162 / 1,966
シスの回想編
157.大魔王ユファ
しおりを挟む
突如現れた影がゆっくりと姿を為していく姿をシスは見た。
そして誰も居なかった場所に見た事のない女性が現れるのであった。
「……ヴェル?」
――何故そう思ったかは分からない。
髪の長さや色といった見た目が全く違うその女性。
しかし目の前でシスをを見ている女性は、会いたいと願い続けた『ヴェルトマー』で間違いがないとシスは断言が出来た。
「ヴェル!? ヴェルなんでしょ!!」
シスを見ていた女性はゆっくりと首を横に振った。そして静かに口を開いた。
「久しぶりね、シス」
「ヴェルっ!!」
シスは泣きながら夢の続きをこの場で行うように、ヴェルに抱き着こうとする。
しかし――。
シスが抱き着こうとしていた女性は、シスに向けて『金色の目』を放った。
その瞬間にシスの身体が全く動けなくなるのであった。
「ごめんね。今の私はもう『ヴェルトマー』じゃない。災厄の大魔法使い『大魔王ユファ』よ」
シスは動けなくなり口が開けない、そしてそれを見たユファは苦しそうに口を開いた。
「ヴェルトマーは私の仮の姿で、この姿が本当の姿なの。ヴェルトマーの肉体は、負傷した本来のこの身体を治す間の予備の姿だったのよ」
シスの頭の中にユファの言葉がゆっくりと入ってくる。
しかしシスにとって、本当の姿がユファであろうとも、数千年間一緒に過ごした『ヴェルトマー』に違いがない。
「元々完治するまでの間って決めてたのだけどね。あの『ラルグ』の魔族の所為で少し、元の体に戻るのが早まってしまったの」
シスはユファに返事をしたいのだが、その意に反して一向に口は開いてくれないのであった。
「貴方が三千年前に私に頼んだ私に魔法を教えての言葉だけど……。私はもう十分すぎるくらい叶えてあげられたわよね? 本当なら私より強くしてやろうって思ってたのだけど、もう時間がないみたいだから許してね」
「……っ、……っ!!」
シスは何とかしてヴェルに声を届けたい。自分の思いを伝えたい。
しかしユファの『金色の目』がそれを妨げる。
「『レイズ』魔国女王シス! 貴方に仕えられた数千年間、私は楽しくて幸せな時間だった。本当にありがとうございました。どうか、どうか幸せになってね」
普段聞いた事の無いヴェルトマーの涙声、そしてユファは出てきた時のように少しずつ姿がぼやけ始めた。
このまま何もしなければ、誰よりも大好きなヴェルとは二度と会えなくなるのだろう。
――シスはそう考えると悔しくて涙が止まらない。
(動けっ! 動けっ! ここでヴェルを逃したら私は……)
――私は自分を生涯許さない!!
シスが最後の言葉を心の中で放った瞬間、カチリと彼女の中で何かが上手く嵌るような音が自身の耳に届いたかと思うと、これまで閉ざされていた扉が開かれて貯蔵されていた『魔力』が全て中からシスの体中を駆け巡る感覚が伝わっていく。
――シス自らが自分の限界を突き破った。
「……勝手な事を言うなぁっ!!」
――ドクンッ!
なんとシスの目が『金色の目』になったかと思うと『大魔王ユファ』の『金色の目』を相殺する。
更にそれだけに留まらず『大魔王ユファ』の既に発動されていた筈の『魔法』ごと強引に強制解除する。
「……なっ! えっ!?」
「!!」
古の『世界跳躍魔法』でこの場から離れようとしていたユファは、シスの『金色の目』によって魔法を解除させられた後、更にその魔瞳は真価を発揮して『ユファ』をその場に固定させるのであった。
――絶対に、ここから逃さない!! 逃せば大魔王は私を許さない!!
恐るべき魔力が、ソフィの屋敷を覆い尽くす。
その魔力は、真なる魔王状態のソフィを遥かに上回っていた。
今のユファは『ヴェルトマー』の時の肉体とは違い、本来の魔王の肉体である。
それもただの魔王ではなく、その遥か上の『大魔王』である。
魔王になったばかりのシスが、ユファの『金色の目』を相殺出来る筈がなかった。
しかし『ヴェル』を二度と離したくないという思いの強さから、シスの潜在能力が一気に覚醒し、本来の彼女が持つ力の一部を、一時的に解放できたのだった。
「私が納得出来るまで逃がさない! ヴェル、ちゃんと私に説明しなさい!!」
ユファは驚きと興奮で大笑いを始めた。
「あっはっはっはっは! この子は本当に驚かせてくれるよ」
そう言うとシスの『金色の目』をユファはさらに相殺する事に成功する。
どうやらもうシスは先程の大魔王状態ではなく、普段の魔力に戻ったという事なのだろうと悟った彼女が、思惑通りに魔瞳を解除して見せたのであった。
しかしもう今度はしっかりと説明をしようと思ったのだろう。
ユファは『世界跳躍』の魔法を使用せずに、そのままちゃんとシスを見据えて話始めるのであった。
「……分かった。何も説明しなかったのは謝るよ、謝るからさ……? シス、頼むから落ち着いてよ」
シスは満身創痍といった状態で目からは涙がぼろぼろ溢れて流れており、必死でユファの『金色の目』を解除したからであろう。
唇を噛み締めたせいで出血していた。
そんなシスにユファは急いで治癒魔法をかける。
シスの口元の出血は止まり傷は完治した。
――そしてゆっくりと、ユファは口を開くのだった。
そして誰も居なかった場所に見た事のない女性が現れるのであった。
「……ヴェル?」
――何故そう思ったかは分からない。
髪の長さや色といった見た目が全く違うその女性。
しかし目の前でシスをを見ている女性は、会いたいと願い続けた『ヴェルトマー』で間違いがないとシスは断言が出来た。
「ヴェル!? ヴェルなんでしょ!!」
シスを見ていた女性はゆっくりと首を横に振った。そして静かに口を開いた。
「久しぶりね、シス」
「ヴェルっ!!」
シスは泣きながら夢の続きをこの場で行うように、ヴェルに抱き着こうとする。
しかし――。
シスが抱き着こうとしていた女性は、シスに向けて『金色の目』を放った。
その瞬間にシスの身体が全く動けなくなるのであった。
「ごめんね。今の私はもう『ヴェルトマー』じゃない。災厄の大魔法使い『大魔王ユファ』よ」
シスは動けなくなり口が開けない、そしてそれを見たユファは苦しそうに口を開いた。
「ヴェルトマーは私の仮の姿で、この姿が本当の姿なの。ヴェルトマーの肉体は、負傷した本来のこの身体を治す間の予備の姿だったのよ」
シスの頭の中にユファの言葉がゆっくりと入ってくる。
しかしシスにとって、本当の姿がユファであろうとも、数千年間一緒に過ごした『ヴェルトマー』に違いがない。
「元々完治するまでの間って決めてたのだけどね。あの『ラルグ』の魔族の所為で少し、元の体に戻るのが早まってしまったの」
シスはユファに返事をしたいのだが、その意に反して一向に口は開いてくれないのであった。
「貴方が三千年前に私に頼んだ私に魔法を教えての言葉だけど……。私はもう十分すぎるくらい叶えてあげられたわよね? 本当なら私より強くしてやろうって思ってたのだけど、もう時間がないみたいだから許してね」
「……っ、……っ!!」
シスは何とかしてヴェルに声を届けたい。自分の思いを伝えたい。
しかしユファの『金色の目』がそれを妨げる。
「『レイズ』魔国女王シス! 貴方に仕えられた数千年間、私は楽しくて幸せな時間だった。本当にありがとうございました。どうか、どうか幸せになってね」
普段聞いた事の無いヴェルトマーの涙声、そしてユファは出てきた時のように少しずつ姿がぼやけ始めた。
このまま何もしなければ、誰よりも大好きなヴェルとは二度と会えなくなるのだろう。
――シスはそう考えると悔しくて涙が止まらない。
(動けっ! 動けっ! ここでヴェルを逃したら私は……)
――私は自分を生涯許さない!!
シスが最後の言葉を心の中で放った瞬間、カチリと彼女の中で何かが上手く嵌るような音が自身の耳に届いたかと思うと、これまで閉ざされていた扉が開かれて貯蔵されていた『魔力』が全て中からシスの体中を駆け巡る感覚が伝わっていく。
――シス自らが自分の限界を突き破った。
「……勝手な事を言うなぁっ!!」
――ドクンッ!
なんとシスの目が『金色の目』になったかと思うと『大魔王ユファ』の『金色の目』を相殺する。
更にそれだけに留まらず『大魔王ユファ』の既に発動されていた筈の『魔法』ごと強引に強制解除する。
「……なっ! えっ!?」
「!!」
古の『世界跳躍魔法』でこの場から離れようとしていたユファは、シスの『金色の目』によって魔法を解除させられた後、更にその魔瞳は真価を発揮して『ユファ』をその場に固定させるのであった。
――絶対に、ここから逃さない!! 逃せば大魔王は私を許さない!!
恐るべき魔力が、ソフィの屋敷を覆い尽くす。
その魔力は、真なる魔王状態のソフィを遥かに上回っていた。
今のユファは『ヴェルトマー』の時の肉体とは違い、本来の魔王の肉体である。
それもただの魔王ではなく、その遥か上の『大魔王』である。
魔王になったばかりのシスが、ユファの『金色の目』を相殺出来る筈がなかった。
しかし『ヴェル』を二度と離したくないという思いの強さから、シスの潜在能力が一気に覚醒し、本来の彼女が持つ力の一部を、一時的に解放できたのだった。
「私が納得出来るまで逃がさない! ヴェル、ちゃんと私に説明しなさい!!」
ユファは驚きと興奮で大笑いを始めた。
「あっはっはっはっは! この子は本当に驚かせてくれるよ」
そう言うとシスの『金色の目』をユファはさらに相殺する事に成功する。
どうやらもうシスは先程の大魔王状態ではなく、普段の魔力に戻ったという事なのだろうと悟った彼女が、思惑通りに魔瞳を解除して見せたのであった。
しかしもう今度はしっかりと説明をしようと思ったのだろう。
ユファは『世界跳躍』の魔法を使用せずに、そのままちゃんとシスを見据えて話始めるのであった。
「……分かった。何も説明しなかったのは謝るよ、謝るからさ……? シス、頼むから落ち着いてよ」
シスは満身創痍といった状態で目からは涙がぼろぼろ溢れて流れており、必死でユファの『金色の目』を解除したからであろう。
唇を噛み締めたせいで出血していた。
そんなシスにユファは急いで治癒魔法をかける。
シスの口元の出血は止まり傷は完治した。
――そしてゆっくりと、ユファは口を開くのだった。
10
お気に入りに追加
437
あなたにおすすめの小説

俺だけ2つスキルを持っていたので異端認定されました
七鳳
ファンタジー
いいね&お気に入り登録&感想頂けると励みになります。
世界には生まれた瞬間に 「1人1つのオリジナルスキル」 が与えられる。
それが、この世界の 絶対のルール だった。
そんな中で主人公だけがスキルを2つ持ってしまっていた。
異端認定された主人公は様々な苦難を乗り越えながら、世界に復讐を決意する。
※1話毎の文字数少なめで、不定期で更新の予定です。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる