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(二十二)
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一刻ばかりのち、彼らは小屋を出た。
すでに陽は高くなっている。陽ざしのおかげか、寒さも若干和らいでいるようだ。
千之助は黙って山道を登っていく。
竜胆はずっと俯いたままで、彼の服の端を握って大人しくついてきている。
途中、いくつか分かれ道があったが、千之助は迷うことなく道を選び歩き続けた。
二人の視線の先に、彼らが利用していたのと同じような小屋が見えてくる。
「あれじゃ。あそこに想重郎がおるはずじゃ」
その証拠に、戸口の前に樽女の姿が見えた。
「竜胆、熊よりも脂肪が厚かろうが、やれるか?」
彼の問いに、竜胆は刀を抜いて応える。
一人、樽女へと向かって歩く。
樽女がそれに気づいた。
「やぁっと、きたぁかぁ」
前と変わらず間延びした喋り方で、聞き取りづらい。
ただ、声の調子に竜胆を警戒している様子がないことは窺えた。
ところが竜胆が刀を抜いているのを見て顔色が変わる。
「きさまぁ、そうじゅうろうさまぁをぉ、ひとぉりじめぇすぅるぅきかぁ」
脂肪の間に挟み込んでいたらしい小刀を引き抜いたが、樽女にできたのはそこまで。
樽女の口に刀が突きこまれ、後頭部から突き出た刃が血を滴らせる。
彼は横に払うようにして刀を抜く。樽女の口が裂け、その場に崩れ落ちた。刀の血を振り払い鞘に納めると、あっけなく息絶えた樽女の体を引きずって戸口からどかす。
すでに歩み寄ってきていた千之助は、樽女の落とした小刀を拾い上げ、戸を前に呟く。
「これで、あと一人」
そう。あと一人始末すれば、千之助の目的は果たされる。
竜胆が戸に手をかけ、隣に来た彼を見た。千之助は黙ったまま頷く。
竜胆が勢いよく戸を引き開け、中に踏み込んで刀を構える。
予想した相手の襲撃はなかった。
あとに続いた彼がのぞき込む。
「なるほど。これが夢での強さの秘密か」
想重郎の姿を見て、千之助は納得する。
現実の彼は鼻の穴と口を除いて、顔は包帯が巻かれ、体を冷やさぬように、火が燃え盛る囲炉裏の横に、厚めの布団をかけられて寝かされていた。
おそらく意識はこちらにあるまい。常に夢の中にいるのだろう。道理で夢の中で強いはずである。
かの男は、夢の中でしか、意志を持つことを許されなかったのだ。
寝かされている想重郎の姿をよく見ると、布団の一部が異様に盛りあがっている。千之助が慎重に布団を剥ぐ。
「おお!」
思わず感嘆の声がもれる。体にもすべて包帯が巻かれていたことに対してではない。体で唯一、包帯を巻かれていない部分を見て声がもれたのである。
意識はないはずであろうに、たくましい男根が天を貫かんばかりに、そそり立っていたのだ。
「やはり、他には誰もおらんようだな。竜胆、頼む」
千之助が想重郎の男根から目を逸らさぬままいった。
竜胆がその言葉に応え、想重郎の胸を跨いだ。刀を逆手に持ちかえ、柄を自分の顔の高さにまであげた。あとは刃を彼の喉元に突き立てれば任務終了である。
だが竜胆はそうしなかった。できなかった。
彼の体が宙に浮き、壁に向かって突き進んだと思うと、そのまま激しくぶつかる。
竜胆の背後に千之助がいた。
彼は竜胆の背に突き立てていた小刀の柄から手を離すと、よろめきながら後ろに倒れこむ。
地に足がついた竜胆が振り返る。
その顔は笑っていた。
千之助の行為に驚くでも怒るでもなく、壁にぶつけて切ったのであろう口元を赤く濡らしながら、微笑んでいた。
まるで彼を安心させようとでもするかのように。
「竜胆、なぜだ? なぜ、よけなかった!」
倒れこんだまま、大粒の涙をこぼして千之助は叫んだ。
「おぬし、わしにわざと隙をみせたであろう。かわそうと思えばできたであろう! そのまま、わしを斬り捨てることができたであろう。なぜそうしなかった!」
自身が彼を刺したというのに、なぜ、よけなかったと責めたてる。
言動の矛盾をわかっていても言葉を止めることができない。
竜胆の微笑みを前に心が狂った。いや、正気を取り戻した。
術をかけられているとわかっていても抵抗できなかった心を、大きな犠牲をはらって取り戻す。
竜胆が千之助の胸にすがりつくようにして倒れこんだ。
彼はその小さな体を、しっかりと受け止める。
「しっかりせい、竜胆! 竜胆、竜胆、竜胆、竜胆!」
泣きじゃくり名前を連呼する千之助の胸に顔をうずめ、竜胆は彼の手を取り、手のひらを指でなぞった。字だ。文字を書いている。
『な・か・な・い・で・か・か・さ・ま』
「かか……さま?」
その文字に千之助の昔の記憶がよみがえる。
「おぬし……まさか、あの時の!」
夜な夜な泣き出す子供の為に、他者の為に初めて使った夢神楽。
その時の子供が竜胆だった。その外見は女に見えるだけでなく、実際の年齢よりもはるかに幼かった。
彼が思い出してくれたことが嬉しいのか、竜胆は千之助の手を引き寄せ、頬を何度も何度もこすりつける。彼は涙を流しながら、それを見ていることしかできなかった。その竜胆の動きがはたと止まる。
「竜胆? 竜胆!」
声をかけようとも、揺さぶろうとも竜胆は二度と動かなかった。竜胆は死んだ。自分が殺した。
なのに。それなのに、なぜ? なぜ、彼はこんなにも穏やかな表情で自分の胸の中で眠っている?
竜胆の体温がゆっくりと冷たくなっていく。
彼の頬にあてられたままの自分の手が、竜胆の体温を吸い上げているように千之助には感じられた。
その手は彼の心まで吸い上げてくるように、千之助の心に答えを導いてくる。
竜胆は勝ったのだ。忍法夢神楽に。千之助の心を取り戻す戦いに。
彼は見ていた。自分の夢の中で、千之助が想重郎の術にとらえられていく様子を、彼の心が自分から離れていく様を、目を逸らすことも許されず、すべて見せつけられていたのだ。
竜胆は知ってしまう。
幼き時に慕ってから、これまで近づきたくとも近づけなかった千之助。
この任務が始まってから、急速に近づいた二人の距離。
それが、わずか一度の夢で遠く離れてしまったことを。
だから夢から覚めるとすぐに、あのようなまねをしたのだ。彼の心を取り戻したくて。
これまで、幻之丞に今の存在になるように訓練されてきた竜胆には、他の方法が思いつかなかったのだろう。憐れと言えば、あまりにも憐れだった。
「竜胆!」
千之助は彼をあらん限りの力で抱きしめ吠える。
返事を返してくれることも、この手を握り返してくれることがないこともわかっていながら。
竜胆の体が完全に冷たくなると、千之助はやおら動き出した。
自分の衣服を脱ぎ、それで竜胆の体を包み込んで抱き上げると、小屋の外へ出る。
小屋の横に、小屋からはぎとった板と素手で穴を掘り始めた。野犬などが掘り起こせないように、できるだけ深く。
そこに衣服でくるんだままの竜胆を埋めた。その場所の手前に竜胆の刀を刺す。無我夢中で作業に没頭し、全てを終えた時には、すでに夜となっていた。
想重郎が眠る小屋へと戻る。
しばらくの間、囲炉裏の傍らに置いた竜胆を刺した小刀を見ていた。
やがてそれから目を離すと、それを手にしないまま、竜胆がそうしたように想重郎を跨ぐ。
違うのは跨いだ位置。胸の上ではなく腰の上に、起立したままの想重郎の男根の上に裸で立ち、彼を見下ろす。
覚悟は決まった。そもそもが間違っていたのだ。
心と体の不一致。忍びの、一夜衆の生き方への反発。父への反感。
それらから逃れるために、忍法夢神楽を用いたことが。
所詮、あれも忍法であった。
方法は、竜胆から学んでいる。
男根の上に、そのまま腰を落とす。自分の不浄の穴に男を迎え入れた。千之助の口から痛みと歓喜が入り混じった声がもれる。
これで自分は本当の女になれる。自分の男根も起立していることが少しばかり悲しかったが、それでも、腰の動きを止めなかった。今は、今だけはすべてを忘れよう。忍びのことも、父のことも、任務のことも、お菊、牡丹、竜胆のことも、成長するたびに感じた自分の心と体の不一致のことすらも、すべて。
いまはただ、夢の中で女としての喜びを教えてくれたこの人に、この身をゆだねよう。
このままならぬ現実で、最初で最後の女になる時間を喜ぼう。
想重郎の男根が、自分の中で一際大きくなった。
彼の射精が始まる。自分の中が初めて男の精で満たされた喜びに、千之助の体が打ち震え、彼の男根からも精汁がほとばしった。
彼は悲しいほど心地よい疲れを感じながら、しみのできた想重郎の包帯だらけの体に倒れこみ、目を閉じる。
すでに陽は高くなっている。陽ざしのおかげか、寒さも若干和らいでいるようだ。
千之助は黙って山道を登っていく。
竜胆はずっと俯いたままで、彼の服の端を握って大人しくついてきている。
途中、いくつか分かれ道があったが、千之助は迷うことなく道を選び歩き続けた。
二人の視線の先に、彼らが利用していたのと同じような小屋が見えてくる。
「あれじゃ。あそこに想重郎がおるはずじゃ」
その証拠に、戸口の前に樽女の姿が見えた。
「竜胆、熊よりも脂肪が厚かろうが、やれるか?」
彼の問いに、竜胆は刀を抜いて応える。
一人、樽女へと向かって歩く。
樽女がそれに気づいた。
「やぁっと、きたぁかぁ」
前と変わらず間延びした喋り方で、聞き取りづらい。
ただ、声の調子に竜胆を警戒している様子がないことは窺えた。
ところが竜胆が刀を抜いているのを見て顔色が変わる。
「きさまぁ、そうじゅうろうさまぁをぉ、ひとぉりじめぇすぅるぅきかぁ」
