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本編

12.おぉ、使えた。

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「多分、見つけましたよ。」

一応、報告だよね。

「本当か!でもどうやって?」

「ちょちょいと。」

説明が面倒臭いし。

「そ、そうか。」

「あ、後、その人達魔物に囲まれてます。」

「そっちを早く言ってくれっ!」

「では、急ぎますよ。着いてきてください。」

「あぁ!」

返事が聞けたので走ります。もちろん、レイアルトさんに合わせてね。

10分ほど森の中を走り、その人達がいて、おまけの魔物達がいる場所についた。

お兄さん達は傷だらけになりながらも剣ひとつだけで攻撃に耐えて、魔物にも致命傷も与えていた。

実力はまぁあるみたい。……無ければこんな所来ないか。


「ラリマー、何か策はないか?」


っと考える前に助けなきゃだよね。
てゆうか、レイアルトさん落ち着いてるなー。さっきは少し焦ってたのに。まぁ、仲間が魔物に囲まれてるってなったら焦るか。


「策?一応ありますよ。」

「成功率は?」

「んー、多分50ですかね?」

今使えるかよく分かんないんだよね。

「じゃあ、試してみてくれるか?」

「了解です。」

私は数歩前に出て、声を少し大きくして言った。

『魔物達よ、攻撃を止めて今すぐにこの場を離れなさい』

そう、私が言った途端、魔物達がお兄さん達への攻撃を止め、森へと散っていった。

おぉ、使えた。


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感想 1

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