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アメリカの民主主義は何処へ?
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アメリカの大統領選が凄い様相になってるな、と思う。選挙活動自体は普通だ。ただ、その周辺の動きが普通じゃない。その普通じゃない動き、をちょっと見みる。
まずX(旧ツィッター)の会長イーロン・マスクが、言論の自由と銃所持の権利保持のための請願書に署名した人の中から、毎日、無作為に100万ドル進呈すると宣言した。ただしこの嘆願書に署名できるのは、一部の州の登録有権者である必要である。
これは明らかにトランプ陣営に対する後押し策で、簡単にいえば金で票を釣る作戦である。すぐさま法律関係者から違法の指摘があがり、司法省がマスクの選挙活動委員会に書面を送ったという。けど、まだこれは進行中である。
100万ドルと言えば、日本円で1億5000万円だ。無茶苦茶な額だ。もらった方の人生を破壊する額である。けど、既に二人がこの額を貰っている。ちなみにマスクはそれ以外に、トランプ陣営に既に1億1860万ドル寄付しているという。日本円で、約180億円だ。もう、凄すぎる額で、よく判らない。
これに対抗するかのようにビル・ゲイツはハリス陣営に、約5000万ドル献金したというニュースが流れた。これは約75億円とある。ビル・ゲイツは今まで超党派だったのに、突然、献金したらしい。
そしてトランプだ。自分が大統領になったら、自分を起訴した特別検察官を「2秒でクビにする」と発言した。これが実行されたら、本当に凄い事だ。どんなに罪があろうと、金があって権力を買えれば、その罪を認めない検察官を抱き込める、と宣言してるわけである。
正直、ここまで金と権力が緊密な関係になってる事があからさまというのは、もう民主主義の崩壊と言ってもいいと思う。ただ思うに、「~ファースト」とか言って自集団の利益を一番にする事が『倫理的な』ことだと捉え違いした瞬間にこうなる事は眼に見えている。今回の選挙は「オレたちの利益」側vs「みんなの幸せ」側と言えるのか? ビル・ゲイツはその危機意識から献金したのかもしれないが、その動きが結局、相手と同じ土壌に立つことになってしまっている。『建前』が機能しない社会は、剥き出しの欲望のぶつかり合いである。
まずX(旧ツィッター)の会長イーロン・マスクが、言論の自由と銃所持の権利保持のための請願書に署名した人の中から、毎日、無作為に100万ドル進呈すると宣言した。ただしこの嘆願書に署名できるのは、一部の州の登録有権者である必要である。
これは明らかにトランプ陣営に対する後押し策で、簡単にいえば金で票を釣る作戦である。すぐさま法律関係者から違法の指摘があがり、司法省がマスクの選挙活動委員会に書面を送ったという。けど、まだこれは進行中である。
100万ドルと言えば、日本円で1億5000万円だ。無茶苦茶な額だ。もらった方の人生を破壊する額である。けど、既に二人がこの額を貰っている。ちなみにマスクはそれ以外に、トランプ陣営に既に1億1860万ドル寄付しているという。日本円で、約180億円だ。もう、凄すぎる額で、よく判らない。
これに対抗するかのようにビル・ゲイツはハリス陣営に、約5000万ドル献金したというニュースが流れた。これは約75億円とある。ビル・ゲイツは今まで超党派だったのに、突然、献金したらしい。
そしてトランプだ。自分が大統領になったら、自分を起訴した特別検察官を「2秒でクビにする」と発言した。これが実行されたら、本当に凄い事だ。どんなに罪があろうと、金があって権力を買えれば、その罪を認めない検察官を抱き込める、と宣言してるわけである。
正直、ここまで金と権力が緊密な関係になってる事があからさまというのは、もう民主主義の崩壊と言ってもいいと思う。ただ思うに、「~ファースト」とか言って自集団の利益を一番にする事が『倫理的な』ことだと捉え違いした瞬間にこうなる事は眼に見えている。今回の選挙は「オレたちの利益」側vs「みんなの幸せ」側と言えるのか? ビル・ゲイツはその危機意識から献金したのかもしれないが、その動きが結局、相手と同じ土壌に立つことになってしまっている。『建前』が機能しない社会は、剥き出しの欲望のぶつかり合いである。
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