脂肪の間に挟み込んでいたらしい小刀を引き抜いたが、樽女にできたのはそこまで。
樽女の口に刀が突きこまれ、後頭部から突き出た刃が血を滴らせる。
彼は横に払うようにして刀を抜く。樽女の口が裂け、その場に崩れ落ちた。刀の血を振り払い鞘に納めると、あっけなく息絶えた樽女の体を引きずって戸口からどかす。
すでに歩み寄ってきていた千之助は、樽女の落とした小刀を拾い上げ、戸を前に呟く。
「これで、あと一人」
そう。あと一人始末すれば、千之助の目的は果たされる。
竜胆が戸に手をかけ、隣に来た彼を見た。千之助は黙ったまま頷く。
竜胆が勢いよく戸を引き開け、中に踏み込んで刀を構える。
予想した相手の襲撃はなかった。
あとに続いた彼がのぞき込む。
「なるほど。これが夢での強さの秘密か」
想重郎の姿を見て、千之助は納得する。
現実の彼は鼻の穴と口を除いて、顔は包帯が巻かれ、体を冷やさぬように、火が燃え盛る囲炉裏の横に、厚めの布団をかけられて寝かされていた。
おそらく意識はこちらにあるまい。常に夢の中にいるのだろう。道理で夢の中で強いはずである。
かの男は、夢の中でしか、意志を持つことを許されなかったのだ。
寝かされている想重郎の姿をよく見ると、布団の一部が異様に盛りあがっている。千之助が慎重に布団を剥ぐ。
「おお!」
思わず感嘆の声がもれる。体にもすべて包帯が巻かれていたことに対してではない。体で唯一、包帯を巻かれていない部分を見て声がもれたのである。
意識はないはずであろうに、たくましい男根が天を貫かんばかりに、そそり立っていたのだ。
「やはり、他には誰もおらんようだな。竜胆、頼む」
千之助が想重郎の男根から目を逸らさぬままいった。
竜胆がその言葉に応え、想重郎の胸を跨いだ。刀を逆手に持ちかえ、柄を自分の顔の高さにまであげた。あとは刃を彼の喉元に突き立てれば任務終了である。
だが竜胆はそうしなかった。できなかった。
彼の体が宙に浮き、壁に向かって突き進んだと思うと、そのまま激しくぶつかる。
竜胆の背後に千之助がいた。
彼は竜胆の背に突き立てていた小刀の柄から手を離すと、よろめきながら後ろに倒れこむ。
地に足がついた竜胆が振り返る。
その顔は笑っていた。
千之助の行為に驚くでも怒るでもなく、壁にぶつけて切ったのであろう口元を赤く濡らしながら、微笑んでいた。
まるで彼を安心させようとでもするかのように。
「竜胆、なぜだ? なぜ、よけなかった!」
倒れこんだまま、大粒の涙をこぼして千之助は叫んだ。
「おぬし、わしにわざと隙をみせたであろう。かわそうと思えばできたであろう! そのまま、わしを斬り捨てることができたであろう。なぜそうしなかった!」
自身が彼を刺したというのに、なぜ、よけなかったと責めたてる。
言動の矛盾をわかっていても言葉を止めることができない。
竜胆の微笑みを前に心が狂った。いや、正気を取り戻した。
術をかけられているとわかっていても抵抗できなかった心を、大きな犠牲をはらって取り戻す。
竜胆が千之助の胸にすがりつくようにして倒れこんだ。
彼はその小さな体を、しっかりと受け止める。
「しっかりせい、竜胆! 竜胆、竜胆、竜胆、竜胆!」
泣きじゃくり名前を連呼する千之助の胸に顔をうずめ、竜胆は彼の手を取り、手のひらを指でなぞった。字だ。文字を書いている。
『な・か・な・い・で・か・か・さ・ま』
「かか……さま?」
その文字に千之助の昔の記憶がよみがえる。
「おぬし……まさか、あの時の!」
夜な夜な泣き出す子供の為に、他者の為に初めて使った夢神楽。
その時の子供が竜胆だった。その外見は女に見えるだけでなく、実際の年齢よりもはるかに幼かった。
彼が思い出してくれたことが嬉しいのか、竜胆は千之助の手を引き寄せ、頬を何度も何度もこすりつける。彼は涙を流しながら、それを見ていることしかできなかった。その竜胆の動きがはたと止まる。
「竜胆? 竜胆!」
声をかけようとも、揺さぶろうとも竜胆は二度と動かなかった。竜胆は死んだ。自分が殺した。
なのに。それなのに、なぜ? なぜ、彼はこんなにも穏やかな表情で自分の胸の中で眠っている?
