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第一章 出会い
悪魔との契約の成立、か?
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俺は俺の襟元を掴んで不安そうな顔で見上げてきている青年を見下ろし、高校生男子でも十八歳未満は手を出したら駄目だったかと真剣に考えてしまった。
「お前、いくつ?」
「はあ?お前よりは年上だよ!」
このまだ演技しています的な答え方ができるとは、もしかして彼はもう少し幼いのだろうか。
西洋人は大人びて見えるしな。
俺は自分の襟元を掴む青年の手を簡単に外すと、彼を右腕で抱きかかえる様な形で拘束しなおした。
「うわ!何をするんだ?」
「え?普通に不法侵入者の捕獲と、面倒だが、公的機関への連絡してのきみの保護依頼かねぇ。未成年の家出人でしょ、君は?」
「違うし!未成年じゃないし!」
「まじ?」
「だ、だから言っただろう!俺はお前よりも年上だって!」
俺はここで面倒になったのだろう。
いや、捨てばちな気持ちか?
いやいや、押さえられない初めての劣情の後押しかもしれない。
俺は右腕に抱え込んでいる事を良い事に、左手で彼の顎を掴むや、俺の顔の方へと持ち上げたのである。
柔らかそうな唇は美味しそうな桜色だ。
「ま、待って!考えろ!止めて!本気で契約が成立してしまう!」
「いいね。」
俺の唇は柔らかな唇と触れ合った。
マシュマロのようなとっても柔らかな感触に有頂天になり、いや、さらなる飢餓感までも湧き、俺は彼の下唇を舌で舐めながら口の中へと吸い込んだ。
はあ。
熱い吐息は俺のものでは無かった。
彼だ。
彼は俺の舌を受け入れるかのように口を開き、俺はその口中を蹂躙するべく自分の舌を侵入させた。
俺の腕の中で彼が力を失っていく感触がさらに俺を駆り立て、気が付けば俺は彼をタイルの地面に横たえていた。
なぜこんなに体が熱いのか。
どうして俺の下半身が痛いぐらいに張りつめて、今すぐ彼の中にぶち込みたいと叫んでいるのか。
年若い彼を傷つけてはいけないと頭の隅では俺に叫んでいるのに、俺が彼に口づける行為を俺自身が止めることなど出来ず、俺の手は彼のチュニックを臍まで捲り上げて彼の足を丸出しにして撫でまわしているという有様だ。
臍まで?
俺の左手の指先は足から彼の臍へと移動し、その小さな穴をくすぐった。
「はふ!」
くすぐったさに彼は身をよじり、可愛い声をあげた。
「どうしよう。最後までしたくなった。いいのか?お願いだ。俺に本当の年を教えてくれ。俺は君を傷つけたくないんだよ。」
ここまでわいせつな事をしておいて自分は何を言っているのかと思ったが、俺は本気で彼にぶち込みたい自分を押さえられないぐらいに高まっているのだ。
「ひゃ、ひゃくろくさい。」
俺は臍を弄っていた指をそのまま下に一直線に下げ、彼の俺を受け入れられるかもしれない穴にとその指を突っ込んでいた。
「いやあ!ちゃんと答えたのに!」
「嘘を吐いたら罰があるのは当たり前だろ?何が百六歳だ!」
俺は思いのほか柔らかかった彼の秘所から指を抜くと、彼を再び担ぎ上げた。
未成年には手は出せない。
「お前、いくつ?」
「はあ?お前よりは年上だよ!」
このまだ演技しています的な答え方ができるとは、もしかして彼はもう少し幼いのだろうか。
西洋人は大人びて見えるしな。
俺は自分の襟元を掴む青年の手を簡単に外すと、彼を右腕で抱きかかえる様な形で拘束しなおした。
「うわ!何をするんだ?」
「え?普通に不法侵入者の捕獲と、面倒だが、公的機関への連絡してのきみの保護依頼かねぇ。未成年の家出人でしょ、君は?」
「違うし!未成年じゃないし!」
「まじ?」
「だ、だから言っただろう!俺はお前よりも年上だって!」
俺はここで面倒になったのだろう。
いや、捨てばちな気持ちか?
いやいや、押さえられない初めての劣情の後押しかもしれない。
俺は右腕に抱え込んでいる事を良い事に、左手で彼の顎を掴むや、俺の顔の方へと持ち上げたのである。
柔らかそうな唇は美味しそうな桜色だ。
「ま、待って!考えろ!止めて!本気で契約が成立してしまう!」
「いいね。」
俺の唇は柔らかな唇と触れ合った。
マシュマロのようなとっても柔らかな感触に有頂天になり、いや、さらなる飢餓感までも湧き、俺は彼の下唇を舌で舐めながら口の中へと吸い込んだ。
はあ。
熱い吐息は俺のものでは無かった。
彼だ。
彼は俺の舌を受け入れるかのように口を開き、俺はその口中を蹂躙するべく自分の舌を侵入させた。
俺の腕の中で彼が力を失っていく感触がさらに俺を駆り立て、気が付けば俺は彼をタイルの地面に横たえていた。
なぜこんなに体が熱いのか。
どうして俺の下半身が痛いぐらいに張りつめて、今すぐ彼の中にぶち込みたいと叫んでいるのか。
年若い彼を傷つけてはいけないと頭の隅では俺に叫んでいるのに、俺が彼に口づける行為を俺自身が止めることなど出来ず、俺の手は彼のチュニックを臍まで捲り上げて彼の足を丸出しにして撫でまわしているという有様だ。
臍まで?
俺の左手の指先は足から彼の臍へと移動し、その小さな穴をくすぐった。
「はふ!」
くすぐったさに彼は身をよじり、可愛い声をあげた。
「どうしよう。最後までしたくなった。いいのか?お願いだ。俺に本当の年を教えてくれ。俺は君を傷つけたくないんだよ。」
ここまでわいせつな事をしておいて自分は何を言っているのかと思ったが、俺は本気で彼にぶち込みたい自分を押さえられないぐらいに高まっているのだ。
「ひゃ、ひゃくろくさい。」
俺は臍を弄っていた指をそのまま下に一直線に下げ、彼の俺を受け入れられるかもしれない穴にとその指を突っ込んでいた。
「いやあ!ちゃんと答えたのに!」
「嘘を吐いたら罰があるのは当たり前だろ?何が百六歳だ!」
俺は思いのほか柔らかかった彼の秘所から指を抜くと、彼を再び担ぎ上げた。
未成年には手は出せない。
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