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友を想う大魔王編
第六章後半の補足と訂正
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第六章後半の補足と訂正
第六章後半は、レアがフルーフを探しに『アレルバレル』に跳んだところから始まります。この時代のアレルバレルは、ソフィとヌーが一度目の戦争を行った直後の時代となります。
▼『ソフィ』
★本編の主人公。
この章ではサブキャラクターとして登場。第六章後半ではフルーフを探しに来たレアが主軸となるため、ソフィの役割は場面の切り替わり時に物語の発展を促す事が主体となり、いわばザッピングの一役を担い六章裏の主人公という立ち位置になります。
物語の経過としてヌーと一度目の戦争が終結した後であり、連れ去られたヌーの居場所を探すために、関わりがあるとみられるヌーと大賢者ミラの組織の残党の居場所を洗い出している最中でした。
六章後半に世界に跳んできた六章の主人公である『レア』と邂逅を果たすが、この章中にソフィとレアが言葉を交わす事はない。
六章後半にソフィが『アレルバレル』から『リラリオ』の世界へと転移させられた理由が明かされました。
六章後半後期『ソフィの回想にて』大賢者エルシスとの戦いが明かされました。この405話で出されたソフィの力は、第五章の277話『巨大な闇に対するは、光ではなく』回での大魔王ヌーとの戦いと同等の戦力値であり、ソフィが出せるだろうと推測する想定値のおよそ二割から三割未満となります。
ちなみに力の魔神との戦いでは『エルシス』『ヌー』の両者の時より力を出しており、ソフィが推測する全力の想定値の三割程であるため、ソフィがこれまで魔族相手に出した『力』よりも更に上昇させて戦っています。
(※ソフィが出せるだろうと想定する全力の五割。つまり大魔王ソフィが全開で戦う半分程の力を出せば世界中の大陸に影響が現れて、想定の全力の七割程で『魔界』の全ての大陸が沈没する可能性があるとみられています)。
▼『リーシャ』
★アレルバレル出身の魔族。五歳の子供。
レアと出会った頃はまだ『最上位魔族』であった。初対面でレアと喧嘩をしてクソガキ呼ばわりをされた事でレアの事を嫌っていましたが、物語が進むにつれてレアの面倒見の良さに気づき、徐々に慕い始めて最後にはレアを大好きになり、別れの時には大粒の涙を流してレアを見送りました。
・最近のお気に入りはレアに貰った髪留め。レアがレパートの世界に帰った後も毎日朝洗面台で髪留めを見ては嬉しそうにしている。
・『金色』の体現者。
リーシャ自身にはまだ自覚はなく、その事に気づいているのは『ビル爺』や『魔王軍上層部』のみ。第六章後半の最終到達領域は『真なる魔王』『青』体現時、戦力値は7700万程。
▼『エイネ』
★アレルバレル出身の魔族。リーシャとレアの師匠。
・『青』の練度は上限値の5.0に到達しており『二色の併用』を完璧に使いこなせている。
自身が戦うよりも他者に力の使い方を教える事に秀でており、指導者としてのエイネを『ビル爺』が認める程である(現・魔王軍序列二桁)。
・レアに戦力値の高さだけが戦闘の全てではないと教える事を伝えた。
・相手の戦力値だけで判断をしていたレアに、戦闘での魔力の使い方や、力の使い方を教えて殻を破らせてレアを成長させた。
◆エイネだけが使える技『絶技』
・『当身』は対象者の遠距離攻撃をそのままそっくり返す事が可能であるが、相手が自身より魔力が高ければ無効となる。
・『武魔吸鎖』は対象者に鎖を巻き付ける事で、効果を発動させることができる。対象者の魔力や魔法を吸収して世界が違う『理』であっても、そのまま相手に魔法を返す事が出来る。
・『武魔殺鎖』は対象者に鎖を巻き付ける事で、効果を発動させることができる。対象者の魔力を殺すかの如く強制的にゼロにすることが可能であり、魔力回路に供給していようがいまいが、その影響を受けない』
(※魔力を強制的に枯渇させるため、相手が纏っているオーラ自体も消す事が可能)。
・彼女は優しい心の持ち主で相手が困っていると、第一になんとかしてやりたいと考える性格。レアとの最後の戦い時、レアに『武魔殺鎖』の鎖が発動した瞬間に『凶炎』に焼かれながらも躊躇せずに『二色の併用』を解いて、痛みや熱さに堪えながらもレアを殺させないようにしながら、決着をつけた。
そんなエイネの全力時の戦力値は28億程。
▼『バルド』
・元ソフィの魔王軍所属であったが、軍を抜けて森の集落の長老をしていた。
・ソフィやディアトロス。それに大賢者ミラに次ぐ年齢を重ねており、この世に飽きを抱き続けていて、新しいものや新しい景色を見たくなり魔王軍を離脱。軍を抜けた後もソフィのことを尊敬していて、配下の者達の面倒見も良かった。
・バルドは元魔王軍『序列一桁・三位』の実力者。ソフィの魔王軍の中でもその存在は大きく、ソフィや『三大魔王』。そして『不動の一位』であった『ホーク・ディラン』を除けば、大魔王としてアレルバレルであっても世界を掌握する程の力を持っていた。
(ヌーやミラには適わないが『第一次魔界全土戦争』を起こした大魔王『ロンダギルア』をあっさりと屠れる程の力を有している)。
・大賢者ミラの組織に加入。ミラが作ったサンプルを見て新たな展望を見出した。この先造られていくであろう『ミラ』の生み出す世界に全てを捨ててでも投資する決意を持った。
◆金色の体現者。
・通常時であっても『二色の併用』を用いた『エイネ』を大きく上回る戦力値を持つが、バルドは『金色』を体現しているため、本気になれば現状は『エイネ』や『レア』程の大魔王領域の魔族が束になっても、歯牙にもかけない程の力を有している。
▼『ミラ』
★大賢者エルシスを崇拝しており『魔』を極める為に活動する元人間。
・『第一次魔界全土戦争』の経験者。エルシスを信奉しており、過去にエルシスが生み出した魔法の全て会得した元人間でもある。
・神聖魔法の一部を世に復活させた第一人者。
ソフィを世界から追放する計画の立案者。元々は初代皇帝に仕えながら、神聖魔法を扱う魔法部隊を組織していた。まだ『魔界』への侵攻は時期尚早だと考えていたが、皇帝の命令を受けて『ロンダギルア』と手を組み『第一次魔界全土戦争』へ参加した。
しかしまだこの時代ではまだ『アレルバレル』の『魔界』を支配していなかったソフィに、自身の最高傑作だった『魔法部隊』達を皆殺しにされた(この頃のミラが率いる『魔法部隊』はレアがアレルバレルの世界へ来た時の『煌聖教団』の一般兵士達よりも強かった)。
更に『ディアトロス』という魔族に、自分の『死の概念』の秘密を知られかけた事で、自分だけが強くても駄目だと言う事を理解したミラは組織を発足することを決意する。そしていずれは『ロンダギルア』を葬った化け物ソフィをこの世界から追放する計画を立てるのでした。
・数千年掛けて作り上げた組織。
フルーフという『レパート』の世界の『魔』の天才を手に入れた事により、アレルバレル以外の世界でもミラは暗躍して『組織』を強化することに成功。
かつての『アレルバレル』のNo.2であった『ヌー』とも同盟を結んで『ダール』の世界を完全に裏から牛耳り、表の支配者である『イザベラ』を利用して次々と実験体を創り出して、更なる研究を進めている。
すでに三千年以上前の時点での『魔王軍』の総戦力を上回ったと判断したミラは計画を遂行して、邪魔者である『ソフィ』を『リラリオ』の世界へと追放することに成功した。
これによって大賢者『ミラ』を阻む一番の存在は居なくなり、残っている魔王軍最高幹部も『ディアトロス』と『イリーガル』のみとなっている。
◆九大魔王の分散。
・勇者『マリス』がソフィが居る魔王城に乗り込む時点で、すでに組織の者達とミラの手によって、多くの大魔王は始末して厄介な存在である『九大魔王』は、個々に相手をして『九大魔王』とほぼ同格クラスの組織の者達を使い、この世界から飛ばす事に成功。
後は飛ばした九大魔王を万が一に備えて一体ずつ始末するため、ミラ自身が出向き消去する予定である。
◆ミラの懸念。
・今大賢者ミラが一番面倒だと思っている事は、フルーフの遺した『概念跳躍』を使える魔王『レア』と『九大魔王』である『ユファ』の存在である。
すでにヌーを使ってレアの持つ戦力の大半を削り『代替身体』にさせた事で、ソフィをアレルバレルへと連れていく事を不可能にはさせたが『魔』の膨大な知識を持つユファが残っているため、万が一ではあるがソフィが戻ってくる可能性を考えて、現在もミラは計画を模索中である。
全てが計画通りに進んでいる今『ソフィ』が戻ってくるだけで全てが崩壊する。冗談でも何でもなく、それだけで全てが終わりだとミラは思っている。
▼『エルシス』
★『魔』を極めた天才大賢者。
・最古のアレルバレルの時代『神聖魔法』を独自に生み出したエルシスは、自分が今どれだけ強いのかを知るために、当時の人間の国の王の依頼を受けて『アレルバレル』の魔族が蔓延る『魔界』へと足を踏み入れた。
しかし後の世に起きた『第一次魔界全土戦争』時の『ロンダギルア』などより遥かに強い当時の大魔王達を相手にしても全くしがにもかけない『エルシス』は、自分の強さを測る指標に出会えず、自分はこのまま成長という感覚を知らぬままに息を引き取る事になるのかと不安を抱いていた。
◆大魔王ソフィとエルシスの類似点。
・『魔界』に居ても自分の強さを測る指標の存在が見つからず、このまま王の依頼を達成させて人間界(人間達が住む大陸)に帰ろうかとするエルシスだったが、そこでついに一体の魔族に出会う。それこそが大魔王『ソフィ』である。彼はアレルバレルの『魔界】』支配に興味がないようだったが、自分と同じように強者に飢えているようだった。
・エルシスが『自分の成長を測る指標』を探している事に対して、大魔王ソフィは『自分より強き者と戦い、可能であれば自分を破り去って欲しい』という歪んだ願望を持っていた。
どちらかというと自分が強くなろうとする希望に対して、ソフィは自身の破滅を願う絶望を求めていた。似て非なる願望を持つエルシスとソフィだったが、それでも力がある者でなければ、互いに叶わない願いを持つ者同士である。そんなエルシスはソフィと戦い、ようやく願いは成就された。
◆願いの成就。
・弱冠二十歳程という年齢の時に『自分の成長を測る指標』を得る事ができたエルシスは、残された『自分』の人生に不満を一切抱かず、まさにソフィという生涯最高の存在に出会った彼は今度は『自分より強き者と戦い、可能であれば自分を破り去って欲しい』というソフィの願いを叶える為に奮闘する。
しかしその願いを叶えてやることが出来ずに、エルシスは後悔を抱いたままに寿命を全うしてしまった。
◆ソフィを生涯の友人と決めたエルシス。
・21歳の時の最初の闘争の後にエルシスはソフィを友人と認めて何度も会いに行く。魔族と人間という種族の違いなど、全くないとばかりに振る舞うエルシスに、ソフィもまた人間という優れた種族を好むようになっていく。
そんなエルシスが自身の老化に気づき、どうやら自分が生きている間にソフィの願いを叶えてやることが出来ないと悟った彼は、自身の持つ『魔』の知識と、自身が編み出した『神聖魔法』の多くをソフィに託してこの世を去るのでした。
・『神聖魔法』のほぼ全てが『根源魔法』として今の世にも扱われているのは、もう何千年も前にエルシスが生み出した『理』を現世では扱えるモノがほぼいないためである(上記の通りエルシスが寿命で亡くなる前に、直接ソフィに『神聖魔法』の『理』を託したために、伝承者としてソフィはエルシスの『神聖魔法』を扱えている。そして大賢者ミラは、直接エルシスに『理』を教わってはいないが、エルシスがこれまで使用してきた場面の多くを記憶して、独自に解析を行いながら、直接エルシスから教わったソフィに次ぐ『神聖魔法』の理解者となっていた)。
・大賢者ミラは当時の『エルシス』の『神聖魔法』を更に進化させた体現者でもある。
▼『第一次魔界全土戦争の時代の勇者』
★皇帝時代の人間界の勇者
・393話『大魔王ソフィの統治と支配の始まり』回にて『ナレーション』でのみ登場する勇者。
魔界でソフィの保護を受けている『精霊族』の女王から加護を受けた勇者で『精霊族』の『理』である四元素の『魔法』の全属性を扱える。
(※『精霊族』の『理』は『エルシス』が作り出す『理』以前の『アレルバレル』の時代の『理』であり、一応の天井となる『魔法位階』は『神域魔法』ではあるが『汎用性極大魔法』が精々となるために『天空の雷』や『点風』といった四元素を扱った『神域魔法』が主となる)。
『リラリオ』の世界での『精霊族』の『理』では『超越魔法』が天井であったため、この『アレルバレル』の世界の『精霊族』の方がレベルは高いといえる。
しかしこの時代の勇者は『精霊族』の女王の加護によって『四元素』の全属性を扱える『魔』の『適正』はあったが、彼自身の魔力は『魔界』の大魔王程にはなく、魔力に恵まれているわけではなかった。
強さ的にもこの数千年後に出て来る『勇者』で、ソフィとも1話で戦った『マリス』に比べるとこの時代の勇者の戦力値と魔力値を総合的に比較すると『マリス』の半分以下の強さとなる。
この時代の勇者の扱える魔法は『最上位魔法』が限度であり『精霊族の女王』の加護を受けて尚、精霊族の『理』を使った『超越魔法』や『神域魔法』を使用が出来ない程度であった。
しかしそれでも『勇者』としての資質を兼ね揃えていると判断した『大賢者』である『ミラ』は、この『勇者』を上手く扱い『皇帝』が率いる『ダイス帝国兵』を束ねる軍団長の役職に『勇者』をつかせていた。
だが、結局この『勇者』は『ロンダギルア』の起こした『第一次魔界全土戦争』にて戦死をしてしまうのだった。
第六章後半の補足と訂正は以上になります。
皆様お久しぶりです。羽海汐遠です。第六章前半のあとがき以来ですが、お元気だったでしょうか。
今回は前半のあとがきにも書いた通り、ソフィとレアが同時に主人公視点で動くザッピングという場面場面で視点が切り替わりながら、同じ時代の主人公の物語を描く記述技法を使わせていただきました。
初めての試みだったため、伝わりづらくなってしまったかもしれません。今後はより分かりやすく伝えられるように頑張ります。
それでは今回も物語の『補足』を行っていきます。
まず第六章の主人公であるレアは、自身の親代わりであるフルーフの情報を得たため、フルーフを探しにアレルバレルの世界へ跳びます。
そこでソフィ達にまず出会い、そしてエイネ達に出会います。一つの世界『リラリオ』を支配した事で、少しばかり慢心していたレアでしたが、リラリオの世界よりも、そして彼女の出身世界『レパート』よりも強さの水準が高い『アレルバレル』の世界に降り立った事で、自分がまだまだだという事を悟ります。
レアは自分が如何に慢心していたかを悟った事で、フルーフの教えを思い出して再び一からまた強くなるために研鑽を始めていきます。
レアはヌーの領地で『概念跳躍』を記したメモを見つけて、この世界には確かに、フルーフが居た事を知る事が出来ました。そして何故このメモがあったかを考えて『組織』という存在に着目していきます。
実はこれが一番重要な事であり、六章を通してソフィと物語上で絡ませていくために、どうしても二人の主人公という立場で進めていく必要性がありました。
場面が切り替わり『ソフィ』側の視点で今度は物語が動いていきます。この時代はまだ大魔王ヌーとの戦争の直後であり、ソフィとユファの目の前でフルーフは姿を消してしまい、ソフィは友人であるフルーフを攫った者達に、報復と救出の行動を開始するのでした。
まず、ヌーの領地で消えた事で、原因は大魔王『ヌー』であるだろうと思う訳ですが、調べを進めていく内にヌーの配下と、組織の残存勢力が手を組んでいる事を知ります。
ソフィは自分の『魔王軍』を使ってこの世界中に潜伏しているだろうとみられる組織、その拠点を調べ始めて三つの拠点を見つける事に成功。
そして『三大魔王』を含めた『全魔王軍』を使って残存勢力全ての拠点を攻撃して情報があれば取得して、無ければ全てを破壊するように命じます。
ここで再びレアへと視点が切り替わり、爆撃音を聞いたレアもまた組織を攻撃する魔王軍の元へ向かいます。施設の中を探るもどうやら組織の何かの研究施設は見つかる事には成功しますが、フルーフが居るかもという願望は砕け散ります。
この世界にはもうフルーフも居なければ、フルーフを攫ったと思われる組織の首謀者も居ないと判断したレアは、レパートの世界へと戻る事を決意。
結局この時点ではレアは、誰がフルーフを攫ったのかという証拠を掴むことが出来ずにこの後戻ったレアは、数千年後に再びミラに命令された『ヴァルテン』によって誑かされて、この時に一度だけすれ違っただけのソフィに戦争を仕掛ける事となります。
(※ここで五章に繋がります)
そしてもう一人の主人公であるソフィの場面では、元魔王軍である『バルド』が、ソフィに反旗を翻して組織のミラ側につくことになります。
一度は『ビル・カイエン』と『ディアトロス』によって、魔王城へ幽閉することに成功しますが、『概念跳躍』を他者に使える大賢者『ミラ』と『ルビリス』が『バルド』を取り戻しに、再び『アレルバレル』の世界へ向かいます。
と、ここまでが六章後半の粗方の筋となりますが、ミラとソフィ。そしてディアトロスとの関係を書くために『第一次魔界全土戦争』の話や、大賢者エルシスを信奉するミラを書いたりして、二人の主人公視点に加えて回想などが加わり相当に複雑になってしまいました。
しかしどうしてもこの話は、今後のために入れておきたいと思っておりましたので『第一次魔界全土戦争』と『大賢者エルシスVS大魔王ソフィ』の話も入れました。
エルシスとソフィの戦いの決着は、ミラがヌーと対談する場面で『引き分けた』と言っていましたが、実際の勝負の決着はソフィが勝ちました。
その辺の詳しい戦い等は今後どこかで外伝として書くかもしれませんが、書くとなると事細かになるので書くことが決まれば、物語本編が終わってからにしたいと思います。
個人的に六章でユファの『金色のメダル』の話が書けた事が満足です。笑。
さて、長くなりましたが次回からは、再び冒険者ソフィの物語へと戻ります。宜しければお付き合いくださいませ!
それでは第六章後半のあとがきは、ここまでにしたいと思います。SNSのDMやサイトでの感想。誤字脱字報告をしていただいた方々、ありがとうございます!
この物語を書き始めたのが去年の12月だったので、いつの間にか一年が過ぎた事になります。
ここまで見て頂きありがとうございます。
初のオリジナル作品という事でシナリオ制作に四苦八苦していますが、今後も精一杯続けて完結を目指したいと思います! 宜しければ応援よろしくお願いします。
それではまた第七章のあとがきでお会いしましょう! お疲れ様でした! よいお年を!
作者:羽海汐遠。
第六章後半は、レアがフルーフを探しに『アレルバレル』に跳んだところから始まります。この時代のアレルバレルは、ソフィとヌーが一度目の戦争を行った直後の時代となります。
▼『ソフィ』
★本編の主人公。
この章ではサブキャラクターとして登場。第六章後半ではフルーフを探しに来たレアが主軸となるため、ソフィの役割は場面の切り替わり時に物語の発展を促す事が主体となり、いわばザッピングの一役を担い六章裏の主人公という立ち位置になります。
物語の経過としてヌーと一度目の戦争が終結した後であり、連れ去られたヌーの居場所を探すために、関わりがあるとみられるヌーと大賢者ミラの組織の残党の居場所を洗い出している最中でした。
六章後半に世界に跳んできた六章の主人公である『レア』と邂逅を果たすが、この章中にソフィとレアが言葉を交わす事はない。
六章後半にソフィが『アレルバレル』から『リラリオ』の世界へと転移させられた理由が明かされました。
六章後半後期『ソフィの回想にて』大賢者エルシスとの戦いが明かされました。この405話で出されたソフィの力は、第五章の277話『巨大な闇に対するは、光ではなく』回での大魔王ヌーとの戦いと同等の戦力値であり、ソフィが出せるだろうと推測する想定値のおよそ二割から三割未満となります。
ちなみに力の魔神との戦いでは『エルシス』『ヌー』の両者の時より力を出しており、ソフィが推測する全力の想定値の三割程であるため、ソフィがこれまで魔族相手に出した『力』よりも更に上昇させて戦っています。
(※ソフィが出せるだろうと想定する全力の五割。つまり大魔王ソフィが全開で戦う半分程の力を出せば世界中の大陸に影響が現れて、想定の全力の七割程で『魔界』の全ての大陸が沈没する可能性があるとみられています)。
▼『リーシャ』
★アレルバレル出身の魔族。五歳の子供。
レアと出会った頃はまだ『最上位魔族』であった。初対面でレアと喧嘩をしてクソガキ呼ばわりをされた事でレアの事を嫌っていましたが、物語が進むにつれてレアの面倒見の良さに気づき、徐々に慕い始めて最後にはレアを大好きになり、別れの時には大粒の涙を流してレアを見送りました。
・最近のお気に入りはレアに貰った髪留め。レアがレパートの世界に帰った後も毎日朝洗面台で髪留めを見ては嬉しそうにしている。
・『金色』の体現者。
リーシャ自身にはまだ自覚はなく、その事に気づいているのは『ビル爺』や『魔王軍上層部』のみ。第六章後半の最終到達領域は『真なる魔王』『青』体現時、戦力値は7700万程。
▼『エイネ』
★アレルバレル出身の魔族。リーシャとレアの師匠。
・『青』の練度は上限値の5.0に到達しており『二色の併用』を完璧に使いこなせている。
自身が戦うよりも他者に力の使い方を教える事に秀でており、指導者としてのエイネを『ビル爺』が認める程である(現・魔王軍序列二桁)。
・レアに戦力値の高さだけが戦闘の全てではないと教える事を伝えた。
・相手の戦力値だけで判断をしていたレアに、戦闘での魔力の使い方や、力の使い方を教えて殻を破らせてレアを成長させた。
◆エイネだけが使える技『絶技』
・『当身』は対象者の遠距離攻撃をそのままそっくり返す事が可能であるが、相手が自身より魔力が高ければ無効となる。
・『武魔吸鎖』は対象者に鎖を巻き付ける事で、効果を発動させることができる。対象者の魔力や魔法を吸収して世界が違う『理』であっても、そのまま相手に魔法を返す事が出来る。
・『武魔殺鎖』は対象者に鎖を巻き付ける事で、効果を発動させることができる。対象者の魔力を殺すかの如く強制的にゼロにすることが可能であり、魔力回路に供給していようがいまいが、その影響を受けない』
(※魔力を強制的に枯渇させるため、相手が纏っているオーラ自体も消す事が可能)。
・彼女は優しい心の持ち主で相手が困っていると、第一になんとかしてやりたいと考える性格。レアとの最後の戦い時、レアに『武魔殺鎖』の鎖が発動した瞬間に『凶炎』に焼かれながらも躊躇せずに『二色の併用』を解いて、痛みや熱さに堪えながらもレアを殺させないようにしながら、決着をつけた。
そんなエイネの全力時の戦力値は28億程。
▼『バルド』
・元ソフィの魔王軍所属であったが、軍を抜けて森の集落の長老をしていた。
・ソフィやディアトロス。それに大賢者ミラに次ぐ年齢を重ねており、この世に飽きを抱き続けていて、新しいものや新しい景色を見たくなり魔王軍を離脱。軍を抜けた後もソフィのことを尊敬していて、配下の者達の面倒見も良かった。
・バルドは元魔王軍『序列一桁・三位』の実力者。ソフィの魔王軍の中でもその存在は大きく、ソフィや『三大魔王』。そして『不動の一位』であった『ホーク・ディラン』を除けば、大魔王としてアレルバレルであっても世界を掌握する程の力を持っていた。
(ヌーやミラには適わないが『第一次魔界全土戦争』を起こした大魔王『ロンダギルア』をあっさりと屠れる程の力を有している)。
・大賢者ミラの組織に加入。ミラが作ったサンプルを見て新たな展望を見出した。この先造られていくであろう『ミラ』の生み出す世界に全てを捨ててでも投資する決意を持った。
◆金色の体現者。
・通常時であっても『二色の併用』を用いた『エイネ』を大きく上回る戦力値を持つが、バルドは『金色』を体現しているため、本気になれば現状は『エイネ』や『レア』程の大魔王領域の魔族が束になっても、歯牙にもかけない程の力を有している。
▼『ミラ』
★大賢者エルシスを崇拝しており『魔』を極める為に活動する元人間。
・『第一次魔界全土戦争』の経験者。エルシスを信奉しており、過去にエルシスが生み出した魔法の全て会得した元人間でもある。
・神聖魔法の一部を世に復活させた第一人者。
ソフィを世界から追放する計画の立案者。元々は初代皇帝に仕えながら、神聖魔法を扱う魔法部隊を組織していた。まだ『魔界』への侵攻は時期尚早だと考えていたが、皇帝の命令を受けて『ロンダギルア』と手を組み『第一次魔界全土戦争』へ参加した。
しかしまだこの時代ではまだ『アレルバレル』の『魔界』を支配していなかったソフィに、自身の最高傑作だった『魔法部隊』達を皆殺しにされた(この頃のミラが率いる『魔法部隊』はレアがアレルバレルの世界へ来た時の『煌聖教団』の一般兵士達よりも強かった)。
更に『ディアトロス』という魔族に、自分の『死の概念』の秘密を知られかけた事で、自分だけが強くても駄目だと言う事を理解したミラは組織を発足することを決意する。そしていずれは『ロンダギルア』を葬った化け物ソフィをこの世界から追放する計画を立てるのでした。
・数千年掛けて作り上げた組織。
フルーフという『レパート』の世界の『魔』の天才を手に入れた事により、アレルバレル以外の世界でもミラは暗躍して『組織』を強化することに成功。
かつての『アレルバレル』のNo.2であった『ヌー』とも同盟を結んで『ダール』の世界を完全に裏から牛耳り、表の支配者である『イザベラ』を利用して次々と実験体を創り出して、更なる研究を進めている。
すでに三千年以上前の時点での『魔王軍』の総戦力を上回ったと判断したミラは計画を遂行して、邪魔者である『ソフィ』を『リラリオ』の世界へと追放することに成功した。
これによって大賢者『ミラ』を阻む一番の存在は居なくなり、残っている魔王軍最高幹部も『ディアトロス』と『イリーガル』のみとなっている。
◆九大魔王の分散。
・勇者『マリス』がソフィが居る魔王城に乗り込む時点で、すでに組織の者達とミラの手によって、多くの大魔王は始末して厄介な存在である『九大魔王』は、個々に相手をして『九大魔王』とほぼ同格クラスの組織の者達を使い、この世界から飛ばす事に成功。
後は飛ばした九大魔王を万が一に備えて一体ずつ始末するため、ミラ自身が出向き消去する予定である。
◆ミラの懸念。
・今大賢者ミラが一番面倒だと思っている事は、フルーフの遺した『概念跳躍』を使える魔王『レア』と『九大魔王』である『ユファ』の存在である。
すでにヌーを使ってレアの持つ戦力の大半を削り『代替身体』にさせた事で、ソフィをアレルバレルへと連れていく事を不可能にはさせたが『魔』の膨大な知識を持つユファが残っているため、万が一ではあるがソフィが戻ってくる可能性を考えて、現在もミラは計画を模索中である。
全てが計画通りに進んでいる今『ソフィ』が戻ってくるだけで全てが崩壊する。冗談でも何でもなく、それだけで全てが終わりだとミラは思っている。
▼『エルシス』
★『魔』を極めた天才大賢者。
・最古のアレルバレルの時代『神聖魔法』を独自に生み出したエルシスは、自分が今どれだけ強いのかを知るために、当時の人間の国の王の依頼を受けて『アレルバレル』の魔族が蔓延る『魔界』へと足を踏み入れた。
しかし後の世に起きた『第一次魔界全土戦争』時の『ロンダギルア』などより遥かに強い当時の大魔王達を相手にしても全くしがにもかけない『エルシス』は、自分の強さを測る指標に出会えず、自分はこのまま成長という感覚を知らぬままに息を引き取る事になるのかと不安を抱いていた。
◆大魔王ソフィとエルシスの類似点。
・『魔界』に居ても自分の強さを測る指標の存在が見つからず、このまま王の依頼を達成させて人間界(人間達が住む大陸)に帰ろうかとするエルシスだったが、そこでついに一体の魔族に出会う。それこそが大魔王『ソフィ』である。彼はアレルバレルの『魔界】』支配に興味がないようだったが、自分と同じように強者に飢えているようだった。
・エルシスが『自分の成長を測る指標』を探している事に対して、大魔王ソフィは『自分より強き者と戦い、可能であれば自分を破り去って欲しい』という歪んだ願望を持っていた。
どちらかというと自分が強くなろうとする希望に対して、ソフィは自身の破滅を願う絶望を求めていた。似て非なる願望を持つエルシスとソフィだったが、それでも力がある者でなければ、互いに叶わない願いを持つ者同士である。そんなエルシスはソフィと戦い、ようやく願いは成就された。
◆願いの成就。
・弱冠二十歳程という年齢の時に『自分の成長を測る指標』を得る事ができたエルシスは、残された『自分』の人生に不満を一切抱かず、まさにソフィという生涯最高の存在に出会った彼は今度は『自分より強き者と戦い、可能であれば自分を破り去って欲しい』というソフィの願いを叶える為に奮闘する。
しかしその願いを叶えてやることが出来ずに、エルシスは後悔を抱いたままに寿命を全うしてしまった。
◆ソフィを生涯の友人と決めたエルシス。
・21歳の時の最初の闘争の後にエルシスはソフィを友人と認めて何度も会いに行く。魔族と人間という種族の違いなど、全くないとばかりに振る舞うエルシスに、ソフィもまた人間という優れた種族を好むようになっていく。
そんなエルシスが自身の老化に気づき、どうやら自分が生きている間にソフィの願いを叶えてやることが出来ないと悟った彼は、自身の持つ『魔』の知識と、自身が編み出した『神聖魔法』の多くをソフィに託してこの世を去るのでした。
・『神聖魔法』のほぼ全てが『根源魔法』として今の世にも扱われているのは、もう何千年も前にエルシスが生み出した『理』を現世では扱えるモノがほぼいないためである(上記の通りエルシスが寿命で亡くなる前に、直接ソフィに『神聖魔法』の『理』を託したために、伝承者としてソフィはエルシスの『神聖魔法』を扱えている。そして大賢者ミラは、直接エルシスに『理』を教わってはいないが、エルシスがこれまで使用してきた場面の多くを記憶して、独自に解析を行いながら、直接エルシスから教わったソフィに次ぐ『神聖魔法』の理解者となっていた)。
・大賢者ミラは当時の『エルシス』の『神聖魔法』を更に進化させた体現者でもある。
▼『第一次魔界全土戦争の時代の勇者』
★皇帝時代の人間界の勇者
・393話『大魔王ソフィの統治と支配の始まり』回にて『ナレーション』でのみ登場する勇者。
魔界でソフィの保護を受けている『精霊族』の女王から加護を受けた勇者で『精霊族』の『理』である四元素の『魔法』の全属性を扱える。
(※『精霊族』の『理』は『エルシス』が作り出す『理』以前の『アレルバレル』の時代の『理』であり、一応の天井となる『魔法位階』は『神域魔法』ではあるが『汎用性極大魔法』が精々となるために『天空の雷』や『点風』といった四元素を扱った『神域魔法』が主となる)。
『リラリオ』の世界での『精霊族』の『理』では『超越魔法』が天井であったため、この『アレルバレル』の世界の『精霊族』の方がレベルは高いといえる。
しかしこの時代の勇者は『精霊族』の女王の加護によって『四元素』の全属性を扱える『魔』の『適正』はあったが、彼自身の魔力は『魔界』の大魔王程にはなく、魔力に恵まれているわけではなかった。
強さ的にもこの数千年後に出て来る『勇者』で、ソフィとも1話で戦った『マリス』に比べるとこの時代の勇者の戦力値と魔力値を総合的に比較すると『マリス』の半分以下の強さとなる。
この時代の勇者の扱える魔法は『最上位魔法』が限度であり『精霊族の女王』の加護を受けて尚、精霊族の『理』を使った『超越魔法』や『神域魔法』を使用が出来ない程度であった。
しかしそれでも『勇者』としての資質を兼ね揃えていると判断した『大賢者』である『ミラ』は、この『勇者』を上手く扱い『皇帝』が率いる『ダイス帝国兵』を束ねる軍団長の役職に『勇者』をつかせていた。
だが、結局この『勇者』は『ロンダギルア』の起こした『第一次魔界全土戦争』にて戦死をしてしまうのだった。
第六章後半の補足と訂正は以上になります。
皆様お久しぶりです。羽海汐遠です。第六章前半のあとがき以来ですが、お元気だったでしょうか。
今回は前半のあとがきにも書いた通り、ソフィとレアが同時に主人公視点で動くザッピングという場面場面で視点が切り替わりながら、同じ時代の主人公の物語を描く記述技法を使わせていただきました。
初めての試みだったため、伝わりづらくなってしまったかもしれません。今後はより分かりやすく伝えられるように頑張ります。
それでは今回も物語の『補足』を行っていきます。
まず第六章の主人公であるレアは、自身の親代わりであるフルーフの情報を得たため、フルーフを探しにアレルバレルの世界へ跳びます。
そこでソフィ達にまず出会い、そしてエイネ達に出会います。一つの世界『リラリオ』を支配した事で、少しばかり慢心していたレアでしたが、リラリオの世界よりも、そして彼女の出身世界『レパート』よりも強さの水準が高い『アレルバレル』の世界に降り立った事で、自分がまだまだだという事を悟ります。
レアは自分が如何に慢心していたかを悟った事で、フルーフの教えを思い出して再び一からまた強くなるために研鑽を始めていきます。
レアはヌーの領地で『概念跳躍』を記したメモを見つけて、この世界には確かに、フルーフが居た事を知る事が出来ました。そして何故このメモがあったかを考えて『組織』という存在に着目していきます。
実はこれが一番重要な事であり、六章を通してソフィと物語上で絡ませていくために、どうしても二人の主人公という立場で進めていく必要性がありました。
場面が切り替わり『ソフィ』側の視点で今度は物語が動いていきます。この時代はまだ大魔王ヌーとの戦争の直後であり、ソフィとユファの目の前でフルーフは姿を消してしまい、ソフィは友人であるフルーフを攫った者達に、報復と救出の行動を開始するのでした。
まず、ヌーの領地で消えた事で、原因は大魔王『ヌー』であるだろうと思う訳ですが、調べを進めていく内にヌーの配下と、組織の残存勢力が手を組んでいる事を知ります。
ソフィは自分の『魔王軍』を使ってこの世界中に潜伏しているだろうとみられる組織、その拠点を調べ始めて三つの拠点を見つける事に成功。
そして『三大魔王』を含めた『全魔王軍』を使って残存勢力全ての拠点を攻撃して情報があれば取得して、無ければ全てを破壊するように命じます。
ここで再びレアへと視点が切り替わり、爆撃音を聞いたレアもまた組織を攻撃する魔王軍の元へ向かいます。施設の中を探るもどうやら組織の何かの研究施設は見つかる事には成功しますが、フルーフが居るかもという願望は砕け散ります。
この世界にはもうフルーフも居なければ、フルーフを攫ったと思われる組織の首謀者も居ないと判断したレアは、レパートの世界へと戻る事を決意。
結局この時点ではレアは、誰がフルーフを攫ったのかという証拠を掴むことが出来ずにこの後戻ったレアは、数千年後に再びミラに命令された『ヴァルテン』によって誑かされて、この時に一度だけすれ違っただけのソフィに戦争を仕掛ける事となります。
(※ここで五章に繋がります)
そしてもう一人の主人公であるソフィの場面では、元魔王軍である『バルド』が、ソフィに反旗を翻して組織のミラ側につくことになります。
一度は『ビル・カイエン』と『ディアトロス』によって、魔王城へ幽閉することに成功しますが、『概念跳躍』を他者に使える大賢者『ミラ』と『ルビリス』が『バルド』を取り戻しに、再び『アレルバレル』の世界へ向かいます。
と、ここまでが六章後半の粗方の筋となりますが、ミラとソフィ。そしてディアトロスとの関係を書くために『第一次魔界全土戦争』の話や、大賢者エルシスを信奉するミラを書いたりして、二人の主人公視点に加えて回想などが加わり相当に複雑になってしまいました。
しかしどうしてもこの話は、今後のために入れておきたいと思っておりましたので『第一次魔界全土戦争』と『大賢者エルシスVS大魔王ソフィ』の話も入れました。
エルシスとソフィの戦いの決着は、ミラがヌーと対談する場面で『引き分けた』と言っていましたが、実際の勝負の決着はソフィが勝ちました。
その辺の詳しい戦い等は今後どこかで外伝として書くかもしれませんが、書くとなると事細かになるので書くことが決まれば、物語本編が終わってからにしたいと思います。
個人的に六章でユファの『金色のメダル』の話が書けた事が満足です。笑。
さて、長くなりましたが次回からは、再び冒険者ソフィの物語へと戻ります。宜しければお付き合いくださいませ!
それでは第六章後半のあとがきは、ここまでにしたいと思います。SNSのDMやサイトでの感想。誤字脱字報告をしていただいた方々、ありがとうございます!
この物語を書き始めたのが去年の12月だったので、いつの間にか一年が過ぎた事になります。
ここまで見て頂きありがとうございます。
初のオリジナル作品という事でシナリオ制作に四苦八苦していますが、今後も精一杯続けて完結を目指したいと思います! 宜しければ応援よろしくお願いします。
それではまた第七章のあとがきでお会いしましょう! お疲れ様でした! よいお年を!
作者:羽海汐遠。
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