48 / 59
第48話
しおりを挟むあれから私は、何をするでもなく自室でのんびりと時を過ごしていた。何もすることがなく、時間を持て余しているという表現のほうが正しいのかもしれない。一人の時間も大切だけれど、今回のそれは長すぎて逆に嫌になってくる。元の世界は暇つぶしの方法を気分に応じて選ぶことができたけれど、満足に外にも出られない今のような状況では数えるほどしかない。
とりあえずベッドに横になってはみたものの、二度寝なんてする気も起きなかった。
(結局のところ、あの人は何がしたかったのだろう)
心に浮かぶのは、やはりつい先程の出来事だ。
何がなんだかわからぬままに手渡されたケーキ。去り際に背中で受けた小さな呟きは、私の聞き間違いでなければ謝罪の言葉に聞こえた。
レオニールのことは、私の命を脅かす恐ろしい人だと思っていた。だけど、彼の態度や言葉の中に優しさのようなものが見え隠れしているように思えるのは、単なる錯覚なのだろうか。
(優しいのか、怖いのか……私にはもう、わからない。判断できない)
一度は銃を向けられたけれど、撃たれてはいない。けれどそれもすべてレオニールの気紛れと言われたらそれまでだ。
それでも――私にはもう、彼を生粋の悪人と決めつけることなどできなかった。
「……ケーキ、食べちゃおうかな」
ベッドから降り、テーブルに向かう。テーブルの上に置かれた白い箱の中には、先程味見したいちごのショートケーキだけでなく、フォークとナプキンまでもが入れられていた。
ああ見えて、細やかな気配りもできる男なのだろうか――などと失礼なことを考えながら、私はケーキを食べるための準備を始める。朝食の前にお菓子を食べるという普段なら許されざる行為を咎める者は、誰もいない。あるのは罪悪感とか背徳感とか、そういう類の後ろめたさだけだった。
「うん、おいしい」
レオニールからもらったケーキは上品な甘さで、何個でも食べられそうなくらいおいしかった。
自分だけこんな風に良い思いをしてもいいのだろうか、という思いはあったのだが、それでも食べる手を止めることはできなくて、ケーキはあっという間に私の胃袋の中に消えていく。
仲間達と相談してから食べる、という選択肢もあるにはあった。だけど、このケーキは一人で食べるべきだとぼんやり考える自分もいたから、それに従うことにしただけだ。
(レオニールさんも、それは望んでいない気がする)
なんとなく、自分だけの秘密にしておこうと思いながら、私は最後の一口を頬張るのだった。
後片付けを終え、だらだらと部屋で過ごしている間にも時計の針は進んで行く。
時折見上げる壁掛け時計がようやく朝七時を指し示した頃、ウェティが朝食を持って私の部屋を訪ねてきた。彼女は朝食をテーブルの上に置くと、おはようございます、という朝の挨拶もそこそこに、本日の予定という名の大事な事柄を私に告げていく。
「朝食が済みましたら、貴女のお仲間も交えて話し合いの席を持ちましょう。そうですわね……一時間後にお迎えに参ります。ですので皆様お揃いでお待ちくださいませね?」
そう言い残して、ウェティは部屋を出て行った。
既に身支度は済んでいるし、あとはウェティが指定した時間に間に合うようにロイドとクロノスを呼びにいけば良いだけだ。
(そうと決まれば、早めに食事済ませなきゃいけないよね?さっきケーキ食べちゃったから全部食べられるかはわからないけど……無理のない程度に食べればいいか)
それに、せっかく作ってくれたものを残すのは忍びない。
そう考えた私は、いつもより早いペースで食事を詰め込んでから、頃合いを見てロイドとクロノスそれぞれの部屋を訪れた。若干早すぎたかもしれないと思いながらの訪問だったのに、彼らはとっくに食事を済ませていて、二人揃って私を待ち構えているような状況だった。
私自身にも言えることだけれど、皆幾分か気が急いているのかもしれない。
「集まるのちょっと早かったかな?」
「そうねェ。でも、早めの行動は決して悪いことではないのよ?何かあっても良いように心の準備をしておくことも大切なことなのだから」
ベッドの端に足を組んで座っているクロノスに話を振ると、何やら意味深な答えが返ってきた。
「何かあってもって……この後何か起こるかもしれないってこと?」
「ああ、別にそういうわけじゃないわ。ただ……独りで旅なんてしているといろいろあるものなのよ。今までの経験、って言うのかしら?だからつい、考えてしまうのよ。最悪の可能性ってやつを、ね」
「最悪の可能性……」
クロノスの言葉を反芻しながら、彼の言葉の意味を考える。
最悪の可能性とは、たとえばどんなことだろう。
「まさか……全員殺される、とか?」
「それもあるかもしれないけれど、可能性としては限りなく低いわね。義賊団の頭領……レオニールと言ったかしら?アタシ達を皆殺しにするつもりなら、あの男は昨夜のうちにしていたでしょうね。彼、どうやら気が短いようだから」
まったく好みじゃないわ、と肩をすくめるクロノスに、私は苦い笑みを向ける。
レオニールは私を助けに来たロイドとクロノスに対して挑発するような発言をしていたし、初対面の印象は最悪に違いない。私自身もそうだったのだけど。
「あの男の人格がどうあれ、我々は早急にここから脱出すべきでしょう」
私とクロノスの会話が途切れたところで、部屋の入り口に程近い場所に立っていたロイドが口を開いた。
「この場所はあの男の魔力で形成された彼の領域です。その中にいる我々の命は、彼が握っている――そうは思えませんか?」
「そうね。今はアタシがいるし、いざとなればこの空間自体を破壊することも可能だからそこまで心配はいらないはずだけれど……あの男が組み上げた魔法の中にいること自体、本来は恐ろしいことだもの」
ロイドの言葉に同意するように頷いたクロノスは顔色一つ変えず平然としているけれど、何気にかなりすごいことを言っているのではないだろうか。魔術師という職業自体がすごいのか、それともクロノス本人がかなりの実力者なのか――何にせよ、頼もしいことには違いない。
「こうして普通に生活していても、ここって本来存在していないはずの空間なんだもんね……うわ、そう考えるとちょっと怖くなってきたかも」
「でしょう?そもそもアタシ達は花祭りを楽しむために王都イレニアに立ち寄ったのよ?ぐずぐずしていたら花祭り自体が終わってしまうわ」
「あ、そっか。今花祭りの最中だったっけ」
いろいろありすぎて花祭りのことをすっかり失念していた。二日目の途中で攫われてしまったから、できれば終わってしまう前にもう一度花祭りを堪能したいものである。
「あの男の妹がこれから迎えに来るとのことでしたね。交渉次第では即日解放ということもあり得るかもしれません」
「かなあ?ウェティは優しいから、頼めばレオニールさんに掛け合ってくれるかもしれないし……希望はあるかもね」
「……コトハは、あの女性を愛称で呼んでいるのですね。信頼しているのですか?」
ロイドから投げかけられた問いに、私は大きく頷いた。
「うん。だって、ウェティはずっと私の味方になってくれていたからね」
二人が助けに来てくれるまで、私の心の支えになっていたのはウェティだった。
彼女の存在がなければ、私はもっと辛い思いをしていたことだろうとしみじみ思う。
「ふうん?なんだか妬けちゃうわねェ」
「えっ?」
予想外の反応が返ってきて、私はクロノスの方に顔を向ける。
クロノスはくすりと笑ってから、ぱちりと片目を瞑った。
「あの女性がコトハちゃんの信頼を勝ち取ったことに対して、よ。コトハちゃんはアタシ達の大事な子なのに。なんだか嫉妬しちゃうわあ」
「嫉妬って。もう、クロノスってば茶化さないでよ!」
「ふふっ、ごめんなさい?でも、アタシ嘘はついていないわ。本当よ?」
「もう……」
くすくすと楽しそうに笑うクロノスの態度は、やっぱり茶化しているようにしか見えなくて、私は眉をひそめた。するとクロノスはひとつ息を吐いて笑みを引っ込めると同時に、すっと目を細めてみせる。
「それはともかくとして……たとえコトハちゃんがあの女性を信頼していたとしても、彼女が矢面に立っている以上、仲間を守るためにもアタシは警戒を続けざるを得ない。そこはアナタにも理解してほしいと思っているわ」
「クロノス……」
「私も同意見です。昨夜の出来事から察するに、義賊団内での彼女の立ち位置は頭領に次いで高いところにあると思われます。あの男がわざわざ出向くまでもないのでしょう。そう考えれば、あの女性は交渉事に長けているのかもしれませんね」
真面目な表情でロイドが続ける。
図らずもウェティと仲良くなってしまったことから、私は彼女を信ずるに足る人物だと判じていた。だけど、仲間達にとってはそうではない。客観的に見れば、それがきっと普通のことなのだ。
(私ってもっと警戒心を持つべきなのかなあ……ほんとに平和ボケしすぎてるのかも。でも、たとえそうでも、私はウェティを信じたい。そう思うのは悪いことなのかな……)
どう返答したらいいか考えあぐねていると、ふいに部屋の扉をノックする音が聞こえてきた。
壁掛け時計に視線を向けると、時計の針はちょうど約束の時間を指し示している。
はい、と返事をして扉を開ければ、そこにはウェティが立っていた。ウェティは私達が全員揃っていることを確認すると、場所を移すための移動を促してくる。私達は素直にそれに従うことにした。
案内されたのは、私達が使っていた客室よりも一回り以上広くて大きな部屋だった。ここも客室の一つらしいが、訪問者としてやってくる者は数えるほどしかいなかったため、ほとんど使われたことがないらしい。
趣味の良い調度品に囲まれた部屋の中央には、高級そうなソファーが二脚、長方形のテーブルを挟んで置かれている。それは私達三人が並んで座ってもまだ余裕があるほどの大きさで、窮屈さは微塵も感じなかった。ウェティはもう一脚のソファーの中央に行儀良く腰掛けており、私達と向かい合う形になっている。
「本日は堅苦しい席ではございませんので、どうぞお寛ぎください。後ほど紅茶もお持ち致しますわね」
「いえ、お構いなく。それよりも、貴女だけなのでしょうか?」
「兄は今、破壊された魔法障壁の再構築のためこちらに来ることができません。兄の許可は得ておりますので、このままわたくしが進めさせていただきますわね」
ロイドの問いに淀みなく答えるウェティの姿は、凛としてとても堂々としているように見える。
交渉事に長けているとロイドが予想したのは、案外間違っていないのかもしれないとぼんやり思う。
「アナタの言葉が義賊団の総意であると、そう言っているようにも聞こえるのだけれど?」
「はい。そのように受け取っていただいてもかまいません」
「そう。じゃあ話は早いわね」
ウェティの言葉がレオニールの言葉である、ということを確認したかったのだろう。ウェティが深く頷いたのを確認してから、クロノスが口火を切った。
「単刀直入に言うわ。アタシ達は一刻も早くここから出ていくことを望んでる。アタシ達も暇じゃないもの。もちろんそれは、アナタにもわかるでしょう?」
「ええ、もちろんですわ。事前に兄へ確認をとりましたところ、この場所を他言しないのであれば、これより二日後、貴方達を開放するとのことでした」
「二日後というのは、何か理由があるのですか?」
「破壊された魔法障壁の再構築と定着に二日ほどかかるため、ですわ。空間が安定しなければ、王都イレニアへ通じる門を開くことができません。この空間内にいるすべての者の安全を守るためにも、了承していただくほかありません」
すべてが魔法で形作られた空間は、術者がいなければ元より成り立たない。ある意味では、砂上の楼閣とも言える場所なのだろう。けれどもそれを強固なものにしているのはレオニールの存在以外あり得ず、そんな彼の判断であるなら従うべきなのかもしれない。
「ねえウェティ。ちなみに、ここから出る方法ってレオニールさんが空間をいじる以外に何か方法は無いの?」
話を聞いている間に浮かんだ素朴な疑問を、素直にウェティにぶつけてみる。
するとウェティは少し考えるような素振りを見せてから、私へと向き直った。
「基本的にはそうですわね。ですが……無いことも無い、のかもしれませんわ」
「え?」
「兄の部屋には確か、転移の魔法が込められたマジックアイテムがあったはずです。基本的に使用することがないので忘れておりましたけれど……以前兄が言っておりましたの。確か、そちらは兄の魔法とは関係なく、任意の場所に移動できる転送装置だと聞き及んでおりますわ」
「そんなものがあるんだ……」
マジックアイテムの種類は数多くあれど、実際に目にしたのは数えるほどしかない。それでも、便利なものが多くて見聞きするたびに感心させられる。
「なら、その転送装置を使わせてもらいたいと思うのだけど、どうなのかしら?」
感嘆のため息を漏らす私を一瞥してから、クロノスが続ける。
けれどウェティは申し訳なさそうな表情で首を横に振るだけだった。
「申し訳ありません。こればかりは兄本人に聞きませんと……」
「そう?じゃあ早速アナタの兄に会いに行っても平気かしら?」
「部屋にいるはずですので、おそらく大丈夫だと思いますけれど――――」
「――その必要はない」
唐突にクロノスとウェティの会話を遮る低い声。
驚いて声のした方を振り向けば、部屋の入り口にレオニールの姿があった。
「まあ、兄様?作業中でしたのでは?」
「はっ、そのつもりだったさ。だが気が変わってな。直々に話を聞いてやろうと思って来てみれば、なかなか面倒なことになってやがるじゃねえか」
私と同じく驚きに目を見張るウェティにそう返しながら、レオニールは私達の方へと歩み寄ってくる。
「転送装置を使いたいのだろう?使えるんなら使ってみるがいい」
私達が座るソファーの傍まで来ると、レオニールはテーブルの上にことりと何かを置いた。
それは鈍い銀の光沢を放つ卵型の置き物だった。手のひらサイズのそれは随分古いものなのかところどころ錆び付いていたものの、デザイン自体はかわいらしく、アンティークの小物と行った様相を呈している。上部と下部には煌びやかな装飾が施されており、外側には折り畳んだ羽のようなものが付いていた。
「これはお前らが欲しがっていた転送装置の一つだ」
「……それにしては随分古い物のようですが?」
「さあな。俺はこの転送装置の使い方を知らない。以前仕事で入った宝物庫にあったものだからな」
「……盗品ですか」
「嫌なら別に良い。予定通りここで二日間過ごしてもらうだけだ」
顔をしかめるロイドに、レオニールは視線を向けることなく答える。ロイドの反応には興味がないのだろうか。
「兄様、わたくしもこれは初めて目にしましたわ」
「ああ?」
思わずウェティに顔を向けるレオニールにつられてそちらを見やれば、彼女の目は小さな転送装置に釘付けになっているようだった。
「触ってみてもよろしくて?」
「好きにしろ」
レオニールの許可を得たウェティは転送装置をそっと手の平に乗せ、時折角度を変えながらしげしげと眺め始めた。
「素敵なデザインですわね。これはどうやって使うのでしょう?」
どこかに仕掛けのようなものがあるかもしれないと、ウェティは転送装置をぺたぺたと触っていたけれど、何も見つからなかったらしい。がっかりした表情を見せていた。
「ねえ、私も見てもいい?」
「ええ、もちろんですわ」
転送装置に強く興味を引かれ、ウェティに声をかけてみると快く頷いてくれたので、私は彼女に向かって手を伸ばす。
――そうしてテーブル越しに転送装置を渡そうとしたウェティが、腰を浮かせた瞬間のことだった。
「あ……っ!」
身体のバランスを崩しかけたのか、くらりとよろめいたウェティの手から転送装置が零れ落ちていく。
反射的に受け止めようとした私の手も擦り抜けて、転送装置はあえなくテーブルの上に落下し、鈍い音を立てていた。
「だ、大丈夫かな!?壊れてないかな!?」
転送装置の使い方を知る前に壊れてしまっては元も子もない。そう思い、慌てて拾い上げようと転送装置に触れた瞬間――――かちりと、何かが嵌ったような音が耳に届いた。
何の音だろう、という疑問が頭をよぎる。
しかしその疑問を私が音にする前に、突然ロイドの鋭い声が飛んだ。
「コトハ!今すぐその転送装置から手を離してください!」
「えっ?」
思わず手の中にある転送装置に視線を落とす。
私は何もしていない。ただ拾っただけで一切何もしていないはずなのに――――閉じていたはずの翼の装飾が大きく羽を広げていた。変化はそれだけではない。何故か、転送装置全体が白い光を放ち始めていたのだ。
「うそでしょ!?なんで!?」
「転送装置が起動してしまったのかもしれない!コトハちゃん、手を離して!このままだとどこに飛ばされるかわからないわ!」
「離したくても何故か離れないんだよ!」
クロノスの指示通り手を開いて転送装置を下に落とそうとしてみても、何故か離れようとしてくれない。まるで呪いの装備を身に着けてしまったかのようで、だんだん怖くなってきた。
おろおろしている間にも白い光はどんどん強まってゆき、これは本格的にまずいのではないかと私が考え始めた、次の瞬間。
「コトハ!いけない!」
ウェティがテーブルを乗り越えてきて、私の両手を掴む。
刹那、爆発的な白い光が私達を一気に飲み込んだ。
「コトハ!」
「ウェティ!」
――叫んだのは、いったい誰だったのか。
それを確認する前に、私とウェティの姿は白い光の中に消え――世界は一瞬で塗り替わる。
「…………え」
白い光が、瞼の裏から消えた後。おそるおそる目を開けた私は、絶句した。
ここは、先程までいた義賊団の本拠地でも、ましてや王都イレニアでもない。ならばどこかと問われても答えられるはずがない。
何せ、私が今いるのはまったく知らない場所なのだから。
言うなればそう――――朽ち果てた教会。
そう呼んでもきっと差し支えないほど古い建物の中に、私はウェティと並んで立っていたのだった。
0
お気に入りに追加
248
あなたにおすすめの小説
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
こちらの世界でも図太く生きていきます
柚子ライム
ファンタジー
銀座を歩いていたら異世界に!?
若返って異世界デビュー。
がんばって生きていこうと思います。
のんびり更新になる予定。
気長にお付き合いいただけると幸いです。
★加筆修正中★
なろう様にも掲載しています。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる