1,776 / 1,985
妖魔山編
1759.大魔王ソフィVS天従十二将
しおりを挟む
「華親、事情が変わった……。コイツはあの人間の命令の範疇に留めておける奴じゃない。呑気に足止めなど考えずに『天従十二将』全員を向かわせて、さっさと奴を含めたこの場に居る全員を殺してしまうのじゃ!」
ソフィの形態変化を見た後、明らかに人間ではなかった事を理解した天狗達だが、いち早く『天魔』にしてこの天狗族を束ねる『帝楽智』は隣に居る『華親』に対してそう命令を下すのだった。
「て、天魔様……! わ、分かりました」
かつては天狗族の副首領として、あらゆる苦難を天魔の片腕として乗り越えてきた『華親』は、此度に訪れたソフィ達を天狗族始まって以来の最大の危機として、警戒を最大限にまで押し上げた様子であった。
「良いか、この場に居る全ての天狗達よ! これより司令官としてこの『華親』が指揮を執る! 『天従十二将』を除いた全天狗で『呪詛』を用いて背後に居る人間達の動きを止めるのだ! そして『前従五玄孫』はあの黒い羽を生やした存在の足止めに全力を注げ、次に『中従二孫』は『呪い』を用いて奴に『魔力』を使わせるな! 『後従三子』の『甘青』『煩欲』『邪未』は散らばり、一気に持ち得る『魔』の概念で奴の距離を殺せ! 出来得る限り何もさせずに『世来二親』に繋げろ! そしてよいか『世来二親』の『担臨』と『寿天』よ! お主らは一気に力を開放して全力で奴を叩き潰すのだ!!」
「「御意!!」」
『座汀虚』に世代交代を行った事で、長らく表舞台を離れていたかつての優秀な司令官『華親』は、再び全天狗に対する全権の指揮を『天魔』に任せられた事で、十全に才を発揮するかの如くに、その采配を振るのであった。
ソフィの変貌振りに呆然と眺めていた仲間達だったが、敵の天狗達から一斉に『魔力』の高まりと、自分達に向けられた敵意を一身に浴びた事により、妖魔退魔師に妖魔召士、それにテアも自分の背丈よりも遥かに長い得の武器である鎌を具現化させて戦闘態勢に入り始めるのだった。
しかし大魔王ヌーだけが何も行わず、隣で戦闘態勢を取り始めたテアの肩に手を置くと、静かに口を開くのだった。
「テア、何もしなくていいからお前は俺の背後に居ろ」
「――?」(えっ? お、おいヌー! それは一体どういう意味っ……!?)
「――」(うふふ、私の可愛いテア。どうやら貴方と契約を交わしているそこの魔族は、貴方を守ろうとしているようね? ふ、ふふふっ! どうやら中々に話の分かる御仁のようね? 確かに貴方は何もする必要はないわ。貴方はこの私と同じ特等席でソフィの行う素敵な殺戮ショーを一緒に楽しみましょうね?)
「――?」(えっ、えぇっ……?)
