16 / 95
1章 ダンジョンと鍵
第16話 クソガキの口車
しおりを挟む
[時は現代の戻る]
〈あのときは、悪かった〉双葉が言っているのは、妹のベルを庇ったせいで、うみねぇちゃんがダンジョンに囚われることになった、だから〈あのときは、わたしの妹が悪かった〉そういう意味だろう。でも、今のオレは、そんな風には思ってなかった。
「あのさ、前も言ったけど、うみねぇちゃんのことは、別におまえの妹のせいだなんて思ってない。……いや、思ってた時期もあったけど、すぐ考え直した。うみねぇちゃんは困ってる人を見捨てれないすごい人だ。だから、別に双葉のことを恨んだりはしてない。オレがおまえの妹も助けてやるよ」
「……ふんっ、相変わらず、口だけは達者ね」
「そうだよね、りっくんは口だけは割とカッコいい」
「あん?」
「ねぇ、ところで、双葉さん?やめといた方がいいってどういうこと?」
ゆあちゃんが話の軌道を修正してくれたので、オレもその話をすることにした。
「そうだな。こんなフェンス、前には無かった。駅には入れないのか?」
「そうね、わたしも忍び込もうとしたけど、すぐに警報が鳴ったわ。翌日、家に連絡がきてパパに怒られた」
「マジかよ……」
「マジよ。あんたが1年前、最後に忍び込んですぐにこうなったわ。あんたのせいじゃないの?」
「オレ?オレは別になにも……むしろ、モンスターを倒して人助けしたけど……」
「はぁ?それ、詳しく教えなさいよ」
「やだよ。なんでおまえなんかに」
「なんかってなによ!」
双葉のやつがキレ出した。昔からすぐにキレるやつで、口も悪くて鬱陶しいやつだ。
「うるさいなー。ゆあちゃん、今日は帰って作戦会議しよ」
「え?いいの?双葉さんのことほっておいて」
「いいわけないでしょ!待ちなさいよ!」
「やだよ。おまえ、うっさいんだもん」
「へー?そんな態度とっていいわけ?わたし、忍び込めるダンジョン知ってるんだけど?教えてあげないわよ?」
「んー……オレ、東京駅ダンジョンにしか興味ないんだよね。さいなら」
「ちょっと!ここに入れないんだから、他で修行するしかないでしょ!鍛えて強くならないと2人を助けれないわよ!」
「んー……まぁ……そう言われれば、そうかも?」
「りっくん、とりあえず双葉さんと話だけでもしておかない?同じダンジョン攻略に挑む仲間なんだし。それに、仲間が増えれば、りっくんも強くなるよね?」
「あっ、たしかに」
「どういう意味よ?」
「いや、別に……」
《クラス替え》スキルのこと、こいつに話して大丈夫だろうか?オレは、訝しむ双葉の顔を見て、自分のスキルについて話すか考えていた。
「りっくんのことはほっといて、いこっ。双葉さん」
「……わかったわ。ついてきなさい」
とりあえず、双葉の相手は、ゆあちゃんに任せて後ろについていくことにする。
♢
双葉がオレたちを連れてきたのは、なんだか高そうなレストランだった。近くの高層ビルの20階にあり、夜景もすごい。それに、かなり広いのに個室になっていた。
「すごーい……」
ゆあちゃんが窓際に立って感動している。
「オレたち、金ないぞ?」
「わたしが奢ってあげるわよ。下民、座りなさい」
双葉のやつは偉そうに足を組んでメニューを見ている。
オレたちも座って、自分のデバイスを使ってメニューを見ることにした。どれもびっくりするほど高くて、おどおどしてると、双葉がオレたちの分も注文してくれる。
高そうな飲み物とお茶菓子が机に並び、本題がはじまった。
「それで、1年前、モンスターを倒したって?」
「そうだな。そんなこともあったなー」
「1年前、あんたが忍び込んだあと、すぐにニュースが出たわよね?東京駅ダンジョンで高校生4人が死亡、1人だけが生き残ったって。知ってるわよね?」
「……まぁ」
「その顔……まさかとは思うけど、あんたが殺したの?」
「そんなわけあるか!意味わかんないこと言うなよ!」
「冗談よ。でも、無関係ってわけでもなさそうね」
「まぁ……」
「それで?モンスターを倒したってのは、ゲートのすぐ近くに出るウサギみたいなやつのこと?それくらいならわたしも倒したけど?なによ、偉そうにして。だっさ」
「そんな雑魚じゃねーよ!オレが倒したのはこんなデッカいユニークモンスターで!」
オレは両手を広げて、あのときの黒い狼のサイズを表現した。
「ユニークモンスター?」
「あ……」
売り言葉に買い言葉で口を滑らせたことに気づく。
「バカりっくん……」
「ユニークモンスターってなによ?」
「まぁ、なんか強いモンスターだよ……」
もう言ってしまったので、諦めてある程度は話してやることにした。
「どんな?」
「すごいでかい黒い狼で、白いやつと灰色のやつもいて……」
「それ、高校生たちを殺したモンスターよね?あんた、警察に言わなかったの?自分が倒しましたって。それ、犯罪よ?もしもし、警察ですか?」
双葉がデバイスに向かって話しかけ出した。は?こいつ本当に通報を?
「うぉい!!違う違う!あれは人助けで仕方なく!」
「……なるほど。そう、高校生が4人もやられるモンスター、ユニークモンスターをあんたが倒したってことね。やるじゃない。ちなみにだけど、モンスターの姿形なんてニュースで発表されてないわよ」
「は?」
「だいたい聞きたいことは聞けたわ。ありがとね」
「おまえ……カマかけやがったな?」
「そうだけど?騙される方が悪いんじゃない?」
「こ、このクソマロめ……」
「はぁ?さっきも言ったわよね?そう呼んだらコロスって。ここ、奢らないわよ?」
「それは困る」
オレは、騙されてイラっとしていたが、高級ジュースを人質にとられて何も言えなくなってしまった。ここまで計算ずくだとしたら、このクソマロはなかなかの策士である。
〈あのときは、悪かった〉双葉が言っているのは、妹のベルを庇ったせいで、うみねぇちゃんがダンジョンに囚われることになった、だから〈あのときは、わたしの妹が悪かった〉そういう意味だろう。でも、今のオレは、そんな風には思ってなかった。
「あのさ、前も言ったけど、うみねぇちゃんのことは、別におまえの妹のせいだなんて思ってない。……いや、思ってた時期もあったけど、すぐ考え直した。うみねぇちゃんは困ってる人を見捨てれないすごい人だ。だから、別に双葉のことを恨んだりはしてない。オレがおまえの妹も助けてやるよ」
「……ふんっ、相変わらず、口だけは達者ね」
「そうだよね、りっくんは口だけは割とカッコいい」
「あん?」
「ねぇ、ところで、双葉さん?やめといた方がいいってどういうこと?」
ゆあちゃんが話の軌道を修正してくれたので、オレもその話をすることにした。
「そうだな。こんなフェンス、前には無かった。駅には入れないのか?」
「そうね、わたしも忍び込もうとしたけど、すぐに警報が鳴ったわ。翌日、家に連絡がきてパパに怒られた」
「マジかよ……」
「マジよ。あんたが1年前、最後に忍び込んですぐにこうなったわ。あんたのせいじゃないの?」
「オレ?オレは別になにも……むしろ、モンスターを倒して人助けしたけど……」
「はぁ?それ、詳しく教えなさいよ」
「やだよ。なんでおまえなんかに」
「なんかってなによ!」
双葉のやつがキレ出した。昔からすぐにキレるやつで、口も悪くて鬱陶しいやつだ。
「うるさいなー。ゆあちゃん、今日は帰って作戦会議しよ」
「え?いいの?双葉さんのことほっておいて」
「いいわけないでしょ!待ちなさいよ!」
「やだよ。おまえ、うっさいんだもん」
「へー?そんな態度とっていいわけ?わたし、忍び込めるダンジョン知ってるんだけど?教えてあげないわよ?」
「んー……オレ、東京駅ダンジョンにしか興味ないんだよね。さいなら」
「ちょっと!ここに入れないんだから、他で修行するしかないでしょ!鍛えて強くならないと2人を助けれないわよ!」
「んー……まぁ……そう言われれば、そうかも?」
「りっくん、とりあえず双葉さんと話だけでもしておかない?同じダンジョン攻略に挑む仲間なんだし。それに、仲間が増えれば、りっくんも強くなるよね?」
「あっ、たしかに」
「どういう意味よ?」
「いや、別に……」
《クラス替え》スキルのこと、こいつに話して大丈夫だろうか?オレは、訝しむ双葉の顔を見て、自分のスキルについて話すか考えていた。
「りっくんのことはほっといて、いこっ。双葉さん」
「……わかったわ。ついてきなさい」
とりあえず、双葉の相手は、ゆあちゃんに任せて後ろについていくことにする。
♢
双葉がオレたちを連れてきたのは、なんだか高そうなレストランだった。近くの高層ビルの20階にあり、夜景もすごい。それに、かなり広いのに個室になっていた。
「すごーい……」
ゆあちゃんが窓際に立って感動している。
「オレたち、金ないぞ?」
「わたしが奢ってあげるわよ。下民、座りなさい」
双葉のやつは偉そうに足を組んでメニューを見ている。
オレたちも座って、自分のデバイスを使ってメニューを見ることにした。どれもびっくりするほど高くて、おどおどしてると、双葉がオレたちの分も注文してくれる。
高そうな飲み物とお茶菓子が机に並び、本題がはじまった。
「それで、1年前、モンスターを倒したって?」
「そうだな。そんなこともあったなー」
「1年前、あんたが忍び込んだあと、すぐにニュースが出たわよね?東京駅ダンジョンで高校生4人が死亡、1人だけが生き残ったって。知ってるわよね?」
「……まぁ」
「その顔……まさかとは思うけど、あんたが殺したの?」
「そんなわけあるか!意味わかんないこと言うなよ!」
「冗談よ。でも、無関係ってわけでもなさそうね」
「まぁ……」
「それで?モンスターを倒したってのは、ゲートのすぐ近くに出るウサギみたいなやつのこと?それくらいならわたしも倒したけど?なによ、偉そうにして。だっさ」
「そんな雑魚じゃねーよ!オレが倒したのはこんなデッカいユニークモンスターで!」
オレは両手を広げて、あのときの黒い狼のサイズを表現した。
「ユニークモンスター?」
「あ……」
売り言葉に買い言葉で口を滑らせたことに気づく。
「バカりっくん……」
「ユニークモンスターってなによ?」
「まぁ、なんか強いモンスターだよ……」
もう言ってしまったので、諦めてある程度は話してやることにした。
「どんな?」
「すごいでかい黒い狼で、白いやつと灰色のやつもいて……」
「それ、高校生たちを殺したモンスターよね?あんた、警察に言わなかったの?自分が倒しましたって。それ、犯罪よ?もしもし、警察ですか?」
双葉がデバイスに向かって話しかけ出した。は?こいつ本当に通報を?
「うぉい!!違う違う!あれは人助けで仕方なく!」
「……なるほど。そう、高校生が4人もやられるモンスター、ユニークモンスターをあんたが倒したってことね。やるじゃない。ちなみにだけど、モンスターの姿形なんてニュースで発表されてないわよ」
「は?」
「だいたい聞きたいことは聞けたわ。ありがとね」
「おまえ……カマかけやがったな?」
「そうだけど?騙される方が悪いんじゃない?」
「こ、このクソマロめ……」
「はぁ?さっきも言ったわよね?そう呼んだらコロスって。ここ、奢らないわよ?」
「それは困る」
オレは、騙されてイラっとしていたが、高級ジュースを人質にとられて何も言えなくなってしまった。ここまで計算ずくだとしたら、このクソマロはなかなかの策士である。
12
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる