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第四章

メリッサのステータス

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 メリッサを運んでいるときに、ふとあることを思い出した。

「そういえば……メリッサのステータスを確認するのを忘れてたな。」

 どんなスキルを持っているかは大方想像はつくが、一応確認しておいた方がいいだろう。

 メリッサをソファーの上に寝かせて鑑定を使う。

「鑑定……。」



名前 メリッサ
年齢 生後二日
種族 メイジビークイーン
性別 メス
職業 女王蜂

level 1/100

HP 2000
MP 5000
ATK 1000
DEF 1000
MDEF 2500
AGI 2000
INT 500
LUK 200

スキル

毒 08/10
飛行 07/10
統率 10/10
眷属召喚 10/10
言語理解(特殊) 10/10




 ふむ、シアみたいにぶっ壊れのステータスではないらしい。それだけで少し安心した。

 それでも普通の人よりは圧倒的に強いと思う。ステータスを見る限りでは、メリッサは魔力が高いらしいな。
 そして、やはりあった言語理解。言語理解を持っていない、シンとも普通に話をすることができていたからな。これは予想通りだ。

 メリッサのステータスを確認した後、ふと彼女が抱いて寝ている、もふもふのハチが気になった。

「そういえば……この働き蜂なのか?こいつらはどんなステータスなんだろうな。」

 メリッサより強いことは無いと思うが……どうなんだろうか?興味本位で、ハチに鑑定を使った。



名前 無し
年齢 5歳
種族 メイジビーワーカー
性別 メス
職業 働き蜂

level 40/100

HP 6000
MP 8000
ATK 5000
DEF 5000
MDEF 5000
AGI 8000
INT 1000
LUK 1000

スキル

炎魔法 10/10
水魔法 10/10
土魔法 10/10
氷魔法 10/10
雷魔法 10/10
風魔法 10/10
読心術 10/10
毒     10/10
言語理解(特殊) 10/10
感覚共有 10/10
肉体操作 10/10



 …………あれ?普通に女王のメリッサより強くないか?一体でこの強さだろ?これが群れで襲ってきたらって考えると……少しゾッとする。

 それに特筆すべきは、このスキルの優秀さ。覚えている全ての魔法のスキルがレベル10……。魔法のレパートリーもかなり多いようだ。

 単体性能最強のシアに対して、強力なハチの群れを率いるメリッサか……。

 二人が喧嘩なんてしようものなら、とんでもないことになりそうだ。それだけは絶対に阻止しないと……。

 これからも二人仲良く過ごしてほしいと、心の底から願うヒイラギだった。
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