いつの間にか、大魔王ヌーと死神のテアの間に割って入るように出現した『力の魔神』は、テアを守ろうとするヌーの態度を気に入った様子で満面の笑みを見せると、貴方は何もする必要はないと告げた後に、ソフィの方を指差しながら一緒に楽しみましょうとにこやかに口にするのだった。
魔神の言っている意味が分からず、テアはソフィさんを守らなくていいのかと魔神に尋ねようとしたその瞬間であった――。
ソフィ達を取り囲んでいた『天狗』達が、一斉に『呪詛』を完成させた様子であり、その敵意を自分達に向けられる感覚をテア達は覚え始めるのだった。
シゲンやミスズ、それにエイジやゲンロク達を含めた各々は、その天狗の攻撃に備えて動きを見せようと構えたが、その先の行動を取る事はなかった。
それは何故なら、大魔王ソフィがこの場で最初の行動を起こしたからである。
――それこそは大魔王ソフィの『特異』であった。
全天狗たちが『魔力』を伴った『呪詛』を放つ寸前、その完成された筈の文言の効力が消失し、何事もなかったかの如く何も発動が行われなかった。
大魔王ソフィの『金色の体現者』としての特異の効果とは、効果範囲に居る自身と相対する全ての存在の『魔力』の『スタック』を最初に巻き直させる事であった。
これによってソフィ達を取り囲む大勢の天狗達の『呪詛』はその全てが最初に巻き戻り、そしてソフィの足止めを華親によって命令された『中従二孫』の『触心』と『学得』の『呪い』の効力もまた発動される事はなかった。
そしてそのまま大魔王の口から天狗達にとっての『虐殺』を意味する詠唱が開始された。
「『敵を滅ぼす力を我は望む。我の視界に入る全ての敵を蹂躙せよ』」
大魔王ソフィがそう告げると同時、彼の両手が身体の正面で交わるように重なると『真っ白な光りの束』が次々と空に生み出され始めていく。
――大魔王ソフィが『魔神』を召喚する以外で『魔法』を扱う時に詠唱を口にする事は珍しかった。
それはつまり無詠唱の時に比べて、展開される『魔法』の威力が上がるという事と同義であり、かつて『魔力吸収の地』に向けて放った時よりも殺傷能力が遥かに上がったことを意味する。
――魔神域魔法、『絶殲』。
ソフィの目が金色に光り輝いたかと思うと、空で待機状態にあった『真っ白な光りの束』が、一直線に伸びて行き、一番ソフィの場所から遠くに居た天狗の胴体を突き破った。
そして尚も『真っ白な光りの束』は具現化されたままとなり、そのまますでに絶命を果たした天狗の身体ごと貫いたままの光りの束が、円を描くようにその場からぐるりと高速で回り始めて周囲に居る天狗を次々と巻き込んでいくのだった。
天狗達は『真っ白な光りの束』に触れた瞬間に、生命を吸われているかの如く命を奪われていく。
単に意識を失っているのではなく、まるでその『真っ白な光りの束』が『九大魔王』である魔族の『エイネ』が放つ『生命を吸い取る鎖』であるかの如く、触れただけでランク『7』以上である筈の天狗族が、その生命を終わらせられていくのであった。
「な、くっ……!?」
グルグルと時計の針のように回り始めていく『真っ白な光りの束』に同胞達が命を奪われていく様を見せられた他の力有る幹部の天狗達は、何とか逃れようと必死に足掻き始めようとしたが……。
「何人たりとも、決してここから逃さぬ……!」
まるで絶望を届けるかの如く、大魔王は冷静にそう告げる。
――魔神域魔法、『転覆』。
光は闇に、天は地に、森羅万象の流転。
変遷する世界、それは止めようのない移ろいを示す――。
迫りくる『真っ白な光りの束』から逃れようとしていた天狗達は、一斉に自らその光の束へと足を運ぶかの如く、そして自ら首や胴体を切断されにいくかのように、近づいて絶命を果たしていく。
自分が何を行っているのか理解が出来ず、またそれを見ていた者達も何をしているんだと叫ぶが、もはやこの場に冷静に何が起きているかを頭で考える余裕がある存在はなく、まるでそれこそが神の意思であるかのように、愚かにも大魔王ソフィに敵対した天狗達は、次々とその生を終わらせられていくのだった。
「か、華親!! なっ、何が起きている!?」
