1,073 / 1,985
サカダイ編
1056.組長同士の争い
しおりを挟む
ソフィ達が『煌鴟梟』の者達を捕縛して『旅籠町』に戻ってきた頃『妖魔召士』達の元には既に『浮梟』から報告が届けられており、それに遅れる形ではあるが『妖魔退魔師』の組織の元にも『妖魔召士』が『予備群』を襲ったという話が届けられた。
前回ゲンロクの居る里へ話し合いに向かったヒノエは『予備群』が襲撃されたという知らせに流石に予想外すぎたのか、信じられないといった様子で呆れた笑いをヒナギクに見せていた。
「私はアイツらによく考えろと言ったつもりだったが、あいつらにとって『妖魔山』の管理権をうちに移す事がそこまで許容出来ない事であったというワケか?」
「どうなのでしょうか……。これは『妖魔召士』側の総意とは、いや『ゲンロク』殿の思惑から外れた出来事なのかもしれませんよ」
あの場に参加していなかった『妖魔召士』が、勝手に動いた事なのだろうと『ヒナギク』は予想をする。
(しかし私の予感がこのような形で実現されてしまうとは……)
ヒノエと共にゲンロクの里に向かったヒナギクだったが、その帰り際にヒノエに『妖魔退魔師』と『妖魔召士』が武力衝突を起こした歴史はないと告げられた。
しかしあの時ヒナギクはヒノエの背中を見ながら近い未来、その武力衝突が起こされるのではないかと予感めいた物を感じていたのであった。
「ゲンロク殿の思惑ではなかったとしても、もう今回の一件は冗談でしたでは済まされないだろう。ひとまず本部へ行くぞヒナギク!」
「了解です。ヒノエ組長」
…………
そして招集された『妖魔退魔師』の本部で話された議題は、やはり今回の『妖魔召士』の襲撃事件が本題であった。
副総長のミスズによる会議の進行で、今回の襲撃の場所である襲われた『予備群』名前や襲った相手など事細かく説明が行われていった。
『妖魔退魔師』側に報告を行った者は、ケイノトの町に放っていた間諜であった。
ゲンロクの里に居るヒュウガ派の『妖魔召士』が放った『式』の『浮梟』によって伝えられた情報をケイノトにある『妖魔召士』の下部組織『退魔組』に居るサテツ達に伝えられた情報がそのまま間諜に伝わり、その情報がサカダイに届けられたという事である。
つまり『妖魔退魔師』側にこの情報が届けられる頃には、退魔組を含めた『妖魔召士』側の組織の全体に伝わっているという事であり、既に『妖魔召士』側はこちらが動く前に、何らかの対策や準備を行い始めている頃だろう。
「これから我々は『妖魔召士』達の長であるゲンロク殿の元へ向かい、今回の事について、詳しい事情を聞きに行きます。全ては向こう側の態度一つですが、弁明次第では武力を伴った解決を行う予定ですので皆さんもそのつもりでお願いしますね」
淡々と副総長である『ミスズ』が決定事項を口にしているが、これまでの『ノックス』の世界の歴史上、両組織での武力を伴った戦争は過去には一度も行われてはいない。それは前時代までの互いの組織が、それだけは起こしてはならないと考えた上で気を付けた行動を取ってきたからに他ならない。
しかし今回は死人こそ出てはいなかったが、妖魔退魔師側の下部組織の予備群が傷つけられた上に、文句があるなら直接『妖魔召士』の長にいってこいと告げられたのである。
――『妖魔退魔師』側にも面子という物がある。
ここまで舐められた態度を取られている以上、何もせずに静観はあり得ない。この場に集まったそれぞれの組長や、副組長達はそれぞれが気を引き締めた表情を浮かべて副総長の言葉を耳に入れるのであった。
「我々がこの町を離れる間。町の警護は退魔師衆と精鋭の『予備群』に任せるつもりですが、最高幹部のヒノエ組、スオウ組、キョウカ組の三組の中から、一組だけケイノトの町に向かって頂きます」
「ケイノト? ああ『退魔組』の存在の為か」
ヒノエが訝しげに眉を寄せたが、そこには『妖魔召士』の下部組織『退魔組』がある事を思い出して直ぐに合点がいった様子だった。
「はい、その通りです。戦争になれば当然『退魔組』も『妖魔召士』の組織である以上、敵側の一部となる為、まずは相手の動向を窺う為に三組のどこかの組長がそちらに回って頂きたいと思っています」
『退魔組』に居る『妖魔召士』は現場の頭領であるサテツのみであり、その他は『特別退魔士』数人と『上位退魔士』達だけである為『妖魔退魔師』衆が数人と『予備群』が十名程向かえば、それだけで何とか出来る戦力はあるのだが、何か予想外の出来事が生じた時に臨機応変に動く事が出来て確実な作戦遂行を求めるのであれば、最高幹部を伴った組長が、指揮を執ることが望ましいと考えたようである。
