楽しくなった日常で〈私はのんびり出来たらそれでいい！〉

本編

11.おぅ、迷子です？

おぅ、迷子ですか？しかも、どっちが迷子が分かんなーい。もしかして、この人ってなんかぬけてる？大丈夫かな？


ふむ、このまま放置するのもなー。さっき知り合った人がここらで野垂れ死にしてました。ってなったらなんか嫌だしなぁ……多分大丈夫そうだけど。暇つぶしとして手伝いとかしてみようかなー？

「じゃあ暇なんで探すの手伝いましょうか？」

「いいのか？」

「えぇ、暇ですし。」

それに、さっき散歩してて魔物を見た時に思い出した魔法を使ってみたいし。

「では頼む。」

「了解です」

んじゃ、使ってみますか。

『魔の瞳』

おぉ、見えるねー。

これは、ほかの生物の目を借りるような魔法だ。生きている生物で目を持つ者ならばその持ち主が見ている景色を見ることが出来る。

生産であんまり使わなかったし、生産の材料でいくら探してもに見つからなかった時にだけ使ってただけだから、ちょーっと忘れてたんだよね。
…本当にちょっとだけだよ？


ふむふむ、多分だけど見つけた。多分この赤髪、茶髪、青髪のお兄さん達だと思う。………………茶髪の人が黄色だったら信号機とか、戦隊モノって呼べたのに、ちょっと残念。ほかの人でそう言うの作れるかな？後で見て見よ。

…見つけたのはいいけど、結構な数の魔物に囲まれてらっしゃる。

どーしようかなー。