上 下
95 / 95
3章 ダンジョンと仲間

第95話 2人の家族

しおりを挟む
「なんかごめん……」

 ベンチに座る鈴に、通信デバイスのことを謝る。鈴はこちらを見ずに、のんびりした口調で答えてくれた。

「別にいいわよ。あんたが言わされてるセリフくらい、判別できるし」

「マジかよ……」

「マジよ。何年一緒にいると思ってんのよ」

 そういう鈴は、膝に両肘を乗せ、両手で頬を支えながら、花壇の方を見つめている。
 つられるように、オレも、花壇を見る。

「たしかになー。もう長い付き合いだもんな」

「……あのさ、池袋駅ダンジョンでは、わたしのこと必死に助けてくれてありがと……」

 唐突に話題が変わる。鈴は、やっぱり、オレのことを見ていない。

「なんだよ急に……あれは師匠が助けてくれたんであって、オレはなにもできなかったし……」

「そんなことないわよ。あんたの手が血まみれだったの知ってるし、必死で助けようとくれたんでしょ? 通信越しの声でもわかったわ。すごく、心配してくれてるって……」

「ま、まぁ……」

「だから、ありがと……」

「いや……別に……」

 夕日が照らす中、誰もいない公園で変な沈黙が流れる。こいつ、急にしおらしくなって、どうしたんだ?

「……ねぇ、今まで聞かなかったけど、陸人のお姉さんのこと、教えてくれない?」

「うみねぇちゃんのこと?」

「うん。わたしも鐘《ベル》がどんな子だったのか、話すから」

「まぁ、別にいいよ」

「……あのね。鐘《ベル》は、わたしとは違って、すごく優しい子なの。言葉遣いも優しいし、穏やかで、誰にでも優しくできる可愛い子。だから、友達もたくさんいた」

「おまえとは正反対だな?」

「……うっさい。それでね。わたし、小さい頃は男子によくからかわれてたの。小さい頃のわたしは、からかわれると、すぐ怒ったし強く言い返してたから、面白がられてたんだと思う。……ううん、違うわ。わたしが可愛すぎて、ちょっかいをかけたかったのよ。でも、当時はそんなことわからなくって、悔しかったなぁ。なんで、わたしばっかって」

「なんだこいつ、自己評価高いな」

「殴られたいの?」

「いや?」

「はぁ……それでね。当時のわたしは悔しくって、1人になると泣いてたの。チビとかブスとか言われて悔しくって。でも、しばらくしたら、男子たちがからかうのをピタリとやめたのよ。なんでだと思う?」

「んー? 飽きたから?」

「違うわよ。鐘《ベル》がね。〈お姉ちゃんはみんなと仲良くしたいだけで、素直じゃない子なの。ツンデレって言うんだよ。だから、いじめないで? お願い〉って、話して回ったんだって。男子に1人ずつ」

「お~、すごい勇気だな」

「そうよね。小学生低学年の女の子ができることじゃない。でも、わたしの優しい妹はそれをしてくれた。友達の話だと、鐘《ベル》は男子の前で震えながら話してたらしいわ。すごく怖かったんだと思う。でも、わたしのことを思って、わたしを助けてくれた。だから、わたしはあの子のことが大好き。だから、絶対に助けたい」

「なるほどな~。鐘《ベル》ってのはいい子なんだな。さすがおまえの妹だ。オレも友達になりたい」

「さすがってなによ。それに、ふふ、あんたみたいなコミュ障が友達になれるかしら?」

「別にコミュ障じゃねーし。……友達は少ないかもだけど」

「ぷっ。ふふ……ふぅ~、じゃあ、次はあんたの番」

 鈴が頬をつくのをやめ、オレの方を見る。
 オレも鈴のことをチラリと見てから、また前を向いて、ゆっくりと口を開いた。

「オレのおねえちゃん、海歌ねぇちゃんは、すごく優秀で、子どもとは思えないカリスマ性のある人で、オレとゆあちゃんのヒーローだった」

「たしかダンジョン災害のときは、小学四年生だったわよね?」

「ああ、その年齢なのに、あまりに大人じみてたから、神童って呼ばれてたんだ」

「へぇ」

「でさ、そんなうみねぇちゃんのこと、ずっと大好きだったんだけど、オレたちにも鈴みたいなエピソードがあるんだよ」

「そうなんだ? 聞かせてくれる?」

「うん。あれは、小学校に入学してすぐの頃だったかな。学校の近くの公園でゆあちゃんと遊んでたら、中学生の子たちが近づいてきて、俺たちのナワバリで遊ぶなって言ってきたんだ。砂場に作ってた山を蹴られて崩されて、すごく悲しかった。オレたちは、二人して泣きながら帰ろうとしたんだ。でも、たまたま通りがかったうみねぇちゃんが間に入って、庇ってくれた。オレたちに謝れって、公園はみんなのものだって」

「それ、大丈夫なわけ? 中学生男子 vs 小4女子ってことでしょ? 相手は何人?」

「5人」

「無謀でしょ」

「うん、無理だった。うみねぇちゃんは、長い髪の毛を引っ張られて、突き飛ばされてた。オレたちは、それを見てもっと泣いた。泣いて泣いて、へたり込んでたら、大人がやってきて、その日はなんとか助かったんだ」

「ふーん? たしかに、すごく勇気のある女の子ね? それにしても、あんた泣き虫だったの?」

「ま、そうだな。あのときのオレは泣き虫だった。たぶん、うみねぇちゃんに頼りっきりで、甘えてたんだと思う」

「なるほどね。それで、その海歌さんが勇気を出して庇ってくれたのを見て、もっともっと大好きになったって話?」

「待て待て。これで終わりじゃないぞ? それから一ヶ月後、うみねぇちゃんは、やつらに復讐をかますんだ」

「はい?」

「うみねぇちゃんは、一ヶ月のうちに、ネットであさってきた動画で合気道をマスターして、公園に再訪問、中学生5人をギッタンギッタンにしてやったんだ!」

「は? それマジな話なの?」

「大マジだ! オレはすごく誇らしかった! オレのねぇちゃんはすごいんだぞって! 正しいんだって!」

「……あんた、子どものころから変だったのね……ゆあがかわいそう……」

「変ってなんだよ。たしかにゆあちゃんは、うみねぇちゃんが喧嘩してる間、震えてたけどさ。それよりも、オレが感動したのはそこじゃないんだ」

「じゃあどこよ? バイオレンスかっけぇ、じゃないわけ?」

「違うっつの。オレが感動したのは、一ヶ月の間、学校をサボってずっと合気道の修行をしてたこと、朝から夜中まで、両親の言うことを聞かずに、汗だくになって、庭で修行を続けるねぇちゃんの姿に感動したんだ」

「たしかにすごいかも……てか異常よ……」

「はは、まぁな。でもさ、うみねぇちゃんは、修行しながらこう言ってたんだ。〈力がないだけで舐められるのは違う〉、〈間違ってることを間違ってるって言えないのはおかしい〉、〈私の大好きな弟と幼馴染がいじめられたんだから黙ってられない。私が絶対なんとかする〉って言いながら、汗だくになってた。そんな、うみねぇちゃんの姿は、今でもずっと目に焼き付いてる。だから、オレたちは、うみねぇちゃんのことが大好きなんだ。ま、おまえと似たようなもんだよ」

「そっか……うん……同じね」

「ああ」

 オレたちは顔を見合わせて、笑い合った。優しい風が吹いて、鈴のツインテールがピコピコと揺れる。

「……あのさ、好感度をカンストさせるためになんだけど……あんたの本当の気持ち、教えてくれる?」

 突然、好感度の話に戻った。鈴のやつは気まずそうにモジモジしている。

「本当の気持ち? なんだろ。まぁいいけどさ」

「……あんた、わたしのこと、嫌いじゃないの?」

「は? 前も言ったけど、嫌いなわけないだろ、むしろ好きだよ」

「っ!? そういうこと! 軽々しく女の子に言わない!」

「へ? ああ、はい。そんで? そんだけ?」

「……なんで嫌いじゃないのよ。なんで、好きなのよ。わたしなんかのこと……」

 今度は、しょんぼりとして、不安そうな表情になった。どうしちまったんだ、こいつは。

「なんか? なんかってなんだよ。おまえは凄いやつだろ?」

「……どんなところが?」

「まず、女なのに、1人でダンジョンに潜ってたのが凄いって思ったし、考えなしのオレに色んな作戦を考えてくれただろ? 中学の時のオレは、ゆあちゃんを守るとかなんとか言いながら、おまえがいなかったら1人で東京駅ダンジョンに忍び込んでたと思う。それで捕まってたかもしれないし、ダンジョンで死んだかもしれない」

「うん……」

「でさ、おまえが冷静に作戦を考えてくれて、まずは力をつけようとか、連携の仕方や布陣について指示してくれて、そのおかげで目白駅ダンジョンを攻略できた」

「あれは……わたしの力じゃないわ。あんたが10時間も戦ったから……」

「それは3人とも同じだろ? それに、目白駅ダンジョンのマッピングとか、情報をまとめてくれたのはおまえだ。おまえが冷静でいてくれたから、オレたちはここまできた」

「……でも、わたしなんて……」

 鈴はまだしょんぼりして苦しそうにしていた。だんだんムカついてくる。こいつが自分自身のことを認めていないのが気に入らなかった。

「なんだおまえ? 今日はやけにネガティブだな? なんて、とか言うなよ。おまえはスゴいじゃん」

「でも……」

「あのさ、色々言ったけど、オレはおまえに感謝してるし、たぶん、いや、たぶんじゃなくてさ。オレ、おまえのことを一番尊敬してる。ここまで、オレをつれてきてくれて、ありがとな」

「っー……それ、本気で言ってるの?」

 オレは、恥ずかしくって前を向いていた。隣からまっすぐと視線を感じる。オレのことを見て、目を離さない。

「本気の本気だ。こんなん嘘で言えるか。恥ずかしい」

「そっか……ありがと……」

「ど、どういたしまして?」

 素直にお礼を言われて調子が狂う。

「あのね……」

「なんだ?」

「わたしも……あんたのこと、尊敬してる……」

「マジかよ。さんきゅー」

「そんに……一番……すき……かも……」

「おぉ~マジか。ありがとう。……ん? すき?」

 そこでオレはどういう意味なのか気になり、鈴の方を向いた。

 すると、そこには、すぐ近くに鈴の顔があって、徐々に近づいてきているところだった。

 赤い顔でうっとりとオレのことを見つめている。目の中はうるうるしてて、片手を胸に当てて、少し苦しそうでもあった。

いや、それより、ちかっ、もう口が……

「だめぇーー!!!」

 ビクッ!?
 ビクッ!?

 突然の大声に、正気に戻るオレたち。くっつきそうだった距離は、さっきまでの位置へと戻り、二人して下を向いた。

 大声の主が誰だったのか気になり、視線を泳がすと、花壇の後に、それらしき人物が立っているのを見つけることができた。ゆあちゃんだ。そして、遅れて桜先生と栞先輩も、花壇の下から姿を現した。

 怒り顔のゆあちゃんがオレたちをまっすぐ見ながら、ズンズンと大股で近づいてくる。
 目の前まできて、腰に両手を当てて、また大きな声を出した。

「2人とも! なにしようとしてたの!」

「へ? なにって? なんだろう?」

「鈴ちゃん!」

「なにもしようとしてないわよ!」

「ウソ! ゆあには鈴ちゃんから近づいてたように見えたよ!」

「気のせいじゃない!? こ! こここ! こいつがいいムード作るからつい!」

 いいムードとは? オレにはわからない。

「ついってなに!」

「なんなんでしょう!?」

「急に敬語やめてよ! 結局、鈴ちゃんはなんなの! どうするの!」

「どうってなによ!」

「結局のところ、鈴さんも陸人くん争奪戦に参加するってことでいいですか?」

 桜先生がニッコリ微笑んでくる。

 それを見た鈴は、オレと、みんなのことを交互に見て、赤い顔でコクリ、と頷いた。頷いた後、鈴は顔を上げない。

 そのあと、ゆあちゃんが発狂したのは、言うまでもないだろう。

 ところで、争奪戦って、なんなんだ? みんなは、オレのことをペットにでもする気なのだろうか?
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

【本編完結】婚約者には愛する人がいるのでツギハギ令嬢は身を引きます!

ユウ
恋愛
公爵令嬢のアドリアーナは血筋だけは国一番であるが平凡な令嬢だった。 魔力はなく、スキルは縫合という地味な物だった。 優しい父に優しい兄がいて幸せだった。 ただ一つの悩みごとは婚約者には愛する人がいることを知らされる。 世間では二人のロマンスが涙を誘い、アドリア―ナは悪役令嬢として噂を流されてしまう。 婚約者で幼馴染でもあるエイミールには友人以上の感情はないので潔く身を引く事を宣言するも激怒した第一皇女が王宮に召し上げ傍付きに命じるようになる。 公爵令嬢が侍女をするなど前代未聞と思いきや、アドリア―ナにとっては楽園だった。 幼い頃から皇女殿下の侍女になるのが夢だったからだ。 皇女殿下の紹介で素敵な友人を紹介され幸せな日々を送る最中、婚約者のエイミールが乗り込んで来るのだったが…。

傷物扱いされていても私はあなたと結婚したい

しゃーりん
恋愛
アニオン王国の公爵令嬢ユラは一年間だけ隣国キャロル王国に留学に来ていた。 ある日、呼び出された部屋で待っていると体調がおかしくなる。 飲み物に媚薬が入っていた。 たまたま入ってきた人に助けてもらうが…ユラが傷物だと学園に張り紙がされた。 助けてくれた人は婚約者がいる人だった。 しかし、ユラを傷物と笑う婚約者に失望し婚約を解消した。 傷物扱いされるユラと彼女が気になっていたアレンのお話です。

黄金蒐覇のグリード 〜力と財貨を欲しても、理性と対価は忘れずに〜

黒城白爵
ファンタジー
 とある異世界を救い、元の世界へと帰還した玄鐘理音は、その後の人生を平凡に送った末に病でこの世を去った。  死後、不可思議な空間にいた謎の神性存在から、異世界を救った報酬として全盛期の肉体と変質したかつての力を受け取り、第二の人生の舞台である以前とは別の異世界へと送り出された。  自由気儘に人を救い、スキルやアイテムを集め、敵を滅する日々は、リオンの空虚だった心を満たしていく。  取り敢えずの目標は世界最高ランクの冒険者。  使命も宿命も無き救世の勇者は、今日も欲望と理性を秤にかけて我が道を往く。 ※ 更新予定日は【月曜日】と【金曜日】です。

私をもう愛していないなら。

水垣するめ
恋愛
 その衝撃的な場面を見たのは、何気ない日の夕方だった。  空は赤く染まって、街の建物を照らしていた。  私は実家の伯爵家からの呼び出しを受けて、その帰路についている時だった。  街中を、私の夫であるアイクが歩いていた。  見知った女性と一緒に。  私の友人である、男爵家ジェーン・バーカーと。 「え?」  思わず私は声をあげた。  なぜ二人が一緒に歩いているのだろう。  二人に接点は無いはずだ。  会ったのだって、私がジェーンをお茶会で家に呼んだ時に、一度顔を合わせただけだ。  それが、何故?  ジェーンと歩くアイクは、どこかいつもよりも楽しげな表情を浮かべてながら、ジェーンと言葉を交わしていた。  結婚してから一年経って、次第に見なくなった顔だ。  私の胸の内に不安が湧いてくる。 (駄目よ。簡単に夫を疑うなんて。きっと二人はいつの間にか友人になっただけ──)  その瞬間。  二人は手を繋いで。  キスをした。 「──」  言葉にならない声が漏れた。  胸の中の不安は確かな形となって、目の前に現れた。  ──アイクは浮気していた。

源義経汗(ゲンギスカン)物語

九郎兵衛
歴史・時代
平泉を出た源九郎義経が蝦夷地に渡り、一年後に数百名のアイヌの精兵を連れて大陸に渡り、ジンギス汗となった生涯を描く。 大正時代に小矢部全一郎氏の「成吉思汗は義経なり」      はベストセラーになったが、文芸春秋に掲載された数名の歴史家たちの反論に遇って、灯が消えた。歴史家たちが口を揃えたのは、二人の身長差だった。義経は百五十センチくらいの小男だったのに対して、成吉思汗は二メートル有余の大男だったということである。 義経小男説は、歴史的に見てほぼ正しいと考えられるが、成吉思汗大男説は大いに疑問である。明治四十五年に出版された、ロシアの元陸軍中将イワニンの書いた評伝を、もとにした意見である可能性が高い。しかし、史実を調べてみると、ジンギス汗はロシアには一度も行ってはいないのである。遠征してロシアを征服したのは、弁慶と伊勢三郎(サブタイ=スブタイ)と考えられる武将の率いる軍隊である。八百年前のロシア人は弁慶を見て、あれこそが成吉思汗だ、と思い込んだものと思われる。 二〇〇〇年から始まった、ウランバートルでのジンギス汗の墳墓発掘は、世界百カ国を越す盛況で、日本隊は八百年前の地層から、数年前に新嘗祭の跡を発見している。新嘗祭は秋の農作物の収穫に感謝する儀式で、乾燥した稲の束を、真空にした容器の中で炭化させる作業であり、これは農業国日本の皇室だけの伝統行事である。   義経は、殿上人として後白河法皇の宮廷に出入りしていたので、この作法を知っていた可能性が高い。モンゴル人は昔から、遊牧と狩猟に明け暮れていた民であるから、新嘗祭を行うことは考えられないことである。長さ一千五百メートルの巨大な製鉄所跡も発見されていて、義経=ジンギス汗説を、今こそ見直す時が来たと考えられる

【R18】さよなら、婚約者様

mokumoku
恋愛
婚約者ディオス様は私といるのが嫌な様子。いつもしかめっ面をしています。 ある時気付いてしまったの…私ってもしかして嫌われてる!? それなのに会いに行ったりして…私ってなんてキモいのでしょう…! もう自分から会いに行くのはやめよう…! そんなこんなで悩んでいたら職場の先輩にディオス様が美しい女性兵士と恋人同士なのでは?と笑われちゃった! なんだ!私は隠れ蓑なのね! このなんだか身に覚えも、釣り合いも取れていない婚約は隠れ蓑に使われてるからだったんだ!と盛大に勘違いした主人公ハルヴァとディオスのすれ違いラブコメディです。 ハッピーエンド♡

裏切られたあなたにもう二度と恋はしない

たろ
恋愛
優しい王子様。あなたに恋をした。 あなたに相応しくあろうと努力をした。 あなたの婚約者に選ばれてわたしは幸せでした。 なのにあなたは美しい聖女様に恋をした。 そして聖女様はわたしを嵌めた。 わたしは地下牢に入れられて殿下の命令で騎士達に犯されて死んでしまう。 大好きだったお父様にも見捨てられ、愛する殿下にも嫌われ酷い仕打ちを受けて身と心もボロボロになり死んでいった。 その時の記憶を忘れてわたしは生まれ変わった。 知らずにわたしはまた王子様に恋をする。

戦国時代にタイムスリップした件 何故かファンタジーみたいなスキルが使えるんだが

デンデンムシ
ファンタジー
そこらへんに居る普通の30歳の会社員の主人公、いつもと変わらない仕事。終わって家に帰り、風呂入って飯食べてネットサーフィンして寝る予定で風呂の時にただなんとなく浴槽に浸かりたいと思いお湯を溜めて・・ いざ入ったその時  気がつけばよくある森?林?の中に居た。 そうスッポンポンで。 なろうにも投稿しています。リアルとは離れていますのでご容赦ください

処理中です...