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本編

ep21_2 *

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 うれしくて、もう一度いっぱいキスしてたら、ギリアロは容赦なくあたしのドレスを剥いでいく。
 いつもよりもたくさん重ね着してるからちょっと苦戦してるみたいだけど、あたしももどかしくて、ギリアロのシャツのボタンはずしていった。

「お風呂、する……?」
「ん。軽くな」
「いっしょに?」
「当たり前だろ」
「当たり前なんだ」

 なんて、ソファーのところに互いの服は適当に脱ぎ捨てて、お風呂場に連れていかれる。
 っていっても、シャワーだけ。
 ギリアロが蛇口をひねると、カンカンカン……って何度か金属音が鳴ってから、ゆっくりとお湯が降り注ぐ。あたしたちは全身にお湯を浴びながら、軽く汗を洗い流して。

「ぁ、ちょっ……ギリアロ……っ」
「んんー?」

 身体洗って、ベッドに行くまで我慢ができない。
 後ろから抱きしめられて、片方での手でおっぱい揉まれて、もう片方にあそこいじられる。

 指……ギリアロの指、やばい……っ。
 旅行帰ってきてから、ギリアロめちゃくちゃ忙しそうだったし、久しぶりだもん。
 さっきまでずっと、いちゃいちゃしてたし……あたし、いつもより感じやすくなってる。

「んっ、久しぶり、だから……っ」
「もう、とろっとろだな?」
「ひゃああ……」

 ギリアロってば、数回体を重ねただけなのに、あたしのいいところもう全部知ってる。どれだけ研究熱心なのって思ったもん。
 あたしのナカにいれた指、くにゅって関節折り曲げられると、気持ちいいとこ擦れて膝から崩れ落ちそうになる。
 ざばざば降り注ぐシャワーのお湯が口に入って咳き込むと、ギリアロ、シャワー止めてさ。

「ほら」

 あたしの両手、壁につかせる。
 両手、後ろからギリアロに縫い止められるようにして覆われてさ。固定される。ぜんぜん動けない。
 ギリアロのあそこはもう大きくなってて、さっきからお尻にかたくて熱いのあたってて――。

「ん……」

 壁に手を突いたまま、あたしは腰を後ろに突き出す形になると、彼の熱いさきっちょが入り口んトコ触れてさ。ぬぷって、ゆっくり挿入ってくる。

「あ……ぁ……」
「くっ……!」

 全身ずぶ濡れで、ギリアロの肌だって熱い。背中がギリアロの体と密着してゾクゾクする。さらに大事なところがつながって、あたしは大きく息を吐く。

「ん……やば……ぁ、ギリアロ……っ」
「チセ……く……」

 めちゃくちゃ感じる。怖いくらい。
 ギリアロ、なんだかめちゃくちゃ我慢してたみたいで、最初からすっごく腰押しつけてくる。

「チセ……チセ……」

 浴室に声が響く。ギリアロの、あたしを呼ぶ声も。肌のぶつかる音も、水音も。
 あっというまにあたしはぐずぐずになって、崩れ落ちそうになる。でも、ギリアロがあたしを逃がしてくれない。
 浅いとこ。バックから突かれて、手前ぐりぐりされるとめちゃくちゃ感じるのに。
 容赦なく快感あたえられて、溺れそうなくらいきもちいい。

 ぱん、ぱんって強く突かれて、あたしは仰け反る。
 気持ちよすぎてヤバくて――でも、それはギリアロだって同じだったみたい。

「くっ……出る……っ!」

 気持ちよすぎて、きゅってアソコ締めちゃって、それと同時にギリアロがびゅっびゅってイっちゃう。
 なか、めっちゃくちゃ熱くて、ギリアロのせーしがながれてくの、わかった。
 うれしい。ギリアロのせーし……。気持ちよくなってくれた……。

 しばらくあたしは、後ろからギリアロに抱きしめられてて、ずーっとつながったまま。
 ギリアロも溜め込んでたんだろうね……たぶん、すっごい出てて。はあはあって、あたしの肩口に顔を埋めて、荒く息を吐く。

「きもち……い……」
「ん、俺も。…………はぁ……」
「? どしたの?」
「クソ。今日こそはって思ったのに……もう出ちまった……」
「ふふっ」
「笑うなよ。お前さんが、その……いい、から」
「ん」

 顔を横に向けてキスをする。
 ギリアロはあたしの唇受け入れてくれて――ようやくあたしのナカから彼のモノをぬいた。
 どろって、せーしがこぼれ落ちてく。濡れた浴室の床に、ぼと、ぼとって落ちてさ。
 ギリアロが再び蛇口をひねる。ぱたぱたとシャワーが流れて、それを浴びながら、あたしたちキスしてた。
 汗とせーしで汚れた体を洗い流してく。でも、まだ全然足りない。それはギリアロも同じ気持ちなんだと思う。

「もっと、したい」
「ん、そうだな」

 でも、ギリアロは苦笑いする。
 ふふふ、これは個人差だよね。ギリアロは何度もすぐにできるタイプじゃないこと、ちょっとコンプレックスあるみたい。

「ギリアロ……」

 だからあたしは手を伸ばした。
 いっぱいせーし出して、ふんにゃりした彼のモノにそっと触れる。

「!」
「すきだよ」

 そういってゆっくりと、彼のモノを扱きはじめる。

「お、お前さん……」
「ほら、キス」
「お、う……」
「いっぱいキスして」
「ん――」

 あたしだって、こんなに積極的になったことなんてない。
 でもなんでかな。ギリアロには、なんでもしてあげたいって思うんだ。
 片手で何度も彼のモノを扱くと、ほんのわずかに、芯をもったような感覚がある。ぴくりって反応するのを感じながら、あたしは彼の至るところにキスをする。
 唇に、額に、首に、胸に――。
 彼も彼であたしを愛してくれて、まるでお返しだと言わんばかりにたくさんキスをくれて。
 胸を扱いて、強く吸いついて、キスマーク、たくさん。

「えへへ、うれしい。キスマーク、もっとつけて?」
「いいのか?」
「ん」

 頷くと、ギリアロってばふにゃりって笑って、あたしの望みどおりにキスをくれる。ちょっとちくっとするのも心地良くて、目を細める。
 ざあああってシャワーがあたしたちの汗を洗い流す。その水音がますます気持ちを昂ぶらせて。髪の毛もびしょびしょ。邪魔にならないように前髪うしろに流しながら、後ろ髪を片方の肩にまとめてかけて、あたしはしゃがみ込む。

「! お、おい……!」
「じっとしてて?」

 そうして、ゆるく芯をもった彼のものに軽くキスをしてから、咥えこむ。
 あきらかにギリアロが動揺したけど、気にしない。

「ん……」

 ちゅぱ、ちゅぱって口を前後に動かして舐めて、強く吸う。
 また熱が集まってきたかのように少しずつ固くなってきて。じゅるるってちょっと力入れると、ギリアロが呻くのがわかった。

「お前さん……いいよ、こんな……」
「んんー……」

 ちゅ、ちゅって吸ってから、いちど口を離す。

「もっとギリアロと気持ちいいことしたいもん」
「くっ……」
「いっぱいしよ? ね?」
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