竜胆の体温がゆっくりと冷たくなっていく。
彼の頬にあてられたままの自分の手が、竜胆の体温を吸い上げているように千之助には感じられた。
その手は彼の心まで吸い上げてくるように、千之助の心に答えを導いてくる。
竜胆は勝ったのだ。忍法夢神楽に。千之助の心を取り戻す戦いに。
彼は見ていた。自分の夢の中で、千之助が想重郎の術にとらえられていく様子を、彼の心が自分から離れていく様を、目を逸らすことも許されず、すべて見せつけられていたのだ。
竜胆は知ってしまう。
幼き時に慕ってから、これまで近づきたくとも近づけなかった千之助。
この任務が始まってから、急速に近づいた二人の距離。
それが、わずか一度の夢で遠く離れてしまったことを。
だから夢から覚めるとすぐに、あのようなまねをしたのだ。彼の心を取り戻したくて。
これまで、幻之丞に今の存在になるように訓練されてきた竜胆には、他の方法が思いつかなかったのだろう。憐れと言えば、あまりにも憐れだった。
「竜胆!」
千之助は彼をあらん限りの力で抱きしめ吠える。
返事を返してくれることも、この手を握り返してくれることがないこともわかっていながら。
竜胆の体が完全に冷たくなると、千之助はやおら動き出した。
自分の衣服を脱ぎ、それで竜胆の体を包み込んで抱き上げると、小屋の外へ出る。
小屋の横に、小屋からはぎとった板と素手で穴を掘り始めた。野犬などが掘り起こせないように、できるだけ深く。
そこに衣服でくるんだままの竜胆を埋めた。その場所の手前に竜胆の刀を刺す。無我夢中で作業に没頭し、全てを終えた時には、すでに夜となっていた。
想重郎が眠る小屋へと戻る。
しばらくの間、囲炉裏の傍らに置いた竜胆を刺した小刀を見ていた。
やがてそれから目を離すと、それを手にしないまま、竜胆がそうしたように想重郎を跨ぐ。
違うのは跨いだ位置。胸の上ではなく腰の上に、起立したままの想重郎の男根の上に裸で立ち、彼を見下ろす。
覚悟は決まった。そもそもが間違っていたのだ。
心と体の不一致。忍びの、一夜衆の生き方への反発。父への反感。
それらから逃れるために、忍法夢神楽を用いたことが。
所詮、あれも忍法であった。
方法は、竜胆から学んでいる。
男根の上に、そのまま腰を落とす。自分の不浄の穴に男を迎え入れた。千之助の口から痛みと歓喜が入り混じった声がもれる。
これで自分は本当の女になれる。自分の男根も起立していることが少しばかり悲しかったが、それでも、腰の動きを止めなかった。今は、今だけはすべてを忘れよう。忍びのことも、父のことも、任務のことも、お菊、牡丹、竜胆のことも、成長するたびに感じた自分の心と体の不一致のことすらも、すべて。
いまはただ、夢の中で女としての喜びを教えてくれたこの人に、この身をゆだねよう。
このままならぬ現実で、最初で最後の女になる時間を喜ぼう。
想重郎の男根が、自分の中で一際大きくなった。
彼の射精が始まる。自分の中が初めて男の精で満たされた喜びに、千之助の体が打ち震え、彼の男根からも精汁がほとばしった。
彼は悲しいほど心地よい疲れを感じながら、しみのできた想重郎の包帯だらけの体に倒れこみ、目を閉じる。
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