82 / 89
本編
79.
しおりを挟むちょっとした試合形式で手合せが始まった。
今やっている人で3人目。
やってきた人達はだいたい3分とか5分とかで終わらせた。…一応、形とか見た方がいいかなって思ったしね。
剣と剣が交じり合う音がその場に響いている。
「フッ!」
私は少しだけ距離を取り剣を振った。
カキンッという音が聞こえ、相手の剣を吹っ飛ばしたところで試合は終わった。
礼をいい、少し休憩の時間となった。
「どうだシャルナ。ここの人間共は」
「うーん、良いと思うけどね…やっぱり経験が足りないのかなー。ディアン、そっちから見てどうだった?」
「やはり、経験だろうな。剣の基本はとても良い」
「基本に忠実なのはいい事だけどねぇ」
癖があまり無いしね。
「……シャルナさんとガイナスさんの試合の方が凄まじかったです」
「あーそれはそれじゃない?人間側で完璧にやり合うことが出来るのはチートの人だろうねーまぁ、ひと握りぐらい?」
と言うか私とガイナスとの試合を比べちゃダメなんじゃないかなぁ………?
「まぁ、人間は短い一生の内に恐ろしい程に腕を持つ奴もいるが…先の奴らはあまり驚異ではないな」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
84
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる