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第52話
しおりを挟む伝承に語られる女神イルフィナと流浪の男の離別の場面では、女神が贈ったとされる一組の黄金の杯が用いられたと言われている。どの書物においても杯を交わしたという記述は共通しているものの、使用された杯の種類まで記載されているものは少なく、ウェティの知る限りごく一部だけだということだった。
けれどつい先程出現したばかりの金の杯はあまりにも大きすぎて、普通の使い方はできないように思う。
背丈は私達のそれよりもやや小さい程度だが、その代わりとでもいうように横幅は広い。仮に中身が入っていなくとも、両手で抱えて持ち運ぶことすら難しいだろう。
私は巨大な金の杯に歩み寄ると、中を覗き込んだ。
杯を満たすどこまでも透明で澄んだ水はどこから現れたのだろう。金の杯とともに出現したことから、この大量の水も仕掛けのひとつであると考えられるが、残念ながら使い道がわからない。
一瞬、緊急時の飲み水として使用できるのではないかという考えが脳裏をよぎったが、そもそも飲めるかどうかすら怪しい代物だ。できれば口にするのはやめておこうと思う。
「黄金の杯……わたくし達は次に何をすればよいのでしょうね」
私と同じように杯を覗き込むウェティが呟くようにそう言った。
「これが碑文に関するものであると仮定するなら、対応する部分は“鏡写しの杯”と“赦しの水”のあたりだと思いますけれど……コトハ、貴女はどう思われます?」
「うーん、私もそれで合ってると思うけどどうだろね」
顔を上げ、私は何とはなしに石碑の方に目を向ける。
金の杯が出現する直前より、石碑に刻まれた文章は光で綴られた文字となり空中に浮かび上がったままだ。見ているぶんには綺麗で良いけれど、肝心の碑文自体は私達の記憶するものと一言一句違わない。
結局のところ、自分達の力で解答を見つけるしかないのだろう。
「それにしても、謎解きってやっぱり頭使うね。難しいや」
私がプレイしていたMMORPG【レヴァースティア】にも、確かに謎解き要素は存在していた。
自力で解くこともあったし、わからなければわからないなりに攻略サイトなどで調べてからダンジョンに潜ることもあった。同行者がいればお互い協力もできたし、失敗したら何度だってやり直せた。
でもそれは、ゲームという虚構だからこそ気軽にできたことだ。
私達の目の前に現実として示された謎に、はたして失敗は許されるのだろうか。
「……早くここを出て、みんなのところに帰ろうね」
「ええ、そうですわね。それに……原因の一端を担うわたくしが言うのもなんですけれど、貴女ずっと災難続きですものね」
ウェティが苦い笑みを口元に乗せる。私はそんな彼女に肩をすくめてみせた。
「本当にね。仲間にもめっちゃ迷惑かけちゃってるし……二人とも、今何してるかなあ」
「きっと貴女を心配しているでしょうね。兄様の魔法を破ってでも貴女を助けようとした方達ですもの」
「あー、だよね、やっぱり心配してるよね……また妙なことに巻き込まれちゃってるしさ」
「それは貴女のせいではなく、兄様が持ってきた転移装置自体が悪いのですわ。そもそも兄様が軽率すぎたのがいけないのです!おかげでわたくしもコトハも散々な目に遭いましたわ!」
帰ったら兄様にはお説教ですわね、と頬を膨らませるウェティに私はくすりと笑う。
「別に庇う訳じゃないけど、レオニールさんも知らなかったのかもしれないよ?」
「それでも、ですわ!貴女も兄様に文句を言うくらいの気概でなくては!」
「ええー……それは遠慮しとく」
レオニールへの怒りを露わにするウェティに、私は苦笑しながら首を横に振る。
兄妹でも特別親しいわけでもない私が彼に文句を言ったとしても、あの鋭い目で思い切り睨み付けられるだけで終わりそうだ。
(でもウェティと話してたおかげで少しほっとしたかも……)
慣れないことの連続で自分でも気付かないうちに気を張っていたのだろう。ウェティとの何気ないやりとりが緊張を解してくれたような気がする。
(こういう会話ができるくらい、お互い少し余裕が出てきたってことなのかな)
それが良いことなのか悪いことなのかはわからないけれど。
仲間の話をしたら、早く二人に会いたいという気持ちがいっそう強くなった。
「さあ、そろそろ探索を再開しましょうか。ここから早く出るためにも、まずは目の前の謎をどうにかしなくてはなりませんわね?」
気持ちを切り替えるように、ウェティが金の杯の表面を手の甲でこつんと軽く叩く。
私は彼女に笑みを返してから、金の杯へと向き直った。
「うーん……」
金の杯の周囲をぐるりと一周してみたけれど、特に変わったところはない。錆や汚れは一切見当たらず、まるで新品のような光沢を放っている。先程の壁画のように、スイッチらしきものもないようだ。
(“鏡写しの杯に”の部分と“赦しの水が満たされる”の部分が重要なんだよね……)
私はもう一度、碑文の内容を頭の中で反芻する。
杯と水は確かに目の前にあるし、これをどうにかしなければいけないのはわかりきっている。
引っかかるのは、“鏡写し”と“赦し”の部分のみだ。
「鏡写し、かあ……杯を鏡に映すってことではないんだよね、たぶん」
「鏡、もしくは鏡の代用品も見当たりませんし、違うと思いますわ。それにもしそうであっても、水の使い道がなくなってしまいますもの」
「水の使い道……んー、これ使うとしたらどうするんだと思う?こんなに水がいっぱいあっても運べないよね。手で掬う訳にもいかないし、何かに汲むかしないと」
「……水を汲む方法……」
ウェティは私の何気ない一言を小さい声で繰り返し、一瞬考え込む素振りを見せてから、周囲をきょろきょろと見回した。何かを探しているのだろうか、とそのまま様子を眺めていると、彼女はある一点を凝視したまま動かなくなってしまう。
「ウェティ?」
声をかければウェティは私の方に顔を向け、今まで凝視していた方向をそっと指差した。
「ねえコトハ。あちらをお借りするというのはいかがでしょう?」
ウェティが指し示していたのは、後回しにしていた部屋の奥――壁画の前に居並ぶ六体の騎士の彫像だった。すっかり忘れていたことだが、彼らの手の中には鈍い光沢を放つ銀の杯がある。
騎士の彫像から杯を取り外すことができれば、水を汲むことだって容易なはずだ。少し不気味だからあまり近付きたくはないのだけれど、背に腹は代えられない。
私達は部屋の奥へと進み、騎士の彫像の前で立ち止まった。
騎士の彫像は六体すべてが鎧を纏い、顔を兜で隠していた。その風体からはどこまでも無機質な印象を受けるが、それが逆に不気味さを際立たせているように思える。今は明かりがあるから幾分良いものの、夜には絶対お会いしたくない。
「あんまり触りたくないなあ……なんか今にも動き出しそう」
「怖いことをおっしゃらないで!わたくしも触りたくなくなってしまいますわ!」
騎士の彫像を見上げながら顔をしかめる私の隣で、ウェティが悲鳴じみた声を上げた。
私自身、言葉にしたら恐怖が倍増した気がするので、これ以上は言わないことにする。
「ごめん、冗談。さっさと用事済ませてここから離れよう」
そう言うと、私は一番端の彫像へと近付いて手のあたりに触れてみる。杯は彫像の手にがっちりと固定されており、ちょっとやそっとの力では外せそうにない。丁寧に扱わなければ彫像自体が壊れてしまいそうだし、安全に取り外せるという保証もどこにもない。
相談の上、私とウェティは六体の彫像を両端から中央へ向かって一体ずつ調べていくことにした。
無理に引っ張るようなことはせず、少し触ってみてダメなら次へ。
それを繰り返し、お互い最後の彫像を調べている最中のことだった。
「……と、取れましたわ!」
「え!?ほんと!?」
ウェティの驚いたような声が耳に届き、私は急いでそちらへ駆け寄った。
見れば、ウェティの両手の中には銀の杯がしっかりと収まっており、彼女は騎士の彫像と私とを見比べてやや興奮気味に話し出した。
「杯を持ち上げようとしたら思いの外簡単に手が開きましたの!他の彫像にも同じことをしたのですけれど、取り外せたのはこれだけですわ」
「すごい、ありがとうウェティ!こっちは全然ダメだったよ」
「もしかすると、取り外すことができるのはこの一体だけだったのかもしれませんわね」
六つの杯のうち、手に取ることができたのはたった一つだけ。
裏を返せば、仕掛けに使う杯は一つで充分だということなのかもしれない。
「これで水を汲むことができるね」
「ええ。ですが問題はここからどうするかですわ。水を汲んで終わりではなく、その先を考えなければなりません」
水を汲んだ後、どうするか――それが一番の問題なのである。
「うーん、そうだなあ……この杯を使ってどこかに水を移し替える……とかはどう?たとえば他の彫像の持つ杯に、とかさ」
残り五つの杯も、取り外すことができないまでも水を入れるという役目自体は果たせるはず。
そう説明すると、ウェティは少し考えてから「やってみる価値はあると思いますわ」と私の意見に賛同してくれた。
私達は巨大な金の杯のところまで戻ると、小さな銀の杯に水を汲み、向かって右端の彫像から順に中身を移し替えていった。
ものは試しとひとつめの杯になみなみと水を注いでみたものの何も起こる気配はなく、何度も往復して二体目、三体目と同じことを繰り返していく。
――そうして、すべての杯に水が満たされた直後のことだった。
ガコン、と何かが動いたような音が響いたかと思うと、六体の騎士の彫像すべてがゆっくりと回転し始める。思わずひっと悲鳴を上げて後ずさる私達の目の前でそれらは徐々に向きを変えていき、六体すべてが中央を向いたところでぴたりと停止した。
その直後、目の前の壁画――すなわち、桃色の花を満開に咲かせた大木の根元で王冠を被った男性が祈りを捧げている絵に、変化が起きた。
祈りを捧げる男性の、胸の前で組み合わせた手の部分が、歯車が回るような音とともに沈み込んでいく。やがてその空洞になった部分から、精緻な模様が描かれた豪華な台座とともに、金色に輝く小さな杯が出現した。
「……杯が、もうひとつ?」
呆然と呟く私の隣で、同じように立ち尽くすウェティが息を呑む音がした。
「……まさか」
「え?」
「碑文が現していたものは……この杯のことだったのではないでしょうか?」
難しい顔で新たな杯を見つめるウェティに続きを促せば、彼女は「推測ですが」と前置きをしてからぽつぽつと話し始めた。
「最後に出現した杯が、碑文の中の“鏡写しの杯”ではないかとわたくしは思うのです。碑文が示していたのは、対の杯のことだったのではないでしょうか」
「……対っていうと?」
「ひとつは、たった今出現した杯。そしてもうひとつは、あちらの巨大な金の杯ではないでしょうか。騎士の彫像が持っていたのは銀の杯。であれば、色も位置関係も一致するものが対になるとわたくしは思うのです」
ウェティはそこで一度言葉を切り、ひとつ息を吐いてからさらに続けた。
「それから、碑文の“女神の御許に跪き”と“最期の祝福を捧ぐは誰ぞ”の部分ですけれど……目の前の壁画とぴったり一致すると思わなくて?」
「え?」
「桃色の花を咲かせた大木……これはきっとサクラを描いたものだと思いますの。サクラは女神が愛した花であり、女神の花とも呼ばれます。その女神の花に祈りを捧げる王冠を被った男性……伝承から考えても、ヴィシャール王国初代国王で間違いないでしょう」
「……じゃあ、初代国王であるあの男の人の手元にあるあの杯に水を満たせば、すべての謎が解ける?」
「きっとそういうこと、ですわ」
ウェティの言葉から導き出した答えを口にすると、彼女は手にした銀の杯を見せて微笑んだ。
私達はまた巨大な金の杯から水を汲むと、六体の騎士の彫像に見守られながら、台座に乗った小さな杯へと水を注ぎ入れた。
数秒の間を置いて、水が満たされた小さな金の杯が仄かな光を放ち始め、それと同時に桃色の花を咲かせた大木が音もなく壁画の中から消え去った。思わず目を見張る私達だったけれど、やがて上から降ってくる桃色の光の存在に気付き、二人揃って天井を見上げた。
「わあ……」
「まあ……これは、サクラでしょうか」
星空から降る、たくさんの桃色の光の群れ。
花祭りの期間中降り続くというサクラの花弁が、あとからあとから舞い落ちてくる。
「……女神は天に還り、国王が守った生命への祝福の証としてサクラを降らせた……」
降り続くサクラの花弁を目を細めて見上げながら、ウェティが呟いた。
「同時に、このサクラは初代国王への想いの証でもあるそうですわ」
「へえ……そういう意味もあったんだね。私王都に来たの初めてだから知らなかったよ」
「ふふっ、あまり知られていない逸話ですもの。女神の思慕の感情が、初代国王がいなくなっても続くなんて……とっても素敵なお話じゃありませんこと?」
「うん、とっても!」
そんなロマンチックな話を聞かされたら、サクラがもっと特別なものに思えてくる。
私とウェティは降ってくる桃色の光を言葉少なく眺めていたけれど、それはしばらくするとふっと掻き消えるように降り止んだ。
なんだか名残惜しいような気持ちのまま見上げるのを止め、ふと壁画の方に視線を投げる。
するとそこには、先程までなかったはずのものが姿を現していた。
「……扉だ!」
桃色の花を咲かせた大木――サクラの木が描かれていた場所に、いつの間にか扉が出現しているのを発見した私は思わず声を上げた。
すべての仕掛けを解いたことで、隠されていた道が開かれたのかもしれない。私はウェティに笑顔を向けた。
「ウェティ、先へ進めるよ!やったね!」
「ええ!やりましたわね!」
同じく笑顔のウェティと手を取り合って喜びを分かち合ってから、私達は扉の取っ手に触れる。
そして、そのまま扉を押し開けようとした――――その瞬間。
「――――コトハ!」
後方から、私を呼ぶ大きな声が聞こえた。
ここには私とウェティしかいないはずなのに――そう思い振り返った途端、私は驚きに目を見開いた。
視界に飛び込んできたのは、部屋の入り口から私達の方へと駆け込んでくる人たち。
少しの間離れてしまっていた私の仲間達と、ウェティの兄の姿だった。
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