楽しくなった日常で〈私はのんびり出来たらそれでいい！〉

本編

49.それじゃあ…

「それ取ったらこの壁寂しくなるわね」

確かに……………それじゃあ

「リース、これ………どう？」

と言いながら、私は片手剣を取り出した。

「あら、綺麗な剣ね!!」

そりゃあ、装飾を完璧に重視した物だからね。装飾品は、作った時の技術を総動員して作ったものだ。でも、普通の剣並みにはだけど勿論使えるよ。やろうとすれば装飾品も取れるようにしているし。

「えぇ!!!いいんじゃないかしら!!」


私達は壁に剣を飾った後、ポーションのことについて話した。

リースが指揮するのは、医療部隊で医療で特化しているところだ。

この世界には、回復魔法はあるが天使族にしか使えない。そこで、ポーションである。

しかしポーションは、使いすぎると効き目が薄くなる場合が多い。なので、ポーションを使わなくても大丈夫な傷は医療部隊で処置される。

でも、ポーションは別にストックしていても問題ない。そもそも重傷者が大体毎日と言ってもいいほど出ているので、作れる等級を知りたいと言われた。

「最上級までなら、素材はあるし作れるよ、特級が作れなくってごめんね？」

「最上級まであるなら十分よ!と言うか特級が量産されたらある意味で困るわ!!!」

この世界のポーション等級は特級、最上級、上級、中級、下級の５つ。あともう1つあるんだけど……それは、失敗作で回復も何もしない。ただただ不味い。

特級は、素材がなかなか取れないから作れるのは稀なんだよね。