全天狗を束ねる圧倒的な存在である筈の『帝楽智』は、普段の振る舞いとは程遠い焦った姿を見せながら、自らの片腕である『華親』に必死に尋ねるが、その『華親』は『帝楽智』の声が一切耳に入っていないかのように、そちらに反応をせずに言葉を失っていた。
『華親』は茫然とグルグルと円を描くように広範囲に渡って廻り続ける『真っ白な光の束』によって、同胞の天狗達の首や胴体が、ちぎれて血飛沫を上げながら絶命していく姿を目に焼き付けるかの如く、視線を奪われるのであった――。
ソフィの形態変化を見た後、明らかに人間ではなかった事を理解した天狗達だが、いち早く『天魔』にしてこの天狗族を束ねる『帝楽智』は隣に居る『華親』に対してそう命令を下すのだった。
「て、天魔様……! わ、分かりました」
かつては天狗族の副首領として、あらゆる苦難を天魔の片腕として乗り越えてきた『華親』は、此度に訪れたソフィ達を天狗族始まって以来の最大の危機として、警戒を最大限にまで押し上げた様子であった。
「良いか、この場に居る全ての天狗達よ! これより司令官としてこの『華親』が指揮を執る! 『天従十二将』を除いた全天狗で『呪詛』を用いて背後に居る人間達の動きを止めるのだ! そして『前従五玄孫』はあの黒い羽を生やした存在の足止めに全力を注げ、次に『中従二孫』は『呪い』を用いて奴に『魔力』を使わせるな! 『後従三子』の『甘青』『煩欲』『邪未』は散らばり、一気に持ち得る『魔』の概念で奴の距離を殺せ! 出来得る限り何もさせずに『世来二親』に繋げろ! そしてよいか『世来二親』の『担臨』と『寿天』よ! お主らは一気に力を開放して全力で奴を叩き潰すのだ!!」
「「御意!!」」
『座汀虚』に世代交代を行った事で、長らく表舞台を離れていたかつての優秀な司令官『華親』は、再び全天狗に対する全権の指揮を『天魔』に任せられた事で、十全に才を発揮するかの如くに、その采配を振るのであった。
ソフィの変貌振りに呆然と眺めていた仲間達だったが、敵の天狗達から一斉に『魔力』の高まりと、自分達に向けられた敵意を一身に浴びた事により、妖魔退魔師に妖魔召士、それにテアも自分の背丈よりも遥かに長い得の武器である鎌を具現化させて戦闘態勢に入り始めるのだった。
しかし大魔王ヌーだけが何も行わず、隣で戦闘態勢を取り始めたテアの肩に手を置くと、静かに口を開くのだった。
「テア、何もしなくていいからお前は俺の背後に居ろ」
「――?」(えっ? お、おいヌー! それは一体どういう意味っ……!?)
「――」(うふふ、私の可愛いテア。どうやら貴方と契約を交わしているそこの魔族は、貴方を守ろうとしているようね? ふ、ふふふっ! どうやら中々に話の分かる御仁のようね? 確かに貴方は何もする必要はないわ。貴方はこの私と同じ特等席でソフィの行う素敵な殺戮ショーを一緒に楽しみましょうね?)
「――?」(えっ、えぇっ……?)
いつの間にか、大魔王ヌーと死神のテアの間に割って入るように出現した『力の魔神』は、テアを守ろうとするヌーの態度を気に入った様子で満面の笑みを見せると、貴方は何もする必要はないと告げた後に、ソフィの方を指差しながら一緒に楽しみましょうとにこやかに口にするのだった。
魔神の言っている意味が分からず、テアはソフィさんを守らなくていいのかと魔神に尋ねようとしたその瞬間であった――。
ソフィ達を取り囲んでいた『天狗』達が、一斉に『呪詛』を完成させた様子であり、その敵意を自分達に向けられる感覚をテア達は覚え始めるのだった。
シゲンやミスズ、それにエイジやゲンロク達を含めた各々は、その天狗の攻撃に備えて動きを見せようと構えたが、その先の行動を取る事はなかった。
それは何故なら、大魔王ソフィがこの場で最初の行動を起こしたからである。
――それこそは大魔王ソフィの『特異』であった。
全天狗たちが『魔力』を伴った『呪詛』を放つ寸前、その完成された筈の文言の効力が消失し、何事もなかったかの如く何も発動が行われなかった。
大魔王ソフィの『金色の体現者』としての特異の効果とは、効果範囲に居る自身と相対する全ての存在の『魔力』の『スタック』を最初に巻き直させる事であった。
