815 / 1,966
ノックス編
800.突然の襲撃者
しおりを挟む
「しかし森の中心とは、珍しいところに出たな」
フルーフも見渡しが悪い森の中を眺めながら、初めての世界を観察する。
「森か。そういえば我がリラリオの世界へ跳ばされた時も森だったな」
そしてそのおかげでベア達に出会い『グラン』の町を案内してもらったのだった。今となっては懐かしいなとソフィは考えていたが、隣でフルーフが『スタック』を開始していた。どうやら再び『アレルバレル』の世界へ戻るつもりなのだろう。
「ではソフィよ、前に言った通りにワシはレアを連れて一度『レパート』の世界へ帰るぞ。落ち着いたらまた様子を見に来る。こやつがしっかりと、お主を元の世界へ戻すとは限らんからな」
「オイ、ちゃんと約束通り『ノックス』の世界へは案内しただろう。そこまで俺は落ちぶれちゃいねぇよ」
「ふん。どうだかな。それより大魔王ヌーよ、ワシとの約束はしっかりと守れよ?」
「分かっている。てめぇこそ誰に舐めた口を利いているか、今に分からせてやるからな」
舌打ちを交えながらヌーがそう言うと、フルーフは鼻をならしながら笑みを浮かべるのだった。
「ではソフィよ、配下の者に会えることを祈っておる。無理だけはするでないぞ?」
「うむ。 フルーフよ感謝するぞ。お主も長く空けてしまって『レパート』の世界の再建は大変だろうが、お主なら必ず大丈夫と信じておる」
フルーフは黙って右拳を差し出すと、ソフィもその拳に合わせる。再会の時のように拳と拳で魔力をぶつけ合って挨拶を交わすと『ドンッ』という音と音の衝撃が森の中を駆け巡っていった。
「それではな」
「うむ」
その言葉を最後にフルーフは、レアの待つアレルバレルの世界へと帰っていった。
先程の挨拶によって、森の近くに居た小動物等は逃げ去ったようで、森の中は風が木々の葉などを揺らす音だけが響いている。
「エヴィの魔力はこの辺では感知は出来ぬな。それに魔物などの気配も無い。少し移動して街などがないか探しに行ってみるか」
「オイ。そろそろこの拘束具を外しやがれ。このままだと何も出来ねぇだろうが」
「おお、そうだった、すまぬな、忘れておった」
そう言ってソフィはヌーの四肢に付けた『神聖魔法』で出来た拘束具を外すのだった。
「ちっ、忘れるんじゃねぇよ。さっさと『天衣無縫』の野郎を見つけ出して、俺を解放しろ」
どうやら本当にソフィがエヴィを見つけ出すまではソフィと一緒に居るらしく、自分一人で何処かへ行くような素振りを見せなかった。
「クックック、いやに協力的になったでは無いか。拘束具を外した瞬間に、別世界へ行くんじゃないかと考えていたが、安心したぞヌーよ、お主は中々義理堅いようだな」
「ふんっ、何を勘違いしているか知らねぇが、どうせ逃げたところでてめぇやフルーフの野郎が追いかけて来るだろうが。俺は無駄な事はしない主義なんだよ。いいからとっとと探しに行くぞ」
「クックック、照れぬでも良いでは無いか」
ソフィはそう言って、ヌーの後を追いかけようとしたその時だった。
「!?」
「ヌーよ……」
「ああ、どうやら俺達に客のようだな」
ソフィとヌーの居る森全体に結界が張られた事を二人は同時に感知するのだった。
「おいおい、この数の増え方は尋常じゃねぇぞ?」
結界を感知してから僅か数秒程の出来事だった。
『漏出』で探知した魔力の持ち主は数体程だったものが、物の数秒で数十体へとその数が増えていく。
「ヌーよ、上空だ!」
『漏出』で周囲を探っていたヌーの頭上を目掛けて何やら狐の面を被った人型の存在が、刀を振り下ろしながら迫って来るのだった。
「うるせぇっ! 言われなくても分かってんだよ!」
ソフィにそう言い返しながらヌーは、面を被った襲撃者たちに向けて魔法を放った。
――超越魔法、『万物の爆発』。
金色を纏いながら放つヌーの魔力は相当に高く、超越魔法であっても恐ろしい殺傷力を持つ。
「「!?」」
ヌーに向けて攻撃を仕掛けようとしていた者達は、器用に空中で態勢を変えると、ヌーの魔法を避けながら地面に着地する。しかしその瞬間、面をつけた者達は一斉に口をおさえながらその場に蹲る。
「クソ野郎どもが、誰に向かって仕掛けてきてやがる?」
襲撃者たちが着地するであろう場所に先手をうったヌーが、魔法を放っていたのだった。面をつけた者達の周囲が禍々しい色に染まり、空気が汚染されていた。
その汚染魔法の名は『禍々崩』。
ヌーによって生み出された強力な毒が空気中に混ざり、それを吸い込んだ者達は即座に意識を失い耐魔力が低い者は、そのまま意識を戻る事なくあの世へと向かう事になる。
ヌーは面をつけた者達がそのまま倒れ伏すと思っていたが、次の瞬間にはその場から一斉に姿が消えた。
「魔法か? 転移で移動したのでは無く、完全に姿が消えておる」
そう呟くソフィの背後に、突然二体の大きな体をした犬が出現する。
「「グガァァッ!!」」
二体の巨体な体をした犬は、そのままソフィを食い千切ろうと襲い掛かって来る。
「魔物? クックック、面白い」
ソフィの右腕に食らいつこうと迫ってきた一体の犬が、その腕にかぶりついた瞬間に、巨躯の犬は顔がはじけ飛んだ。
「ギッ!?」
もう一体の犬はそれを見て慌てて後ずさりながらソフィを見るが、その場にはすでにソフィの姿が無く、犬は唸りながら辺りを見回す。
「何処を見ている? 我はここだ」
巨躯の犬はその言葉に慌てて振り返る。そして金色に光るソフィの目を見た瞬間、種の本能が働いたのか全身を震わせながら怯え始める。
「どうした? 抵抗せぬならそのまま死ぬぞ」
そう言ってソフィが巨躯の犬に手を伸ばした瞬間。犬は背後を振り向いて、全速力でその場から駆け出していった。
「ギッ!!」
――しかし次の瞬間。
逃げ出した巨躯の犬の体が燃え上がったかと思うと、そのまま断末魔をあげて、ボンっという音と共に、一枚の紙になり替わるのだった。
「ほう? 私の使役する『妖魔』を退けるとは骨のある奴等だな」
「中々に高位の妖魔達だったのですがね、彼らは一体何者でしょうか」
逃げ出した巨躯の犬を仕留めた者達は、先程の狐の面を被った人間のようであった。
フルーフも見渡しが悪い森の中を眺めながら、初めての世界を観察する。
「森か。そういえば我がリラリオの世界へ跳ばされた時も森だったな」
そしてそのおかげでベア達に出会い『グラン』の町を案内してもらったのだった。今となっては懐かしいなとソフィは考えていたが、隣でフルーフが『スタック』を開始していた。どうやら再び『アレルバレル』の世界へ戻るつもりなのだろう。
「ではソフィよ、前に言った通りにワシはレアを連れて一度『レパート』の世界へ帰るぞ。落ち着いたらまた様子を見に来る。こやつがしっかりと、お主を元の世界へ戻すとは限らんからな」
「オイ、ちゃんと約束通り『ノックス』の世界へは案内しただろう。そこまで俺は落ちぶれちゃいねぇよ」
「ふん。どうだかな。それより大魔王ヌーよ、ワシとの約束はしっかりと守れよ?」
「分かっている。てめぇこそ誰に舐めた口を利いているか、今に分からせてやるからな」
舌打ちを交えながらヌーがそう言うと、フルーフは鼻をならしながら笑みを浮かべるのだった。
「ではソフィよ、配下の者に会えることを祈っておる。無理だけはするでないぞ?」
「うむ。 フルーフよ感謝するぞ。お主も長く空けてしまって『レパート』の世界の再建は大変だろうが、お主なら必ず大丈夫と信じておる」
フルーフは黙って右拳を差し出すと、ソフィもその拳に合わせる。再会の時のように拳と拳で魔力をぶつけ合って挨拶を交わすと『ドンッ』という音と音の衝撃が森の中を駆け巡っていった。
「それではな」
「うむ」
その言葉を最後にフルーフは、レアの待つアレルバレルの世界へと帰っていった。
先程の挨拶によって、森の近くに居た小動物等は逃げ去ったようで、森の中は風が木々の葉などを揺らす音だけが響いている。
「エヴィの魔力はこの辺では感知は出来ぬな。それに魔物などの気配も無い。少し移動して街などがないか探しに行ってみるか」
「オイ。そろそろこの拘束具を外しやがれ。このままだと何も出来ねぇだろうが」
「おお、そうだった、すまぬな、忘れておった」
そう言ってソフィはヌーの四肢に付けた『神聖魔法』で出来た拘束具を外すのだった。
「ちっ、忘れるんじゃねぇよ。さっさと『天衣無縫』の野郎を見つけ出して、俺を解放しろ」
どうやら本当にソフィがエヴィを見つけ出すまではソフィと一緒に居るらしく、自分一人で何処かへ行くような素振りを見せなかった。
「クックック、いやに協力的になったでは無いか。拘束具を外した瞬間に、別世界へ行くんじゃないかと考えていたが、安心したぞヌーよ、お主は中々義理堅いようだな」
「ふんっ、何を勘違いしているか知らねぇが、どうせ逃げたところでてめぇやフルーフの野郎が追いかけて来るだろうが。俺は無駄な事はしない主義なんだよ。いいからとっとと探しに行くぞ」
「クックック、照れぬでも良いでは無いか」
ソフィはそう言って、ヌーの後を追いかけようとしたその時だった。
「!?」
「ヌーよ……」
「ああ、どうやら俺達に客のようだな」
ソフィとヌーの居る森全体に結界が張られた事を二人は同時に感知するのだった。
「おいおい、この数の増え方は尋常じゃねぇぞ?」
結界を感知してから僅か数秒程の出来事だった。
『漏出』で探知した魔力の持ち主は数体程だったものが、物の数秒で数十体へとその数が増えていく。
「ヌーよ、上空だ!」
『漏出』で周囲を探っていたヌーの頭上を目掛けて何やら狐の面を被った人型の存在が、刀を振り下ろしながら迫って来るのだった。
「うるせぇっ! 言われなくても分かってんだよ!」
ソフィにそう言い返しながらヌーは、面を被った襲撃者たちに向けて魔法を放った。
――超越魔法、『万物の爆発』。
金色を纏いながら放つヌーの魔力は相当に高く、超越魔法であっても恐ろしい殺傷力を持つ。
「「!?」」
ヌーに向けて攻撃を仕掛けようとしていた者達は、器用に空中で態勢を変えると、ヌーの魔法を避けながら地面に着地する。しかしその瞬間、面をつけた者達は一斉に口をおさえながらその場に蹲る。
「クソ野郎どもが、誰に向かって仕掛けてきてやがる?」
襲撃者たちが着地するであろう場所に先手をうったヌーが、魔法を放っていたのだった。面をつけた者達の周囲が禍々しい色に染まり、空気が汚染されていた。
その汚染魔法の名は『禍々崩』。
ヌーによって生み出された強力な毒が空気中に混ざり、それを吸い込んだ者達は即座に意識を失い耐魔力が低い者は、そのまま意識を戻る事なくあの世へと向かう事になる。
ヌーは面をつけた者達がそのまま倒れ伏すと思っていたが、次の瞬間にはその場から一斉に姿が消えた。
「魔法か? 転移で移動したのでは無く、完全に姿が消えておる」
そう呟くソフィの背後に、突然二体の大きな体をした犬が出現する。
「「グガァァッ!!」」
二体の巨体な体をした犬は、そのままソフィを食い千切ろうと襲い掛かって来る。
「魔物? クックック、面白い」
ソフィの右腕に食らいつこうと迫ってきた一体の犬が、その腕にかぶりついた瞬間に、巨躯の犬は顔がはじけ飛んだ。
「ギッ!?」
もう一体の犬はそれを見て慌てて後ずさりながらソフィを見るが、その場にはすでにソフィの姿が無く、犬は唸りながら辺りを見回す。
「何処を見ている? 我はここだ」
巨躯の犬はその言葉に慌てて振り返る。そして金色に光るソフィの目を見た瞬間、種の本能が働いたのか全身を震わせながら怯え始める。
「どうした? 抵抗せぬならそのまま死ぬぞ」
そう言ってソフィが巨躯の犬に手を伸ばした瞬間。犬は背後を振り向いて、全速力でその場から駆け出していった。
「ギッ!!」
――しかし次の瞬間。
逃げ出した巨躯の犬の体が燃え上がったかと思うと、そのまま断末魔をあげて、ボンっという音と共に、一枚の紙になり替わるのだった。
「ほう? 私の使役する『妖魔』を退けるとは骨のある奴等だな」
「中々に高位の妖魔達だったのですがね、彼らは一体何者でしょうか」
逃げ出した巨躯の犬を仕留めた者達は、先程の狐の面を被った人間のようであった。
0
お気に入りに追加
437
あなたにおすすめの小説

スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜
シャチ
ファンタジー
タリム復興期を読んでいただくと、なんでミリアのお母さんがぶっ飛んでいるのかがわかります。
アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。
前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。
一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。
そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。
砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。
彼女の名はミリア・タリム
子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」
542人の帝国将兵を死傷させた狙撃の天才
そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。
このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。
他サイトに掲載したものと同じ内容となります。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

【完結】追放された実は最強道士だった俺、異国の元勇者の美剣女と出会ったことで、皇帝すらも認めるほどまで成り上がる
岡崎 剛柔
ファンタジー
【あらすじ】
「龍信、貴様は今日限りで解雇だ。この屋敷から出ていけ」
孫龍信(そん・りゅうしん)にそう告げたのは、先代当主の弟の孫笑山(そん・しょうざん)だった。
数年前に先代当主とその息子を盗賊団たちの魔の手から救った龍信は、自分の名前と道士であること以外の記憶を無くしていたにもかかわらず、大富豪の孫家の屋敷に食客として迎え入れられていた。
それは人柄だけでなく、常人をはるかに超える武術の腕前ゆえにであった。
ところが先代当主とその息子が事故で亡くなったことにより、龍信はこの屋敷に置いておく理由は無いと新たに当主となった笑山に追放されてしまう。
その後、野良道士となった龍信は異国からきた金毛剣女ことアリシアと出会うことで人生が一変する。
とある目的のためにこの華秦国へとやってきたアリシア。
そんなアリシアの道士としての試験に付き添ったりすることで、龍信はアリシアの正体やこの国に来た理由を知って感銘を受け、その目的を達成させるために龍信はアリシアと一緒に旅をすることを決意する。
またアリシアと出会ったことで龍信も自分の記憶を取り戻し、自分の長剣が普通の剣ではないことと、自分自身もまた普通の人間ではないことを思い出す。
そして龍信とアリシアは旅先で薬士の春花も仲間に加え、様々な人間に感謝されるような行動をする反面、悪意ある人間からの妨害なども受けるが、それらの人物はすべて相応の報いを受けることとなる。
笑山もまた同じだった。
それどころか自分の欲望のために龍信を屋敷から追放した笑山は、落ちぶれるどころか人間として最悪の末路を辿ることとなる。
一方の龍信はアリシアのこの国に来た目的に心から協力することで、巡り巡って皇帝にすらも認められるほど成り上がっていく。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる