31 / 32
林の中の攻防
家出中の身の上として
しおりを挟む
やばいやばいやばい!
レグルスが来ちゃうなんて!
レグルスへの悪口に驚異的に作動する地獄耳を持つ親父の方が、ダークエルフの征伐にやって来るかと俺はてっきり思ったが、心優しく天使のようだと俺が思っていたパパの方が来たなんて。
そして、知らなかったパパの一面を俺は知ってしまったのか!
俺はレグルスにガクブルしながら、親父が幼い俺に約束させた三ヶ条を思い出した。
1、汚い言葉でパパを罵ってはいけない。
2、パパに暴力的な行為をしてはいけない。
3、どうしてもパパを罵倒したい時があれば、親父を罵れ。
あれは繊細なパパを傷つけないように、では無くて、怖いパパを怒らせないように、だったんだね!
パパの消滅の一言で俺がボボボって燃えちゃったら、親父こそ泣いちゃうもんね!
「あなたが、レグルス、様?」
ユージンの身体の下でガクブルしていた俺は、ユージンがあげたパパへの感嘆の声ではっと我に返った。
俺、真っ裸だよ。
恋人でない男とシックスナインな体勢で、パパにお尻の穴と性器が丸見え、なんていう、格好だったんだよ、と。
やばいやばいやばいやばい。
レグルスに、俺が彼の可愛いヴォラクだとバレてはいけない。
ユージンに俺をレグルスに紹介させてはいけない。
ユージンの体勢を変えさせてはいけない!
どうするどうする?
俺の脳みそは無い知恵を絞り、これだ!という活路を見出した。
すなわち、ユージンのモノをしゃぶる。
この状態でレグルスに俺がヴォラクだとバレたらそれこそ死ねるが、その場合は確実にユージンの息の根も止めよう。
俺はそのぐらいの覚悟を持ってユージンのモノを口に含んだのだ。
ぐふ。
畜生!
ユージンの下半身てば反応が良すぎるじゃないか!
息が、ああ、俺の呼吸が!
「あ、ありがとうございました!これで思いっきり恋人を嬲れます!」
ユージンの腫れあがったもので俺が窒息しかけた頃、ユージンが俺の意図した台詞を叫んでレグルスを追っ払ってくれた。
ああ、よかった。
では、ユージンを振りほどいて…………。
「ちょっと!ぐふ。もう、いいでしょう!俺を放して!」
「嫌だ!君が誘ったんだ!俺は君の為に徹底的に舐める!」
ユージンこそ人を拘束して毒素を振りまく植物の魔物にでも変化したのか?
俺にしっかりと纏わりついて俺を拘束し、俺の感じやす所をそれが人間の舌か?と訝るぐらいに広範囲にねっとりと責めて来たのだ。
やめて!玉袋と肛門の間のつるつるの場所を舐めないで!
いや!ダイレクトに肛門もダメ!
「いやいや!ちょっと待って!ユージン!ここじゃ嫌だよ!そう、俺は早く水車小屋がいいなって、ああ!」
ユージンの舌の動きは止まらない。
彼は俺の玉袋そのものを口に含み、俺はその行為に感じて身を逸らせて声をあげた。
俺の口に彼のモノが再び入って来た。
「舐めて、もう少しだけ。そうしたら君を解放する。」
俺は自分が始めた事だと観念するしかないのか。
ユージンの、もう少しだけ、という言葉だけを信じて、俺はユージンに舌を絡めた。
嫌々か?
そうじゃ無くなっている事が怖い。
だってさ、ユージンの足は毒で強張って冷たくなっているんだよ。
俺はその気になったら彼を自分の上から撥ね退けられるのでは無いの?
ユージンがかけた隷属の魔法?
そんなものが無くとも、俺はユージンと出会ってから今まで、一度たりともユージンを傷つけたいと思った事など無いのじゃないのさ。
だから、彼を本気で跳ねのける事なんて、俺に出来るわけなんかない、……のか?
レグルスが来ちゃうなんて!
レグルスへの悪口に驚異的に作動する地獄耳を持つ親父の方が、ダークエルフの征伐にやって来るかと俺はてっきり思ったが、心優しく天使のようだと俺が思っていたパパの方が来たなんて。
そして、知らなかったパパの一面を俺は知ってしまったのか!
俺はレグルスにガクブルしながら、親父が幼い俺に約束させた三ヶ条を思い出した。
1、汚い言葉でパパを罵ってはいけない。
2、パパに暴力的な行為をしてはいけない。
3、どうしてもパパを罵倒したい時があれば、親父を罵れ。
あれは繊細なパパを傷つけないように、では無くて、怖いパパを怒らせないように、だったんだね!
パパの消滅の一言で俺がボボボって燃えちゃったら、親父こそ泣いちゃうもんね!
「あなたが、レグルス、様?」
ユージンの身体の下でガクブルしていた俺は、ユージンがあげたパパへの感嘆の声ではっと我に返った。
俺、真っ裸だよ。
恋人でない男とシックスナインな体勢で、パパにお尻の穴と性器が丸見え、なんていう、格好だったんだよ、と。
やばいやばいやばいやばい。
レグルスに、俺が彼の可愛いヴォラクだとバレてはいけない。
ユージンに俺をレグルスに紹介させてはいけない。
ユージンの体勢を変えさせてはいけない!
どうするどうする?
俺の脳みそは無い知恵を絞り、これだ!という活路を見出した。
すなわち、ユージンのモノをしゃぶる。
この状態でレグルスに俺がヴォラクだとバレたらそれこそ死ねるが、その場合は確実にユージンの息の根も止めよう。
俺はそのぐらいの覚悟を持ってユージンのモノを口に含んだのだ。
ぐふ。
畜生!
ユージンの下半身てば反応が良すぎるじゃないか!
息が、ああ、俺の呼吸が!
「あ、ありがとうございました!これで思いっきり恋人を嬲れます!」
ユージンの腫れあがったもので俺が窒息しかけた頃、ユージンが俺の意図した台詞を叫んでレグルスを追っ払ってくれた。
ああ、よかった。
では、ユージンを振りほどいて…………。
「ちょっと!ぐふ。もう、いいでしょう!俺を放して!」
「嫌だ!君が誘ったんだ!俺は君の為に徹底的に舐める!」
ユージンこそ人を拘束して毒素を振りまく植物の魔物にでも変化したのか?
俺にしっかりと纏わりついて俺を拘束し、俺の感じやす所をそれが人間の舌か?と訝るぐらいに広範囲にねっとりと責めて来たのだ。
やめて!玉袋と肛門の間のつるつるの場所を舐めないで!
いや!ダイレクトに肛門もダメ!
「いやいや!ちょっと待って!ユージン!ここじゃ嫌だよ!そう、俺は早く水車小屋がいいなって、ああ!」
ユージンの舌の動きは止まらない。
彼は俺の玉袋そのものを口に含み、俺はその行為に感じて身を逸らせて声をあげた。
俺の口に彼のモノが再び入って来た。
「舐めて、もう少しだけ。そうしたら君を解放する。」
俺は自分が始めた事だと観念するしかないのか。
ユージンの、もう少しだけ、という言葉だけを信じて、俺はユージンに舌を絡めた。
嫌々か?
そうじゃ無くなっている事が怖い。
だってさ、ユージンの足は毒で強張って冷たくなっているんだよ。
俺はその気になったら彼を自分の上から撥ね退けられるのでは無いの?
ユージンがかけた隷属の魔法?
そんなものが無くとも、俺はユージンと出会ってから今まで、一度たりともユージンを傷つけたいと思った事など無いのじゃないのさ。
だから、彼を本気で跳ねのける事なんて、俺に出来るわけなんかない、……のか?
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
捨て猫はエリート騎士に溺愛される
135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。
目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。
お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。
京也は総受け。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる