13 / 100
2章 金髪清楚シスター
第13話 好感度の変化
しおりを挟む
リリアーナが泣き止むのを待って、
「もう大丈夫です」という言葉を聞くと、オレはリリアーナを抱きかかえて井戸の方へ向かった。
お姫様抱っこされたリリアーナはオレの腕の中で大人しくしている。
井戸に着くと、その側にリリアーナを座らせて井戸の水を汲む。水が入った桶にそっとリリアーナの左手をつけて、丁寧に丁寧にキレイなお手手をニギニギしながら、洗い流した。
「……」
しばらくその様子をリリアーナは眺めていた。そして口を開く、
「…なにをやっているんですか?」
「オレのリリアーナに触れられたのが許せなくて、キレイにしてる」
「……べつに、あなたのじゃありません…」
満足するまで洗い流すと、リリアーナの手首が少し赤くなっていることに気づく。あいつに掴まれたところだ。
「あのやろう……」
またキレそうになるが、一旦落ち着いてポーションを取り出す。瓶からキュポッとコルク栓を抜き、リリアーナの腕にかけていく。2本使ったら、いつものキレイな腕に戻っていた。
「……ありがとうございます」
「ううん。こんなことになって…ごめん…」
「いえ、ライさんはなにも悪くないです。それどころか、助けてくださって本当に感謝しています」
ギリギリまで待て、という指示にしたがったオレは、チクリと良心が痛んだ。素直に喜べない。
「だから、そんな顔しないでください」
リリアーナの小さな手がオレの頬に触れる。
目が合って、もう大丈夫だな。と確信がとれてから、やっとぎこちなく笑うことができた。
「よくできました」
優しく語りかけてくれる。
「それじゃあ、オレは町に戻るからリリアーナは今日はゆっくり休んで。オレはまだやることがあるから」
「やること?なんですか?」
「さっきのあいつ、たぶんあいつが畑泥棒だと思う。自分の罪をリリアーナに着せようとしたんだ。だから罪を償わせる」
「……警備隊のところに行くんですね?」
「……」
「それでしたら私もお手伝いします」
答えないオレにイヤなものを感じたのか、リリアーナは同行を申し出た。
「警備隊に申し出ましょう」
「……わかった。でも、現場を抑えないといけないと思う。だから、オレが先に畑に行く。リリアーナは警備隊を呼んできてくれ」
「わかりました」
こうしてオレたちは村に向かった。
♢
村に着くと、あたりはもう暗くなっていて、民家から漏れる光だけが地面を照らしていた。畑の周りは真っ暗闇だ。
「いてー…いてー…あのやろー…ぜってぇ許せねぇ…
くそー…腹が減った…あのババアのもんをまた食ってやる…」
畑にこっそりと近づくと、ブツブツつぶやく声だけが聞こえてくる。
「こちらです!」
リリアーナが警備隊員を2人率いて現れたところで、
「ライト」と唱える。
周囲が明るくなり、ヤツがおばちゃんの野菜をかじっている姿があらわになった。
「なんだこの光は!やめろ!」
「なにがやめろだい!この泥棒が!さっさとコイツを捕まえておくれよ!」
八百屋のおばちゃんが警備隊員を急かす。おばちゃんには、事前に声をかけて待機させておいたのだ。
「は!はなせ!オラはなんもわるくねぇ!やめろ!はなせ!」
2人の警備隊員に両腕を掴まれた男は、そんなことを喚いていたが、もうどうでも良かった。死ねばいいのに。
「はぁ」と息をはき、やっとひと段落ついたと空を見上げる。
随分と長い1日だったように感じる。
「あの、ライさん、大丈夫ですか?」
「ん?うん、大丈夫だよ。リリアーナの方こそ大丈夫?」
「はい、私は大丈夫です。いえ、本当はまだちょっと怖いです」
「だよね」
ニコっと笑いかける。
「ええ」
リリアーナも笑い返してくれた。
「じゃあ、帰ろっか」
「はい」
「送っていくよ」
「…ありがとうございます」
一瞬、間があったが同行を許してくれる。
教会への帰り道、リリアーナの方を見ると少し震えていたので手を握って歩く。教会に着くころには震えもすっかり治まっていた。
「じゃあ、ここで」
「……帰らないでください」
「え?」
「一緒にいてください」
?
これは?
そういう?
「あー……わ、わかった。オレはベンチで寝るから。近くにいるから大丈夫だよ。なにがあっても守るから」
「……は、はい。ありがとうございます」
リリアーナは頬を染めていたが、それ以上なにか言うことはなく、夜は更けていった。
♢
-翌朝-
起きてきたリリアーナに「おはよう」と声をかけ、落ち着いた様子なのを確認してから、早々にギルドに戻ることにした。
念のため、昨日のクソ畑泥棒がどうなったのかを確かめるためだ。
ギルドに戻って受付嬢から話を聞くと、あいつは奴隷身分に落とされ奴隷商に引き渡されることになった、とのことだ。
死刑でもいいと思うけどね。まぁよしとしよう。
オレはその確認だけして、ギルドのいつものスペースで寝転ぶ。
「……」
若干、気が進まないが、やはり誘惑には勝てずに攻略スキルを開く、好感度の確認だ。
-----------------------------
リリアーナ・クローバー
好感度
87/100
-----------------------------
「……」
すごいことになっていた。
その数値をみて、やはり昨日のことで罪悪感を感じずにはいられないが、やっぱ、
やっぱり嬉しいという気持ちは強かった。
好きな子にも自分を好きになってもらえたという実感が沸いてきた。
その日は特になにもする気になれず、ゴロゴロと惰眠をむさぼることにした。
「もう大丈夫です」という言葉を聞くと、オレはリリアーナを抱きかかえて井戸の方へ向かった。
お姫様抱っこされたリリアーナはオレの腕の中で大人しくしている。
井戸に着くと、その側にリリアーナを座らせて井戸の水を汲む。水が入った桶にそっとリリアーナの左手をつけて、丁寧に丁寧にキレイなお手手をニギニギしながら、洗い流した。
「……」
しばらくその様子をリリアーナは眺めていた。そして口を開く、
「…なにをやっているんですか?」
「オレのリリアーナに触れられたのが許せなくて、キレイにしてる」
「……べつに、あなたのじゃありません…」
満足するまで洗い流すと、リリアーナの手首が少し赤くなっていることに気づく。あいつに掴まれたところだ。
「あのやろう……」
またキレそうになるが、一旦落ち着いてポーションを取り出す。瓶からキュポッとコルク栓を抜き、リリアーナの腕にかけていく。2本使ったら、いつものキレイな腕に戻っていた。
「……ありがとうございます」
「ううん。こんなことになって…ごめん…」
「いえ、ライさんはなにも悪くないです。それどころか、助けてくださって本当に感謝しています」
ギリギリまで待て、という指示にしたがったオレは、チクリと良心が痛んだ。素直に喜べない。
「だから、そんな顔しないでください」
リリアーナの小さな手がオレの頬に触れる。
目が合って、もう大丈夫だな。と確信がとれてから、やっとぎこちなく笑うことができた。
「よくできました」
優しく語りかけてくれる。
「それじゃあ、オレは町に戻るからリリアーナは今日はゆっくり休んで。オレはまだやることがあるから」
「やること?なんですか?」
「さっきのあいつ、たぶんあいつが畑泥棒だと思う。自分の罪をリリアーナに着せようとしたんだ。だから罪を償わせる」
「……警備隊のところに行くんですね?」
「……」
「それでしたら私もお手伝いします」
答えないオレにイヤなものを感じたのか、リリアーナは同行を申し出た。
「警備隊に申し出ましょう」
「……わかった。でも、現場を抑えないといけないと思う。だから、オレが先に畑に行く。リリアーナは警備隊を呼んできてくれ」
「わかりました」
こうしてオレたちは村に向かった。
♢
村に着くと、あたりはもう暗くなっていて、民家から漏れる光だけが地面を照らしていた。畑の周りは真っ暗闇だ。
「いてー…いてー…あのやろー…ぜってぇ許せねぇ…
くそー…腹が減った…あのババアのもんをまた食ってやる…」
畑にこっそりと近づくと、ブツブツつぶやく声だけが聞こえてくる。
「こちらです!」
リリアーナが警備隊員を2人率いて現れたところで、
「ライト」と唱える。
周囲が明るくなり、ヤツがおばちゃんの野菜をかじっている姿があらわになった。
「なんだこの光は!やめろ!」
「なにがやめろだい!この泥棒が!さっさとコイツを捕まえておくれよ!」
八百屋のおばちゃんが警備隊員を急かす。おばちゃんには、事前に声をかけて待機させておいたのだ。
「は!はなせ!オラはなんもわるくねぇ!やめろ!はなせ!」
2人の警備隊員に両腕を掴まれた男は、そんなことを喚いていたが、もうどうでも良かった。死ねばいいのに。
「はぁ」と息をはき、やっとひと段落ついたと空を見上げる。
随分と長い1日だったように感じる。
「あの、ライさん、大丈夫ですか?」
「ん?うん、大丈夫だよ。リリアーナの方こそ大丈夫?」
「はい、私は大丈夫です。いえ、本当はまだちょっと怖いです」
「だよね」
ニコっと笑いかける。
「ええ」
リリアーナも笑い返してくれた。
「じゃあ、帰ろっか」
「はい」
「送っていくよ」
「…ありがとうございます」
一瞬、間があったが同行を許してくれる。
教会への帰り道、リリアーナの方を見ると少し震えていたので手を握って歩く。教会に着くころには震えもすっかり治まっていた。
「じゃあ、ここで」
「……帰らないでください」
「え?」
「一緒にいてください」
?
これは?
そういう?
「あー……わ、わかった。オレはベンチで寝るから。近くにいるから大丈夫だよ。なにがあっても守るから」
「……は、はい。ありがとうございます」
リリアーナは頬を染めていたが、それ以上なにか言うことはなく、夜は更けていった。
♢
-翌朝-
起きてきたリリアーナに「おはよう」と声をかけ、落ち着いた様子なのを確認してから、早々にギルドに戻ることにした。
念のため、昨日のクソ畑泥棒がどうなったのかを確かめるためだ。
ギルドに戻って受付嬢から話を聞くと、あいつは奴隷身分に落とされ奴隷商に引き渡されることになった、とのことだ。
死刑でもいいと思うけどね。まぁよしとしよう。
オレはその確認だけして、ギルドのいつものスペースで寝転ぶ。
「……」
若干、気が進まないが、やはり誘惑には勝てずに攻略スキルを開く、好感度の確認だ。
-----------------------------
リリアーナ・クローバー
好感度
87/100
-----------------------------
「……」
すごいことになっていた。
その数値をみて、やはり昨日のことで罪悪感を感じずにはいられないが、やっぱ、
やっぱり嬉しいという気持ちは強かった。
好きな子にも自分を好きになってもらえたという実感が沸いてきた。
その日は特になにもする気になれず、ゴロゴロと惰眠をむさぼることにした。
184
お気に入りに追加
714
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
追放もの悪役勇者に転生したんだけど、パーティの荷物持ちが雑魚すぎるから追放したい。ざまぁフラグは勘違いした主人公補正で無自覚回避します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ざまぁフラグなんて知りません!勘違いした勇者の無双冒険譚
ごく一般的なサラリーマンである主人公は、ある日、異世界に転生してしまう。
しかし、転生したのは「パーティー追放もの」の小説の世界。
なんと、追放して【ざまぁされる予定】の、【悪役勇者】に転生してしまったのだった!
このままだと、ざまぁされてしまうが――とはならず。
なんと主人公は、最近のWeb小説をあまり読んでおらず……。
自分のことを、「勇者なんだから、当然主人公だろ?」と、勝手に主人公だと勘違いしてしまったのだった!
本来の主人公である【荷物持ち】を追放してしまう勇者。
しかし、自分のことを主人公だと信じて疑わない彼は、無自覚に、主人公ムーブで【ざまぁフラグを回避】していくのであった。
本来の主人公が出会うはずだったヒロインと、先に出会ってしまい……。
本来は主人公が覚醒するはずだった【真の勇者の力】にも目覚めてしまい……。
思い込みの力で、主人公補正を自分のものにしていく勇者!
ざまぁフラグなんて知りません!
これは、自分のことを主人公だと信じて疑わない、勘違いした勇者の無双冒険譚。
・本来の主人公は荷物持ち
・主人公は追放する側の勇者に転生
・ざまぁフラグを無自覚回避して無双するお話です
・パーティー追放ものの逆側の話
※カクヨム、ハーメルンにて掲載
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる