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第百六話 鎧袖一触
しおりを挟むヒサは目覚めると、ベッドに横になっていた。
「ここは?」
状況を飲み込めず、とにかく行動するため立ち上がろうとする。
だが点滴が右腕に刺さっていてむやみに動けない。
どうやらこの場所は病院の病室の様だ。
そこで彼はナースコールを鳴らし、看護士を呼んでみる。
すると私服のジャーミーが紙袋を持って部屋に入って来た。
彼女は紙袋を床に落とし、子どもの様にポロポロと涙を流す。
「良かった……本当に良かった……」
そう、ジャーミーにとってヒサは本物の六問日叉だ。
ここで事実を打ち明けるか。
それとも偽りの六問を演じるのか。
そんな悩みを抱えつつ、ヒサは心配をかけた彼女に「ただいま」と優しい笑みを浮かべた。
「もう! 1週間寝たっきりだったから心配したんだよ!」
「ごめん。心配かけたね」
泣きながら無邪気に怒る彼女に、謝罪するヒサ。
そんな時看護士が病室に慌てた様子で、次に男性の担当医が安心した様子で入って来た。
「六問くん、起きてくれて本当に良かった。君の状態ならすぐに退院していいよ」
「先生、幕昰さんに連絡していいですか。俺は戦いに戻らなきゃいけないんです」
ヒサの事情は担当医も理解している。
なぜなら20年前、ザーガとしてこの病院に運び込まれて来たからだ。
彼はもう人間ではない。
古代兵器の素体であることは十分理解していた。
しかし今いる六問が本物なのかと内心は思っている。
DNAは完全に一致しているが、20年も経ってこの若さを保っているのはおかしい。
ザーガの腕輪の力であると言ったらそれまでだが………担当医はそこで深読みをやめた。
こうしてヒサは電話ボックスで幕昰に連絡を取り、無事に合流することができた。
警察署に戻ると怪人科のお偉いさんが引き攣った表情で彼らを待ち受けていた。
「六問くん、君が撃破した堕天使の大爆発によって、街が1つ衰退した。この意味が分かるかね?」
「分かっています。もし俺が被害を出したら怪人科を辞める。十分承知です」
「その通り。強大すぎる力を保有し続ければいずれこうなることは分かっていたんだよ。それにZ3の量産化も完了している。幕昰くん、六問くん、君達はもう時代遅れなのさ」
そう言って立ち去っていく姿を見て、幕昰は怒りをグッと堪える。
左手を握りしめ、歯を噛み締める。
「ヒサ、俺達はあの時どうすれば良かった? あいつを倒すには3人の力が不可欠だった。だとしても世間が望むのは被害を出さずに現状維持をすることだ」
「自分を正当化するつもりはありません。でも俺は戦います。それより六問さんは無事でしょうか?」
自分の事より人の事、六問らしい言葉に振り向いて見せる。
「六問についてはゴアドと俺で交代交代で探してる。あいつならひょっこり出て来るさぁ」
「そっ、そうですよね。それならいいんですけど………」
ヒサに過ぎるいやな記憶。
行方不明になった人達は1人の怪人によって消されていたことを思い出す。
しかしそれは植え付けられた六問の過去に過ぎない。
(俺は六問であって六問じゃない。成り代わろうとしている自分が怖い………何を考えてるんだ。俺は俺、六問さんは六問さん。別の人生を歩むことができるはずなのに、ついあの人を演じようとするのは………)
さっきの発言も、心に秘めた正義感も、すべては六問の記憶があったからこそである。
なければ戦いにすら参加していない。
いや、六問に救われなければ軍事利用されていたことを考えるとどちらにせよ戦うしか選択肢がなかっただろう。
「どうしたヒサ? おーい」
幕昰の呼び声にハッとなるヒサ。
「あっ。すっ、すいません。ちょっと考えごとしてて」
慌てた様子で首を横に振りながら降参するような手振りをする彼に相棒は「とりあえず自販機でなんか買おうぜ」と提案する。
「はっ、はい………」
「………なにかあったらじゃ遅いんだ。相談に乗ってやるから。ほら、行くぞ」
ヒサの返事に悩み事があることを察するとため息を吐く。
そして後ろを振り向き歩き出すと、自販機がある1階に向かうのだった。
一方その頃ゴアドの変身者である西前は、六問がいると思われる倒壊したビルの後地に侵入していた。
(六問らしき人物を見たってのはここで間違いない。さて、探すとするか)
両手を鳴らし、探し始める西前。
数分歩き続けていると、六問がまるで何かに追われるように走って来た。
「君、こんなところで何してるんだ!」
六問はまだ西前がゴアドだと言うことを知らない。
それを理解した彼は「落ち着け、俺はゴアドだ。一体なにがあった?」と正体を明かす。
「ゴアドくん? そうか、君が。それよりここは堕天使の巣窟だ。俺と戦ってくれるね」
「あぁ、もちろんだ。でっ、相手は?」
2人が会話していると、追いついた堕天使5人が姿を現した。
白く禍々しいパワードスーツに身を包み、背中には黒き光の翼が放出、ビームソードをそれぞれ利き手に持っている。
「なんだこいつ。Z3に似ているが」
「おそらく量産化しているZシリーズのどれかを堕天使が入手、そして分析して作り出したものだよ。あいつらも人間の技術を頼るぐらいには焦っているのかもしれない。でなきゃこんな悪魔は作らない」
六問は粒子化したザーガの腕輪を呼び出し添える。
そして西前も両腕を突き出し、金色の宝石が取り付けられた腕輪〈ゴッドアークリング〉をクロスした。
「変身をさせるな! 2人とも皆殺しにしろ!」
リーダーの命令を堕天使達は黒き光の翼を羽ばたかせ、ビームソードを突き刺すべく一気に加速する。
「「変身!!」」
掛け声と共に全身が光に包まれ六問はオリジンザーガに、西前はゴアド・カオスウィングに変身を完了する。
ビームソードの光の刃をゴアドはしゃがんで躱すと、〈スピアーグリフォン〉強化態である黒き槍先に白き刃を搭載した〈カオスグリフォン〉を召喚、堕天使を突き、吹き飛ばす。
しかし装甲が硬く貫くことができず、さらにダメージがパワーに変換されてしまう。
「なんだと?」
「神の力を持ちながら堕天使の力を持つなど許されない。覚悟しろ!」
堕天使はパワーをビームソードの出力に変換、刀身をさらに長くなる。
(まさか、こいつらもイナゴ野郎の付けてたあのベルトみたいに………)
パワードスーツにゴアドは弱点を探すため複眼から分析しようとする。
だが光の剣による連続攻撃を避けるのに必死でそれどころじゃなくなった。
「最初の
ザーガ気をつけろ! あの堕天使達はダメージを力に変換するぞ!」
「そうと分かれば弱点を探すしかないね」
最初の戦士は仲間のアドバイスを聞き、赤き複眼でハイスピードの低空飛行を行う堕天使達を観察する。
「ふっふっふっ、我々アームド・ダークエンジェルに弱点など存在しない」
「2人で仲良く倒されるがいい」
不敵に笑うアームド・ダークエンジェルを名乗る堕天使はビームソードを構え直し、2組に分かれ突っ込んでいく。
対してゴアドとオリジンザーガは弱点を探りつつ、パワーアップしないよう手加減しながら戦うのだった。
「ここは?」
状況を飲み込めず、とにかく行動するため立ち上がろうとする。
だが点滴が右腕に刺さっていてむやみに動けない。
どうやらこの場所は病院の病室の様だ。
そこで彼はナースコールを鳴らし、看護士を呼んでみる。
すると私服のジャーミーが紙袋を持って部屋に入って来た。
彼女は紙袋を床に落とし、子どもの様にポロポロと涙を流す。
「良かった……本当に良かった……」
そう、ジャーミーにとってヒサは本物の六問日叉だ。
ここで事実を打ち明けるか。
それとも偽りの六問を演じるのか。
そんな悩みを抱えつつ、ヒサは心配をかけた彼女に「ただいま」と優しい笑みを浮かべた。
「もう! 1週間寝たっきりだったから心配したんだよ!」
「ごめん。心配かけたね」
泣きながら無邪気に怒る彼女に、謝罪するヒサ。
そんな時看護士が病室に慌てた様子で、次に男性の担当医が安心した様子で入って来た。
「六問くん、起きてくれて本当に良かった。君の状態ならすぐに退院していいよ」
「先生、幕昰さんに連絡していいですか。俺は戦いに戻らなきゃいけないんです」
ヒサの事情は担当医も理解している。
なぜなら20年前、ザーガとしてこの病院に運び込まれて来たからだ。
彼はもう人間ではない。
古代兵器の素体であることは十分理解していた。
しかし今いる六問が本物なのかと内心は思っている。
DNAは完全に一致しているが、20年も経ってこの若さを保っているのはおかしい。
ザーガの腕輪の力であると言ったらそれまでだが………担当医はそこで深読みをやめた。
こうしてヒサは電話ボックスで幕昰に連絡を取り、無事に合流することができた。
警察署に戻ると怪人科のお偉いさんが引き攣った表情で彼らを待ち受けていた。
「六問くん、君が撃破した堕天使の大爆発によって、街が1つ衰退した。この意味が分かるかね?」
「分かっています。もし俺が被害を出したら怪人科を辞める。十分承知です」
「その通り。強大すぎる力を保有し続ければいずれこうなることは分かっていたんだよ。それにZ3の量産化も完了している。幕昰くん、六問くん、君達はもう時代遅れなのさ」
そう言って立ち去っていく姿を見て、幕昰は怒りをグッと堪える。
左手を握りしめ、歯を噛み締める。
