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第1章 異世界転生しました……って!ふざけるなー!

第3話そのチームの名は……

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えっ?! この女俺らのこと「よっわ」っていた。
初対面の男子2人に普通いうか。

「どうしたの?ムラマサっち!」

そこに、1人のやや明るめの茶髪の少女が白髪の少女の近くに現れた。
 やや明るめの茶髪の髪は首筋が隠れるまで伸びており、何処かの高校の女子の制服の上から黄色のパーカーを着ている。そして、手には、二股の槍が握られている。
 俺の腰についてる銃やケイヤの義手とどことなく似ている気がする。てか太ももについている革製のベルトについてる試験管とか俺らが持ってらのとおんなじやつだし。

「って?……えっ?! うそ?! みんなー男の子だよ!普通の男の子だよ!」

明るめの茶髪の少女は俺達の顔を見ると騒ぎながらそういった。
 何だ! この世界! 男ってそんな珍しいのか?
いやけど、さっきモヒカンいたしなー?

「おいこら騒ぐんじゃねーよ! クソりむ!死人しびとが来たらどうすんだ!」

そう言いまた1人女性が現れた。
髪は、まるで鉄のサビの様な赤髪はベリーショート。女性にしては、高い身長。服装はこれまた男顔負けのワイルドな物で。ダメージジンズに、革ジャンという。その目は、鋭くギラギラしたいる。
 何だろう……スゲーカッコイイ! 何この人! 男よりも男らしい!

「わっ! 本当だ! モヒカンじゃねー!」

「何……ですか?」

 その次に現れたのは10歳程の可愛らしい少女ごいた。薄桃色の髪は、多少癖っ毛なのだろうか? 緩いパーマがかかっている。服装は、緑のぶかぶかよジャージに俺達からは見えないがハーフパンツを履いているのだろう。
 はっきりいって可愛い! うわーこんなの天使じゃん! 天使だよ!
 俺がそんな目で見ているとそのロリ少女は、赤髪の女性の後ろに隠れた。
 赤髪の女性は、俺達をギラリと睨んだ。
 怖えーーーー!

「君達、何処から来たのかな?……と、立てるかい?」

茶髪の少女は、手を差し伸ばした。俺達は、差し伸ばした手を取り立ち上がった。

「さて! 帰りますか! 君達もきなよ!」

「はぁー!おいこら、りむ!何言ってんだ!」

「えーいいじゃん!だってこの2人の持って奴神血《しんけつ》とマギアだよ」

「あーもぉ!分かったよ!」

「ムラマサっちも良いよね!」

「別に」

「よーし! という事でおいで」

という感じでなくずし的に俺達は、この少女達と一緒に行くことになった。
 道中軽く自己紹介で茶髪の少女は、(菊一きくいちりむ)
赤髪の女性は、(天羽斬てんばきる)
薄桃色の少女は、(わらび)
俺達に「よわ」っいた、白髪の少女は、(村正むらまさ杏奈あんな)というらしい。

「なぁ、ケイヤどうする?ぶっちゃけこれから」

「このままあの人達について行こう。今のままじゃぁあの化け物に会えば僕達は死ぬ。
 幸い、あの人たちは僕達に好意的ではあるしね」

「分かった」

という訳で、約30分程歩くと目の前に巨大なビルが現れた。
 入り口は、バリケードが貼られている。しかも、ワイヤーやら、刃物やら、侵入者が入った時のための鈴やらと。かなり、殺傷力高めである。
 元々は、豪華ホテルだったのだろう。所々その面影があり、ちらほら視線を感じる。

「女の人ばっかりだね」

「分かるのか?」

「目が良いからね」

それから俺らは止まったエスカレーターを上り、階段を上り最高階の奥に倒された。
 そこは、長机に椅子が並べられている。会議室のようだ。

「さて、それじゃあ話してもらおうかな?……と言いたいところだけどまず服を着替えようか」

そこで今の俺達の服装に気づいた。
 高校のブレザーは、ボロボロ。俺に至っては、腹の部分に穴空いてるしな。
 どうやら、ここは豪華ホテル兼ショピングモールだったらしく服は、勝手拝借した。

「ほおほお。服を着ると中々男前だねー。どうだい? 今夜私のベッドにこない?」

俺達は、顔を赤くさせた。
 マジか世紀末見たいな世界で、まさかの童貞卒業どうていそつぎょうか!

「いいねぇ、いいねぇ。おねーさんドキドキしちゃうよ」

「いい加減にしろよクソりむ!」

「あだっ!」

茶髪の少女は赤髪の女性に頭を叩かれた。

「いやぁごめん、ごめん、それで君達は何処から来たのかな」

「あの、その前にあの化け物は、何ですか?てかここ何処ですか?だいたいさっきも話してた神血しんけつとかマギアって何ですか?」

「おいおい、寝言は寝ていいな!」

きるさんは、何処から出したのか分からない真っ黒な刀を俺の首に置いた。……えっ?! えええええ。マジか何これ! もしかして今の質問ってヤバかったのか?
 俺がそんなふうに慌てているとケイヤは、間髪入れずに例の義手で斬《きる》さんの顔を手の甲裏拳うらけんで殴ろうとした。
 って! まてまて、ケイヤの奴こんな美人さんに殴るとか正気かよ!

「まて! ケイヤ!」

「待ってきるちゃん!」

俺とりむさんは、同時にそう言った。え?斬ちゃん待って?
 俺は、キルさんとケイヤの状態をみた。
 ケイヤの裏拳は、後数センチできるさんの顔に当たりそうで、きるさんは、俺の首に漆黒の刀を押しつけ反対の手に握っている漆黒刀でケイヤの目を切り裂こうとしていた。
 まって! いつのまにその刀出したんだ。最初一本だったよな?

「ごめんねー。けど君達も悪いんだよ。言っておくけど、私たちは君達が思っているほど優しくないし、信用もしてないんだよ。だから、正直に答えて。君達は、何処から来たのかな?」

りむさんは、俺の目を真っ直ぐ見ながらそう言った。不思議なことに、その目を見ているだけで
「嘘をついたらお前を殺す」というのがありありと伝わってくる。しかも、何だか本性を見破られている気がして嘘をつく気すら失せてくる。

「俺は、俺たちは、こことは違う世界からきました」

だから俺は、真っ直ぐそう答えた。それしかいい方法が思いつかなかったし。
しかし、りむさんは目を離さない。真っ直ぐ、俺の目を見続ける。それが数秒いや数時間には感じた。それぐらい長くかんじた。

「そっか!」

それからりむさんは、目を離しあっけらかんとそう言った。
 あれ? さっきのシリアス展開は? さっきまでかなり重かったじゃん。推理小説のクライマックス並みに重かったじゃん!

「あの、信じてくれるんですか?」

「はっはっはー。まさか、全然。けどさ、私人を見る目には自信があるんだ。だから信じてみるし。君達を私達の仲間にもしてあげる。
これ私のモットーね。
だからようこそ! 私たちのチーム(パラダイス)え!
第3話完
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