ラグビー部主将の屈辱

熊次郎

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長い夜①〜拘束〜

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マンションの扉を開けると、目に入ったのが十字架。ブランコに皮のシーツが付いた器具。四つの端に拘束するような手錠が付いたテーブル、床に転がるロープやローソク、バイブ。なんだこれは。SM部屋か。

ゾッとした。殴られるんじゃないのか。何をされるのか。

『早く俺のことを好きなだけ殴って、許してください。』
俺は目をつぶり殴られる覚悟をした。

『体で償うってのは、殴られるんやないで。もっとええことするんやで。』

髭の男はウィンドブレーカーを脱がして俺の胸に顔を埋めて匂いを嗅ぎだした。

『あー、くせ。一日中汗をかいた匂いやな。ただ、まだ足りひんな。そこで運動してもらおか?』

指した先の部屋にはウェイトの道具が揃っていた。なんだこっちの部屋は。トレーニングルームか。

『筋トレする前にこの薬飲めや。プロテインみたいなもんや。』

なんだか分からないまま薬を飲み込み、1時間みっちりウェイトトレーニングをした。汗だくになって胸やケツがパンプアップした。大量の汗でウェアが張り付く。一日中の汗の匂いが自分でも分かる。

スウェットの下を脱ぐように言われ、チームのラガーシャツとスパッツの上に穿いたラグパン姿となった。

『さ、体で償ってもらおうか。』
髭の男がテーブルに連れて行こうとする。

『待ってくれ。体で償うってのは、殴り倒すんじゃないのか?好きなだけ殴ってくれ。』
『殴らせろなんて、誰が言うたんや。もっとええことで体で償ってもらう。』

もう訳が分からない。混乱のままテーブルに貼り付けにされた。両手をバンザイにした状態で拘束され、足はM字開脚で固定された状態だ。目の前に大きな鏡に見たことがない自分が映っている。トレーニングの汗か、冷や汗か分からない汗の匂いが自分の鼻を突く。怖い。気持ち悪い。いろんな感情が頭を駆け巡る。

『さ、楽しもうや。』
髭の男は固定された俺の隣に寝転んできた。
汗だくのラグシャツに顔を埋めながら、脇を嗅がれた。
『くせぇ。雄の匂いがする。』
脇に顔を埋めながら、ラグシャツの上から乳首を摘まれた。形を楽しむように執拗に。

『うぁ。』
その衝撃に声が出た。
ラグシャツの上からチロチロと舌で舐めるかと思えば、クリクリといじられ、嫌悪感と快感が交互に押し寄せた。

『やめてくれ。』
抵抗の言葉はかえって髭の男を興奮させた。
『やめてくれってのは、優しくいじるんはやめてくれ、もっと強くしてくれって、ことやろ?』
髭の男はラグシャツを捲り上げて乳首を強く吸った。

『うぐっ。うわ。』
自分でも乳首は性感帯と分かってた。俺は乳首が感じるなんて、嫁には言えない。オナする時にも自分でもいじっている。でも乳首が感じる自分が嫌だった。今、強く吸われ、時にはつねられ、頭がおかしくなりそうだ。

『感じてるんやろ?』
『違う。やめろ。』
精一杯の抵抗をした。すると、、、

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