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第九十五話 ボスフォラス海戦2
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風雲急を告げていたのは何も陸上ばかりではない。
海峡両岸の砲兵戦力を無力化されたため、ボスフォラス海峡からマルマラ海へジェノバ・ワラキア両艦隊を遮るものはなくなっていた。
外洋でジェノバ艦隊を自由を許すことは、オスマン艦隊にとってはほとんど悪夢であると言える。
ひとたび彼らを自由にしてしまえば、捕捉することが極めて困難であることを現実主義者の船乗りであるマルケルス提督は熟知していた。
そうである以上現状最善の方策は海峡の出口に艦隊を急派し、敵艦隊をボスフォラス海峡内に封じ込めることであるはずだった。
「狭い海峡内なら数に勝る我らの有利だ! 急げ!」
帆走軍艦ならではの高速機動を行うにはボスフォラス海峡は狭すぎる。
いかにジェノバ海軍が歴戦の船乗りといえど、沿岸での戦闘はガレー船主体のオスマン海軍が有利に戦いを進められるはずだ。
にわか海軍のワラキアごときはとるに足りない。
この時代の海軍指揮官として、マルケルス提督の予想は全く正当なものであった。
問題は海戦のやり方そのものが根底から塗り替えられる瞬間を、己の目で確認しなくてはならないことにあるのだった。
「敵さん、罠にかかったようだな」
「そりゃ、常識で考えればそうでしょうね」
ジェノバ艦隊の司令ボロディーノ提督は潮に焼かれた赤銅色の頬を緩ませた。
海峡を突破するなど思いもよらなかった。
何故ならオスマン艦隊を効果的に撃滅するためには、狭い海域に密集してくれることが望ましかったからだ。
「我に続け!」
ボロディーノの旗艦から発せられた旗流信号に全艦隊が呼応した。
流れるような動きで単縦陣に艦隊を再編したジェノバ艦隊は、悠々と風上に遷移するとオスマン艦隊へ向けて突撃を開始する。
まずはキャラベル船で編成されたジェノバ黒海艦隊の第一陣が、横帆に受けた風による高速を利して一気にオスマン艦隊への鼻面へと肉薄した。
「来るぞ! 全艦切り込みに備えよ!」
マルケルス提督はジェノバ艦隊の動きに違和感を感じつつも冷静に艦隊に指示を下す。
違和感の正体は帆走軍艦であるジェノバ海軍の機動にあった。
この時代の海戦はほぼ衝角戦術と接舷戦闘によって行われ、その場合艦隊は風上から単横陣で突撃するのが普通である。
これは衝角にしろ接舷にしろ、船首を敵艦のどてっぱらに突き立てる必要がある以上当然のことだ。
艦隊機動としては見事というほかないが、これではみすみす敵中に包囲されるだけではないのか?
マルケルスの疑念はすぐに晴らされることとなった。
「取り舵いっぱーい!」
ヨーロッパ側の沿岸部を高速で突き進んでいたジェノバ艦隊が、オスマン艦隊の鼻面で大きく左に転舵した。
思わぬ暴挙にマルケルスは目を剥いた。
ほとんど倒してくださいと言わんばかりの無謀な機動だった。
敵に腹をさらすということは、戦船にとって最もしてはならない行為のひとつなのである。
「突撃せよ! 敵は自ら墓穴を掘ったぞ!」
マルケルス以外の各艦長も思いは同じであった。
せっかく敵が無防備に腹を曝した好餌を逃す手はない。
瞬発力に富んだガレー船の突撃が始まろうとしたそのとき、耳をつんざく甲高い轟音が響き渡った。
「なんだ? あれは?」
長い棒のようなものが後部から火を噴きながら、次々とジェノバ船の甲板から吐き出されていた。
ジェノバ艦隊が一斉に発射したものはいわゆる原始的な対艦ロケットにあたるものである。
安定尾翼をつけ後方から火を撒き散らしながら滝のように大量に落ちかかるそれは、オスマン艦隊を一挙にパニックに陥れた。
「慌てるな! こけおどしだ!」
マルケルスは声の限りに叫ぶと突撃の続行を下令する。
小アジアでこそ初見の者が多いだろうが、マルケルスは幸いにしてフランス軍が装備した対地型のロケット兵器を見たことがあった。
確かに物珍しいものではあったが、その破壊力は大砲の射撃に遠く及ばない。
火災の処置にさえ気を配っていればなんら問題にはならぬはずであった。
ところが弾着とともに爆発的に燃え上がった強烈な火勢は、マルケルスの予想を完全に裏切るものだった。
「なんて熱さだ! これはまさか………ギリシャの火か!!」
それはまずい。マルケルスの顔が青ざめる。
その事実がもたらす事態の深刻さにマルケルスは息を呑むほかなかった。
ローマ帝国の秘匿兵器といわれるギリシャの火は、その性質をよく世界に知られていた。
すなわち水をかけても消えない火であり、恐ろしいほどの高温で燃焼する火なのである。
ただの火矢ならば海水で消すことは容易いが、ギリシャの火は事実上消火することは不可能なのであった。
そもそも火勢があまりに高温すぎるので近づくことすらままならない。
「た、退避しろ!」
惜しくもオスマン船をはずしたロケットはそのまま海上で燃え続けており、さらなる被害を避けるためオスマンの軍船はさらに陣形を乱した。
もはや突撃を続行するどころではないのは明らかだった。
続いて接近していたワラキアのキャラベル船隊が対艦ロケットの第二射を発射する。
甲板狭しと並べられたロケットは瞬間的な火力において比類ないものであった。
オスマンの前衛艦隊は完全に戦力を喪失しており、後続の無傷の艦隊は前衛艦隊が統制を取り戻すまで戦線に加入することができない。
いや、仮に参戦できたとしても後続の艦隊は二の舞を恐れて戦闘を控えるだろう。
「ふん、海でジェノバに挑もうなんざ百年早いわ」
海峡を西から東へ横断して、再び北上を開始したボロディーノ提督は会心の笑みを浮かべていた。
後続のガレー船部隊がありったけのロケットをオスマンの鼻っ面に叩き込んだことにより、ボスフォラス海峡にまるで炎のカーテンが出現したかのようである。
敵も味方もこの炎のカーテンを踏み越えていくことは出来ない。
しかし、オスマンのガレー船と違いボロディーノの艦隊は炎のカーテンを超えることなく攻撃ができるのだ。
「反転! 砲撃用意!」
遠距離射撃でオスマン艦隊を撃滅できるとは思わないが、一方的に為すすべなく叩かれることほど士気を下げるものはない。
オスマンの軍船にも大砲を積んだものはあるが、そのほとんどは艦首に一門か二門装備されているのみで、片舷に六門以上を備えたジェノバ・ワラキア艦隊のそれとは比較にならないのであった。
「撃ちまくれ!」
戦況は一方的であり、反撃する気力もすぐに失われるだろう、というボロディーノの読みは正しかった。
わずか一航過の砲撃の後、それの予想は明らかになった。
結局、ジェノバとワラキア艦隊の砲撃に乱打されたオスマン艦隊は海戦を続行する士気を維持することができなかったのである。
もとよりオスマン海軍は士気の高さで知られた軍ではない。むしろ陸軍に比べれば低いものと言わざるを得ない。
失った艦の数は二割に満たないとはいえ、砲撃の射程外へと逃走するオスマン艦隊が再びジェノバ・ワラキアの連合艦隊へ突撃することなどとうていできない
ことは艦隊司令のマルケルスが一番よく知っていた。
「どうやらわしのような老兵の出る幕ではなかったか…………」
オスマン海軍に奉職して以来積み上げてきた経験が、全く通用しなかったことをマルケルスは諦念とともに受け入れた。
海戦のルールが変わったのだ。いや、ワラキア公によって変えられたというべきか。
もはや自分が死を賜ることは避けられないだろうが、今は次代にこの海戦の経験をつなぐことが自分に課せられた使命なのだとマルケルスは確信していた。
海峡両岸の砲兵戦力を無力化されたため、ボスフォラス海峡からマルマラ海へジェノバ・ワラキア両艦隊を遮るものはなくなっていた。
外洋でジェノバ艦隊を自由を許すことは、オスマン艦隊にとってはほとんど悪夢であると言える。
ひとたび彼らを自由にしてしまえば、捕捉することが極めて困難であることを現実主義者の船乗りであるマルケルス提督は熟知していた。
そうである以上現状最善の方策は海峡の出口に艦隊を急派し、敵艦隊をボスフォラス海峡内に封じ込めることであるはずだった。
「狭い海峡内なら数に勝る我らの有利だ! 急げ!」
帆走軍艦ならではの高速機動を行うにはボスフォラス海峡は狭すぎる。
いかにジェノバ海軍が歴戦の船乗りといえど、沿岸での戦闘はガレー船主体のオスマン海軍が有利に戦いを進められるはずだ。
にわか海軍のワラキアごときはとるに足りない。
この時代の海軍指揮官として、マルケルス提督の予想は全く正当なものであった。
問題は海戦のやり方そのものが根底から塗り替えられる瞬間を、己の目で確認しなくてはならないことにあるのだった。
「敵さん、罠にかかったようだな」
「そりゃ、常識で考えればそうでしょうね」
ジェノバ艦隊の司令ボロディーノ提督は潮に焼かれた赤銅色の頬を緩ませた。
海峡を突破するなど思いもよらなかった。
何故ならオスマン艦隊を効果的に撃滅するためには、狭い海域に密集してくれることが望ましかったからだ。
「我に続け!」
ボロディーノの旗艦から発せられた旗流信号に全艦隊が呼応した。
流れるような動きで単縦陣に艦隊を再編したジェノバ艦隊は、悠々と風上に遷移するとオスマン艦隊へ向けて突撃を開始する。
まずはキャラベル船で編成されたジェノバ黒海艦隊の第一陣が、横帆に受けた風による高速を利して一気にオスマン艦隊への鼻面へと肉薄した。
「来るぞ! 全艦切り込みに備えよ!」
マルケルス提督はジェノバ艦隊の動きに違和感を感じつつも冷静に艦隊に指示を下す。
違和感の正体は帆走軍艦であるジェノバ海軍の機動にあった。
この時代の海戦はほぼ衝角戦術と接舷戦闘によって行われ、その場合艦隊は風上から単横陣で突撃するのが普通である。
これは衝角にしろ接舷にしろ、船首を敵艦のどてっぱらに突き立てる必要がある以上当然のことだ。
艦隊機動としては見事というほかないが、これではみすみす敵中に包囲されるだけではないのか?
マルケルスの疑念はすぐに晴らされることとなった。
「取り舵いっぱーい!」
ヨーロッパ側の沿岸部を高速で突き進んでいたジェノバ艦隊が、オスマン艦隊の鼻面で大きく左に転舵した。
思わぬ暴挙にマルケルスは目を剥いた。
ほとんど倒してくださいと言わんばかりの無謀な機動だった。
敵に腹をさらすということは、戦船にとって最もしてはならない行為のひとつなのである。
「突撃せよ! 敵は自ら墓穴を掘ったぞ!」
マルケルス以外の各艦長も思いは同じであった。
せっかく敵が無防備に腹を曝した好餌を逃す手はない。
瞬発力に富んだガレー船の突撃が始まろうとしたそのとき、耳をつんざく甲高い轟音が響き渡った。
「なんだ? あれは?」
長い棒のようなものが後部から火を噴きながら、次々とジェノバ船の甲板から吐き出されていた。
ジェノバ艦隊が一斉に発射したものはいわゆる原始的な対艦ロケットにあたるものである。
安定尾翼をつけ後方から火を撒き散らしながら滝のように大量に落ちかかるそれは、オスマン艦隊を一挙にパニックに陥れた。
「慌てるな! こけおどしだ!」
マルケルスは声の限りに叫ぶと突撃の続行を下令する。
小アジアでこそ初見の者が多いだろうが、マルケルスは幸いにしてフランス軍が装備した対地型のロケット兵器を見たことがあった。
確かに物珍しいものではあったが、その破壊力は大砲の射撃に遠く及ばない。
火災の処置にさえ気を配っていればなんら問題にはならぬはずであった。
ところが弾着とともに爆発的に燃え上がった強烈な火勢は、マルケルスの予想を完全に裏切るものだった。
「なんて熱さだ! これはまさか………ギリシャの火か!!」
それはまずい。マルケルスの顔が青ざめる。
その事実がもたらす事態の深刻さにマルケルスは息を呑むほかなかった。
ローマ帝国の秘匿兵器といわれるギリシャの火は、その性質をよく世界に知られていた。
すなわち水をかけても消えない火であり、恐ろしいほどの高温で燃焼する火なのである。
ただの火矢ならば海水で消すことは容易いが、ギリシャの火は事実上消火することは不可能なのであった。
そもそも火勢があまりに高温すぎるので近づくことすらままならない。
「た、退避しろ!」
惜しくもオスマン船をはずしたロケットはそのまま海上で燃え続けており、さらなる被害を避けるためオスマンの軍船はさらに陣形を乱した。
もはや突撃を続行するどころではないのは明らかだった。
続いて接近していたワラキアのキャラベル船隊が対艦ロケットの第二射を発射する。
甲板狭しと並べられたロケットは瞬間的な火力において比類ないものであった。
オスマンの前衛艦隊は完全に戦力を喪失しており、後続の無傷の艦隊は前衛艦隊が統制を取り戻すまで戦線に加入することができない。
いや、仮に参戦できたとしても後続の艦隊は二の舞を恐れて戦闘を控えるだろう。
「ふん、海でジェノバに挑もうなんざ百年早いわ」
海峡を西から東へ横断して、再び北上を開始したボロディーノ提督は会心の笑みを浮かべていた。
後続のガレー船部隊がありったけのロケットをオスマンの鼻っ面に叩き込んだことにより、ボスフォラス海峡にまるで炎のカーテンが出現したかのようである。
敵も味方もこの炎のカーテンを踏み越えていくことは出来ない。
しかし、オスマンのガレー船と違いボロディーノの艦隊は炎のカーテンを超えることなく攻撃ができるのだ。
「反転! 砲撃用意!」
遠距離射撃でオスマン艦隊を撃滅できるとは思わないが、一方的に為すすべなく叩かれることほど士気を下げるものはない。
オスマンの軍船にも大砲を積んだものはあるが、そのほとんどは艦首に一門か二門装備されているのみで、片舷に六門以上を備えたジェノバ・ワラキア艦隊のそれとは比較にならないのであった。
「撃ちまくれ!」
戦況は一方的であり、反撃する気力もすぐに失われるだろう、というボロディーノの読みは正しかった。
わずか一航過の砲撃の後、それの予想は明らかになった。
結局、ジェノバとワラキア艦隊の砲撃に乱打されたオスマン艦隊は海戦を続行する士気を維持することができなかったのである。
もとよりオスマン海軍は士気の高さで知られた軍ではない。むしろ陸軍に比べれば低いものと言わざるを得ない。
失った艦の数は二割に満たないとはいえ、砲撃の射程外へと逃走するオスマン艦隊が再びジェノバ・ワラキアの連合艦隊へ突撃することなどとうていできない
ことは艦隊司令のマルケルスが一番よく知っていた。
「どうやらわしのような老兵の出る幕ではなかったか…………」
オスマン海軍に奉職して以来積み上げてきた経験が、全く通用しなかったことをマルケルスは諦念とともに受け入れた。
海戦のルールが変わったのだ。いや、ワラキア公によって変えられたというべきか。
もはや自分が死を賜ることは避けられないだろうが、今は次代にこの海戦の経験をつなぐことが自分に課せられた使命なのだとマルケルスは確信していた。
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