「前回の事も踏まえて、事情をよく知るヒノエさんにそちらを任せたいと考えているのですが」
「いや、待ってください、ミスズ副総長」
副総長のミスズは最高幹部の中でも序列の一番高いヒノエ組を『ケイノト』の町に派遣しようと考えていた為、この場でそれを告げようとした。しかしそこで副総長のミスズの言葉を遮る形で『二組』の組長である『スオウ』から待ったの言葉が掛けられるのであった。
「事情をよく知るという事であれば、ヒノエ組長達にはゲンロク殿達との会合に参加した方が、宜しいのではないですか? ここ最近戦果を挙げられ始めたヒノエ組長はとても立派ですが、その組員達は最近ヒノエ組に抜擢された者達であり、今回のような非常に重要な任務を任せるのは酷だと思うのです。僕たち『二組』であれば数こそヒノエ組には劣りますが、組員全員が古参であり、戦闘経験の豊富な者達が揃っています。僕たち二組に退魔組は任せて頂きたいのですがどうでしょうか? 副総長」
「また始まった……」
誰にも聞こえない程の小さな声で副総長ミスズはぽろりと言葉を漏らす。
元々は一組を預かる最高幹部であったスオウだが、近年その『一組』の座をヒノエ組に奪われてしまったスオウ組は何かにつけて『一組』となった『ヒノエ組』を敵視していたのであった。
「おいおい、副総長殿が決めた事にいちいち文句言ってんじゃねぇよ? クソガキ」
聞き分けの悪い子供を相手にするかのような声で告げると、ヒノエは大きく溜息を吐いた。
スオウの眉がピクピクと動いたかと思うと、ぎりっと歯噛みした後に直ぐに表情を戻して無理矢理に笑みを作った。
「強欲だよねぇ、ヒノエってさ。どんな汚い手を使って手柄を立ててきたのかは知らないけどさぁ? まだ足りないのかなあ、それとも総長に気にいられたくて必死なのかな?」
こちらも隣に居る『ヒノエ』達だけに聞こえるような声で『ヒノエ』を煽る『スオウ』であった。
「あ? もういっぺん言ってみろよ、クソチビ!」
「ああ? 何度でも言ってあげるよ、このうどの大木!!」
総長にそこまで気に入られたいのかとスオウに言われたヒノエは、隣に居たスオウの髪の毛を強引に掴んだかと思うと、スオウも負けじとヒノエの胸倉を掴みあげる。
「な、何をしているのですか、今は大事な会議の最中なんですよ!」
進行を務めていた副総長ミスズが慌てて止めに入るのだった。総長のシゲンはその様子をみて、腕を組みながら溜息を吐くのであった。
前回ゲンロクの居る里へ話し合いに向かったヒノエは『予備群』が襲撃されたという知らせに流石に予想外すぎたのか、信じられないといった様子で呆れた笑いをヒナギクに見せていた。
「私はアイツらによく考えろと言ったつもりだったが、あいつらにとって『妖魔山』の管理権をうちに移す事がそこまで許容出来ない事であったというワケか?」
「どうなのでしょうか……。これは『妖魔召士』側の総意とは、いや『ゲンロク』殿の思惑から外れた出来事なのかもしれませんよ」
あの場に参加していなかった『妖魔召士』が、勝手に動いた事なのだろうと『ヒナギク』は予想をする。
(しかし私の予感がこのような形で実現されてしまうとは……)
ヒノエと共にゲンロクの里に向かったヒナギクだったが、その帰り際にヒノエに『妖魔退魔師』と『妖魔召士』が武力衝突を起こした歴史はないと告げられた。
しかしあの時ヒナギクはヒノエの背中を見ながら近い未来、その武力衝突が起こされるのではないかと予感めいた物を感じていたのであった。
「ゲンロク殿の思惑ではなかったとしても、もう今回の一件は冗談でしたでは済まされないだろう。ひとまず本部へ行くぞヒナギク!」
「了解です。ヒノエ組長」
…………
そして招集された『妖魔退魔師』の本部で話された議題は、やはり今回の『妖魔召士』の襲撃事件が本題であった。
副総長のミスズによる会議の進行で、今回の襲撃の場所である襲われた『予備群』名前や襲った相手など事細かく説明が行われていった。
『妖魔退魔師』側に報告を行った者は、ケイノトの町に放っていた間諜であった。
ゲンロクの里に居るヒュウガ派の『妖魔召士』が放った『式』の『浮梟』によって伝えられた情報をケイノトにある『妖魔召士』の下部組織『退魔組』に居るサテツ達に伝えられた情報がそのまま間諜に伝わり、その情報がサカダイに届けられたという事である。
つまり『妖魔退魔師』側にこの情報が届けられる頃には、退魔組を含めた『妖魔召士』側の組織の全体に伝わっているという事であり、既に『妖魔召士』側はこちらが動く前に、何らかの対策や準備を行い始めている頃だろう。
「これから我々は『妖魔召士』達の長であるゲンロク殿の元へ向かい、今回の事について、詳しい事情を聞きに行きます。全ては向こう側の態度一つですが、弁明次第では武力を伴った解決を行う予定ですので皆さんもそのつもりでお願いしますね」
淡々と副総長である『ミスズ』が決定事項を口にしているが、これまでの『ノックス』の世界の歴史上、両組織での武力を伴った戦争は過去には一度も行われてはいない。それは前時代までの互いの組織が、それだけは起こしてはならないと考えた上で気を付けた行動を取ってきたからに他ならない。
しかし今回は死人こそ出てはいなかったが、妖魔退魔師側の下部組織の予備群が傷つけられた上に、文句があるなら直接『妖魔召士』の長にいってこいと告げられたのである。
――『妖魔退魔師』側にも面子という物がある。
ここまで舐められた態度を取られている以上、何もせずに静観はあり得ない。この場に集まったそれぞれの組長や、副組長達はそれぞれが気を引き締めた表情を浮かべて副総長の言葉を耳に入れるのであった。
「我々がこの町を離れる間。町の警護は退魔師衆と精鋭の『予備群』に任せるつもりですが、最高幹部のヒノエ組、スオウ組、キョウカ組の三組の中から、一組だけケイノトの町に向かって頂きます」
「ケイノト? ああ『退魔組』の存在の為か」
ヒノエが訝しげに眉を寄せたが、そこには『妖魔召士』の下部組織『退魔組』がある事を思い出して直ぐに合点がいった様子だった。
「はい、その通りです。戦争になれば当然『退魔組』も『妖魔召士』の組織である以上、敵側の一部となる為、まずは相手の動向を窺う為に三組のどこかの組長がそちらに回って頂きたいと思っています」
『退魔組』に居る『妖魔召士』は現場の頭領であるサテツのみであり、その他は『特別退魔士』数人と『上位退魔士』達だけである為『妖魔退魔師』衆が数人と『予備群』が十名程向かえば、それだけで何とか出来る戦力はあるのだが、何か予想外の出来事が生じた時に臨機応変に動く事が出来て確実な作戦遂行を求めるのであれば、最高幹部を伴った組長が、指揮を執ることが望ましいと考えたようである。
「前回の事も踏まえて、事情をよく知るヒノエさんにそちらを任せたいと考えているのですが」
「いや、待ってください、ミスズ副総長」
副総長のミスズは最高幹部の中でも序列の一番高いヒノエ組を『ケイノト』の町に派遣しようと考えていた為、この場でそれを告げようとした。しかしそこで副総長のミスズの言葉を遮る形で『二組』の組長である『スオウ』から待ったの言葉が掛けられるのであった。
「事情をよく知るという事であれば、ヒノエ組長達にはゲンロク殿達との会合に参加した方が、宜しいのではないですか? ここ最近戦果を挙げられ始めたヒノエ組長はとても立派ですが、その組員達は最近ヒノエ組に抜擢された者達であり、今回のような非常に重要な任務を任せるのは酷だと思うのです。僕たち『二組』であれば数こそヒノエ組には劣りますが、組員全員が古参であり、戦闘経験の豊富な者達が揃っています。僕たち二組に退魔組は任せて頂きたいのですがどうでしょうか? 副総長」
「また始まった……」
誰にも聞こえない程の小さな声で副総長ミスズはぽろりと言葉を漏らす。
元々は一組を預かる最高幹部であったスオウだが、近年その『一組』の座をヒノエ組に奪われてしまったスオウ組は何かにつけて『一組』となった『ヒノエ組』を敵視していたのであった。
「おいおい、副総長殿が決めた事にいちいち文句言ってんじゃねぇよ? クソガキ」
聞き分けの悪い子供を相手にするかのような声で告げると、ヒノエは大きく溜息を吐いた。
スオウの眉がピクピクと動いたかと思うと、ぎりっと歯噛みした後に直ぐに表情を戻して無理矢理に笑みを作った。
「強欲だよねぇ、ヒノエってさ。どんな汚い手を使って手柄を立ててきたのかは知らないけどさぁ? まだ足りないのかなあ、それとも総長に気にいられたくて必死なのかな?」
こちらも隣に居る『ヒノエ』達だけに聞こえるような声で『ヒノエ』を煽る『スオウ』であった。
「あ? もういっぺん言ってみろよ、クソチビ!」
「ああ? 何度でも言ってあげるよ、このうどの大木!!」
総長にそこまで気に入られたいのかとスオウに言われたヒノエは、隣に居たスオウの髪の毛を強引に掴んだかと思うと、スオウも負けじとヒノエの胸倉を掴みあげる。
「な、何をしているのですか、今は大事な会議の最中なんですよ!」
進行を務めていた副総長ミスズが慌てて止めに入るのだった。総長のシゲンはその様子をみて、腕を組みながら溜息を吐くのであった。
0
お気に入りに追加
440
あなたにおすすめの小説
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる