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第四章

新たなスキル

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《新たなスキルを獲得しました。》

 そう頭の中に声が響いた。

「い、いったい何のスキルを獲得したんだ?ステータスオープン。」

 ステータス画面を開き、そのスキルを確認する。



名前 柊暮葉
年齢 23
種族 人族
性別 男
職業 料理人

level 19/100

HP 25000
MP 20000
ATK 25000
DEF 18000
MDEF 15000
AGI 15000
INT 6200
LUK 2050


スキル

合気柔術 10/10
料理 09/10
鑑定 07/10
超再生 09/10
ブレス 10/10
龍化 10/10
言語理解 10/10
影移動 10/10
肉質硬化 10/10
統率 04/10
全身体能力強化EXTRA
お残し厳禁 EXTRA
???      EXTRA



「???ってどういうことだ?」

 確かにステータスのスキルの欄に、新たなスキルが追加されている。???と書いてあるが、いったいどういうスキルなのだろうか。こういうのはさらに鑑定してみればわかる。

「鑑定……ッ!?」

 鑑定を使おうとすると、翳していた手に静電気が走った。そして鑑定できません……と画面が表示される。

「自分のスキルなのに鑑定できないのか。」

 なにやら厄介なものを取得してしまったのかもしれない。幸いステータスが下がったり、とかそういうのは無いみたいだが。

「イリス、スキルが???になることってあるのか?」

「ごく稀にですがありますよ。例えばそのスキルを取得した人が、スキルに認められていない時に起こりますね。」

「スキルに認められていない?」

「はい、一部のスキルには自我のようなものを持つスキルがあるんです。そのスキルは持ち主が相応の力を身に付けたときに、初めて力を貸してくれるんですよ。」

 ってことは、このスキルにも自我があるのか?なかなかめんどくさそうなスキルだな。

「なるほどな、よくわかった。」

 どうやらこのスキルとは、上手いこと付き合っていくしかなさそうだ。いつか俺がこのスキルに認められれば力を貸してくれるんだろう。

 その時がいつになるかはわからないが……。

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