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林の中の攻防
林を抜けて森に行こう
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お尻の穴だよ?
どうしてそんな臭くて汚い場所を舐めたいなどと思うのだろうか?
俺は嫌だよ。
お尻じゃない性器そのものだって、物凄く嫌だ。
それでも俺の両足が完全にホールドされている上に、またぐらに顔を突っ込まれているという情況では、俺は舐められる事に為すがままになるしかなく、また、その行為をし続けている奴が満足するように嫌々ながらもそいつの性器を舐めてやるしかない。
嫌々だよ。
そうだよ。
俺が自分の腰を自分からユージンの顔に押し付けているなんて、そんな浅ましい事なんてしてはいないはずだ!
では、俺の下半身が突っ張っているのはどうして?
足の指が丸まってしまっているのは何故なのだ?
「いいよ、このままイっても。いいや、イってくれ。」
肛門を嬲っていた舌は、今や俺の腫れてしまった性器に絡みつき、しかし、俺の肛門にはユージンの指先が突き刺さっている事で俺は満ち足りている。
満ち足りている?
何を言っているのだ。
いや、もう俺がおかしい。
いや、俺をおかしくしてくれ。
俺の目がしらはチカチカと光を感じ、下半身が爆発しそうなのである。
爆発しないと俺は死んでしまう!
俺はユージンのものをほおばり、自分がおかしくなったそのまま彼のモノが喉を突くぐらいに吸い込んだ。
「ああ!」
ユージンは叫び、俺の中に苦いものを放出し、そして、彼の指は俺の身体の奥へとさらに差し込まれた。
ユージンが根元まで突き刺した指は腸を通して俺の性器の根元に触れ、それだけでなく彼も俺の性器の先を強く吸った。
俺はそこで体を激しく痙攣させ、頭の中を真っ白にさせながら、恐らく真っ白なものを下半身から噴出していた。
はあはあと、浅い呼吸を繰り返すしかない俺だが、俺の口を嬲っていたユージンのモノがだらりと力を失って俺の口から転がり落ちた。
彼もイったから?
「違う。ユージンの腹が冷たい!冷たすぎる!ユージン!」
筋肉質な彼の身体が固いのは当たり前かもしれないが、石のように冷たくて硬いのはユージンのいつもの状態ではないはずだ。
俺は慌てて起き上がった。
そう起き上がれた。
俺は、簡単にユージンの下から這い出る事が出来て、そうして、彼が蛇の鞭の毒で完全に動けなくなっていた事をようやく知ったのだ。
「ユージン!どうして!」
俺が出した白いものを口からたらしている、という、このまま死んだら情けなさすぎる状態の男は、本気で死ねと言ってやりたい事を最期の言葉にした。
「一緒にイけたね。俺の夢が叶った、から、もう、いいよ。」
「バカ!こんな死に方間抜けすぎるだろ!こんな死に方したお前を担いでさあ、ドラグーン王国に戻ってお前の両親に報告するの?シックスナインで俺と一緒にイけたからと満足して死んじまいましたって?」
ユージンはよろよろと左手を伸ばすと、横たわる彼の前に両手をついて屈みこんでいる俺の左手を握った。
「おいていけ。こんな間抜けは置いて行って、君は一人で逃げろ。」
「ユージン!」
俺はユージンの背中に縋りついて、彼の腰のくぼみに頭を乗せた。
「ああ、ユージン。」
流れる涙をユージンの背で拭い去ろうと頭を動かして、ユージンの頭ではなくお尻方向を見つめる事となってしまった。
……。
お前は俺を抱きたかったんだろう、というセリフは飲み込んだ。
そんな台詞を言ってしまう所だった、とは。
俺は彼の腰から頭を上げるや、彼に握られていない右手で、ユージンの後頭部をぴしゃりと叩いた。
「痛い!」
「ユージン。お前の下半身、トカゲ人間みたいになっているぞ。」
白く滑らかだった肌は、ガサガサに裂けて松かさのようになっているのだ。
しかし、それが蛇の鞭という蔦毒のせいで無いと一目でわかったのは、鱗状に捲れ上がった皮膚が、青みがかった灰色の透明感のあるもので、つまり、ガラス細工か飴細工のような爬虫類の皮膚にしか見えないからである。
「お前は本気で竜の血を引いていたんだな。」
ユージンはむっくりと顔を上げて俺を怪訝そうに見つめ、それから自分の下半身をゆっくりと見返した。
「ぎゃあ!」
ユージンは悲鳴を上げて気絶をしてしまい、俺はどうした事かと思いながらも、とりあえず彼を担いで水車小屋に向かう事にした。
どうしてそんな臭くて汚い場所を舐めたいなどと思うのだろうか?
俺は嫌だよ。
お尻じゃない性器そのものだって、物凄く嫌だ。
それでも俺の両足が完全にホールドされている上に、またぐらに顔を突っ込まれているという情況では、俺は舐められる事に為すがままになるしかなく、また、その行為をし続けている奴が満足するように嫌々ながらもそいつの性器を舐めてやるしかない。
嫌々だよ。
そうだよ。
俺が自分の腰を自分からユージンの顔に押し付けているなんて、そんな浅ましい事なんてしてはいないはずだ!
では、俺の下半身が突っ張っているのはどうして?
足の指が丸まってしまっているのは何故なのだ?
「いいよ、このままイっても。いいや、イってくれ。」
肛門を嬲っていた舌は、今や俺の腫れてしまった性器に絡みつき、しかし、俺の肛門にはユージンの指先が突き刺さっている事で俺は満ち足りている。
満ち足りている?
何を言っているのだ。
いや、もう俺がおかしい。
いや、俺をおかしくしてくれ。
俺の目がしらはチカチカと光を感じ、下半身が爆発しそうなのである。
爆発しないと俺は死んでしまう!
俺はユージンのものをほおばり、自分がおかしくなったそのまま彼のモノが喉を突くぐらいに吸い込んだ。
「ああ!」
ユージンは叫び、俺の中に苦いものを放出し、そして、彼の指は俺の身体の奥へとさらに差し込まれた。
ユージンが根元まで突き刺した指は腸を通して俺の性器の根元に触れ、それだけでなく彼も俺の性器の先を強く吸った。
俺はそこで体を激しく痙攣させ、頭の中を真っ白にさせながら、恐らく真っ白なものを下半身から噴出していた。
はあはあと、浅い呼吸を繰り返すしかない俺だが、俺の口を嬲っていたユージンのモノがだらりと力を失って俺の口から転がり落ちた。
彼もイったから?
「違う。ユージンの腹が冷たい!冷たすぎる!ユージン!」
筋肉質な彼の身体が固いのは当たり前かもしれないが、石のように冷たくて硬いのはユージンのいつもの状態ではないはずだ。
俺は慌てて起き上がった。
そう起き上がれた。
俺は、簡単にユージンの下から這い出る事が出来て、そうして、彼が蛇の鞭の毒で完全に動けなくなっていた事をようやく知ったのだ。
「ユージン!どうして!」
俺が出した白いものを口からたらしている、という、このまま死んだら情けなさすぎる状態の男は、本気で死ねと言ってやりたい事を最期の言葉にした。
「一緒にイけたね。俺の夢が叶った、から、もう、いいよ。」
「バカ!こんな死に方間抜けすぎるだろ!こんな死に方したお前を担いでさあ、ドラグーン王国に戻ってお前の両親に報告するの?シックスナインで俺と一緒にイけたからと満足して死んじまいましたって?」
ユージンはよろよろと左手を伸ばすと、横たわる彼の前に両手をついて屈みこんでいる俺の左手を握った。
「おいていけ。こんな間抜けは置いて行って、君は一人で逃げろ。」
「ユージン!」
俺はユージンの背中に縋りついて、彼の腰のくぼみに頭を乗せた。
「ああ、ユージン。」
流れる涙をユージンの背で拭い去ろうと頭を動かして、ユージンの頭ではなくお尻方向を見つめる事となってしまった。
……。
お前は俺を抱きたかったんだろう、というセリフは飲み込んだ。
そんな台詞を言ってしまう所だった、とは。
俺は彼の腰から頭を上げるや、彼に握られていない右手で、ユージンの後頭部をぴしゃりと叩いた。
「痛い!」
「ユージン。お前の下半身、トカゲ人間みたいになっているぞ。」
白く滑らかだった肌は、ガサガサに裂けて松かさのようになっているのだ。
しかし、それが蛇の鞭という蔦毒のせいで無いと一目でわかったのは、鱗状に捲れ上がった皮膚が、青みがかった灰色の透明感のあるもので、つまり、ガラス細工か飴細工のような爬虫類の皮膚にしか見えないからである。
「お前は本気で竜の血を引いていたんだな。」
ユージンはむっくりと顔を上げて俺を怪訝そうに見つめ、それから自分の下半身をゆっくりと見返した。
「ぎゃあ!」
ユージンは悲鳴を上げて気絶をしてしまい、俺はどうした事かと思いながらも、とりあえず彼を担いで水車小屋に向かう事にした。
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