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第九十話 奮戦
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首都近郊まで迫りつつある抵抗運動の広がりに、流石のスルタン、メフメト二世も動揺を隠せなかった。
「ありもせぬ救済に目が眩みおって………ただではおかぬ」
己の権威を絶対視するメフメト二世にとって、東欧の民衆がヴラドに将来を託して反抗することは、すなわちヴラドが自分に勝利すると民衆が信じているということであり、それは自らのプライドをズタズタに引き裂くものであった。
もしメムノンが止めなければ、実際に兵を率いて虐殺にむかっていたかもしれない。
「一万だけでもまわすわけにはいかぬのか? 先生(ラーラ)よ」
「元を断たねば同じことが繰り返されるだけ、兵を無駄にするのみにございます」
「しかしあの男はいつになったらここへやってくるのだ?」
そう、問題はいつヴラドが訪れるのかということにあったのである。
ヴァルナを占領して以来、小規模な派兵はあったが本隊が南下したという知らせもない。
中部都市の懐柔に当たっているとも言われ、ヴラドの狙いはコンスタンティノポリスではなくアドリアノ―ポリの占領にあるという風聞も囁かれていた。
せっかく駐留の守備兵力には、ワラキア軍の南下を無理に止めないよう指令しているというのに。
このメフメト二世の焦燥に、メムノンは絶対の自信をもって言い放った。
「ワラキア公が救援にこの地を訪れること、大地を打つ槌がはずれぬのと同様決してはずれることはありませぬ。コンスタンティノポリスが落ちればワラキア公の命運も尽き、ワラキア公の命運尽きればコンスタンティノポリスの命運も尽きる。このふたつは離れられぬ運命上の双子のようなもの。それに気づかぬあの男ではありますまい」
アドリアノーポリの危機を囁く風聞は、おそらくワラキアの手になるものであろうとメムノンは見当をつけている。
とはいえメムノンも自身の発言は自らの政治生命をかけてのものであり、心理的な負担はかなりのものに及んでいた。
それにしても全く予想外に背筋の凍るチキンレースになったものである。
実のところここまでの危機的状況をメムノンは最初から想定していたわけではない。
偶発的に始まってしまったとはいえ、ワラキア以外の援軍はことごとく政治的に封殺したつもりであったし、コンスタンティノポリスのように敵中深い場所ではたびたびワラキア軍の勝利に貢献してきた工兵が運用できないはずである。
そうした戦場ではやはり数がものをいう。
いかに精鋭の評判高いワラキア常備軍とはいえ、こちらの常備軍も練度では決してひけをとるものではない。
兵力差を考えれば負けるはずがなかった。
もちろんコンスタンティノポリスを見捨てれば、ワラキア公の政治的威信は根底から失われる。
アルバニアやジェノバといった同盟国も、コンスタンティノポリスを見捨てたワラキア公を信用しようとは思わないだろう。
そうである以上ワラキア公としては絶対に出戦せざるをえないのだが、その困難さは尋常なものではなかった。
まずワラキアはブルガリア・トラキアという敵国の間を突破しなくてはならないのだ。
戦力の大半をコンスタンティノポリスに集中したとはいえ、首都アドリアノ-ポリ周辺に展開する兵力は数万を超える。
仮に交戦しなくともこれらの軍は放っておけばワラキア軍の退路を遮断し、あるいはワラキア本土を伺うことのできる戦力だ。
それが与える重圧はワラキア公が戦略家であればこそ余計に大きいものだった。
おそらく時間の猶予のないワラキア公は、アドリアノーポリを素通りしてくるであろうが、そのときは挟撃することも可能だ。
退くも地獄、進むも地獄とはこのことであろう。
メムノンは己の構築した戦略的環境の優位に疑いを抱いてはいなかった。
ただ誤算は、予想以上にワラキア公の声望が東欧の諸国に浸透していたことである。
度重なる正教徒の反乱は、戦後の統治に打撃を与えることは必定だ。
一国の宰相として忸怩たるものがあるが、それも全てはワラキア公を討ち取れば時間が解決する話でもあった。
しかしもうひとつの誤算はさらに切実なものであった。
ワラキア流の火力戦を指向した火縄銃と大砲の大量供給は、国家財政にあまりに大きな負担をかけすぎていた。
マムルーク朝に供給した大砲と焔硝の量も莫大なものであり、兵員数に見合った銃砲を揃えていては国家財政が破綻することは明らかであったのである。
ワラキアが国家規模の割には兵員数が少ないのも道理と言えよう。
火力戦は頭数よりも経済力がものを言う。
これではもし万が一長期戦になれば、補給は大国オスマンをもってしても国庫が耐えられないかもしれなかった。
また同じような大動員を行うには、今後数年以上にわたって経費を節減して蓄財に励む必要がありそうである。
つまりたとえ引き分けであっても、オスマン朝にとっては敗戦に等しい結果をもたらしかねない。
――なればこそ、ワラキア公を生かしては返さん!
大砲の大量配備に、ワラキアの戦訓を取り入れた野戦築城までを加えた迎撃の準備は万全である。
遠征の疲労と消耗を拭えないワラキア軍がどうあがこうがオスマンの勝ちは揺るがない。
このままコンスタンティノポリスを落としてもヴラドの破滅は確実だが、やはりこの手でヴラドを叩きのめし、コンスタンティノポリスに篭城するローマ帝国の末裔たちに凱歌を叫びたかった。
もうお前たちの頼みの綱は来ないぞ、と。
早く姿を現すがよいヴラド公子よ。そして兄弟もろとも煉獄に焼かれて、我がイスラムの歴史の一部となれ!
メムノンの心象風景は、いつしか過去のヴラドがいまだ公子であった時代に戻っていた。
あの時に感じた嫉妬と羨望と憎悪をどうやってヴラドへ伝えればよいものか。
その答えをメムノンは知っている。
今や守るべき数多くのものを背負ったヴラドの前で、彼の後生大事にしてきたものすべてを奪いつくして見せることこそが、心の飢えを満たす術なのだということを。
攻囲戦から十日が経過しようとしている。
さすがにコンスタンティノポリスが世界に誇るテオドシウス城壁の壁は厚く、空前の大軍を前にも小揺るぎもしないかに見える。
どうもメムノンの見るところ、将軍たちの戦ぶりは城壁の突破にこだわりすぎているように思われた。
確かに城塞都市の攻防は、市内へと乱入してしまえば勝敗は決するのが常であり、突破口を開こうとすることは戦理上間違ってはいない。
しかし歴史上最も堅固な城壁と言われるテオドシウスの城壁を超えるためには、通常とはまた違ったアプローチが必要であるはずだった。
「畜生! まったく勤勉な奴らだぜ!」
ヴァニエールは予想以上の消耗の激しさにしかかたに舌打ちをした。
オスマン軍はその大量の兵数をいかして軍団を四つに分け、半日ごとに交代することでほとんど二十四時間連続の戦闘行動を継続させている。
これには歴戦の傭兵指揮官であるヴァニエールが、悲鳴をあげるのも無理からぬことであった。
この時代夜戦による攻城は例外的な奇襲を除けばほとんど行われていない。
それは夜戦という戦闘行動が、この時代の兵が許容する戦術行動能力の限界を超えてしまうからだ。
損害のわりには得られる成果が薄すぎる。
夜戦が戦術行動の重要な一部を占めるのは、分隊以下のレベルまで指揮統制が行き届いた二十世紀の国家軍隊の出現を待たなければならなかったのである。
しかしここまで兵数差が隔絶した場合、そうした戦術的な不利は黙認されてしかるべきでもあった。
安全な後方を確保して交替による休養をとらせることが可能であれば、損害比にかかわらず敵に与える消耗は加速度的に大きくなっていくであろう
事実帝国の守備兵はわずかな休憩をとる以外、仮眠すらもままならなくなりつつある。
現状のままで損耗が推移すれば、休憩すら危うくなるのはもうじきだ。
もちろんそれをただ待っているほどメムノンは愚かでもおひとよしでもない。
「ちっ! 伏せろ! 狙われてるぞ!」
メムノンの命を受け、弩の練達を集めた狙撃兵部隊が、属国からかき集められた雑兵に紛れて守備兵の漸減にあたっていた。
雑兵を盾にしたこの攻撃は、立て篭もる傭兵部隊の士気に深刻な打撃を与えつつある。
目に見えぬ場所から狙われていると知って、旺盛な士気を維持できるほどの忠義が傭兵にあるはずもないからだ。
雑兵がいくら倒れたところで、オスマン軍にとっては痛くもかゆくもないということがそれに拍車をかけていた。
ヴァニエールは英仏間で争われたあの戦争こそ戦術の精髄であり、戦の進化した形態であると信じていた。
リッシュモン元帥の統率を目の当たりにしたこともある自分が、オスマンごときに遅れをとるはずなどあるまいと。
しかしここは自分の知るいかなる戦場とも違う。
「ちぃっ、一ヶ月は責任を持つって言っちまったからな…………」
それでも一流の傭兵には一流なりの矜持がある。
不利だからといって絶望する気も自棄になる気もない。
やりとげるべきことはわかっていた。
あとはそれに環境を合わせてやるだけだ。
「ギリシャの火をくれてやれ! 燃え尽きないように回数を分けて、今のうちに兵どもに休息をとらせろ!」
ヴァニエールは戦線を縮小し、兵にローテンションをとらせることでなんとかオスマンに対抗しようとしていた。
「男には格好つけなきゃならんときがあんだよ。そう簡単に通しゃしないぜ?」
「ありもせぬ救済に目が眩みおって………ただではおかぬ」
己の権威を絶対視するメフメト二世にとって、東欧の民衆がヴラドに将来を託して反抗することは、すなわちヴラドが自分に勝利すると民衆が信じているということであり、それは自らのプライドをズタズタに引き裂くものであった。
もしメムノンが止めなければ、実際に兵を率いて虐殺にむかっていたかもしれない。
「一万だけでもまわすわけにはいかぬのか? 先生(ラーラ)よ」
「元を断たねば同じことが繰り返されるだけ、兵を無駄にするのみにございます」
「しかしあの男はいつになったらここへやってくるのだ?」
そう、問題はいつヴラドが訪れるのかということにあったのである。
ヴァルナを占領して以来、小規模な派兵はあったが本隊が南下したという知らせもない。
中部都市の懐柔に当たっているとも言われ、ヴラドの狙いはコンスタンティノポリスではなくアドリアノ―ポリの占領にあるという風聞も囁かれていた。
せっかく駐留の守備兵力には、ワラキア軍の南下を無理に止めないよう指令しているというのに。
このメフメト二世の焦燥に、メムノンは絶対の自信をもって言い放った。
「ワラキア公が救援にこの地を訪れること、大地を打つ槌がはずれぬのと同様決してはずれることはありませぬ。コンスタンティノポリスが落ちればワラキア公の命運も尽き、ワラキア公の命運尽きればコンスタンティノポリスの命運も尽きる。このふたつは離れられぬ運命上の双子のようなもの。それに気づかぬあの男ではありますまい」
アドリアノーポリの危機を囁く風聞は、おそらくワラキアの手になるものであろうとメムノンは見当をつけている。
とはいえメムノンも自身の発言は自らの政治生命をかけてのものであり、心理的な負担はかなりのものに及んでいた。
それにしても全く予想外に背筋の凍るチキンレースになったものである。
実のところここまでの危機的状況をメムノンは最初から想定していたわけではない。
偶発的に始まってしまったとはいえ、ワラキア以外の援軍はことごとく政治的に封殺したつもりであったし、コンスタンティノポリスのように敵中深い場所ではたびたびワラキア軍の勝利に貢献してきた工兵が運用できないはずである。
そうした戦場ではやはり数がものをいう。
いかに精鋭の評判高いワラキア常備軍とはいえ、こちらの常備軍も練度では決してひけをとるものではない。
兵力差を考えれば負けるはずがなかった。
もちろんコンスタンティノポリスを見捨てれば、ワラキア公の政治的威信は根底から失われる。
アルバニアやジェノバといった同盟国も、コンスタンティノポリスを見捨てたワラキア公を信用しようとは思わないだろう。
そうである以上ワラキア公としては絶対に出戦せざるをえないのだが、その困難さは尋常なものではなかった。
まずワラキアはブルガリア・トラキアという敵国の間を突破しなくてはならないのだ。
戦力の大半をコンスタンティノポリスに集中したとはいえ、首都アドリアノ-ポリ周辺に展開する兵力は数万を超える。
仮に交戦しなくともこれらの軍は放っておけばワラキア軍の退路を遮断し、あるいはワラキア本土を伺うことのできる戦力だ。
それが与える重圧はワラキア公が戦略家であればこそ余計に大きいものだった。
おそらく時間の猶予のないワラキア公は、アドリアノーポリを素通りしてくるであろうが、そのときは挟撃することも可能だ。
退くも地獄、進むも地獄とはこのことであろう。
メムノンは己の構築した戦略的環境の優位に疑いを抱いてはいなかった。
ただ誤算は、予想以上にワラキア公の声望が東欧の諸国に浸透していたことである。
度重なる正教徒の反乱は、戦後の統治に打撃を与えることは必定だ。
一国の宰相として忸怩たるものがあるが、それも全てはワラキア公を討ち取れば時間が解決する話でもあった。
しかしもうひとつの誤算はさらに切実なものであった。
ワラキア流の火力戦を指向した火縄銃と大砲の大量供給は、国家財政にあまりに大きな負担をかけすぎていた。
マムルーク朝に供給した大砲と焔硝の量も莫大なものであり、兵員数に見合った銃砲を揃えていては国家財政が破綻することは明らかであったのである。
ワラキアが国家規模の割には兵員数が少ないのも道理と言えよう。
火力戦は頭数よりも経済力がものを言う。
これではもし万が一長期戦になれば、補給は大国オスマンをもってしても国庫が耐えられないかもしれなかった。
また同じような大動員を行うには、今後数年以上にわたって経費を節減して蓄財に励む必要がありそうである。
つまりたとえ引き分けであっても、オスマン朝にとっては敗戦に等しい結果をもたらしかねない。
――なればこそ、ワラキア公を生かしては返さん!
大砲の大量配備に、ワラキアの戦訓を取り入れた野戦築城までを加えた迎撃の準備は万全である。
遠征の疲労と消耗を拭えないワラキア軍がどうあがこうがオスマンの勝ちは揺るがない。
このままコンスタンティノポリスを落としてもヴラドの破滅は確実だが、やはりこの手でヴラドを叩きのめし、コンスタンティノポリスに篭城するローマ帝国の末裔たちに凱歌を叫びたかった。
もうお前たちの頼みの綱は来ないぞ、と。
早く姿を現すがよいヴラド公子よ。そして兄弟もろとも煉獄に焼かれて、我がイスラムの歴史の一部となれ!
メムノンの心象風景は、いつしか過去のヴラドがいまだ公子であった時代に戻っていた。
あの時に感じた嫉妬と羨望と憎悪をどうやってヴラドへ伝えればよいものか。
その答えをメムノンは知っている。
今や守るべき数多くのものを背負ったヴラドの前で、彼の後生大事にしてきたものすべてを奪いつくして見せることこそが、心の飢えを満たす術なのだということを。
攻囲戦から十日が経過しようとしている。
さすがにコンスタンティノポリスが世界に誇るテオドシウス城壁の壁は厚く、空前の大軍を前にも小揺るぎもしないかに見える。
どうもメムノンの見るところ、将軍たちの戦ぶりは城壁の突破にこだわりすぎているように思われた。
確かに城塞都市の攻防は、市内へと乱入してしまえば勝敗は決するのが常であり、突破口を開こうとすることは戦理上間違ってはいない。
しかし歴史上最も堅固な城壁と言われるテオドシウスの城壁を超えるためには、通常とはまた違ったアプローチが必要であるはずだった。
「畜生! まったく勤勉な奴らだぜ!」
ヴァニエールは予想以上の消耗の激しさにしかかたに舌打ちをした。
オスマン軍はその大量の兵数をいかして軍団を四つに分け、半日ごとに交代することでほとんど二十四時間連続の戦闘行動を継続させている。
これには歴戦の傭兵指揮官であるヴァニエールが、悲鳴をあげるのも無理からぬことであった。
この時代夜戦による攻城は例外的な奇襲を除けばほとんど行われていない。
それは夜戦という戦闘行動が、この時代の兵が許容する戦術行動能力の限界を超えてしまうからだ。
損害のわりには得られる成果が薄すぎる。
夜戦が戦術行動の重要な一部を占めるのは、分隊以下のレベルまで指揮統制が行き届いた二十世紀の国家軍隊の出現を待たなければならなかったのである。
しかしここまで兵数差が隔絶した場合、そうした戦術的な不利は黙認されてしかるべきでもあった。
安全な後方を確保して交替による休養をとらせることが可能であれば、損害比にかかわらず敵に与える消耗は加速度的に大きくなっていくであろう
事実帝国の守備兵はわずかな休憩をとる以外、仮眠すらもままならなくなりつつある。
現状のままで損耗が推移すれば、休憩すら危うくなるのはもうじきだ。
もちろんそれをただ待っているほどメムノンは愚かでもおひとよしでもない。
「ちっ! 伏せろ! 狙われてるぞ!」
メムノンの命を受け、弩の練達を集めた狙撃兵部隊が、属国からかき集められた雑兵に紛れて守備兵の漸減にあたっていた。
雑兵を盾にしたこの攻撃は、立て篭もる傭兵部隊の士気に深刻な打撃を与えつつある。
目に見えぬ場所から狙われていると知って、旺盛な士気を維持できるほどの忠義が傭兵にあるはずもないからだ。
雑兵がいくら倒れたところで、オスマン軍にとっては痛くもかゆくもないということがそれに拍車をかけていた。
ヴァニエールは英仏間で争われたあの戦争こそ戦術の精髄であり、戦の進化した形態であると信じていた。
リッシュモン元帥の統率を目の当たりにしたこともある自分が、オスマンごときに遅れをとるはずなどあるまいと。
しかしここは自分の知るいかなる戦場とも違う。
「ちぃっ、一ヶ月は責任を持つって言っちまったからな…………」
それでも一流の傭兵には一流なりの矜持がある。
不利だからといって絶望する気も自棄になる気もない。
やりとげるべきことはわかっていた。
あとはそれに環境を合わせてやるだけだ。
「ギリシャの火をくれてやれ! 燃え尽きないように回数を分けて、今のうちに兵どもに休息をとらせろ!」
ヴァニエールは戦線を縮小し、兵にローテンションをとらせることでなんとかオスマンに対抗しようとしていた。
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