「ヒサ、俺達はあの時どうすれば良かった? あいつを倒すには3人の力が不可欠だった。だとしても世間が望むのは被害を出さずに現状維持をすることだ」
「自分を正当化するつもりはありません。でも俺は戦います。それより六問さんは無事でしょうか?」
自分の事より人の事、六問らしい言葉に振り向いて見せる。
「六問についてはゴアドと俺で交代交代で探してる。あいつならひょっこり出て来るさぁ」
「そっ、そうですよね。それならいいんですけど………」
ヒサに過ぎるいやな記憶。
行方不明になった人達は1人の怪人によって消されていたことを思い出す。
しかしそれは植え付けられた六問の過去に過ぎない。
(俺は六問であって六問じゃない。成り代わろうとしている自分が怖い………何を考えてるんだ。俺は俺、六問さんは六問さん。別の人生を歩むことができるはずなのに、ついあの人を演じようとするのは………)
さっきの発言も、心に秘めた正義感も、すべては六問の記憶があったからこそである。
なければ戦いにすら参加していない。
いや、六問に救われなければ軍事利用されていたことを考えるとどちらにせよ戦うしか選択肢がなかっただろう。
「どうしたヒサ? おーい」
幕昰の呼び声にハッとなるヒサ。
「あっ。すっ、すいません。ちょっと考えごとしてて」
慌てた様子で首を横に振りながら降参するような手振りをする彼に相棒は「とりあえず自販機でなんか買おうぜ」と提案する。
「はっ、はい………」
「………なにかあったらじゃ遅いんだ。相談に乗ってやるから。ほら、行くぞ」
ヒサの返事に悩み事があることを察するとため息を吐く。
そして後ろを振り向き歩き出すと、自販機がある1階に向かうのだった。
一方その頃ゴアドの変身者である西前は、六問がいると思われる倒壊したビルの後地に侵入していた。
(六問らしき人物を見たってのはここで間違いない。さて、探すとするか)
両手を鳴らし、探し始める西前。
数分歩き続けていると、六問がまるで何かに追われるように走って来た。
「君、こんなところで何してるんだ!」
六問はまだ西前がゴアドだと言うことを知らない。
それを理解した彼は「落ち着け、俺はゴアドだ。一体なにがあった?」と正体を明かす。
「ゴアドくん? そうか、君が。それよりここは堕天使の巣窟だ。俺と戦ってくれるね」
「あぁ、もちろんだ。でっ、相手は?」
2人が会話していると、追いついた堕天使5人が姿を現した。
白く禍々しいパワードスーツに身を包み、背中には黒き光の翼が放出、ビームソードをそれぞれ利き手に持っている。
「なんだこいつ。Z3に似ているが」
「おそらく量産化しているZシリーズのどれかを堕天使が入手、そして分析して作り出したものだよ。あいつらも人間の技術を頼るぐらいには焦っているのかもしれない。でなきゃこんな悪魔は作らない」
六問は粒子化したザーガの腕輪を呼び出し添える。
そして西前も両腕を突き出し、金色の宝石が取り付けられた腕輪〈ゴッドアークリング〉をクロスした。
「変身をさせるな! 2人とも皆殺しにしろ!」
リーダーの命令を堕天使達は黒き光の翼を羽ばたかせ、ビームソードを突き刺すべく一気に加速する。
「「変身!!」」
掛け声と共に全身が光に包まれ六問はオリジンザーガに、西前はゴアド・カオスウィングに変身を完了する。
ビームソードの光の刃をゴアドはしゃがんで躱すと、〈スピアーグリフォン〉強化態である黒き槍先に白き刃を搭載した〈カオスグリフォン〉を召喚、堕天使を突き、吹き飛ばす。
しかし装甲が硬く貫くことができず、さらにダメージがパワーに変換されてしまう。
「なんだと?」
「神の力を持ちながら堕天使の力を持つなど許されない。覚悟しろ!」
堕天使はパワーをビームソードの出力に変換、刀身をさらに長くなる。
(まさか、こいつらもイナゴ野郎の付けてたあのベルトみたいに………)
パワードスーツにゴアドは弱点を探すため複眼から分析しようとする。
だが光の剣による連続攻撃を避けるのに必死でそれどころじゃなくなった。
「最初の
ザーガ気をつけろ! あの堕天使達はダメージを力に変換するぞ!」
「そうと分かれば弱点を探すしかないね」
最初の戦士は仲間のアドバイスを聞き、赤き複眼でハイスピードの低空飛行を行う堕天使達を観察する。
「ふっふっふっ、我々アームド・ダークエンジェルに弱点など存在しない」
「2人で仲良く倒されるがいい」
不敵に笑うアームド・ダークエンジェルを名乗る堕天使はビームソードを構え直し、2組に分かれ突っ込んでいく。
対してゴアドとオリジンザーガは弱点を探りつつ、パワーアップしないよう手加減しながら戦うのだった。
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