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第五十一話 ヘレナの戦い3
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「――お主らに問う」
ヘレナは開口一番トゥルゴビシュテの有力者たちに向かって言い放った。
背丈の小さな少女の思いもかけぬ迫力に、いい年齢をしたはずの大人たちが思わずぐっと喉にものが詰まったかのように息を呑んだ。
それほどにヘレナが生まれ持った血とカリスマは大きかった。
「先代大公の治世に戻りたいものはおるか?」
有力者たちはお互いに顔を見合わせた。
答えなどひとつしかないに決まっていた。
ヴラドがワラキアを治める前、ワラキアの経済は外国人によって独占され本来の国民であるルーマニア人たちは困窮に喘いでいた。
「このトゥルゴヴィシュテに住まうもので、先代の治世へ戻ることを願うもの、ただの一人もおりはしませぬ。我らの主君はヴラド殿下以外にはおらぬものと」
現在トゥルゴヴィシテは空前の繁栄を誇っていた。
躍進を続けるワラキアの政治の中心として、トランシルヴァニアとモルダヴィアの中心に位置する経済の扇の要として。
人口はどんどん増加し、サス人による支配から脱したルーマニア人商人たちがようやく自立した商業圏を構成しつつある。
この数年で推し進められた街道の整備によって流通量は増える一方であり、商品価値の高いワラキア商品は多大な利益をトゥルゴヴィシテにもたらしていた。
かつてサス人・マジャル人に虐げられ、同じ国民扱いさせされなかった過去に戻りたいなど誰が考えるだろう。
「よろしい、しかしここに大公殿下の治世を覆そうとする愚か者がいる。お主たちはそれでよいのか? 己が幸せを暴虐な貴族に覆され、それをやむを得ないと肯んじるのか?」
ヘレナが彼らに促している意図は明白だった。
「殿下は私たちにも戦え、と?」
「戦うのが必ずしも騎士である必要があろうか? 人はみな己の大切なもののために戦う権利があるのだ。妾も夫のために戦うぞ? 夫の留守を守るのは妻の役目であるからな。もっともあの男にもういちど逢うまで死ぬ気はさらさらないが!」
たった十二歳の少女が主張する勇敢な宣言と、なんともおおらかな愛の告白に思わず男たちは目を細めて微笑んだ。
ヘレナの言うとおり、愛するもののためには誰であろうと戦うのが人間の人間である矜持であるはずだった。
もとよりこの時代の商人は、現代の商人と違って暴力のなんたるかを身をもって心得ている。
まして愛する者のために戦うことを厭うような男はいなかった。
しかしそんなことよりもヘレナのような可愛い子供の夢を守ってやる事こそ大人の責任というものではないか。
国家元首の妻ではあるが、気高くも幼いヘレナの意気地にうたれてごく自然に男達は決意したのである。
「手前の手代に傭兵あがりのものがおります。すぐに御前に参らせましょう」
「我が商会も力自慢の若者には不自由しておりませぬぞ。なんなりとお申し付けくださいませ」
「女達にも介助と治療にあたらせましょう。こうした人手はいくらあっても困りませんからな」
ザワディロフたち貴族軍が乱入すれば、略奪と暴行が繰り広げられ公都が荒廃するのは火を見るよりも明らかだ。
彼らのような保守的な貴族は、国民を税をしぼりとるための道具程度にしか考えていない。
略奪がいかに経済力を削ぐか、など想像することすらかなわぬだろう。
かつては貴族に抗う術も力もなく、嵐が過ぎるのを待つように身を潜めるしかなかったが……。
「お主たちの協力、頼もしく思うぞ。なに、褒美は期待しておくがよい。我が夫は太っ腹であるゆえな」
晴れがましいヘレナの笑顔を見ると、貴族の力など塵芥にも等しく思えてしまうから不思議だ。
それがなんとも快くてならなかった。
トゥルゴビシュテの建設土木をとりしきるギルドの男が、まるで孫をからかうように大仰に手を広げた。
「おうらやましい。殿下はヴラド殿下によほど惚れこんでいると見えまする」
ほとんど社交辞令に等しい言葉であったが、その一言がヘレナに与えた影響は激甚だった。
「あ、や、ここ、これはだな、妻として当然の役割なのであって……いやいや妾が夫を愛していないわけではないのだが……うにゅ、はは、恥ずかしいことを申すでないわ!」
真っ赤になって照れるヘレナを生温かい目で見つめた男たち、は楽しそうに頷きあった。
大公殿下は幸せものだ。
かくも愛らしく、かくも聡明で、かくも勇気ある妻を得ようとしているのだから。
一方、ザワディロフは不機嫌の極みにいた。
ヴラドという精神的支柱も精強な軍もいないトゥルゴビシュテなど、鎧袖一触に占領できると考えていたのだ。
ところが城門をめぐる攻防は完全にこう着状態に陥っていた。
もともと攻城兵器の持ち合わせのないザワディロフ軍はかろうじて破城槌だけを持ち込んでいたが、破城槌に固執するあまり城壁から弩で狙撃され、いたずらに損害を重ねていたのである。
ようやく遊兵をつくる愚に気づいたころには、既に太陽は西に大きく傾きかけていた。
もっとも夜になれば戦いはこちらのものだ、という余裕があったためそれほど深刻な焦りはない。
闇に隠れてわずかでも兵を城の内部に潜入させできれば、それで勝負は決まりなのだ。
しかしそうしたザワディロフの思惑が、見事にはずされたことに気づくまでそれほど時間はかからなかった。
遠目にはまるで城壁が炎上しているように見えるだろう。
それほど莫大な量の油が燃やされ、夜になってなお、トゥルゴヴィシテはまるで昼のような明るさを保ち続けていた。
商人たちがヘレナに備蓄の油を提供した結果であった。
城壁の見張りにも市民から志願した者たちが、笛と弩を手に巡回して回ってくれている。
鉤縄で城壁をよじ登ろうとした貴族兵士たちは、各所であっさりと発見され矢や油の洗礼を浴びることとなったのだった。
また城門前には廃材が積み上げられ、破城槌で城門が破壊されても容易には侵入できないように様々な工作がなされていた。
ヘレナがヴラドに聞いた野戦築城の知識がそこには如何なく生かされていた。
落とし穴、塹壕、バリケード等。
このとき、まさしくヘレナこそはトゥルゴヴィシュテの主であり、ワラキア大公ヴラド三世の妻であった。
建前が婚約者であろうと、誰もそれを気にすることなど思いもよらない。
ヘレナは名ではなくその行動によって、国母たる地位を市民に認知されたと言っても過言ではないだろう。
ザワディロフの胸中にようやく焦りと後悔、そして本人も意識してはいないが根源から迫りくる破滅への恐怖が生まれようとしていた。
ヘレナは開口一番トゥルゴビシュテの有力者たちに向かって言い放った。
背丈の小さな少女の思いもかけぬ迫力に、いい年齢をしたはずの大人たちが思わずぐっと喉にものが詰まったかのように息を呑んだ。
それほどにヘレナが生まれ持った血とカリスマは大きかった。
「先代大公の治世に戻りたいものはおるか?」
有力者たちはお互いに顔を見合わせた。
答えなどひとつしかないに決まっていた。
ヴラドがワラキアを治める前、ワラキアの経済は外国人によって独占され本来の国民であるルーマニア人たちは困窮に喘いでいた。
「このトゥルゴヴィシュテに住まうもので、先代の治世へ戻ることを願うもの、ただの一人もおりはしませぬ。我らの主君はヴラド殿下以外にはおらぬものと」
現在トゥルゴヴィシテは空前の繁栄を誇っていた。
躍進を続けるワラキアの政治の中心として、トランシルヴァニアとモルダヴィアの中心に位置する経済の扇の要として。
人口はどんどん増加し、サス人による支配から脱したルーマニア人商人たちがようやく自立した商業圏を構成しつつある。
この数年で推し進められた街道の整備によって流通量は増える一方であり、商品価値の高いワラキア商品は多大な利益をトゥルゴヴィシテにもたらしていた。
かつてサス人・マジャル人に虐げられ、同じ国民扱いさせされなかった過去に戻りたいなど誰が考えるだろう。
「よろしい、しかしここに大公殿下の治世を覆そうとする愚か者がいる。お主たちはそれでよいのか? 己が幸せを暴虐な貴族に覆され、それをやむを得ないと肯んじるのか?」
ヘレナが彼らに促している意図は明白だった。
「殿下は私たちにも戦え、と?」
「戦うのが必ずしも騎士である必要があろうか? 人はみな己の大切なもののために戦う権利があるのだ。妾も夫のために戦うぞ? 夫の留守を守るのは妻の役目であるからな。もっともあの男にもういちど逢うまで死ぬ気はさらさらないが!」
たった十二歳の少女が主張する勇敢な宣言と、なんともおおらかな愛の告白に思わず男たちは目を細めて微笑んだ。
ヘレナの言うとおり、愛するもののためには誰であろうと戦うのが人間の人間である矜持であるはずだった。
もとよりこの時代の商人は、現代の商人と違って暴力のなんたるかを身をもって心得ている。
まして愛する者のために戦うことを厭うような男はいなかった。
しかしそんなことよりもヘレナのような可愛い子供の夢を守ってやる事こそ大人の責任というものではないか。
国家元首の妻ではあるが、気高くも幼いヘレナの意気地にうたれてごく自然に男達は決意したのである。
「手前の手代に傭兵あがりのものがおります。すぐに御前に参らせましょう」
「我が商会も力自慢の若者には不自由しておりませぬぞ。なんなりとお申し付けくださいませ」
「女達にも介助と治療にあたらせましょう。こうした人手はいくらあっても困りませんからな」
ザワディロフたち貴族軍が乱入すれば、略奪と暴行が繰り広げられ公都が荒廃するのは火を見るよりも明らかだ。
彼らのような保守的な貴族は、国民を税をしぼりとるための道具程度にしか考えていない。
略奪がいかに経済力を削ぐか、など想像することすらかなわぬだろう。
かつては貴族に抗う術も力もなく、嵐が過ぎるのを待つように身を潜めるしかなかったが……。
「お主たちの協力、頼もしく思うぞ。なに、褒美は期待しておくがよい。我が夫は太っ腹であるゆえな」
晴れがましいヘレナの笑顔を見ると、貴族の力など塵芥にも等しく思えてしまうから不思議だ。
それがなんとも快くてならなかった。
トゥルゴビシュテの建設土木をとりしきるギルドの男が、まるで孫をからかうように大仰に手を広げた。
「おうらやましい。殿下はヴラド殿下によほど惚れこんでいると見えまする」
ほとんど社交辞令に等しい言葉であったが、その一言がヘレナに与えた影響は激甚だった。
「あ、や、ここ、これはだな、妻として当然の役割なのであって……いやいや妾が夫を愛していないわけではないのだが……うにゅ、はは、恥ずかしいことを申すでないわ!」
真っ赤になって照れるヘレナを生温かい目で見つめた男たち、は楽しそうに頷きあった。
大公殿下は幸せものだ。
かくも愛らしく、かくも聡明で、かくも勇気ある妻を得ようとしているのだから。
一方、ザワディロフは不機嫌の極みにいた。
ヴラドという精神的支柱も精強な軍もいないトゥルゴビシュテなど、鎧袖一触に占領できると考えていたのだ。
ところが城門をめぐる攻防は完全にこう着状態に陥っていた。
もともと攻城兵器の持ち合わせのないザワディロフ軍はかろうじて破城槌だけを持ち込んでいたが、破城槌に固執するあまり城壁から弩で狙撃され、いたずらに損害を重ねていたのである。
ようやく遊兵をつくる愚に気づいたころには、既に太陽は西に大きく傾きかけていた。
もっとも夜になれば戦いはこちらのものだ、という余裕があったためそれほど深刻な焦りはない。
闇に隠れてわずかでも兵を城の内部に潜入させできれば、それで勝負は決まりなのだ。
しかしそうしたザワディロフの思惑が、見事にはずされたことに気づくまでそれほど時間はかからなかった。
遠目にはまるで城壁が炎上しているように見えるだろう。
それほど莫大な量の油が燃やされ、夜になってなお、トゥルゴヴィシテはまるで昼のような明るさを保ち続けていた。
商人たちがヘレナに備蓄の油を提供した結果であった。
城壁の見張りにも市民から志願した者たちが、笛と弩を手に巡回して回ってくれている。
鉤縄で城壁をよじ登ろうとした貴族兵士たちは、各所であっさりと発見され矢や油の洗礼を浴びることとなったのだった。
また城門前には廃材が積み上げられ、破城槌で城門が破壊されても容易には侵入できないように様々な工作がなされていた。
ヘレナがヴラドに聞いた野戦築城の知識がそこには如何なく生かされていた。
落とし穴、塹壕、バリケード等。
このとき、まさしくヘレナこそはトゥルゴヴィシュテの主であり、ワラキア大公ヴラド三世の妻であった。
建前が婚約者であろうと、誰もそれを気にすることなど思いもよらない。
ヘレナは名ではなくその行動によって、国母たる地位を市民に認知されたと言っても過言ではないだろう。
ザワディロフの胸中にようやく焦りと後悔、そして本人も意識してはいないが根源から迫りくる破滅への恐怖が生まれようとしていた。
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