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第六話 決着! 宗家戦 激突、幻士郎対牙羅蛇
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牙羅蛇は幻士郎を見て笑った。
「いいなあ……紅道幻士郎――かなり立派な方眼になったじゃないか。その輝き、艶、大きさ――前に会った時とは比較にならないほど立派だ。お前の方眼をいただいて、俺はもっと強くなる! 進化する! ……そして俺は、神刀我久龍を超える」
幻士郎は額の方眼を光らせながら、牙羅蛇を睨んだ。
「お前……神刀我久龍を知っているのか?」
「知るも何も!」
牙羅蛇は吐き出すように笑いを浮かべた。
「奴は俺たち唆魔妖を仕切る、統括者――の、つもりでいやがる。俺たちが唆魔妖になるのは、奴とは無関係だ。なのに奴は、俺たちを支配しようとする。俺はそれが癪に触るのさ」
「神刀我久龍は、何故、お前たちを支配しようとする? 久龍の目的はなんだ?」
「俺が知るか! 奴は俺たちはぐれ唆魔妖は、基本的には野放しだ。だが、ある程度強くなると、奴の組織『魔血架(まじか)』が絡んでくる。組織の中に組み込まれ、拒否をすれば即消される。だが、能力が高ければ、よりいい思いができるらしい。……しかし、俺はそんな待遇を望んでるんじゃない。俺は、久龍を殺し、それにとって代わる事が目的なのさ!」
幻士郎は黙って、牙羅蛇を見つめた。
(こいつを討魔すれば――香澄ちゃんを元に戻せる)
幻士郎の思惑をよそに、牙羅蛇はまだ喋っていた。
「――俺がようやく知ったのは、魔明士の方眼を喰らえば、俺たちは進化できるという話だ。そして紅道幻士郎! お前の方眼は、久龍も狙ったほどのものだ。それを俺が喰えば、必ず久龍を倒せるようになる。そのために――俺に方眼をよこしな!」
幻士郎は冷ややかな眼で、牙羅蛇を眺めた。
「残念だが、お前にその機会はない」
「なんだと?」
「お前は此処で僕に討魔される。水杜さんを石化した――罪を償え」
幻士郎の言葉を聴いて、牙羅蛇の顔色が変わった。怒りに顔を歪めて、牙羅蛇が口を開く。
「お前は殺す!」
牙羅蛇の姿が消えた。
一瞬にして、幻士郎の横に移動している。そこから牙羅蛇は裏拳を振ってきた。が、その拳が空を切る。
「なに!」
その瞬間、拳とは逆の隣に、幻士郎が現れる。幻士郎は刀を横に薙いだ。
「うく――ごぇっ!」
幻士郎の刀が、牙羅蛇の脇腹を打つ。その刃には白い紙が巻かれ、『封』と文字が書いてあった。
牙羅蛇はもどす口を抑えながら、慌てて距離を取る。幻士郎は、口惜しそうにその刃を眺めた。
「く……この封印さえなければ、胴体を両断できたものを――」
“待って、紅道くん! 私が行くまで、なんとか持ちこたえて”
脳裏に博子の声がする。幻士郎は、表情を崩さずに答えた。
「大丈夫ですよ、先生。こいつは――僕一人で討魔します」
「なんだと――貴様ぁッ!」
牙羅蛇が蛇の口から泥弾を連続発射する。幻士郎は平静な顔で、それを掌から出す火炎弾で迎撃していった。幻士郎は揺介の方を見る。
「赤羽先輩、火高先輩を連れて離脱してください」
「なに?」
二人の戦いを驚異の眼で眺めていた揺介は、幻士郎に声をかけられて我に返った。
「赤羽先輩は、火高先輩を連れて博子先生と合流してください。そうすれば、先生が火高先輩を治療してくれるはず」
動揺した揺介は、倒れているあかりを見つめた。
「あ、霊観具を壊されたんですね。これを」
幻士郎は自分の耳から霊観具を取ると、揺介に放った。揺介がそれを受けとる。
「…お前は、どうする?」
「僕は大丈夫です。こいつを討魔します」
「――なるほど、それは話をするだけでなく、位置情報も教える道具か」
牙羅蛇はそう言うと、金色の眼を光らせる。と、あかりの耳の霊観具が砕けた。
「何をする!」
牙羅蛇はさらに眼を光らせると、揺介の持つ霊観具を破壊した。
「お前、何のつもりだ!」
「さあ、これで誰にも知られる心配はないだろう?」
牙羅蛇はそう言うと、揺介を見た。揺介は俯いて、身体を震わせている。
「……一体、何の話をしている?」
「ヒャーハッハッハァッ!」
幻士郎の問いに、牙羅蛇はわざとらしい笑い声をあげた。そして揺介の方を見ると、大声で話しかけた。
「オイ! 言ってやれよ、このお人好しの坊ちゃんに! オレは唆魔妖と組んで、勝負に勝とうと謀略を練りました。そして、この女の命を奪うのに、手を貸しましたってな!」
「ち、違う!」
揺介は青くなって声をあげた。幻士郎は眼を見開いて、揺介を見つめる。
「どういう……事ですか?」
「違わねえだろ! つーか、よく考えろよ。今、この状況も、お前の内通を知ってる者も誰もいねえ。そう、この紅道幻士郎さえ片づけりゃ、お前が何をしたか誰にも知られないんだよ。この女とこのガキが死んだって、急に出てきた俺が殺した事にすりゃあいい。お前は重傷だ。精一杯戦ったが、二人は守れませんでした――とか言っときゃいいんだよ」
牙羅蛇の言葉を聞き、揺介は眼を見開く。
「この二人がいなくなれば、お前は自動的に勝者だ。どうだ、いい話だろ? それにな――お前はもう、俺には逆らえないんだよ」
牙羅蛇が唇の端を上げる。と、揺介が驚いた顔で自分の腕を見た。
その腕から、蛇が鎌首をもたげて、揺介を睨んでいる。
「ヒ……」
恐怖に顔を引きつらせた揺介の腕が、蛇が付着している場所から紫色の煙がまとわりついていく。
紫色の煙はそれ自体が蛇であるかのように揺介にまとわりつき、その首元を完全に包んだ。
「あ…あ――」
顔全体を覆う紫の煙のなかで、揺介の眼と方眼が金色に輝く。その顔には、紫の血流のような文様が走っていた。
「赤羽先輩!」
幻士郎が叫んだ瞬間、揺介の金色の眼が幻士郎を見た。
「そうだ。お前さえいなくなれば」
揺介は掌を向けると、幻士郎に火炎弾の連射をお見舞いした。幻士郎はその火炎弾を、自身の火炎弾で迎撃する。
「やめてください! しっかりするんです、赤羽先輩!」
「なに言ってるんだ、お前? こいつはな、そういう奴なんだよ!」
そう言う牙羅蛇は、腰まで拳を引いた。
「礫弾双渦射!」
両拳を突き出すと、その腕を包むように礫(つぶて)の渦が射出される。礫の嵐に幻士郎は全身を包む火炎で身を守るが、全部は防ぎきれずに礫の攻撃を受ける。
「うっ!」
幻士郎が後方に吹き飛ばされた。その幻士郎を、揺介の火炎弾が襲う。それを受けて、幻士郎はひるんだ。
「ヒャッハー! いいぞ、そのままこいつを弱らせろ!」
牙羅蛇が喜色満面の笑みを浮かべる。と、その身体が地面に沈み込んで、消えた。幻士郎は、我に返る。
「消えた?」
幻士郎が警戒の顔になった瞬間、牙羅蛇が背後の足元から音もなく現れる。牙羅蛇は無言で、幻士郎の左肩に左手の蛇を喰らいつかせた。
「あぁっ!」
幻士郎が苦痛の喘ぎ声を洩らす。しかし一瞬で幻士郎は発力し、蛇を身体から弾き飛ばした。
「くっ……ふぅ…ふぅ――」
幻士郎が苦痛と疲労にあえぐ。
それを見て、牙羅蛇が揺介に怒鳴った。
「さっさとやらねえと、女が来るぞ! もともたするな!」
牙羅蛇の叱咤を受けて、揺介の金色の眼がさらに光った。両手を横に広げる。背後に火炎弾の輪ができた。
「赤羽先輩、やめてください!」
幻士郎が叫ぶ。しかし金色の眼を光らせる揺介は、聞く耳をもっていなかった。
「灼熱爆炎弾!」
火炎弾が一斉放射される。幻士郎は発力して、その位置から跳躍した。しかし、その着地する足元から、牙羅蛇の姿が現れる。
「しまった!」
幻士郎は刀を構えようとするが、間に合わない。牙羅蛇はニヤリと笑うと、大口を開けた蛇の腕を幻士郎の額めがけて突っ込んできた。その瞬間だった。
轟音とともに、その蛇の頭が吹き飛ぶ。何かが、蛇を狙撃した。
「な――」
牙羅蛇とともに、驚きの表情でその狙撃手を見る。
「――大ちゃ……ん…?」
そこに立っていたのは、銃を構える若月大樹であった。
「いいなあ……紅道幻士郎――かなり立派な方眼になったじゃないか。その輝き、艶、大きさ――前に会った時とは比較にならないほど立派だ。お前の方眼をいただいて、俺はもっと強くなる! 進化する! ……そして俺は、神刀我久龍を超える」
幻士郎は額の方眼を光らせながら、牙羅蛇を睨んだ。
「お前……神刀我久龍を知っているのか?」
「知るも何も!」
牙羅蛇は吐き出すように笑いを浮かべた。
「奴は俺たち唆魔妖を仕切る、統括者――の、つもりでいやがる。俺たちが唆魔妖になるのは、奴とは無関係だ。なのに奴は、俺たちを支配しようとする。俺はそれが癪に触るのさ」
「神刀我久龍は、何故、お前たちを支配しようとする? 久龍の目的はなんだ?」
「俺が知るか! 奴は俺たちはぐれ唆魔妖は、基本的には野放しだ。だが、ある程度強くなると、奴の組織『魔血架(まじか)』が絡んでくる。組織の中に組み込まれ、拒否をすれば即消される。だが、能力が高ければ、よりいい思いができるらしい。……しかし、俺はそんな待遇を望んでるんじゃない。俺は、久龍を殺し、それにとって代わる事が目的なのさ!」
幻士郎は黙って、牙羅蛇を見つめた。
(こいつを討魔すれば――香澄ちゃんを元に戻せる)
幻士郎の思惑をよそに、牙羅蛇はまだ喋っていた。
「――俺がようやく知ったのは、魔明士の方眼を喰らえば、俺たちは進化できるという話だ。そして紅道幻士郎! お前の方眼は、久龍も狙ったほどのものだ。それを俺が喰えば、必ず久龍を倒せるようになる。そのために――俺に方眼をよこしな!」
幻士郎は冷ややかな眼で、牙羅蛇を眺めた。
「残念だが、お前にその機会はない」
「なんだと?」
「お前は此処で僕に討魔される。水杜さんを石化した――罪を償え」
幻士郎の言葉を聴いて、牙羅蛇の顔色が変わった。怒りに顔を歪めて、牙羅蛇が口を開く。
「お前は殺す!」
牙羅蛇の姿が消えた。
一瞬にして、幻士郎の横に移動している。そこから牙羅蛇は裏拳を振ってきた。が、その拳が空を切る。
「なに!」
その瞬間、拳とは逆の隣に、幻士郎が現れる。幻士郎は刀を横に薙いだ。
「うく――ごぇっ!」
幻士郎の刀が、牙羅蛇の脇腹を打つ。その刃には白い紙が巻かれ、『封』と文字が書いてあった。
牙羅蛇はもどす口を抑えながら、慌てて距離を取る。幻士郎は、口惜しそうにその刃を眺めた。
「く……この封印さえなければ、胴体を両断できたものを――」
“待って、紅道くん! 私が行くまで、なんとか持ちこたえて”
脳裏に博子の声がする。幻士郎は、表情を崩さずに答えた。
「大丈夫ですよ、先生。こいつは――僕一人で討魔します」
「なんだと――貴様ぁッ!」
牙羅蛇が蛇の口から泥弾を連続発射する。幻士郎は平静な顔で、それを掌から出す火炎弾で迎撃していった。幻士郎は揺介の方を見る。
「赤羽先輩、火高先輩を連れて離脱してください」
「なに?」
二人の戦いを驚異の眼で眺めていた揺介は、幻士郎に声をかけられて我に返った。
「赤羽先輩は、火高先輩を連れて博子先生と合流してください。そうすれば、先生が火高先輩を治療してくれるはず」
動揺した揺介は、倒れているあかりを見つめた。
「あ、霊観具を壊されたんですね。これを」
幻士郎は自分の耳から霊観具を取ると、揺介に放った。揺介がそれを受けとる。
「…お前は、どうする?」
「僕は大丈夫です。こいつを討魔します」
「――なるほど、それは話をするだけでなく、位置情報も教える道具か」
牙羅蛇はそう言うと、金色の眼を光らせる。と、あかりの耳の霊観具が砕けた。
「何をする!」
牙羅蛇はさらに眼を光らせると、揺介の持つ霊観具を破壊した。
「お前、何のつもりだ!」
「さあ、これで誰にも知られる心配はないだろう?」
牙羅蛇はそう言うと、揺介を見た。揺介は俯いて、身体を震わせている。
「……一体、何の話をしている?」
「ヒャーハッハッハァッ!」
幻士郎の問いに、牙羅蛇はわざとらしい笑い声をあげた。そして揺介の方を見ると、大声で話しかけた。
「オイ! 言ってやれよ、このお人好しの坊ちゃんに! オレは唆魔妖と組んで、勝負に勝とうと謀略を練りました。そして、この女の命を奪うのに、手を貸しましたってな!」
「ち、違う!」
揺介は青くなって声をあげた。幻士郎は眼を見開いて、揺介を見つめる。
「どういう……事ですか?」
「違わねえだろ! つーか、よく考えろよ。今、この状況も、お前の内通を知ってる者も誰もいねえ。そう、この紅道幻士郎さえ片づけりゃ、お前が何をしたか誰にも知られないんだよ。この女とこのガキが死んだって、急に出てきた俺が殺した事にすりゃあいい。お前は重傷だ。精一杯戦ったが、二人は守れませんでした――とか言っときゃいいんだよ」
牙羅蛇の言葉を聞き、揺介は眼を見開く。
「この二人がいなくなれば、お前は自動的に勝者だ。どうだ、いい話だろ? それにな――お前はもう、俺には逆らえないんだよ」
牙羅蛇が唇の端を上げる。と、揺介が驚いた顔で自分の腕を見た。
その腕から、蛇が鎌首をもたげて、揺介を睨んでいる。
「ヒ……」
恐怖に顔を引きつらせた揺介の腕が、蛇が付着している場所から紫色の煙がまとわりついていく。
紫色の煙はそれ自体が蛇であるかのように揺介にまとわりつき、その首元を完全に包んだ。
「あ…あ――」
顔全体を覆う紫の煙のなかで、揺介の眼と方眼が金色に輝く。その顔には、紫の血流のような文様が走っていた。
「赤羽先輩!」
幻士郎が叫んだ瞬間、揺介の金色の眼が幻士郎を見た。
「そうだ。お前さえいなくなれば」
揺介は掌を向けると、幻士郎に火炎弾の連射をお見舞いした。幻士郎はその火炎弾を、自身の火炎弾で迎撃する。
「やめてください! しっかりするんです、赤羽先輩!」
「なに言ってるんだ、お前? こいつはな、そういう奴なんだよ!」
そう言う牙羅蛇は、腰まで拳を引いた。
「礫弾双渦射!」
両拳を突き出すと、その腕を包むように礫(つぶて)の渦が射出される。礫の嵐に幻士郎は全身を包む火炎で身を守るが、全部は防ぎきれずに礫の攻撃を受ける。
「うっ!」
幻士郎が後方に吹き飛ばされた。その幻士郎を、揺介の火炎弾が襲う。それを受けて、幻士郎はひるんだ。
「ヒャッハー! いいぞ、そのままこいつを弱らせろ!」
牙羅蛇が喜色満面の笑みを浮かべる。と、その身体が地面に沈み込んで、消えた。幻士郎は、我に返る。
「消えた?」
幻士郎が警戒の顔になった瞬間、牙羅蛇が背後の足元から音もなく現れる。牙羅蛇は無言で、幻士郎の左肩に左手の蛇を喰らいつかせた。
「あぁっ!」
幻士郎が苦痛の喘ぎ声を洩らす。しかし一瞬で幻士郎は発力し、蛇を身体から弾き飛ばした。
「くっ……ふぅ…ふぅ――」
幻士郎が苦痛と疲労にあえぐ。
それを見て、牙羅蛇が揺介に怒鳴った。
「さっさとやらねえと、女が来るぞ! もともたするな!」
牙羅蛇の叱咤を受けて、揺介の金色の眼がさらに光った。両手を横に広げる。背後に火炎弾の輪ができた。
「赤羽先輩、やめてください!」
幻士郎が叫ぶ。しかし金色の眼を光らせる揺介は、聞く耳をもっていなかった。
「灼熱爆炎弾!」
火炎弾が一斉放射される。幻士郎は発力して、その位置から跳躍した。しかし、その着地する足元から、牙羅蛇の姿が現れる。
「しまった!」
幻士郎は刀を構えようとするが、間に合わない。牙羅蛇はニヤリと笑うと、大口を開けた蛇の腕を幻士郎の額めがけて突っ込んできた。その瞬間だった。
轟音とともに、その蛇の頭が吹き飛ぶ。何かが、蛇を狙撃した。
「な――」
牙羅蛇とともに、驚きの表情でその狙撃手を見る。
「――大ちゃ……ん…?」
そこに立っていたのは、銃を構える若月大樹であった。
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