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サカダイ編
1422.想像以上の化け物
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「確かにソフィ殿の『魔力』は最上位に位置する妖魔召士と比べても遜色はないかもしれないが『結界』というものは一度張れば永続だというわけではないぞ? 逆に効力が強すぎる『結界』というものはそれだけ負担がかかるものだ。それは過去の『最上位』に位置していた『妖魔召士』達を見ていても理解が出来るが、お前はソフィ殿が『妖魔山』へ向かった後もずっとその強力な『結界』を維持し続けられると思うか?」
結界が強力なので有れば有る程にその消費も膨大になる。
それは当然の事であり、もし万が一『妖魔山』へ向かっている最中にその『結界』が何かの拍子に解かれた時、一箇所に集められていた『妖魔召士』達が一斉に『捉術』や『魔瞳』を放つような出来事が起これば、流石に一般の『妖魔退魔師』や『妖魔退魔師衆』達だけでは心許ないというのが『ヒュウガ一派』達への評価と印象であった。
ソフィという存在は確かに強く魔力も膨大なのだろう。
それは『イツキ』から直接話を聴いたばかりのシゲンも認めて納得は出来ているし、その前に『ミスズ』の魔瞳を回避した時の動きや、それに準じたこれまでの行動の一途を頭で省みて辿ってみても確かなモノであると認められるシゲンではあった。
しかしそれでも『妖魔山』はこれまで『森』や町の近くで姿を現した妖魔達とは一線を画しているのは明白であり、また『王連』や『黄雀』クラスの妖魔と同等かそれ以上の存在と戦う可能性も考えられる。
そんな中でソフィ殿が『結界』を維持する魔力をそんな戦闘を行う妖魔に回さざるを得なくなった時、ヒュウガ達はこれ幸いと仲間と結託して再び脱走を行うかもしれない。
では『組長格』や『副組長格』をある程度残して、そちらに備えればいいと考えるかもしれないが、シゲンとしてはようやく掴んだ『妖魔山』に『妖魔退魔師』組織として入る『資格』と『権利』である。
出来るのであれば当代の最高戦力で完璧な結果を持ち帰りたいと考えるのも『組織』の長として今後の事を考えれば理解が出来るというものであった。
「はい。ソフィ殿はその強力な『結界』を維持し続けられると私は思っています。ヌー殿も仰っていましたが、ソフィ殿の『総魔力値』はこの『結界』に左右される程度ではないようです。その証拠に彼らの元々居た世界にも『旅籠町』と同規模の結界を今でも張り続けられておいでだそうで、今回の一件でもヒュウガ一派が『旅籠町』に攻め込んだ時にも『結界』は継続されていたというのは『ヒノエ』組長からも報告を受けておりますし、ソフィ殿はこの場所で『結界』を張る事にも協力的でおいででした。私の目から見ても無理をしているようには思えませんでしたし、彼にとっては更に『結界』を張る場所を増やしても問題ないように思われます」
眼鏡をくいっと上げながら報告をするミスズは、相当の自信を持っているようだ。
どうやらそう告げるだけの確信があるようである。
「そうか……。誰の口から聞いてもソフィ殿に対しての評価は変わらないようだ。どうやら私が思っている以上にソフィ殿は『別格』だったようだ」
「ええ。ちなみにランク『8』の妖魔である『黄雀』をあっさりと屠ってみせた『ヌー』殿から見ても、ソフィ殿は『化け物』だと口にしておりました。私から見ればヌー殿も我々『妖魔退魔師』組織の『副組長格』……いえ、『組長格』に匹敵している存在です。そのヌー殿でさえ、ソフィ殿の張る『結界』は『死の結界』と呼んでどうにもならない手に余るものだと私に忠告を行って下さいました……。それ程の『存在』のようです」
「……」
総長のシゲンはミスズの報告に無言で頷くのであった。
この報告を行っているのは単なる妖魔退魔師の隊士ではなく、副総長『ミスズ』なのである。
シゲンにはもう反対する理由が浮かんでこなかった。
「分かった。では『ヒュウガ』一派の扱いに対して、現在この『サカダイ』の二の門以下の護衛にあたらせている者達の半数を本部の護衛に回せ。これはお前やソフィ殿を信頼していないわけではなく、逆にソフィ殿の結界を最優先に考えて信用しての行いだと言っておく!」
ぴしゃりと言い放ったシゲンの言葉に、ミスズはピシっと背筋を伸ばして敬礼を取るのであった。
――『門の護衛をあたらせている者達を本部に回す』。
この言葉は一見ソフィを信用していない事からくる行動のように思えるが、シゲンの言った通り全くそうではなかった。
むしろ内側といえる本部内に居る『ヒュウガ』達を救おうと外部からの潜伏している仲間の侵入や、それを支援する襲撃に備えての護衛という意味なのであった。
――そしてこの時の『シゲン』の采配が、妖魔退魔師組織の命運を大きく分ける事となるのであった。
……
……
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結界が強力なので有れば有る程にその消費も膨大になる。
それは当然の事であり、もし万が一『妖魔山』へ向かっている最中にその『結界』が何かの拍子に解かれた時、一箇所に集められていた『妖魔召士』達が一斉に『捉術』や『魔瞳』を放つような出来事が起これば、流石に一般の『妖魔退魔師』や『妖魔退魔師衆』達だけでは心許ないというのが『ヒュウガ一派』達への評価と印象であった。
ソフィという存在は確かに強く魔力も膨大なのだろう。
それは『イツキ』から直接話を聴いたばかりのシゲンも認めて納得は出来ているし、その前に『ミスズ』の魔瞳を回避した時の動きや、それに準じたこれまでの行動の一途を頭で省みて辿ってみても確かなモノであると認められるシゲンではあった。
しかしそれでも『妖魔山』はこれまで『森』や町の近くで姿を現した妖魔達とは一線を画しているのは明白であり、また『王連』や『黄雀』クラスの妖魔と同等かそれ以上の存在と戦う可能性も考えられる。
そんな中でソフィ殿が『結界』を維持する魔力をそんな戦闘を行う妖魔に回さざるを得なくなった時、ヒュウガ達はこれ幸いと仲間と結託して再び脱走を行うかもしれない。
では『組長格』や『副組長格』をある程度残して、そちらに備えればいいと考えるかもしれないが、シゲンとしてはようやく掴んだ『妖魔山』に『妖魔退魔師』組織として入る『資格』と『権利』である。
出来るのであれば当代の最高戦力で完璧な結果を持ち帰りたいと考えるのも『組織』の長として今後の事を考えれば理解が出来るというものであった。
「はい。ソフィ殿はその強力な『結界』を維持し続けられると私は思っています。ヌー殿も仰っていましたが、ソフィ殿の『総魔力値』はこの『結界』に左右される程度ではないようです。その証拠に彼らの元々居た世界にも『旅籠町』と同規模の結界を今でも張り続けられておいでだそうで、今回の一件でもヒュウガ一派が『旅籠町』に攻め込んだ時にも『結界』は継続されていたというのは『ヒノエ』組長からも報告を受けておりますし、ソフィ殿はこの場所で『結界』を張る事にも協力的でおいででした。私の目から見ても無理をしているようには思えませんでしたし、彼にとっては更に『結界』を張る場所を増やしても問題ないように思われます」
眼鏡をくいっと上げながら報告をするミスズは、相当の自信を持っているようだ。
どうやらそう告げるだけの確信があるようである。
「そうか……。誰の口から聞いてもソフィ殿に対しての評価は変わらないようだ。どうやら私が思っている以上にソフィ殿は『別格』だったようだ」
「ええ。ちなみにランク『8』の妖魔である『黄雀』をあっさりと屠ってみせた『ヌー』殿から見ても、ソフィ殿は『化け物』だと口にしておりました。私から見ればヌー殿も我々『妖魔退魔師』組織の『副組長格』……いえ、『組長格』に匹敵している存在です。そのヌー殿でさえ、ソフィ殿の張る『結界』は『死の結界』と呼んでどうにもならない手に余るものだと私に忠告を行って下さいました……。それ程の『存在』のようです」
「……」
総長のシゲンはミスズの報告に無言で頷くのであった。
この報告を行っているのは単なる妖魔退魔師の隊士ではなく、副総長『ミスズ』なのである。
シゲンにはもう反対する理由が浮かんでこなかった。
「分かった。では『ヒュウガ』一派の扱いに対して、現在この『サカダイ』の二の門以下の護衛にあたらせている者達の半数を本部の護衛に回せ。これはお前やソフィ殿を信頼していないわけではなく、逆にソフィ殿の結界を最優先に考えて信用しての行いだと言っておく!」
ぴしゃりと言い放ったシゲンの言葉に、ミスズはピシっと背筋を伸ばして敬礼を取るのであった。
――『門の護衛をあたらせている者達を本部に回す』。
この言葉は一見ソフィを信用していない事からくる行動のように思えるが、シゲンの言った通り全くそうではなかった。
むしろ内側といえる本部内に居る『ヒュウガ』達を救おうと外部からの潜伏している仲間の侵入や、それを支援する襲撃に備えての護衛という意味なのであった。
――そしてこの時の『シゲン』の采配が、妖魔退魔師組織の命運を大きく分ける事となるのであった。
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