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⑤警備会社の男〜運命的な出会い〜
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『試合時間、残り15秒です。』
赤のユニフォームの選手が自分より明らかにデカい青い選手の脚をとり押し倒した。
ポイントが入り逆転した。
ピーっ。
試合終了。
わーっ。
逆転劇に会場は歓声がわく。
今俺は取引先である警備会社のレスリング部の試合を見に来ている。ここの部は強いらしく隣にいる警備会社の部長に無理矢理連れてこられた。
レスリングの男はエロいとは思うがイイ男がいない。部長に合わせて歓声を上げるが、たいして興味がなかった。この赤いユニフォームの男を見るまでは。
男子グレコローマン87kg級の西崎。パンフレットに記載された身長は168cm。胸やケツの筋肉がデカい。ベリーショートでキリッとした太い眉に一重で黒目が大きい。少しゴリラっぽい男らしい顔つきだが笑顔が可愛い。俺の好みだ。年は30歳。応援に来て一緒に喜んでいる奥さんは子供を2人連れていた。
体育館の隅で上半身裸になって汗を拭く姿に俺は釘付けになった。モリモリの肩にデカい胸筋。テラテラと光る体の汗を拭く姿に俺は見惚れていた。
『あの赤い選手、強いですね。』
『西崎はうちのホープなんだよ。あれで色々苦労人でね。親の借金を返しながらうちで働いてレスリングも頑張ってるんだ。』
部長の話に頷き俺はじっと西崎を見ていた。
数日後の土曜日。俺はmrmrしながら売専のサイトを見た。てっとり早くマッチョを抱きたい。アプリで出会う男はすぐ付き合いたいと言ってくるから面倒臭い。
あるサイトで顔は映ってないが好みの体をした男を見つけた。体格は西崎を彷彿させる。
『169/84/25の山崎。プロレス経験者のノンケが新規入店!まだまだバルクアップ中。バック受けは頑張りますというやる気のある好青年。感じやすい体を攻めると胸の筋肉が波打ちます。』
紹介文を見て即決した。まずは3時間。お試しだ。ちょうどドタキャンが出たらしくすんなりと予約が出来た。
ピンポン。
『はい、どーぞ。』
エントランスのインターフォンが押され、映像が映る。俺はびっくりしながら解除ボタンを押した。そこには西崎が映っていたからだ。
ピンポン。
玄関のチャイムが鳴る。
ガチャ。
俺はドアを開け、中に入れる。
『はじめまして。山崎です。3時間でよろしいですね?』
『ああ、よろしく。』
俺はそっけなく金を渡した。心の中はドキドキしながら。
『ありがとうございます。確かに。店に連絡しますね。』
西崎は金を数えると店に連絡をし、ソファーに座った。近くで見ると体が前見た以上にデカく感じた。
『酒飲める?』
『はい、飲めます。』
俺はビールの缶を開けて渡す。乾杯をして差し障りのない会話をする。
『この店、長いの?本当にノンケ?』
『3ヶ月前に入りました。男には恋愛感情は持ったことないんで、男ともsex出来るノンケってやつす。(笑)』
西崎は笑いながらクビクビとビールを飲む。喉仏が動き男のエロスを感じる。
色々聞くと西崎は正直に答えた。
本当は30歳で店が適当プロフ設定をしたこと、プロレス経験はないが今でもレスリングをやっていること、安月給なのに子供が2人いて更に親の借金で大変なこと。ネットで検索したら高収入のアルバイトでこの店を見つけ、結構予約が入って稼がせてもらっていること。
『ゲイとsexして気持ち悪くない?』
『一度やったら同じなんで。』
その潔い一言に俺は胸を打たれた。
赤のユニフォームの選手が自分より明らかにデカい青い選手の脚をとり押し倒した。
ポイントが入り逆転した。
ピーっ。
試合終了。
わーっ。
逆転劇に会場は歓声がわく。
今俺は取引先である警備会社のレスリング部の試合を見に来ている。ここの部は強いらしく隣にいる警備会社の部長に無理矢理連れてこられた。
レスリングの男はエロいとは思うがイイ男がいない。部長に合わせて歓声を上げるが、たいして興味がなかった。この赤いユニフォームの男を見るまでは。
男子グレコローマン87kg級の西崎。パンフレットに記載された身長は168cm。胸やケツの筋肉がデカい。ベリーショートでキリッとした太い眉に一重で黒目が大きい。少しゴリラっぽい男らしい顔つきだが笑顔が可愛い。俺の好みだ。年は30歳。応援に来て一緒に喜んでいる奥さんは子供を2人連れていた。
体育館の隅で上半身裸になって汗を拭く姿に俺は釘付けになった。モリモリの肩にデカい胸筋。テラテラと光る体の汗を拭く姿に俺は見惚れていた。
『あの赤い選手、強いですね。』
『西崎はうちのホープなんだよ。あれで色々苦労人でね。親の借金を返しながらうちで働いてレスリングも頑張ってるんだ。』
部長の話に頷き俺はじっと西崎を見ていた。
数日後の土曜日。俺はmrmrしながら売専のサイトを見た。てっとり早くマッチョを抱きたい。アプリで出会う男はすぐ付き合いたいと言ってくるから面倒臭い。
あるサイトで顔は映ってないが好みの体をした男を見つけた。体格は西崎を彷彿させる。
『169/84/25の山崎。プロレス経験者のノンケが新規入店!まだまだバルクアップ中。バック受けは頑張りますというやる気のある好青年。感じやすい体を攻めると胸の筋肉が波打ちます。』
紹介文を見て即決した。まずは3時間。お試しだ。ちょうどドタキャンが出たらしくすんなりと予約が出来た。
ピンポン。
『はい、どーぞ。』
エントランスのインターフォンが押され、映像が映る。俺はびっくりしながら解除ボタンを押した。そこには西崎が映っていたからだ。
ピンポン。
玄関のチャイムが鳴る。
ガチャ。
俺はドアを開け、中に入れる。
『はじめまして。山崎です。3時間でよろしいですね?』
『ああ、よろしく。』
俺はそっけなく金を渡した。心の中はドキドキしながら。
『ありがとうございます。確かに。店に連絡しますね。』
西崎は金を数えると店に連絡をし、ソファーに座った。近くで見ると体が前見た以上にデカく感じた。
『酒飲める?』
『はい、飲めます。』
俺はビールの缶を開けて渡す。乾杯をして差し障りのない会話をする。
『この店、長いの?本当にノンケ?』
『3ヶ月前に入りました。男には恋愛感情は持ったことないんで、男ともsex出来るノンケってやつす。(笑)』
西崎は笑いながらクビクビとビールを飲む。喉仏が動き男のエロスを感じる。
色々聞くと西崎は正直に答えた。
本当は30歳で店が適当プロフ設定をしたこと、プロレス経験はないが今でもレスリングをやっていること、安月給なのに子供が2人いて更に親の借金で大変なこと。ネットで検索したら高収入のアルバイトでこの店を見つけ、結構予約が入って稼がせてもらっていること。
『ゲイとsexして気持ち悪くない?』
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