書きの種(エッセイ日記)

日アサ雑談

『わんだふるぷりきゅあ！』…狼の亡霊、というのかな、多分、妖怪みたいになっちゃったガオーンと、小麦が出会う今回。ガオーンは小鳥とか小動物に懐かれてて根は悪い奴じゃない。けど、前の回でも出てきたように、狼を絶滅させた人間に対する憎悪は根深いものがある。ここに、人間大好き、いろは大好きの小麦が出会う。

この対比がホント、素晴らしいですな。この前まで、いろはちゃんとさとる君のほのぼの恋愛話で、その時はお子ちゃまの小麦はほどんど話に参加してなかった。このままじゃあ、主人公の存在感が…と思ったのもまったく杞憂で、ちゃんと小麦が主役であり、その小麦こそが狼であるガオーンと対話することができるという構図がちゃんと用意されている。なんて抜かりがないんだ。正直、完璧な構成だ、見ていて惚れ惚れする。『わんだふる』は歴代プリキュアの中でも、かなりの傑作だと思う。

『仮面ライダーガヴ』…うむ、ヴァレンのキャラがね、なんちゅうか微妙。辛木田絆斗とかいう判ったような判らん名前で、しかもあんまり「はんと」という固有名詞を聴いた印象がない。もうちょっと名前をよんであげて。

いやしかし、「てめえ、フザけんなっ」とか大声で怒鳴って、どうなんだろ？　なんちゅうか、安っぽいというか薄っぺらいというか……と思ったのだが、ある指摘を聞いて「はっ！」となった。それは「これは香村さんの好きな、残念なイケメンだよね」という指摘だ。

ああ、そうか！　なるほどね、『残念なイケメン』ね。なんか香村さんて、バリッと格好いいイケメンじゃなくて、ちょっと微妙なところを書きたがる。『ルパパト』もそうだったし、『ゼンカイジャー』もそう。しかし、絆斗が抱えてる過去も、それから肉体に対する改造もかなり深刻なものなのに、あのキャラだから深刻な感じがしない。それが狙いなのかな。あ、キャンディーはロボだった。

『ブンブンジャー』…うん、ゲンバが仇であるディスレースを倒す話なんだけど、ブンドリオの過去とラスボスのスピンドーが出てきたので霞んだ感じ？　なんかきっちりゲンバとディスレースの戦いを見たかった気もするけど、まあいいかな。富岡さんだと、この感じかな。久しぶりに、戦隊を通して見てるけど、これなら最後まで見れそう。