仁義なき親父への仕込み

熊次郎

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ガクとの出会い

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『あ、ここか。初めまして。』
遅れて一人の青年が入ってきた。
俺はこの声を知っている。最近政宗さんと一緒にいた奴だ。

『あ、坊ちゃんのお友達ですか?初めまして。真田です。』
『あっ。』
その青年はびっくりして黙った。

その青年は俺より一回りデカかった。キリッとした眉。奥二重の瞳。男らしい鼻筋に薄い唇。
Tシャツと短パンだったがその下にはモリモリとした筋肉をまとっていた。Tシャツの袖が筋肉ではち切れそうだ。

『こいつはガク。こっちは真田。ガク、びっくりしたか?真田は俺のボディーガードなんだ。ゴツくてイカついだろ。襲ってこないから大丈夫だぜ。』
『あ、初めまして。橘、あ、ガクって言います。よろしくお願いします。』
政宗さんに紹介され、その青年はびっくりした顔から凛々しい顔つきに戻り俺に挨拶をした。

それから3人でトレーニングをした。
政宗さんとすら一緒にやったことがないのに何故か不思議な感じがした。

ガクは俺よりも負荷をかけたトレーニングをしていた。モリモリと膨らむ筋肉、爽やかの中の男らしい顔つき。世間でいうイケメンマッチョってやつだと思いながら俺はガクを見ていた。何故だか気になる。

『こいつの筋肉もすごいだろ。』
3人でクールダウンしている時に政宗さんは言った。
『真田よりデカいんじゃないか?今身長体重いくつ?』
『185の105す。アメリカンフットボールやってるんで身体は鍛えてます。』
汗を拭きながら爽やかな笑顔でガクは言った。

『気になってたんだけど俺と昔会ったことある?』
『ないす。こんなゴツい人と一度会ったら覚えてます。』
どこかで見たことがあるような、懐かしい人に会ったような気がして俺は聞いたがやっぱり気のせいだった。

歳は政宗さんと同い歳らしい。大学3年生で有名な選手ではないらしいがかなりのアメフト好きらしい。嬉しそうにアメフトの話をしてくるが興味のない俺にはちんぷんかんぷんの話だった。
しかしその一生懸命の話す姿から本当にアメフトが好きなことは俺に伝わった。

たわいもない話をしながら3人で雑談をしていると政宗さんが言った。

『ガク、脱げよ。』
『はい。』
スルスル、パサ。
『え?え?』
俺が驚いていると躊躇することもなくガクは全裸になった。服を脱ぐとミケランジェロのような筋肉隆々の綺麗な逞しい身体があらわにった。

ムダ毛が全くない。政宗さんもだが最近の子はムダ毛が生えないのか処理しているのか。
少ない脇毛。胸には毛がない。俺と違ってヘソ毛もないが陰毛だけは綺麗な形で生えていた。

俺は驚いた。
こんな爽やかなイケメンなのにちんぽがグロい。黒くはないが平常でもエラが張ってズル剥けだった。これが勃起したらどれだけエラを張らせるんだろうかと俺は思ってしまった。

むく。
さっき初めて会ったばかりの青年の身体とちんぽを見て俺の下半身は少し反応してしまった。
今までオヤジと政宗さん以外に初めて近くで見る男のちんぽ。それも何故か胸がドキドキする。女の裸を生まれて初めて生で見た時に感じたあのドキドキと同じ感覚に俺は戸惑った。

『ガク、勃起させろ。』
『はい。』
政宗さんに言われてガクは目を瞑りちんぽを扱き出した。
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