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②立駐メンテの男〜汗と油のにおい〜
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俺はピンときた。
要するにこの男は営業数字が悪くて上司にいつも叱られている。今月も数字を上げようとしたが空回り。月末期末で上司に追い込まれ、うちの会社の案件を恐らく話してしまった。で、支店としては数字はいいはず。ただ、他の支店との競争上、この大きな数字を今期か来期に入れるかは支店で決めたい。だから日付はブランク。
そこで上司に印鑑をもらうまで帰ってくるなと言われてこの時間に俺を訪ねてきた。それも期末の一営業日前に。
この男の成績を考えれば今期に数字を入れるべきだが、上司にいいように使われてる。
『お客さんが決めることなんで、本当に4月以降でもいいんです。でももし、もしもいいって仰って頂けるなら、、、。』
パサっ。
封筒から粗品と書かれた車のガラス拭きタオルが出てきた。
『あ、あ、これはもしよかったらと思って、、、。』
バーターに使うにはイマイチな粗品。でもこれがこの男の精一杯の誠意。制服の腕でさっきから額の汗を拭いている。
ムワッと汗と油のにおいが応接室にする。耳の後ろから汗が首筋に垂れ流れている。緊張で汗が止まらないらしい。コイツは今、俺から判子をもらおうと必死だ。俺の目を見ないでずっと汗を拭いている。
『いいですよ。その代わり、10分間私のすることに抵抗しなければ。』
『え、いいんですか。助かります。本当に助かります。ありがとうございます。』
濃い眉の下の目を急にキラキラさせて俺の目を見る。これから始まる10分間を想像もしていない。
『抵抗しないって、何をすればいいんですか?僕、体は丈夫なんでサウンドバックにしてもらってもいいですよ。本当にありがとうございます。嬉しいです。』
素直に喜ぶ福井。そんなに判子が欲しいかと思うと俺の中でどんどん企みが膨らむ。
『とりあえず、腕を後ろに組んで。』
『はい!』
福井は元気な声で返事をし、手を後ろに組んだ。多分この男は殴られることを想像している。
俺は福井に近寄り、壁に押し付ける。じっくりと見た。
目をつむり、体に力を入れる福井。イモっぽい顔だが意外とまつ毛か長い。丸みのある小鼻がついた鼻の頭にポツポツと汗の玉が集まっている。首筋からも汗が垂れ流れている。
白いシミを作っていた黒いインナーは胸がしっとりとして汗ジミを広げていた。近寄ると汗と油のにおいがキツく臭う。
インナーの胸は膨らんでいて、その丘の先には突起物がぷくりと押し上げていた。
グレーの作業着のズボンが重量のあるモノを包み込んでいる。
『思いっきりどうそ!』
福井が目をつむりながら体に力を込めて言った。
シュルシュル。
『えっ、え?』
俺は黒のインナーを捲り上げる。汗が滴る胸。筋肉に脂肪がついた胸の谷間、少し出た腹。胸からヘソにかけて短い毛がみっちり生えている。ジトっと汗で濡れた毛があらわになる。昔運動をしていた感じの男の胸と腹。働く男の体。これはこれでエロい。
肉厚のある胸についてる乳首はコリコリとしている。これは感じる乳首だ。
レロ。
『うわっ、ちょっと待ってください。』
塩っぽい味のする乳首を舐めた瞬間、福井が胸を手で隠して身を引いた。
『10分、たってないぞ。』
俺は見下すように言う。
福井は再び黙って手を後ろに組んで壁にもたれた。作業着のズボンが膨らんでいる気がする。コイツも満更じゃないかも。
要するにこの男は営業数字が悪くて上司にいつも叱られている。今月も数字を上げようとしたが空回り。月末期末で上司に追い込まれ、うちの会社の案件を恐らく話してしまった。で、支店としては数字はいいはず。ただ、他の支店との競争上、この大きな数字を今期か来期に入れるかは支店で決めたい。だから日付はブランク。
そこで上司に印鑑をもらうまで帰ってくるなと言われてこの時間に俺を訪ねてきた。それも期末の一営業日前に。
この男の成績を考えれば今期に数字を入れるべきだが、上司にいいように使われてる。
『お客さんが決めることなんで、本当に4月以降でもいいんです。でももし、もしもいいって仰って頂けるなら、、、。』
パサっ。
封筒から粗品と書かれた車のガラス拭きタオルが出てきた。
『あ、あ、これはもしよかったらと思って、、、。』
バーターに使うにはイマイチな粗品。でもこれがこの男の精一杯の誠意。制服の腕でさっきから額の汗を拭いている。
ムワッと汗と油のにおいが応接室にする。耳の後ろから汗が首筋に垂れ流れている。緊張で汗が止まらないらしい。コイツは今、俺から判子をもらおうと必死だ。俺の目を見ないでずっと汗を拭いている。
『いいですよ。その代わり、10分間私のすることに抵抗しなければ。』
『え、いいんですか。助かります。本当に助かります。ありがとうございます。』
濃い眉の下の目を急にキラキラさせて俺の目を見る。これから始まる10分間を想像もしていない。
『抵抗しないって、何をすればいいんですか?僕、体は丈夫なんでサウンドバックにしてもらってもいいですよ。本当にありがとうございます。嬉しいです。』
素直に喜ぶ福井。そんなに判子が欲しいかと思うと俺の中でどんどん企みが膨らむ。
『とりあえず、腕を後ろに組んで。』
『はい!』
福井は元気な声で返事をし、手を後ろに組んだ。多分この男は殴られることを想像している。
俺は福井に近寄り、壁に押し付ける。じっくりと見た。
目をつむり、体に力を入れる福井。イモっぽい顔だが意外とまつ毛か長い。丸みのある小鼻がついた鼻の頭にポツポツと汗の玉が集まっている。首筋からも汗が垂れ流れている。
白いシミを作っていた黒いインナーは胸がしっとりとして汗ジミを広げていた。近寄ると汗と油のにおいがキツく臭う。
インナーの胸は膨らんでいて、その丘の先には突起物がぷくりと押し上げていた。
グレーの作業着のズボンが重量のあるモノを包み込んでいる。
『思いっきりどうそ!』
福井が目をつむりながら体に力を込めて言った。
シュルシュル。
『えっ、え?』
俺は黒のインナーを捲り上げる。汗が滴る胸。筋肉に脂肪がついた胸の谷間、少し出た腹。胸からヘソにかけて短い毛がみっちり生えている。ジトっと汗で濡れた毛があらわになる。昔運動をしていた感じの男の胸と腹。働く男の体。これはこれでエロい。
肉厚のある胸についてる乳首はコリコリとしている。これは感じる乳首だ。
レロ。
『うわっ、ちょっと待ってください。』
塩っぽい味のする乳首を舐めた瞬間、福井が胸を手で隠して身を引いた。
『10分、たってないぞ。』
俺は見下すように言う。
福井は再び黙って手を後ろに組んで壁にもたれた。作業着のズボンが膨らんでいる気がする。コイツも満更じゃないかも。
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