これによってソフィ達を取り囲む大勢の天狗達の『呪詛』はその全てが最初に巻き戻り、そしてソフィの足止めを華親によって命令された『中従二孫』の『触心』と『学得』の『呪い』の効力もまた発動される事はなかった。
そしてそのまま大魔王の口から天狗達にとっての『虐殺』を意味する詠唱が開始された。
「『敵を滅ぼす力を我は望む。我の視界に入る全ての敵を蹂躙せよ』」
大魔王ソフィがそう告げると同時、彼の両手が身体の正面で交わるように重なると『真っ白な光りの束』が次々と空に生み出され始めていく。
――大魔王ソフィが『魔神』を召喚する以外で『魔法』を扱う時に詠唱を口にする事は珍しかった。
それはつまり無詠唱の時に比べて、展開される『魔法』の威力が上がるという事と同義であり、かつて『魔力吸収の地』に向けて放った時よりも殺傷能力が遥かに上がったことを意味する。
――魔神域魔法、『絶殲』。
ソフィの目が金色に光り輝いたかと思うと、空で待機状態にあった『真っ白な光りの束』が、一直線に伸びて行き、一番ソフィの場所から遠くに居た天狗の胴体を突き破った。
そして尚も『真っ白な光りの束』は具現化されたままとなり、そのまますでに絶命を果たした天狗の身体ごと貫いたままの光りの束が、円を描くようにその場からぐるりと高速で回り始めて周囲に居る天狗を次々と巻き込んでいくのだった。
天狗達は『真っ白な光りの束』に触れた瞬間に、生命を吸われているかの如く命を奪われていく。
単に意識を失っているのではなく、まるでその『真っ白な光りの束』が『九大魔王』である魔族の『エイネ』が放つ『生命を吸い取る鎖』であるかの如く、触れただけでランク『7』以上である筈の天狗族が、その生命を終わらせられていくのであった。
「な、くっ……!?」
グルグルと時計の針のように回り始めていく『真っ白な光りの束』に同胞達が命を奪われていく様を見せられた他の力有る幹部の天狗達は、何とか逃れようと必死に足掻き始めようとしたが……。
「何人たりとも、決してここから逃さぬ……!」
まるで絶望を届けるかの如く、大魔王は冷静にそう告げる。
――魔神域魔法、『転覆』。
光は闇に、天は地に、森羅万象の流転。
変遷する世界、それは止めようのない移ろいを示す――。
迫りくる『真っ白な光りの束』から逃れようとしていた天狗達は、一斉に自らその光の束へと足を運ぶかの如く、そして自ら首や胴体を切断されにいくかのように、近づいて絶命を果たしていく。
自分が何を行っているのか理解が出来ず、またそれを見ていた者達も何をしているんだと叫ぶが、もはやこの場に冷静に何が起きているかを頭で考える余裕がある存在はなく、まるでそれこそが神の意思であるかのように、愚かにも大魔王ソフィに敵対した天狗達は、次々とその生を終わらせられていくのだった。
「か、華親!! なっ、何が起きている!?」
全天狗を束ねる圧倒的な存在である筈の『帝楽智』は、普段の振る舞いとは程遠い焦った姿を見せながら、自らの片腕である『華親』に必死に尋ねるが、その『華親』は『帝楽智』の声が一切耳に入っていないかのように、そちらに反応をせずに言葉を失っていた。
『華親』は茫然とグルグルと円を描くように広範囲に渡って廻り続ける『真っ白な光の束』によって、同胞の天狗達の首や胴体が、ちぎれて血飛沫を上げながら絶命していく姿を目に焼き付けるかの如く、視線を奪われるのであった――。
0
お気に入りに追加
440
あなたにおすすめの小説

異世界に飛ばされたら守護霊として八百万の神々も何故か付いてきた。
いけお
ファンタジー
仕事からの帰宅途中に突如足元に出来た穴に落ちて目が覚めるとそこは異世界でした。
元の世界に戻れないと言うので諦めて細々と身の丈に合った生活をして過ごそうと思っていたのに心配性な方々が守護霊として付いてきた所為で静かな暮らしになりそうもありません。
登場してくる神の性格などでツッコミや苦情等出るかと思いますが、こんな神様達が居たっていいじゃないかと大目に見てください。
追記 小説家になろう ツギクル でも投稿しております。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる