395 / 1,915
煌聖教団誕生編
385.ソフィの魔王軍による組織の殲滅作戦
しおりを挟む
「30分! そこまで!」
エイネの声が場に響き渡る。
初めてリーシャと模擬戦を開始してから数日が過ぎた日。今日もまた魔力を制御しながらの戦いが行われていた。
「ほい、終わりよぉリーシャちゃん?」
今日もまた一度もレアに触れられずに勝敗が決した。
「くそー! レアに全然当たらないよ!」
最初の数日は魔力の制御に四苦八苦しながら、リーシャ相手でも冷や冷やするような戦いをしていたレアだが、今では『青』3.3と『紅』1.2の練度を保ったまま、リーシャに魔力の余波を向かわせる事もなく余裕をもったまま、リーシャの攻撃を30分間躱し続けるまでに成長していた。
延々と攻撃を続けるリーシャは息を切らしながらフラフラになっているにも拘らず、レアの方はまだまだ余裕を持っているようだった。
その様子に納得がいったのか、エイネはレアに近づいていく。
「レアさん、完全にご自身の魔力を制御できるようになりましたね」
「ええそうね。貴方にコツを教えてもらいながら、これだけ毎日やれば流石に慣れてくるわねぇ」
エイネは頷きながらも内心では、レアをやはり天才だと認め始めていた。レアは習いたての頃は一般人と同様に苦労はするようだが、それからは他者と一線を画す程に自分の物にする速度が早い。
フルーフという大魔王が師匠だと言っていたが、その魔王は余程このレアさんの成長ぶりに期待しただろう。何せ教えれば教える程に強くなり、それは際限がないのだから。
――だが、それでも問題はここからである。
「レアさん『金色の目』を使わずに魔力の制御はほぼ安定して、出来るようになったと思います」
レアはエイネの言葉にこくりと頷いた。
「では今度はその『金色の目』を相手の攻撃を止める為に使ってみてください」
「え……? 『金色の目』を? 相手が私より強ければ同じ『魔瞳』で対抗されて意味はない筈だけど」
「いえいえ。結構『金色の目』というのは厄介なんですよ? たとえ相手が『魔王』になったばかりの者でもこちらの対応が遅れた場合、アドバンテージを取られて対応が遅れます」
『金色の目』が『魔王』だけではなく『大魔王』の領域に居る者たちが使う理由はそれである。
相手が自分より強かろうが関係なく、殺し合いになれば使わない手はないのである。例えば相手が極大魔法を詠唱ありで唱えていた場合『金色の目』はその詠唱を封じる事も不可能ではなく、コンマ数秒でも隙が出来れば『大魔王』の領域に住む者達には、圧倒的な利を得られるのだった。
まだレアは『真なる大魔王』の一歩手前程度の領域になったばかりであり『金色の目』は形勢を一気につける以外の使い方を知らない。
だが、この『真なる大魔王』の領域へ入るというのであれば、あらゆる戦術を身につけておかねばならない。
『アレルバレル』の世界では、大魔王だからといって天狗になったり、戦力値や魔力値が高いという、たったそれだけの理由で勝てる程、そして生き残れる程に甘い世界ではないのである。
力のコントロールを利用して相手に自分を侮らせるために、わざと戦力値をぎりぎりまで落として相手を油断させる者も少なからず居るくらいなのである。
このタイミングでレアがアレルバレルへ来たことは自殺行為だったとも言えるが、それでもこうしてエイネやバルド達の集落へ辿り着いた事は、彼女にとっては僥倖だった。
――もしこの世界に来た最初に温厚な『ソフィ』や『イリーガル』が居らず『智謀』や『破壊』達だけであったなら、とっくの昔にレアは葬られていただろう。
同じ『大魔王』の領域であっても『金色の目』の流用性を知っているのと、知らないのとでは天と地程の差が生まれてしまうのである。
「実際に戦いながら教えましょうか。魔力を制御出来るようになった貴方なら、そろそろ私と実戦を交えても問題はないでしょう」
そういうと前回レアと戦った時は『紅』さえ使わなかったエイネが、目を『金色』にしながら『青』を纏い始めたのであった。
その様子を驚いた眼で見ながらもレアは、自分がようやくエイネに認められたのだという高揚感に包まれるのだった。
「わ、分かったわぁ!」
早速レアも『二色の併用』を使って、エイネから教えを享受するのだった。
……
……
……
そしてレアがエイネと戦い始める頃。この『アレルバレル』の世界の中央大陸にあるソフィの魔王城から複数の魔族が出てくるのだった。
「主ら、よいか? 奴らが居ると思われる拠点は三つだ。そこに今から向かうが、大賢者が居なくても構わん。これ以上混乱を起こさせぬよう、周囲に知らしめるために徹底的に潰すのだ」
「まだヌーと奴らが繋がっているとは限らないと思うのですが、それでもいいのですか? ディアトロス殿」
「ソフィの手を煩わせないように動くことが我らの仕事だ。人間の方の大陸はワシがなんとかするから、徹底的に反乱分子は壊せよ『破壊』のブラスト」
ソフィの右腕であり人間の国のNo.2の大臣の座に居る『智謀』ディアトロスがそう言うと、破壊の衝動に常に襲われていた『大魔王』ブラストは、歓喜に身体を震わせるのだった。
「やれやれ。ユファが居なくなった瞬間にこれかよ、やっぱあんたは恐ろしい奴だよ」
『処刑』の異名を持つイリーガルは溜息を吐きながら、ディアトロスに向けてそう告げるのだった。
「カッカッカ! この場に居る者は全員が一度は、アレルバレルを支配しようとした大魔王なのだから、恐ろしい考えを持つのは当然じゃろう?」
それはワシも例外ではないぞと恐ろしく顔を歪めながら『破壊』と『処刑』の二人に向けて笑う。
「やれやれ……。だが、確かにソフィの親分のためだったら仕方ねぇよな。俺はソフィの親分のためだったら何でもやるぜ?」
「当たり前だ。そんな輩がいればどんな理由であろうと全て破壊し尽くしてやる」
「それでは諸君。派手に行こうではないか」
『処刑』『智謀』『破壊』の三大魔王以外にもあらゆる二つ名を持っていた『支配者領域』に居る大魔王達が、一斉に声を揃えて反乱分子が潜むと思われる場所へ散っていく。
――『大魔王』ソフィの従える魔族達。
その恐ろしい配下達が多く居る魔王軍の中で、序列が十番以内に入る強者達は『大魔王』のみで編成された各々の部隊を率いてソフィに刃向かった愚か者である『ヌー』とつながっていると思われる『組織』の潜伏する拠点を潰すために、この日を境に遂に行動を開始するのだった。
――そしてこの時の出来事が、後の『アレルバレル』の世界で、ソフィがリラリオへ行く事になるきっかけが生まれるのであった。
――それは奇しくも『魔王』レアが居るこのタイミングで行われたのである。
……
……
……
エイネの声が場に響き渡る。
初めてリーシャと模擬戦を開始してから数日が過ぎた日。今日もまた魔力を制御しながらの戦いが行われていた。
「ほい、終わりよぉリーシャちゃん?」
今日もまた一度もレアに触れられずに勝敗が決した。
「くそー! レアに全然当たらないよ!」
最初の数日は魔力の制御に四苦八苦しながら、リーシャ相手でも冷や冷やするような戦いをしていたレアだが、今では『青』3.3と『紅』1.2の練度を保ったまま、リーシャに魔力の余波を向かわせる事もなく余裕をもったまま、リーシャの攻撃を30分間躱し続けるまでに成長していた。
延々と攻撃を続けるリーシャは息を切らしながらフラフラになっているにも拘らず、レアの方はまだまだ余裕を持っているようだった。
その様子に納得がいったのか、エイネはレアに近づいていく。
「レアさん、完全にご自身の魔力を制御できるようになりましたね」
「ええそうね。貴方にコツを教えてもらいながら、これだけ毎日やれば流石に慣れてくるわねぇ」
エイネは頷きながらも内心では、レアをやはり天才だと認め始めていた。レアは習いたての頃は一般人と同様に苦労はするようだが、それからは他者と一線を画す程に自分の物にする速度が早い。
フルーフという大魔王が師匠だと言っていたが、その魔王は余程このレアさんの成長ぶりに期待しただろう。何せ教えれば教える程に強くなり、それは際限がないのだから。
――だが、それでも問題はここからである。
「レアさん『金色の目』を使わずに魔力の制御はほぼ安定して、出来るようになったと思います」
レアはエイネの言葉にこくりと頷いた。
「では今度はその『金色の目』を相手の攻撃を止める為に使ってみてください」
「え……? 『金色の目』を? 相手が私より強ければ同じ『魔瞳』で対抗されて意味はない筈だけど」
「いえいえ。結構『金色の目』というのは厄介なんですよ? たとえ相手が『魔王』になったばかりの者でもこちらの対応が遅れた場合、アドバンテージを取られて対応が遅れます」
『金色の目』が『魔王』だけではなく『大魔王』の領域に居る者たちが使う理由はそれである。
相手が自分より強かろうが関係なく、殺し合いになれば使わない手はないのである。例えば相手が極大魔法を詠唱ありで唱えていた場合『金色の目』はその詠唱を封じる事も不可能ではなく、コンマ数秒でも隙が出来れば『大魔王』の領域に住む者達には、圧倒的な利を得られるのだった。
まだレアは『真なる大魔王』の一歩手前程度の領域になったばかりであり『金色の目』は形勢を一気につける以外の使い方を知らない。
だが、この『真なる大魔王』の領域へ入るというのであれば、あらゆる戦術を身につけておかねばならない。
『アレルバレル』の世界では、大魔王だからといって天狗になったり、戦力値や魔力値が高いという、たったそれだけの理由で勝てる程、そして生き残れる程に甘い世界ではないのである。
力のコントロールを利用して相手に自分を侮らせるために、わざと戦力値をぎりぎりまで落として相手を油断させる者も少なからず居るくらいなのである。
このタイミングでレアがアレルバレルへ来たことは自殺行為だったとも言えるが、それでもこうしてエイネやバルド達の集落へ辿り着いた事は、彼女にとっては僥倖だった。
――もしこの世界に来た最初に温厚な『ソフィ』や『イリーガル』が居らず『智謀』や『破壊』達だけであったなら、とっくの昔にレアは葬られていただろう。
同じ『大魔王』の領域であっても『金色の目』の流用性を知っているのと、知らないのとでは天と地程の差が生まれてしまうのである。
「実際に戦いながら教えましょうか。魔力を制御出来るようになった貴方なら、そろそろ私と実戦を交えても問題はないでしょう」
そういうと前回レアと戦った時は『紅』さえ使わなかったエイネが、目を『金色』にしながら『青』を纏い始めたのであった。
その様子を驚いた眼で見ながらもレアは、自分がようやくエイネに認められたのだという高揚感に包まれるのだった。
「わ、分かったわぁ!」
早速レアも『二色の併用』を使って、エイネから教えを享受するのだった。
……
……
……
そしてレアがエイネと戦い始める頃。この『アレルバレル』の世界の中央大陸にあるソフィの魔王城から複数の魔族が出てくるのだった。
「主ら、よいか? 奴らが居ると思われる拠点は三つだ。そこに今から向かうが、大賢者が居なくても構わん。これ以上混乱を起こさせぬよう、周囲に知らしめるために徹底的に潰すのだ」
「まだヌーと奴らが繋がっているとは限らないと思うのですが、それでもいいのですか? ディアトロス殿」
「ソフィの手を煩わせないように動くことが我らの仕事だ。人間の方の大陸はワシがなんとかするから、徹底的に反乱分子は壊せよ『破壊』のブラスト」
ソフィの右腕であり人間の国のNo.2の大臣の座に居る『智謀』ディアトロスがそう言うと、破壊の衝動に常に襲われていた『大魔王』ブラストは、歓喜に身体を震わせるのだった。
「やれやれ。ユファが居なくなった瞬間にこれかよ、やっぱあんたは恐ろしい奴だよ」
『処刑』の異名を持つイリーガルは溜息を吐きながら、ディアトロスに向けてそう告げるのだった。
「カッカッカ! この場に居る者は全員が一度は、アレルバレルを支配しようとした大魔王なのだから、恐ろしい考えを持つのは当然じゃろう?」
それはワシも例外ではないぞと恐ろしく顔を歪めながら『破壊』と『処刑』の二人に向けて笑う。
「やれやれ……。だが、確かにソフィの親分のためだったら仕方ねぇよな。俺はソフィの親分のためだったら何でもやるぜ?」
「当たり前だ。そんな輩がいればどんな理由であろうと全て破壊し尽くしてやる」
「それでは諸君。派手に行こうではないか」
『処刑』『智謀』『破壊』の三大魔王以外にもあらゆる二つ名を持っていた『支配者領域』に居る大魔王達が、一斉に声を揃えて反乱分子が潜むと思われる場所へ散っていく。
――『大魔王』ソフィの従える魔族達。
その恐ろしい配下達が多く居る魔王軍の中で、序列が十番以内に入る強者達は『大魔王』のみで編成された各々の部隊を率いてソフィに刃向かった愚か者である『ヌー』とつながっていると思われる『組織』の潜伏する拠点を潰すために、この日を境に遂に行動を開始するのだった。
――そしてこの時の出来事が、後の『アレルバレル』の世界で、ソフィがリラリオへ行く事になるきっかけが生まれるのであった。
――それは奇しくも『魔王』レアが居るこのタイミングで行われたのである。
……
……
……
1
お気に入りに追加
424
あなたにおすすめの小説
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる