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2章 呪われた炎
第47話 新しい目標
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バン!ダダダ!
「シューネのギフト授与式への出席が決まりましたわ!」
ピャーねぇが突然やってきたと思ったら、リビングに入ったと同時にそう叫んだ。
「ま、待ってください。お姉様、はぁはぁ……」
遅れてシューネさんがやってくる。走ってきたようで息が上がっていた。
「もぐもぐ、ごく……そうなんだ、おめでとう。とりあえず、2人もお昼食べる?」
僕は、さっきまでいたカリンの分のお皿を自分の方に寄せながら、平静を装って2人に着席を進める。
突然ピャーねぇがやってきたもんだから、カリンは急いで身を隠してくれたのだ。突然の出来事にセッテはあわあわとあわてていて、ディセがテキパキと2人の席を準備してくれた。僕もポーカーフェイスを気取っているが、内心ドキドキだった。
「あら!ちょうどお腹が空いてましたの!いただきますわ!ほら!シューネも!」
「あ、ありがとうございます……し、失礼します……」
ペコリ。シューネさんは頭を下げてからピャーねぇの隣に腰掛けた。ディセとセッテは僕の両隣に移動する。
「えーっと、シューネさんのギフト授与式への出席が認められたんだって?」
「そうですわ!」
「授与するのは……」
「もちろんわたくしですわ!」
「なるほど……」
テンションが高いピャーねぇに反して、僕は内心、頭を抱える。問題が1つ増えてしまったからだ。
「これでシューネはあのいじめっ子に好きにされませんわよ!」
「あ、ありがとうございます……お姉様……でも、もしわたしが低ランクのスキルを発現したら……わたしだけじゃなく、お姉様まで……」
そう、それだ。僕も同じことを懸念していた。
ピャーねぇの身体には、Aランクのギフトキーが入っている。でも、ギフトキーは、相手の才能によって効果が大きく変わるスキルだ。だから、シューネさんに才能がなければ、低ランクのスキルが発現する可能性がある。
そうなった場合、せっかくピャーねぇの地位が見直されつつあるのに、また虐げられるようになってしまうかもしれない。
だから、正直に言うと、マーダスの才能を奪うことが決まった今、2人には大人しくしていて欲しかった、というのが本音だ。
「大丈夫ですわ!わたくしはSランクを授与した王女でしてよ!おーっほっほっほっ!」
「セーレンさんの才能が凄かっただけかもでしょ?」
「なにか言いまして?」
ギロリと笑顔のまま睨まれた。
「いいえ、なんでもありません(棒」
「大丈夫ですの!絶対!シューネは大丈夫です!こんなにいい子が才能が無いなんてことありえませんわ!」
ピャーねぇは、シューネさんを抱き寄せて頭をよしよししていた。
「で、でも……ううん、だめだだめだ、がんばらないと……が、がんばりましゅ!」
「いい子ですわね!」
シューネさんの方は、僕たちと一緒に戦おうと誓ってから前向きな発言が増えたように思う。自分に言い聞かせるように両手を握って気合を入れていた。
しかしだ。ギフトキーの効果は、頑張ってどうにかなるものではない。シューネさんに才能が無ければ、結果は変わらない。
だから、僕が裏で動くしかなくなったようだ。
♢
「では、当面の目標は、1ヶ月半後のギフト授与式までに、マーダスの才能を奪うこと。そして、シューネ様の才能を高ランクのものと入れ替えること。この2つでよろしいでしょうか?」
「うん、そうだね」
僕たちは、自宅でのいつもの作戦会議をしていた。
「でも、シューネちゃんは、入れ替えなくっても、もともと高ランクかもしれないよ?だって、ボルケルノ家の貴族様なんでしょ?」
とセッテが指摘する。
「いや……ダメだったんだ……」
僕は、ポケットの中からそっと鍵を取り出した。南京錠くらいのサイズの銅の鍵だ。
「それは?」
「シューネさんの才能の鍵……」
実は昨晩、カリンと一緒にピャーねぇの家に忍び混んで、寝ているシューネさんから抜き取ってきたのだ。
結果は銅の鍵、Cランク相当の才能だった。
「たぶんこれだと、Aランクのギフトキーを使っても、よくてBランクだと思う」
「んー、それなら悪くないんじゃない?この前、Bランクでもいいって言ってたよね?」
「まぁ、それはそうなんだけど、あくまで仮説だからね。もしかしたら、Cランクが発現するかもしれない。そうするとシューネさんの立場は微妙なところだし、この前Sランクを授与したピャーねぇにまで疑いの目がかかる」
「もしCランクが発現してしまったら、まぐれだったのか、なんて言い出す人もいそうですしね」
「うん。だから、2人には絶対成功してもらいたい。少なくともAランクのスキルをシューネさんには発現して欲しいんだ」
「ご主人様のお考えはわかりました。では、まずは危険が少なそうなシューネ様の才能の入れ替えから動きましょうか?」
「そうだね。マーダスのことは一旦保留にしよう。一応、どうやってあいつから才能を奪うかは考えておくつもりだけど」
「かしこまりました」
「じゃあ、シューネさんの代わりになる才能だけど、明日からスラム街にいって代わりになる才能を探してこようと思う。目標は金以上の鍵を手に入れることだ」
「スラム街ですか?貴族から奪った方が手っ取り早いのでは?」
「そのあたりはリスクを考えてだね。貴族たちの屋敷に忍び込む危険を冒すより、スラム街で安全に才能を手に入れれたらその方がいいだろ?」
「たしかに、そうですね。ご慧眼恐れ入ります」
「いやいや、ビビりなだけだよ。……それに、他人の可能性を奪うことを褒めるのは……ちょっとね……」
僕は、これからスラム街の人から才能を奪おうとしている。何の罪もない人からだ。それは、どう言い訳しても間違ったことだと自覚している。だから、やると決めたはいいが正直迷いもあった。
「ご主人様、こう言ってはなんですが、スラム街に住んでいて、ギフト授与式に招かれることは絶対にありえません。どうせ死ぬまで使われない才能です。割り切りましょう」
僕の暗い顔を見て、カリンがフォローしてくれた。
「うん……なんかごめん、嫌なことを言わせて」
「いえ、私は割と本音なので大丈夫です」
「はは、やっぱりカリンは合理的だね。……うん!よし!割り切るよ!じゃあ!明日からスラム街の案内をディセとセッテにお願いできるかな!」
「もちろんです!」
「いいよー!」
ということで、明日から金の鍵を持つ人物を探すことになった。
「シューネのギフト授与式への出席が決まりましたわ!」
ピャーねぇが突然やってきたと思ったら、リビングに入ったと同時にそう叫んだ。
「ま、待ってください。お姉様、はぁはぁ……」
遅れてシューネさんがやってくる。走ってきたようで息が上がっていた。
「もぐもぐ、ごく……そうなんだ、おめでとう。とりあえず、2人もお昼食べる?」
僕は、さっきまでいたカリンの分のお皿を自分の方に寄せながら、平静を装って2人に着席を進める。
突然ピャーねぇがやってきたもんだから、カリンは急いで身を隠してくれたのだ。突然の出来事にセッテはあわあわとあわてていて、ディセがテキパキと2人の席を準備してくれた。僕もポーカーフェイスを気取っているが、内心ドキドキだった。
「あら!ちょうどお腹が空いてましたの!いただきますわ!ほら!シューネも!」
「あ、ありがとうございます……し、失礼します……」
ペコリ。シューネさんは頭を下げてからピャーねぇの隣に腰掛けた。ディセとセッテは僕の両隣に移動する。
「えーっと、シューネさんのギフト授与式への出席が認められたんだって?」
「そうですわ!」
「授与するのは……」
「もちろんわたくしですわ!」
「なるほど……」
テンションが高いピャーねぇに反して、僕は内心、頭を抱える。問題が1つ増えてしまったからだ。
「これでシューネはあのいじめっ子に好きにされませんわよ!」
「あ、ありがとうございます……お姉様……でも、もしわたしが低ランクのスキルを発現したら……わたしだけじゃなく、お姉様まで……」
そう、それだ。僕も同じことを懸念していた。
ピャーねぇの身体には、Aランクのギフトキーが入っている。でも、ギフトキーは、相手の才能によって効果が大きく変わるスキルだ。だから、シューネさんに才能がなければ、低ランクのスキルが発現する可能性がある。
そうなった場合、せっかくピャーねぇの地位が見直されつつあるのに、また虐げられるようになってしまうかもしれない。
だから、正直に言うと、マーダスの才能を奪うことが決まった今、2人には大人しくしていて欲しかった、というのが本音だ。
「大丈夫ですわ!わたくしはSランクを授与した王女でしてよ!おーっほっほっほっ!」
「セーレンさんの才能が凄かっただけかもでしょ?」
「なにか言いまして?」
ギロリと笑顔のまま睨まれた。
「いいえ、なんでもありません(棒」
「大丈夫ですの!絶対!シューネは大丈夫です!こんなにいい子が才能が無いなんてことありえませんわ!」
ピャーねぇは、シューネさんを抱き寄せて頭をよしよししていた。
「で、でも……ううん、だめだだめだ、がんばらないと……が、がんばりましゅ!」
「いい子ですわね!」
シューネさんの方は、僕たちと一緒に戦おうと誓ってから前向きな発言が増えたように思う。自分に言い聞かせるように両手を握って気合を入れていた。
しかしだ。ギフトキーの効果は、頑張ってどうにかなるものではない。シューネさんに才能が無ければ、結果は変わらない。
だから、僕が裏で動くしかなくなったようだ。
♢
「では、当面の目標は、1ヶ月半後のギフト授与式までに、マーダスの才能を奪うこと。そして、シューネ様の才能を高ランクのものと入れ替えること。この2つでよろしいでしょうか?」
「うん、そうだね」
僕たちは、自宅でのいつもの作戦会議をしていた。
「でも、シューネちゃんは、入れ替えなくっても、もともと高ランクかもしれないよ?だって、ボルケルノ家の貴族様なんでしょ?」
とセッテが指摘する。
「いや……ダメだったんだ……」
僕は、ポケットの中からそっと鍵を取り出した。南京錠くらいのサイズの銅の鍵だ。
「それは?」
「シューネさんの才能の鍵……」
実は昨晩、カリンと一緒にピャーねぇの家に忍び混んで、寝ているシューネさんから抜き取ってきたのだ。
結果は銅の鍵、Cランク相当の才能だった。
「たぶんこれだと、Aランクのギフトキーを使っても、よくてBランクだと思う」
「んー、それなら悪くないんじゃない?この前、Bランクでもいいって言ってたよね?」
「まぁ、それはそうなんだけど、あくまで仮説だからね。もしかしたら、Cランクが発現するかもしれない。そうするとシューネさんの立場は微妙なところだし、この前Sランクを授与したピャーねぇにまで疑いの目がかかる」
「もしCランクが発現してしまったら、まぐれだったのか、なんて言い出す人もいそうですしね」
「うん。だから、2人には絶対成功してもらいたい。少なくともAランクのスキルをシューネさんには発現して欲しいんだ」
「ご主人様のお考えはわかりました。では、まずは危険が少なそうなシューネ様の才能の入れ替えから動きましょうか?」
「そうだね。マーダスのことは一旦保留にしよう。一応、どうやってあいつから才能を奪うかは考えておくつもりだけど」
「かしこまりました」
「じゃあ、シューネさんの代わりになる才能だけど、明日からスラム街にいって代わりになる才能を探してこようと思う。目標は金以上の鍵を手に入れることだ」
「スラム街ですか?貴族から奪った方が手っ取り早いのでは?」
「そのあたりはリスクを考えてだね。貴族たちの屋敷に忍び込む危険を冒すより、スラム街で安全に才能を手に入れれたらその方がいいだろ?」
「たしかに、そうですね。ご慧眼恐れ入ります」
「いやいや、ビビりなだけだよ。……それに、他人の可能性を奪うことを褒めるのは……ちょっとね……」
僕は、これからスラム街の人から才能を奪おうとしている。何の罪もない人からだ。それは、どう言い訳しても間違ったことだと自覚している。だから、やると決めたはいいが正直迷いもあった。
「ご主人様、こう言ってはなんですが、スラム街に住んでいて、ギフト授与式に招かれることは絶対にありえません。どうせ死ぬまで使われない才能です。割り切りましょう」
僕の暗い顔を見て、カリンがフォローしてくれた。
「うん……なんかごめん、嫌なことを言わせて」
「いえ、私は割と本音なので大丈夫です」
「はは、やっぱりカリンは合理的だね。……うん!よし!割り切るよ!じゃあ!明日からスラム街の案内をディセとセッテにお願いできるかな!」
「もちろんです!」
「いいよー!」
ということで、明日から金の鍵を持つ人物を探すことになった。
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