然自失とその光景を眺めることしか出来ない。


「――どうした?やるんだろ。決闘」
「っ、も、もちろんだ!」

 見兼ねたユウタロウが切り出すと、彼はハッとして勢いよく言った。

「相手が降参、もしくは戦闘不能に陥ったら決着ってことでいいか?」
「あぁ。それで構わない」
「勝負内容はそっちが決めて良いぞ。これぐらいのハンデはやらねぇとな」
「っ………その言葉、後悔するなよ?」

 悔し気な睨みがユウタロウに刺さるが、本人は微塵も気にしていない。

「はいはい……で?何で競うんだ?」
「真剣勝負といこう。ジルでの身体強化や、刀に力を付与することは可能。だがそれ以外のジルの術を使うのは禁止だ」
「なら俺は身体強化も、刀に細工もしない。これでもハンデには少し足りないか?」
「……貴様。どこまで愚弄する気だ?」


 怒りを通り越し、彼は当惑した。問いかける声はとても落ち着いていたが、その奥底には隠し切れない憤りが燻ぶっている。自尊心をここまで傷つけられたのだから、仕方の無いことである。

 だがユウタロウは至って本気なので、キョトンと首を傾げた。


「それはつまりっ、操志者としての力を活用しないということなのだぞ!?操志者とただの人間とでは、実力差があり過ぎて勝負にもならないというのにっ、貴様は何を考えて……」
「ちょっと待て」


 低い、咎める様なユウタロウの声が鮮烈に届く。思わず、新入生はビクッと肩を震わせた。


「黙って聞いてりゃあ好き勝手言いやがって……操志者の才が無くとも、お前の何十倍も強い奴を俺は知ってる。あんまりふざけたこと抜かすとしばくぞ」


 ガサガサガサっ!!
 何かが思い切り落下したような、けたたましい音が遠くから聞こえ、彼らは思わず首を傾げる。その一方、ユウタロウとチサトの二人だけは何故か苦い相好をしており、その音の正体に勘付いているようであった。


「やだぁ……クレハくんったらこんな所までストーカー?」
「アイツのことは無視だ無視」
「お、おい……何の話をしている?」

 二人の世界でのみ会話が完結しているので、新入生は当惑気味に尋ねた。

「あぁ、悪い。コッチの話だ。じゃあさっさと始めるか。決闘」
「あ、あぁ……。
 あの時計の秒針が天辺に来たら始めるとしよう」

 新入生は、校舎に設置されている大きな時計を指差して言った。見上げると、秒針は九の位置にあり、あと十五秒ほどで決戦と言ったところである。


「ユウちゃん頑張ってぇ~」

 新入生が剣を抜刀しているには、既にチサトは少し離れた場所に移動しており、緊張感の無い声援をユウタロウに送った。
 新入生がその切っ先をユウタロウに向ける一方で、彼は柄にそっと手を添えるのみ。やたらと低い体勢でいる以外は何もしていない。思わず、ユウタロウにやる気が無いのではと危惧し、彼は怒りを沸々と湧かせる。

 そして両者の視線が集まる、その時計の針が真上に上り、戦いの幕が切って落とされた。
 ――刹那、新入生は当惑する。目の前にいたはずのユウタロウの姿が、どこにも見当たらないのだ。


(っ!?ど、どこに行って……!)


 身震いする程の危機感を覚え、本能的に彼は刀を左側に構える。
 カキンっ――。
 瞬間、刀と刀のぶつかる音が脳を支配し、彼は当惑する。急いで音の方向を振り向くと、そこには消えたユウタロウが跳躍する姿があった。
 そして彼は理解する。ユウタロウが常人離れした速さで間合いを詰め、自身の死角から斬りかかってきたことを。

 本能を疑わず、咄嗟に行動した自分自身を、彼は柏手を打って称賛したい気分になった。だがもちろん、そんな暇と余裕は一切無い。


(この速さで身体強化を使っていないだと?そんな馬鹿なっ……)


 新入生は自身の目を疑ってしまう。彼は何も、気を抜いていた訳ではない。油断していた訳でも無い。最大限意識を集中させ、目を凝らしていたというのに、それでもユウタロウの動きについていけなかったのだから。

 一方のユウタロウは、自身の初撃を既の所で防いだ彼の危機察知能力に、ほんの少し感心していた。

 上から押さえつけるユウタロウの力と、下から踏ん張る彼の力が拮抗する。そんな中、ユウタロウは地面に着地する直前、右脚で彼の左脚を勢いよく絡めとり、彼の体勢を思い切り崩した。

「っ……!」

 同時に着地し、安定すると、足を絡めた状態で新入生の身動きを封じる。そのまま回転させ、うつ伏せの状態で地面に叩きつけると、ユウタロウは彼の後頭部を鷲掴みにした。


「がはっ……」


 顔面に強い痛みを感じた後、彼は髪を引っ張られる痛みで目を開く。身体を押さえつけられた状態で、顔を無理矢理上げられたことを自覚すると、時既に遅しだった。

 首元に感じるヒヤリとした感触に、彼は全身を粟立たせる。ユウタロウの刃が、自身の頸動脈ギリギリまで迫っているという事実に、彼は呼吸を荒くする。

 ユウタロウの勝ちは決まったような物だが、彼自身は何も言ってこない。ただ、新入生の首に刀を突き立てるだけで、それ以外の挙動は一切無かった。

 それが逆に、新入生にとっては不気味で恐ろしい。


「こっ……降参だ……負けを認めるっ……」


 ガンっ。新入生が地面におでこをぶつける音が痛々しい。
 勝敗が着いた途端、掴んでいた髪をユウタロウがいきなり離したせいで、彼は地面にダイブしてしまったようだ。
 拘束を解いてやると、ユウタロウは徐に刀を鞘に納める。

 そんな中、野次馬からは困惑の声が上がっていた。


「うそ……勇者一族の恥さらしが勝ったの?」
「相手が弱かったんだっ。そうにっ、決まってる……」
「でも相手の子、確か剣術の名家の出じゃなかった?」
「それに……速すぎて動きが全然見えなかったんだけど」
「恥さらしの癖に……どうなってるんだよ」


 好き勝手に語る野次馬に、チサトは射殺さんばかりの眼光を向けているが、当の彼らは対戦の結果に当惑するあまり気づけていない。
 彼らの困惑冷めやらぬ中、新入生の彼はゆっくりと起き上がる。


「これに懲りたらもう二度と俺らに関わるな。
 俺はてめぇみたいな面倒な奴が嫌いだ。てめぇみたいな半端な奴も嫌いだ。見てるとイライラして、身体の中に蛆が湧くような気分になる。つまりは生理的に無理だ。分かったらさっさと俺様の前から消えやがれ」
「なっ……」


 生まれてこの方、これ程までの罵詈雑言を浴びせられた経験のない彼は、強い衝撃と屈辱で硬直してしまう。

 これ以上新入生の顔を見たくなかったのか、ユウタロウはチサトの手を取り、さっさとこの場から立ち去ろうとする。――だが、それを阻む存在が唐突に姿を現した。


「――これは一体、何の騒ぎですか?」
「「っ!」」


 ユウタロウにとっては、聞き馴染みのない男の声がした。
 ユウタロウは首を傾げるが、新入生や周りの野次馬はその人物を知っているのか、驚きで目を見開いている。

 ユウタロウとほぼ同じ背丈に、スラリとした身体。キチっとした身のこなしや、よく整えられた緑色の髪からは、彼の性格が滲み出ている。野暮ったい眼鏡の奥に潜む瞳は、融通の利かなそうな三白眼。

 ユウタロウはすぐに察知した。これは自身とは絶対に相容れない――自身が最も嫌うタイプの人間であると。

 突如現れた相手の方も、ユウタロウを鋭い眼光で睨んでいるので、逆両想いであることは確実である。

 彼は一体何者なのか?その疑問に対する答えは、ボロボロの新入生が教えてくれた。


「ふ……副生徒会長……」
「副生徒会長?」


 震える声で告げられた彼の正体。その仰々しく感じられる呼称に、ユウタロウは思わず疑問の声を上げるのだった。

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