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サカダイ編
1264.ヒノエ組長が行う交渉
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その男はヒノエが目の前まで近づいて来たというのに、それでも一切表情を変えずに座敷畳に座ったままで、ヒノエを見上げていた。
「俺に何の用だ?」
男がヒノエを見上げながらそう口にすると、ヒノエは再び手に持ったままの刀を振り上げると、そのまま一気に男に振り下ろした。
「ひ、ヒィッ!!」
その悲鳴を上げたのはヒノエの前に居る男ではなく、壁際に避難を行っていた男だった。
「お前、えらく肝が据わっているな。実はお前がこいつら『煌鴟梟』とかいう犯罪者たちを束ねているボスだったりしないだろうなぁ?」
実は目の前に座っている男こそが、この組織の本当のボスなのではないかと疑ってかかるヒノエ組長だった。
「たとえ俺が本当にボスだったとして、捕縛されていたら何も変わらないと思うが?」
「ふふっ。だが、お前が相当に修羅場を潜ってきている事に変わりはないな。実際にボスというわけではないとしても、この組織の上役なのは間違いはないのだろう?」
誰かに真相を聞いた訳でも無いが、一連の流れを省みたヒノエは半ば確信をもって男に告げるのだった。
「まぁ、間違ってはいないな」
この状況で誤魔化す必要もなければ、全く隠す必要性も感じていない目の前の男は、ヒノエの問いに正直に答えるのだった。
――この男の名は『サノスケ』。
この旅籠町の宿の経営をしていた者だが、その裏では『煌鴟梟』の組織の幹部であった男である。
ミヤジが客として宿に連れてきたソフィ達と関わった事で、人生が大きく変わってしまった者達の一人であった。
「ふっ、そうだろう? よし決めた。お前を牢から出してやる」
「はっ?」
「「なっ――!?」」
唐突なヒノエの言葉に直接聞かされてた『サノスケ』だけではなく、後ろで聞いていた予備群達も驚きの声をあげるのだった。
「その代わりお前の知っている事は全て吐いてもらう。見返りは釈放でどうだ? 十秒だけ考える猶予を与えるが、それ以上時間をかけるならこの話を断ったとみなす。掴んだ好機を無駄にするのも利用するのもお前次第だ」
そう言ってヒノエは時間を数え始めるのだった。
サノスケも他の組織の囚人達もそして、予備群の護衛隊達も皆一様に思考を放棄してヒノエの顔を見ていた。
「嘘じゃないのか? その言葉を信用してもいいんだろうな?」
「三、四、――」
にやにやと笑みを浮かべながらヒノエは、サノスケの言葉に返事をせずにカウントだけを続けるのだった。
裏の顔は煌鴟梟の幹部だが、実際にサノスケも商売を生業とする生粋の商売人である為に、当然の如く交渉事には慣れている。そんな彼から見ても目の前のヒノエという妖魔退魔師の組長の筈の女が、交渉事に対して油断も隙もない相手だと悟るのだった。
「七、八――」
このヒノエは自分が組長としての身分についてから、組織への金銭的な貢献度では他の最高幹部の追随を許さず、瞬く間に莫大な資産を築き上げて僅かな期間で、不動の『一組』の座に居た『スオウ』を『二組』へと引きずり落とした『組長』なのである。
商売の才では『サノスケ』が比べるべくも無く上であっても、強引な取引を行う為の話の筋道の立て方や、一度こうと決めた交渉に関しては、成果を上げるまでは彼女は絶対に退く事をしない。
――『交渉』という一点に絞れば、同じ妖魔退魔師の組長格でもヒノエには敵わないだろう。
言葉を巧みに操って論理的に相手の思考を崩して乱す副総長『ミスズ』と、自分の意見を決して曲げずに『妖魔召士』達との交渉の場で見せた『譲歩的要請法』のような強引な手法を得意として、相手の精神を完膚無きまでに叩き潰す事を前提として一歩も退かずにこれまで成果を上げ続けてきた『ヒノエ』。
副総長『ミスズ』が交渉相手で、ようやく五分の争いになるだろうか――。
そんな『ヒノエ』は目の前の煌鴟梟の幹部と言っていた男が、自分に対して交渉を持ちかけようとしたのを理解した上で、自分が有利という点を活かして決して相手の土俵には上がらない。
そもそもこれでは『サノスケ』は『交渉』の場にさえつけていない。
ヒノエは内心ではこの『サノスケ』という男の協力失くして、脱獄した妖魔召士達や『ヒュウガ』一派の行方を追えないかもしれないと考えてはいるが、それでも表面上ではそんな事をおくびにも出さず、断るならばそれならそれで構わない。選ばせてやってるだけありがたく思えと、ヒノエは『商売人』の『サノスケ』の思惑の全てを突っぱねて見せるのだった。
「九……――」
最後の数字を読み上げる直前に、ヒノエはこれまでとは比べ物にならない冷酷な目を『サノスケ』に見せた。
その目を見た『サノスケ』は冷や汗をかきながら、ようやく全てを理解した。
――『交渉事』に対してのヒノエという女性の覚悟の程は、命をかけている程に重いのだという事に。
「……分かった。俺の知っている事を全てお前に話すから、ここから俺を出してくれ」
「あい、分かった。交渉は成立だ」
ひゅっという音と共に狭い座敷牢の中で器用に刀を振って見せたかと思うと、サノスケは目の前に居たヒノエが、いつの間に刀を鞘に戻したのか見えなかった。
「悪いが話の通りだ。事情を聞いた後は、こいつを自由にしてやってくれ」
そう言ってヒノエはサノスケを強引に立たせた後、共に座敷牢から出てきて護衛隊の予備群達にそう告げるのだった。
…………
座敷牢の中に居た男達は誰一人として声を出す者が居らず、腕を斬られた男ですらも『ヒノエ』が部屋から出て行くまでその場から動かなかった。
その様子はまるで獰猛な猛獣から息を潜めて、必死にやり過ごそうとするようであった――。
そしてヒノエ達が居なくなった後に、ようやく腕を押さえていた男が立ち上がって大きく溜息を吐いたが、再びその扉がカチャリという音と共に開いた事で、驚いて足をよろめかせながら男は再びその場に倒れて尻餅をつくのだった。
「おいお前、手当してやるからお前も出ろ」
「へぁえっ!?」
ずかずかと牢の中に入り込んできたヒノエは、大きな体格の男をまるで子供扱いするように軽々と起き上がらせると、そのまま首根っこを掴んだまま外へと引きずり出していくのだった。
カチャリと扉が閉まる音と共に、牢の中に居た男達は全員が顔を見合わせるのだった――。
……
……
……
「俺に何の用だ?」
男がヒノエを見上げながらそう口にすると、ヒノエは再び手に持ったままの刀を振り上げると、そのまま一気に男に振り下ろした。
「ひ、ヒィッ!!」
その悲鳴を上げたのはヒノエの前に居る男ではなく、壁際に避難を行っていた男だった。
「お前、えらく肝が据わっているな。実はお前がこいつら『煌鴟梟』とかいう犯罪者たちを束ねているボスだったりしないだろうなぁ?」
実は目の前に座っている男こそが、この組織の本当のボスなのではないかと疑ってかかるヒノエ組長だった。
「たとえ俺が本当にボスだったとして、捕縛されていたら何も変わらないと思うが?」
「ふふっ。だが、お前が相当に修羅場を潜ってきている事に変わりはないな。実際にボスというわけではないとしても、この組織の上役なのは間違いはないのだろう?」
誰かに真相を聞いた訳でも無いが、一連の流れを省みたヒノエは半ば確信をもって男に告げるのだった。
「まぁ、間違ってはいないな」
この状況で誤魔化す必要もなければ、全く隠す必要性も感じていない目の前の男は、ヒノエの問いに正直に答えるのだった。
――この男の名は『サノスケ』。
この旅籠町の宿の経営をしていた者だが、その裏では『煌鴟梟』の組織の幹部であった男である。
ミヤジが客として宿に連れてきたソフィ達と関わった事で、人生が大きく変わってしまった者達の一人であった。
「ふっ、そうだろう? よし決めた。お前を牢から出してやる」
「はっ?」
「「なっ――!?」」
唐突なヒノエの言葉に直接聞かされてた『サノスケ』だけではなく、後ろで聞いていた予備群達も驚きの声をあげるのだった。
「その代わりお前の知っている事は全て吐いてもらう。見返りは釈放でどうだ? 十秒だけ考える猶予を与えるが、それ以上時間をかけるならこの話を断ったとみなす。掴んだ好機を無駄にするのも利用するのもお前次第だ」
そう言ってヒノエは時間を数え始めるのだった。
サノスケも他の組織の囚人達もそして、予備群の護衛隊達も皆一様に思考を放棄してヒノエの顔を見ていた。
「嘘じゃないのか? その言葉を信用してもいいんだろうな?」
「三、四、――」
にやにやと笑みを浮かべながらヒノエは、サノスケの言葉に返事をせずにカウントだけを続けるのだった。
裏の顔は煌鴟梟の幹部だが、実際にサノスケも商売を生業とする生粋の商売人である為に、当然の如く交渉事には慣れている。そんな彼から見ても目の前のヒノエという妖魔退魔師の組長の筈の女が、交渉事に対して油断も隙もない相手だと悟るのだった。
「七、八――」
このヒノエは自分が組長としての身分についてから、組織への金銭的な貢献度では他の最高幹部の追随を許さず、瞬く間に莫大な資産を築き上げて僅かな期間で、不動の『一組』の座に居た『スオウ』を『二組』へと引きずり落とした『組長』なのである。
商売の才では『サノスケ』が比べるべくも無く上であっても、強引な取引を行う為の話の筋道の立て方や、一度こうと決めた交渉に関しては、成果を上げるまでは彼女は絶対に退く事をしない。
――『交渉』という一点に絞れば、同じ妖魔退魔師の組長格でもヒノエには敵わないだろう。
言葉を巧みに操って論理的に相手の思考を崩して乱す副総長『ミスズ』と、自分の意見を決して曲げずに『妖魔召士』達との交渉の場で見せた『譲歩的要請法』のような強引な手法を得意として、相手の精神を完膚無きまでに叩き潰す事を前提として一歩も退かずにこれまで成果を上げ続けてきた『ヒノエ』。
副総長『ミスズ』が交渉相手で、ようやく五分の争いになるだろうか――。
そんな『ヒノエ』は目の前の煌鴟梟の幹部と言っていた男が、自分に対して交渉を持ちかけようとしたのを理解した上で、自分が有利という点を活かして決して相手の土俵には上がらない。
そもそもこれでは『サノスケ』は『交渉』の場にさえつけていない。
ヒノエは内心ではこの『サノスケ』という男の協力失くして、脱獄した妖魔召士達や『ヒュウガ』一派の行方を追えないかもしれないと考えてはいるが、それでも表面上ではそんな事をおくびにも出さず、断るならばそれならそれで構わない。選ばせてやってるだけありがたく思えと、ヒノエは『商売人』の『サノスケ』の思惑の全てを突っぱねて見せるのだった。
「九……――」
最後の数字を読み上げる直前に、ヒノエはこれまでとは比べ物にならない冷酷な目を『サノスケ』に見せた。
その目を見た『サノスケ』は冷や汗をかきながら、ようやく全てを理解した。
――『交渉事』に対してのヒノエという女性の覚悟の程は、命をかけている程に重いのだという事に。
「……分かった。俺の知っている事を全てお前に話すから、ここから俺を出してくれ」
「あい、分かった。交渉は成立だ」
ひゅっという音と共に狭い座敷牢の中で器用に刀を振って見せたかと思うと、サノスケは目の前に居たヒノエが、いつの間に刀を鞘に戻したのか見えなかった。
「悪いが話の通りだ。事情を聞いた後は、こいつを自由にしてやってくれ」
そう言ってヒノエはサノスケを強引に立たせた後、共に座敷牢から出てきて護衛隊の予備群達にそう告げるのだった。
…………
座敷牢の中に居た男達は誰一人として声を出す者が居らず、腕を斬られた男ですらも『ヒノエ』が部屋から出て行くまでその場から動かなかった。
その様子はまるで獰猛な猛獣から息を潜めて、必死にやり過ごそうとするようであった――。
そしてヒノエ達が居なくなった後に、ようやく腕を押さえていた男が立ち上がって大きく溜息を吐いたが、再びその扉がカチャリという音と共に開いた事で、驚いて足をよろめかせながら男は再びその場に倒れて尻餅をつくのだった。
「おいお前、手当してやるからお前も出ろ」
「へぁえっ!?」
ずかずかと牢の中に入り込んできたヒノエは、大きな体格の男をまるで子供扱いするように軽々と起き上がらせると、そのまま首根っこを掴んだまま外へと引きずり出していくのだった。
カチャリと扉が閉まる音と共に、牢の中に居た男達は全員が顔を見合わせるのだった――。
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