1,069 / 1,915
サカダイ編
1052.ヒノエの爆弾発言
しおりを挟む
組長のヒノエと副組長のヒナギクは『妖魔召士』達が集う部屋に案内された。その部屋の中には、現在の『妖魔召士』の長の座に居る『ゲンロク』とNo.2である『ヒュウガ』それにその両名に従う『妖魔召士』の幹部達が『妖魔退魔師』側の最高幹部である『一組』の組長『ヒノエ』を待っていた。
「待たせてしまって申し訳ない。私が『総長の名代』で来た『ヒノエ組』組長の『ヒノエだ』」
「同じく『副総長の名代』で来ました『ヒノエ組』副組長の『ヒナギク』です」
椅子に座って直ぐに挨拶をする二人に『妖魔召士』達は頷いた。この場に居る者達は事情を全員が理解している為、こちらの長がこの場に居るのに『シゲン』や『ミスズ』といった『妖魔退魔師』側の組織のトップが来ていないことに文句を言うものは誰も居なかった。
本来の両組織が行う取り決めの会合では『妖魔退魔師』側も総長や副総長を含めた幹部達も全員集まるのだが、今回はサカダイの土地に『妖魔召士』側の組織の人間が、入り込んだ不始末の一件が原因である為に、会合というよりかは『妖魔召士』側がとる責任方法を『妖魔退魔師』側の者が報告を受けるという形である。
つまり今回の一件は完全に『妖魔召士』側が風下に立つ立場である為『妖魔退魔師』側は、最高幹部である『ヒノエ』を総長『シゲン』の『名代』として、この場で報告を受ける立場として、選ばれてここに来たのであった。
「早速だが、うちらの土地に入り込んでドンパチやらかした件。あんたらはどうするつもりなのか、聞かせてもらおうか?」
対立する組織の総本山で、少しも臆する事なく堂々とした態度で『ヒノエ』組長はそう言い放つのだった。
ヒノエの言葉にまず始めに口を開いたのは『妖魔召士』組織のNo.2である『ヒュウガ』であった。
「この度は申し訳ありませんでした。再三入り込んだ者達にも気を付けるように伝えてはいたのですが、うちの領地内の『加護の森』に唐突に二体の妖魔が現れましてね。森の警備を行っていた退魔組の若い者達が、現れた妖魔を退治しようと対応にあたったようなのですが、その妖魔は敵わないとみるや、そちらの管理する土地側へと逃げて行ったそうで、彼らも逃げた妖魔が町へ向かえば危険だと考えての事で、必死になって後を追っていったそうなんですが……」
「あー、ヒュウガさん。その辺の話はもういいよ。私たちは別に何で入り込んだかの理由を細かく聞く為にきたんじゃねぇんだ」
「え?」
ヒュウガがサカダイの管理する土地に入り込んだ理由を述べている途中で、ヒノエは手で制してヒュウガの言葉を遮るのであった。
「だからアンタらの組織の連中は、理由がどうであれ入っちゃいけねぇ場所に入り込んだんだ。その落とし前をどうつけるのかを私達は聞きたいだけだ」
ぴしゃりと言い放った『ヒノエ』のその高圧的な態度にヒュウガだけではなく、他の者達も眉を寄せて不機嫌さを露にするのだった。
「そ、それは……。ですから今後は若い者達によくいい聞かせておきますので、どうか穏便に済ます事は……」
他の『妖魔召士』がそう口にすると、途端に『ヒノエ』はテーブルを思いきり手で叩いた。ばんっと小気味いい音が響き、喋っていた『妖魔召士』の男はすぐさま黙り込んだ。
「お前、舐めてんのか? うちとアンタの組織の関係は分かってんだろうが。そんな適当が許されるんだったら、毎回毎回利権の取り決めやらなんやら話す必要も意味もねぇだろう、なぁヒナギク?」
「はい。まさしくその通りですね。事情はどうであれ、両組織間の間で決めた事を破ったのは貴方がた『妖魔召士』側なのですから、その責任は取って頂かないと」
不穏な空気の中、急にヒノエに話を振られたヒナギクだったが、冷静にそう告げた後に視線をゲンロクに向けるのだった。
視線を向けられた『妖魔召士』側の長であるゲンロクは小さく溜息を吐いた後、これまで黙っていた口を開いた。
「うちが『コウヒョウ』に出している店の利益と、そちらに出してもらっている『予備群』達の町の護衛料の30%の上乗せで、今回の事は目を瞑ってもらえないだろうか」
「ほう……? 例の森に入っただけだというのにえらく大盤振る舞いじゃないか。何か裏があるんじゃないかと疑ってしまうねぇ」
『コウヒョウ』はノックスの世界では商いの町として有名で、世界中から人が集まる大都市であり、当然『妖魔退魔師』や『妖魔召士』の組織で扱う利権絡みを含めた重要な場所の一つであった。
酒場、食事処、万屋。どれをとっても無視が出来ない商い場で、他の町の権益とは比べ物にならない。
そんなコウヒョウの利益と、コウヒョウの町の護衛を務める『予備群』に支払う護衛料の30%の上乗せだというのだから、それはそれは馬鹿にならない額になる。
少々荒事があったとはいえ、単にサカダイの管理する森に入ったくらいで、ここまでの有益な提案を示されるとは思わなかった。この条件であれば、本来なら話を持ち帰る事もせずにこの場で決めてしまっても構わない程なのだが、今回は少し事情が違う。
今回の会合で『ヒノエ』達に出された命令内容は『妖魔山』の管理権を『妖魔召士』から『妖魔退魔師』へと移す事。
それが前提条件である為に、ここまでの好条件であったとしてもそれで構いませんとは、とてもいえないのであった。
ヒノエはちらりと隣に居る自分の信頼する副組長の顔を見る。どうやら副組長のヒナギクも悩んでいるような表情を浮かべている。彼女も『妖魔召士』の組織がここまでの条件を提示するとは思わなかったのだろう。ゲンロクの出したコウヒョウの上乗せの話は並大抵ではない程の、莫大な儲け話なのである。
「しかし悪いがそれだけじゃ駄目だな。コウヒョウの上乗せにプラスして、直接縄張りに入り込んだ連中と、その連中に指示を出した『退魔組』の頭領『サテツ』の首を差し出せば、今回は目を瞑ってやるよ」
「「なっ……!?」」
とんでもない事を言い出した『ヒノエ』にその場に居る者達は『ゲンロク』や『ヒュウガ』。それに組織の身内である『ヒナギク』でさえ驚きの声をあげながら『ヒノエ』の顔を見るのであった。
……
……
……
「待たせてしまって申し訳ない。私が『総長の名代』で来た『ヒノエ組』組長の『ヒノエだ』」
「同じく『副総長の名代』で来ました『ヒノエ組』副組長の『ヒナギク』です」
椅子に座って直ぐに挨拶をする二人に『妖魔召士』達は頷いた。この場に居る者達は事情を全員が理解している為、こちらの長がこの場に居るのに『シゲン』や『ミスズ』といった『妖魔退魔師』側の組織のトップが来ていないことに文句を言うものは誰も居なかった。
本来の両組織が行う取り決めの会合では『妖魔退魔師』側も総長や副総長を含めた幹部達も全員集まるのだが、今回はサカダイの土地に『妖魔召士』側の組織の人間が、入り込んだ不始末の一件が原因である為に、会合というよりかは『妖魔召士』側がとる責任方法を『妖魔退魔師』側の者が報告を受けるという形である。
つまり今回の一件は完全に『妖魔召士』側が風下に立つ立場である為『妖魔退魔師』側は、最高幹部である『ヒノエ』を総長『シゲン』の『名代』として、この場で報告を受ける立場として、選ばれてここに来たのであった。
「早速だが、うちらの土地に入り込んでドンパチやらかした件。あんたらはどうするつもりなのか、聞かせてもらおうか?」
対立する組織の総本山で、少しも臆する事なく堂々とした態度で『ヒノエ』組長はそう言い放つのだった。
ヒノエの言葉にまず始めに口を開いたのは『妖魔召士』組織のNo.2である『ヒュウガ』であった。
「この度は申し訳ありませんでした。再三入り込んだ者達にも気を付けるように伝えてはいたのですが、うちの領地内の『加護の森』に唐突に二体の妖魔が現れましてね。森の警備を行っていた退魔組の若い者達が、現れた妖魔を退治しようと対応にあたったようなのですが、その妖魔は敵わないとみるや、そちらの管理する土地側へと逃げて行ったそうで、彼らも逃げた妖魔が町へ向かえば危険だと考えての事で、必死になって後を追っていったそうなんですが……」
「あー、ヒュウガさん。その辺の話はもういいよ。私たちは別に何で入り込んだかの理由を細かく聞く為にきたんじゃねぇんだ」
「え?」
ヒュウガがサカダイの管理する土地に入り込んだ理由を述べている途中で、ヒノエは手で制してヒュウガの言葉を遮るのであった。
「だからアンタらの組織の連中は、理由がどうであれ入っちゃいけねぇ場所に入り込んだんだ。その落とし前をどうつけるのかを私達は聞きたいだけだ」
ぴしゃりと言い放った『ヒノエ』のその高圧的な態度にヒュウガだけではなく、他の者達も眉を寄せて不機嫌さを露にするのだった。
「そ、それは……。ですから今後は若い者達によくいい聞かせておきますので、どうか穏便に済ます事は……」
他の『妖魔召士』がそう口にすると、途端に『ヒノエ』はテーブルを思いきり手で叩いた。ばんっと小気味いい音が響き、喋っていた『妖魔召士』の男はすぐさま黙り込んだ。
「お前、舐めてんのか? うちとアンタの組織の関係は分かってんだろうが。そんな適当が許されるんだったら、毎回毎回利権の取り決めやらなんやら話す必要も意味もねぇだろう、なぁヒナギク?」
「はい。まさしくその通りですね。事情はどうであれ、両組織間の間で決めた事を破ったのは貴方がた『妖魔召士』側なのですから、その責任は取って頂かないと」
不穏な空気の中、急にヒノエに話を振られたヒナギクだったが、冷静にそう告げた後に視線をゲンロクに向けるのだった。
視線を向けられた『妖魔召士』側の長であるゲンロクは小さく溜息を吐いた後、これまで黙っていた口を開いた。
「うちが『コウヒョウ』に出している店の利益と、そちらに出してもらっている『予備群』達の町の護衛料の30%の上乗せで、今回の事は目を瞑ってもらえないだろうか」
「ほう……? 例の森に入っただけだというのにえらく大盤振る舞いじゃないか。何か裏があるんじゃないかと疑ってしまうねぇ」
『コウヒョウ』はノックスの世界では商いの町として有名で、世界中から人が集まる大都市であり、当然『妖魔退魔師』や『妖魔召士』の組織で扱う利権絡みを含めた重要な場所の一つであった。
酒場、食事処、万屋。どれをとっても無視が出来ない商い場で、他の町の権益とは比べ物にならない。
そんなコウヒョウの利益と、コウヒョウの町の護衛を務める『予備群』に支払う護衛料の30%の上乗せだというのだから、それはそれは馬鹿にならない額になる。
少々荒事があったとはいえ、単にサカダイの管理する森に入ったくらいで、ここまでの有益な提案を示されるとは思わなかった。この条件であれば、本来なら話を持ち帰る事もせずにこの場で決めてしまっても構わない程なのだが、今回は少し事情が違う。
今回の会合で『ヒノエ』達に出された命令内容は『妖魔山』の管理権を『妖魔召士』から『妖魔退魔師』へと移す事。
それが前提条件である為に、ここまでの好条件であったとしてもそれで構いませんとは、とてもいえないのであった。
ヒノエはちらりと隣に居る自分の信頼する副組長の顔を見る。どうやら副組長のヒナギクも悩んでいるような表情を浮かべている。彼女も『妖魔召士』の組織がここまでの条件を提示するとは思わなかったのだろう。ゲンロクの出したコウヒョウの上乗せの話は並大抵ではない程の、莫大な儲け話なのである。
「しかし悪いがそれだけじゃ駄目だな。コウヒョウの上乗せにプラスして、直接縄張りに入り込んだ連中と、その連中に指示を出した『退魔組』の頭領『サテツ』の首を差し出せば、今回は目を瞑ってやるよ」
「「なっ……!?」」
とんでもない事を言い出した『ヒノエ』にその場に居る者達は『ゲンロク』や『ヒュウガ』。それに組織の身内である『ヒナギク』でさえ驚きの声をあげながら『ヒノエ』の顔を見るのであった。
……
……
……
0
お気に入りに追加
424
あなたにおすすめの小説
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる