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新魔国王編
第八章の補足と訂正
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第八章の補足と訂正
第八章開幕は組織の者達により『アレルバレル』の世界へと連れ去られてしまったレアと、それを連れ戻す為に向かった『レイズ』魔国の女王であるシスが『リラリオ』の世界へ戻ってきたところからスタートします。
『九大魔王』である『ディアトロス』『イリーガル』『リーシャ』の三名もソフィと合流を果たす事に成功しました。これでソフィと共に居る『九大魔王』は合計五人となりました。
別世界へ跳ばされた仲間の内『エイネ』と『ホーク』は『煌聖教団誕生編』にて登場しており『イバルディ』は八章『484話』に登場しております。これで本編に出てきている『九大魔王』は合計で八人となります。
『ソフィのプロポーズ』
1章の第8話で初めて登場した『リーネ』は最初からソフィを好きでいましたが、章を重ねるごとにソフィへの想いが強まり『好き』という感情から『愛する』という感情へと変わっていきました。そして今章にてようやく、想い人であったソフィからプロポーズをされてリーネの願いは成就されました。
しかしソフィは別世界の大魔王であるために、このプロポーズを受けるという事は『リーネ』にとっては生まれ育った『リラリオ』の世界から離れるという事になります。
しかし元々その覚悟を持っていたリーネは、悩む素振りも見せずに二つ返事ですぐに受け入れる事となりました。この辺がリーネらしいと言いますか、普段は大人しい性格の彼女ですが、本当に大事な事を決める時は物事をしっかりと考えて、すぐに決断する度胸を持っています。
(ソフィの事だったので、特に決断が早かったというのも理由なのですが)
何はともあれようやくソフィとリーネは、結ばれる事が出来て本編中で紹介が出来た事が作者としても嬉しかったです。
『リディアの成長』
1章の第27話で初めてソフィと出会った人間の剣士ですが、祖先に魔人である『ラクス』の子孫でもあります(『リラリオの魔王編』第314話『魔王レアと魔人族の生き残り』)。
前章までに刀に金色のオーラを纏合わせて戦う事は出来ていましたが、この章で登場する『レキ』と知り合った事で、彼に修行をつけてもらいながら『金色のオーラ』を身体に纏わせることが出来るようになりました。
(※しかしこの時点では『金色』の本来の力の七割程)。
『始祖龍キーリ』
闘技場のランクボスを務めている『キーリ』と『ラルフ』を負かした事で、勝ち上がったリディアと対戦。勝負の結果はキーリが慣れない『三色混合』を用いて圧倒しようと勝負を急ぎすぎてしまい、キーリの魔力浪費量を見抜いたリディアが、更にキーリに大技を使わせようと勝負を長引かせて『龍滅』という大技を誘い使わせる事で、キーリに『魔力枯渇』を引き起こさせて『リディア』が勝利を収めました。
リディアはキーリとの勝負の中で、キーリが『二色の併用』で戦おうとするならば、自身が大きく不利になるだろうなと判断していましたが、予想を大きく裏切りキーリが『三色混合』を使用した事でリディアは今回の作戦を考えついたのでした。
既にこの時にはリディアは後述するレキという魔族から修行を受けていた為に、ある程度相手の力量を推し量る事が可能でした。キーリとの試合の中でリディアが告げた言葉に『大した戦力値の上昇だが、それで戦うつもりか』と述べたのには暗に『魔力枯渇』を示唆していましたが、結局キーリは自分が侮られたと感じて、最後までその事に気づけなかったのです。
大賢者『エルシス』
闘技場での試合の後、シスの身体に宿っているもう一つの魂であるエルシス。
彼は生涯をソフィの願望を叶える為に捧げたが、結局願いは叶えられずにその寿命を全うした。シスの身体に転生を果たした後も友人であるソフィの為に動こうと決意はしていたが、本格的に動いたのは今回のリディアと出会った事で決断を果たしました。
当初リディアは七割程しか引き出せていなかった『金色のオーラ』をエルシスの指導によって10割引き出す事に成功します。その甲斐あって魔力コントロールがスムーズに出来るようになり、自身の刀にしか纏わせられなかった『オーラ』を自在に操れるようになりました。
そして彼はエルシスの神聖魔法『聖なる滅撃』を『金色の体現者』だけが持つ事の出来る『特異』の技で斬る事に成功するのでした。
魔瞳『支配の目』
魔人のオーラである『スクアード』を発動させている状態で、更に『金色のオーラ』を纏う事で『支配の目』を使えるようになる。この『支配の目』は魔族の使う『金色の目』とは違い、相手が格上であろうとも強制的に支配が出来る。
(※支配の目を持つ相手には相殺される)
発動できる時間は極端に短くかなり体に負担を掛ける為に、人間の身であれば寿命を削る事もある。また本編でリディアが使ったように『支配の目』を使いながら、魔力コントロールを強制的に扱えるようにすることも可能である。
(※この使い方と全く同じ使い方をしたのが魔族のレアで、彼女の場合は『二色の併用』で練度を一気に上げる場合に『魔力』コントロールというものを他者から教わらず、すべて独学で学んだために、練度を上げる方法をこのリディアが使ったように『金色の目』で魔力コントロールの代わりに、強引に自分の『魔力』を制御して、オーラの練度を上げるに至っていた)。
『支配の目』は非常に強力な魔瞳ではあるが、僅かな時間しか使用できない。僅か数秒程を伸ばす事であっても多大な労力が必要となる。
※元々は魔人の持ち得る技法であるために、先祖に魔人を持つ人間のリディアでは、寿命の関係で『支配の目』の効果時間を伸ばす事はほぼ不可能と思われてたが、エルシスの指導の下で現在、この魔瞳の効果時間を増やす研鑽が行われている最中である。
『特異の技法』
金色の体現者であれば、誰もが一つの『特異』の力に目覚める。リディアの場合は、相手の規模に関係なく遠距離から放たれる極大魔法や、始祖龍キーリの放つ『龍滅』のような技すらも斬る事が可能である。
リラリオの魔族の始祖『レキ・ヴェイルゴーザ』
かつてこのリラリオの世界を支配して、この世界の魔物を生み出した大魔王。
リラリオに生息する魔族以外の種族を襲い続けて、魂を喰い荒らし続けた結果『魔神』にレキは『一つの世界に危機をもたらす者』として認定されてしまい、七日七夜戦い続けた末に、レキは魔神に敗北を喫する。
その時の『魔神』の手によって『レキ』の魔力をすべて奪い去られて、身体は『ディアミール』の大陸にある洞窟の奥底へと封じ込められてしまった。
人間の剣士『リディア』
自己研鑽を続けながら旅をしていたリディアが、ディアミール大陸にある洞窟の奥底に封印されていたレキの『身体』を見つけ出した事によって、再びレキは『代替身体』ではあるが、自由の身となり動く事が可能となった。
そのレキは魔族の天敵ともいえる病である『梗桎梏病』を気が遠くなる程の年月もの間患っており、既に現在では上手く『魔力』を練る事が出来ない状態である。
しかしその状態であってもあっさりとミラの組織と同盟を結んでいた『ビラーノ』という大魔王を瞬殺して『代替身体』にしてしまった。
アレルバレル最強の大魔王『ソフィ』
大魔王レキが唯一認めた魔族であり、この作品の主人公。
『支配の目』や『三色併用』。そして『創造羅移界』を使用したにも拘らず仕留めきれなかったのは、レキにとっては魔族同士では初めての事であった。
『開陣炎爆』は最初に業火が出現して、その業火だけであっても下限程度の大魔王であれば、瞬時に燃やし尽くしてしまう程の規模の威力があるが、この魔法は対象を業火で燃やした後に更に勢いを増していき、対象の周囲を巻き込んで、円を描くように燃え広がっていき、やがてはその後の取り囲む炎が対象の元へ向かった時に生じる爆発が真髄ともいえる。
まさにこの魔法は『敵を二度殺す』。
(※明確に魔族の『代替身体』に対する彼なりの対策であり、一度目で相手を殺して魂を吐き出させた後に二度目で『開陣炎爆』はその魂すら消滅させる事を可能とした)
そんなレキが持ちうる全ての戦術を出し切ったが、今回ソフィには勝てなかった。しかしそれは現在のレキが、奪ったばかりの『代替身体』を使っていた為に、魔力を本来通りに通す事が出来ず、更にはビラーノ自身が『梗桎梏病』を患っていたというのも少なからず影響を受けていることは否めない。その点を加味するとこの時に戦った『第二形態』のソフィであるならば『代替身体』であっても、十分にレキは勝率を高める事が可能であるといえる。
しかし結果的に今回は、ソフィによってレキは敗れてしまい、これ以降『レキ・ヴェイルゴーザ』は、大魔王『ソフィ』に復讐を誓うのでした。
第八章の補足と訂正は以上になります。
皆様お久しぶりです『羽海汐遠』です。今回もまた第七章から二か月程が経ってしまいました。しかし八章はようやく出しておきたかった『レキ・ヴェイルゴーザ』を出す事が出来ました。
実は『第一章の初期』から、この『レキ』という存在を匂わせる伏線を入れていました。この『リラリオ』には魔物が生息しているにも拘らず、何故か『魔王』が存在していませんでした。
ソフィも不思議に思い最初に出会った熊の魔物である『ベア』にも尋ねていましたね。その理由として『ディアミール』大陸にある洞窟の奥底に、魔物達を生み出した原初の魔族『レキ』が『結界』を施された中で封印されていたからなのでした。
リラリオの世界の頂点に立った始祖龍キーリでさえ、当時はまだ魔神と戦う前の本来の身体を持つレキとは戦いを避けていました。もし当時のリラリオで龍族と、レキが率いる魔族と戦争が行われていれば、龍族が絶滅してキーリもこの世に居なかったかもしれません。
魔神はあらゆる世界で『一つの世界の危機』を察知した瞬間に、下界の現世に姿を現します。
その時その時によって現れる魔神は違いますが、レキが戦った魔神は間違いなく『最強クラス』であります。
今回の『第八章の補足と訂正』の回では多くは語りませんが、この世界の『魔神』こそは『リラリオ』に転移してきた『ソフィ』が子供の姿になった原因を作っています。
(※その詳細等々はまだまだ物語後半になった頃に説明する予定なので、今回はこの辺までにしておきます)。
さて今回はレキとソフィの両名が、初めて戦う事になった章となりました。エルシスやヌー。そしてミラやレキといった多くの実力者達が本編に登場しましたが、それぞれの強さは一体どうなっているのか、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に視聴者の方々からの感想で戦力値や魔力値をお尋ねくださった方々もいましたので、今回は過去の戦いでのソフィの『形態』等を補足していきたいと思います。
まず第五章での『ソフィ』VS『ヌー』との戦いから、ソフィの形態等を解説していきます。
この時のソフィは『第一形態』の『真なる大魔王』+『金色』の状態です。
この時のヌーと戦った時のソフィの戦力値や魔力値の詳細は以下の通りとなります。
【種族:魔族 名前:ソフィ第一形態(真なる大魔王化) 魔力値:1850億
状態:『金色』 戦力値:1900億】。
次に、レキの『代替身体』であるビラーノとの対戦時のソフィの戦力値や魔力値の詳細。
【種族:魔族 名前:ソフィ第二形態(真なる大魔王化) 魔力値:5550億
状態:『三色併用』 戦力値:5700億】。
つまりレキは慣れない『代替身体』の状態で、この時のソフィと戦っていたというワケです。もちろんヌーは『三色併用』を使えないために、単純な比較はあまり意味がありませんが、もし今のヌーとレキが戦う事があれば、あっさりとレキがヌーを倒してしまうでしょう。
本編に出たキャラの戦力値も記載していきたいと思います。
(※こちらはおまけです)。
21歳の時の初めてソフィと戦った時のエルシス。
(※この時のエルシスの『金色』を纏っていた時の最大戦力値は2200億)。
そしてエルシスが30歳に差し掛かろうという年齢になった頃『金色』と『青』の『二色混合』の体現に成功した時の戦力値は『二色混合』5500億となります。
(※但し僅かな時間しか纏えません)。
――以下は更におまけです。
【種族:魔族 名前:レルバノン 年齢:3754歳
魔力値:850万 戦力値3435万】。
【種族:魔族 名前:レヴトン 年齢:1345歳
魔力値:1474 戦力値:1551万】。
【種族:魔族 名前:エルザ 年齢:244歳 通常状態
魔力値:11万 戦力値:1490万
【種族:人間 名前:ラルフ・アンデルセン 年齢:23歳
『青』練度2.5 魔力値:55万 戦力値:2億9250万】。
【種族:龍族 名前:キーリ(始祖龍化) 魔力値:9500万
状態:『混合三色』 戦力値:30億3840万】。
【種族:魔族 名前:レア 魔力値:6億1000万
状態:『金色』 戦力値42億2000万】。
いかがだったでしょうか? こうしてみるとリディアだけでは無な、ラルフもかなりの短期間での成長を果たしています。ユファの教えを忠実に守り、強くなるために懸命に努力を重ねている証拠ですね。
――さて、次回から九章に入ります。
ようやくソフィが元の世界『アレルバレル』へと戻るときがやってきました。次章である九章では、その姿をあまり見せる事のなかった組織の者達が再び登場します。ソフィの怒りに火をつけたミラ達がどうなるのか見て頂けると幸いです。
それでは第八章のあとがきはここまでにしたいと思います。
SNS等のDMや各サイトでの感想。誤字脱字報告をして頂いた方々ありがとうございました!
また次回、第九章のあとがきでお会い出来る事を楽しみにしています! それではお疲れ様でした!
作者:羽海汐遠。
第八章開幕は組織の者達により『アレルバレル』の世界へと連れ去られてしまったレアと、それを連れ戻す為に向かった『レイズ』魔国の女王であるシスが『リラリオ』の世界へ戻ってきたところからスタートします。
『九大魔王』である『ディアトロス』『イリーガル』『リーシャ』の三名もソフィと合流を果たす事に成功しました。これでソフィと共に居る『九大魔王』は合計五人となりました。
別世界へ跳ばされた仲間の内『エイネ』と『ホーク』は『煌聖教団誕生編』にて登場しており『イバルディ』は八章『484話』に登場しております。これで本編に出てきている『九大魔王』は合計で八人となります。
『ソフィのプロポーズ』
1章の第8話で初めて登場した『リーネ』は最初からソフィを好きでいましたが、章を重ねるごとにソフィへの想いが強まり『好き』という感情から『愛する』という感情へと変わっていきました。そして今章にてようやく、想い人であったソフィからプロポーズをされてリーネの願いは成就されました。
しかしソフィは別世界の大魔王であるために、このプロポーズを受けるという事は『リーネ』にとっては生まれ育った『リラリオ』の世界から離れるという事になります。
しかし元々その覚悟を持っていたリーネは、悩む素振りも見せずに二つ返事ですぐに受け入れる事となりました。この辺がリーネらしいと言いますか、普段は大人しい性格の彼女ですが、本当に大事な事を決める時は物事をしっかりと考えて、すぐに決断する度胸を持っています。
(ソフィの事だったので、特に決断が早かったというのも理由なのですが)
何はともあれようやくソフィとリーネは、結ばれる事が出来て本編中で紹介が出来た事が作者としても嬉しかったです。
『リディアの成長』
1章の第27話で初めてソフィと出会った人間の剣士ですが、祖先に魔人である『ラクス』の子孫でもあります(『リラリオの魔王編』第314話『魔王レアと魔人族の生き残り』)。
前章までに刀に金色のオーラを纏合わせて戦う事は出来ていましたが、この章で登場する『レキ』と知り合った事で、彼に修行をつけてもらいながら『金色のオーラ』を身体に纏わせることが出来るようになりました。
(※しかしこの時点では『金色』の本来の力の七割程)。
『始祖龍キーリ』
闘技場のランクボスを務めている『キーリ』と『ラルフ』を負かした事で、勝ち上がったリディアと対戦。勝負の結果はキーリが慣れない『三色混合』を用いて圧倒しようと勝負を急ぎすぎてしまい、キーリの魔力浪費量を見抜いたリディアが、更にキーリに大技を使わせようと勝負を長引かせて『龍滅』という大技を誘い使わせる事で、キーリに『魔力枯渇』を引き起こさせて『リディア』が勝利を収めました。
リディアはキーリとの勝負の中で、キーリが『二色の併用』で戦おうとするならば、自身が大きく不利になるだろうなと判断していましたが、予想を大きく裏切りキーリが『三色混合』を使用した事でリディアは今回の作戦を考えついたのでした。
既にこの時にはリディアは後述するレキという魔族から修行を受けていた為に、ある程度相手の力量を推し量る事が可能でした。キーリとの試合の中でリディアが告げた言葉に『大した戦力値の上昇だが、それで戦うつもりか』と述べたのには暗に『魔力枯渇』を示唆していましたが、結局キーリは自分が侮られたと感じて、最後までその事に気づけなかったのです。
大賢者『エルシス』
闘技場での試合の後、シスの身体に宿っているもう一つの魂であるエルシス。
彼は生涯をソフィの願望を叶える為に捧げたが、結局願いは叶えられずにその寿命を全うした。シスの身体に転生を果たした後も友人であるソフィの為に動こうと決意はしていたが、本格的に動いたのは今回のリディアと出会った事で決断を果たしました。
当初リディアは七割程しか引き出せていなかった『金色のオーラ』をエルシスの指導によって10割引き出す事に成功します。その甲斐あって魔力コントロールがスムーズに出来るようになり、自身の刀にしか纏わせられなかった『オーラ』を自在に操れるようになりました。
そして彼はエルシスの神聖魔法『聖なる滅撃』を『金色の体現者』だけが持つ事の出来る『特異』の技で斬る事に成功するのでした。
魔瞳『支配の目』
魔人のオーラである『スクアード』を発動させている状態で、更に『金色のオーラ』を纏う事で『支配の目』を使えるようになる。この『支配の目』は魔族の使う『金色の目』とは違い、相手が格上であろうとも強制的に支配が出来る。
(※支配の目を持つ相手には相殺される)
発動できる時間は極端に短くかなり体に負担を掛ける為に、人間の身であれば寿命を削る事もある。また本編でリディアが使ったように『支配の目』を使いながら、魔力コントロールを強制的に扱えるようにすることも可能である。
(※この使い方と全く同じ使い方をしたのが魔族のレアで、彼女の場合は『二色の併用』で練度を一気に上げる場合に『魔力』コントロールというものを他者から教わらず、すべて独学で学んだために、練度を上げる方法をこのリディアが使ったように『金色の目』で魔力コントロールの代わりに、強引に自分の『魔力』を制御して、オーラの練度を上げるに至っていた)。
『支配の目』は非常に強力な魔瞳ではあるが、僅かな時間しか使用できない。僅か数秒程を伸ばす事であっても多大な労力が必要となる。
※元々は魔人の持ち得る技法であるために、先祖に魔人を持つ人間のリディアでは、寿命の関係で『支配の目』の効果時間を伸ばす事はほぼ不可能と思われてたが、エルシスの指導の下で現在、この魔瞳の効果時間を増やす研鑽が行われている最中である。
『特異の技法』
金色の体現者であれば、誰もが一つの『特異』の力に目覚める。リディアの場合は、相手の規模に関係なく遠距離から放たれる極大魔法や、始祖龍キーリの放つ『龍滅』のような技すらも斬る事が可能である。
リラリオの魔族の始祖『レキ・ヴェイルゴーザ』
かつてこのリラリオの世界を支配して、この世界の魔物を生み出した大魔王。
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その時の『魔神』の手によって『レキ』の魔力をすべて奪い去られて、身体は『ディアミール』の大陸にある洞窟の奥底へと封じ込められてしまった。
人間の剣士『リディア』
自己研鑽を続けながら旅をしていたリディアが、ディアミール大陸にある洞窟の奥底に封印されていたレキの『身体』を見つけ出した事によって、再びレキは『代替身体』ではあるが、自由の身となり動く事が可能となった。
そのレキは魔族の天敵ともいえる病である『梗桎梏病』を気が遠くなる程の年月もの間患っており、既に現在では上手く『魔力』を練る事が出来ない状態である。
しかしその状態であってもあっさりとミラの組織と同盟を結んでいた『ビラーノ』という大魔王を瞬殺して『代替身体』にしてしまった。
アレルバレル最強の大魔王『ソフィ』
大魔王レキが唯一認めた魔族であり、この作品の主人公。
『支配の目』や『三色併用』。そして『創造羅移界』を使用したにも拘らず仕留めきれなかったのは、レキにとっては魔族同士では初めての事であった。
『開陣炎爆』は最初に業火が出現して、その業火だけであっても下限程度の大魔王であれば、瞬時に燃やし尽くしてしまう程の規模の威力があるが、この魔法は対象を業火で燃やした後に更に勢いを増していき、対象の周囲を巻き込んで、円を描くように燃え広がっていき、やがてはその後の取り囲む炎が対象の元へ向かった時に生じる爆発が真髄ともいえる。
まさにこの魔法は『敵を二度殺す』。
(※明確に魔族の『代替身体』に対する彼なりの対策であり、一度目で相手を殺して魂を吐き出させた後に二度目で『開陣炎爆』はその魂すら消滅させる事を可能とした)
そんなレキが持ちうる全ての戦術を出し切ったが、今回ソフィには勝てなかった。しかしそれは現在のレキが、奪ったばかりの『代替身体』を使っていた為に、魔力を本来通りに通す事が出来ず、更にはビラーノ自身が『梗桎梏病』を患っていたというのも少なからず影響を受けていることは否めない。その点を加味するとこの時に戦った『第二形態』のソフィであるならば『代替身体』であっても、十分にレキは勝率を高める事が可能であるといえる。
しかし結果的に今回は、ソフィによってレキは敗れてしまい、これ以降『レキ・ヴェイルゴーザ』は、大魔王『ソフィ』に復讐を誓うのでした。
第八章の補足と訂正は以上になります。
皆様お久しぶりです『羽海汐遠』です。今回もまた第七章から二か月程が経ってしまいました。しかし八章はようやく出しておきたかった『レキ・ヴェイルゴーザ』を出す事が出来ました。
実は『第一章の初期』から、この『レキ』という存在を匂わせる伏線を入れていました。この『リラリオ』には魔物が生息しているにも拘らず、何故か『魔王』が存在していませんでした。
ソフィも不思議に思い最初に出会った熊の魔物である『ベア』にも尋ねていましたね。その理由として『ディアミール』大陸にある洞窟の奥底に、魔物達を生み出した原初の魔族『レキ』が『結界』を施された中で封印されていたからなのでした。
リラリオの世界の頂点に立った始祖龍キーリでさえ、当時はまだ魔神と戦う前の本来の身体を持つレキとは戦いを避けていました。もし当時のリラリオで龍族と、レキが率いる魔族と戦争が行われていれば、龍族が絶滅してキーリもこの世に居なかったかもしれません。
魔神はあらゆる世界で『一つの世界の危機』を察知した瞬間に、下界の現世に姿を現します。
その時その時によって現れる魔神は違いますが、レキが戦った魔神は間違いなく『最強クラス』であります。
今回の『第八章の補足と訂正』の回では多くは語りませんが、この世界の『魔神』こそは『リラリオ』に転移してきた『ソフィ』が子供の姿になった原因を作っています。
(※その詳細等々はまだまだ物語後半になった頃に説明する予定なので、今回はこの辺までにしておきます)。
さて今回はレキとソフィの両名が、初めて戦う事になった章となりました。エルシスやヌー。そしてミラやレキといった多くの実力者達が本編に登場しましたが、それぞれの強さは一体どうなっているのか、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に視聴者の方々からの感想で戦力値や魔力値をお尋ねくださった方々もいましたので、今回は過去の戦いでのソフィの『形態』等を補足していきたいと思います。
まず第五章での『ソフィ』VS『ヌー』との戦いから、ソフィの形態等を解説していきます。
この時のソフィは『第一形態』の『真なる大魔王』+『金色』の状態です。
この時のヌーと戦った時のソフィの戦力値や魔力値の詳細は以下の通りとなります。
【種族:魔族 名前:ソフィ第一形態(真なる大魔王化) 魔力値:1850億
状態:『金色』 戦力値:1900億】。
次に、レキの『代替身体』であるビラーノとの対戦時のソフィの戦力値や魔力値の詳細。
【種族:魔族 名前:ソフィ第二形態(真なる大魔王化) 魔力値:5550億
状態:『三色併用』 戦力値:5700億】。
つまりレキは慣れない『代替身体』の状態で、この時のソフィと戦っていたというワケです。もちろんヌーは『三色併用』を使えないために、単純な比較はあまり意味がありませんが、もし今のヌーとレキが戦う事があれば、あっさりとレキがヌーを倒してしまうでしょう。
本編に出たキャラの戦力値も記載していきたいと思います。
(※こちらはおまけです)。
21歳の時の初めてソフィと戦った時のエルシス。
(※この時のエルシスの『金色』を纏っていた時の最大戦力値は2200億)。
そしてエルシスが30歳に差し掛かろうという年齢になった頃『金色』と『青』の『二色混合』の体現に成功した時の戦力値は『二色混合』5500億となります。
(※但し僅かな時間しか纏えません)。
――以下は更におまけです。
【種族:魔族 名前:レルバノン 年齢:3754歳
魔力値:850万 戦力値3435万】。
【種族:魔族 名前:レヴトン 年齢:1345歳
魔力値:1474 戦力値:1551万】。
【種族:魔族 名前:エルザ 年齢:244歳 通常状態
魔力値:11万 戦力値:1490万
【種族:人間 名前:ラルフ・アンデルセン 年齢:23歳
『青』練度2.5 魔力値:55万 戦力値:2億9250万】。
【種族:龍族 名前:キーリ(始祖龍化) 魔力値:9500万
状態:『混合三色』 戦力値:30億3840万】。
【種族:魔族 名前:レア 魔力値:6億1000万
状態:『金色』 戦力値42億2000万】。
いかがだったでしょうか? こうしてみるとリディアだけでは無な、ラルフもかなりの短期間での成長を果たしています。ユファの教えを忠実に守り、強くなるために懸命に努力を重ねている証拠ですね。
――さて、次回から九章に入ります。
ようやくソフィが元の世界『アレルバレル』へと戻るときがやってきました。次章である九章では、その姿をあまり見せる事のなかった組織の者達が再び登場します。ソフィの怒りに火をつけたミラ達がどうなるのか見て頂けると幸いです。
それでは第八章のあとがきはここまでにしたいと思います。
SNS等のDMや各サイトでの感想。誤字脱字報告をして頂いた方々ありがとうございました!
また次回、第九章のあとがきでお会い出来る事を楽しみにしています! それではお疲れ様でした!
作者:羽海汐遠。
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アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
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社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
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貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
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波瀾万丈

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
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聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
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クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
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加藤あいは高校2年生。
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皆さん勘違いしてません?
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本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
王太子様に婚約破棄されましたので、辺境の地でモフモフな動物達と幸せなスローライフをいたします。
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公爵令嬢のエリーゼは、婚約者であるレオン王太子に婚約破棄を言い渡されてしまう。
二人は、一年後に、国を挙げての結婚を控えていたが、それが全て無駄に終わってしまう。
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