38 / 111
第三十八話 両雄の邂逅
しおりを挟む
街の中心に設けられた教会の聖堂で、先に到着したヤーノシュはヴラドを待ち受けていた。
父であるヴラド2世とは因縁浅からぬ仲だが、これまでヤーノシュ自身はヴラドと直接会う機会はなかった。
「来たか」
ガシャガシャという武装した騎士の鎧の立てる音とかすかな馬のいななきが、ヴラドの到着を告げた。
はたして2度までもこの自分に煮え湯をのませ、串刺し公と恐れられる若者はいかな男であることか。
鈍い木枠の軋む音とともに扉が開かれる。
そこに傲然とたたずむ長身の少年を一目見た瞬間にヤーノシュは理解した。
――――――この男と決して並び立つことはできないことを。
おそらくヤーノシュの自分と同じことを考えているだろう、と俺は確信していた。
この男と手を取り並び立つことはできない。
互いの相手の息の根を止めた方が新たな世界の地平を切り開くのだ。
小柄だが戦に鍛え上げられたヤーノシュの丸太のように太い身体は今にも斬りかからんばかりの威に満ち溢れている。
今ここで確実に俺の息の根を止められると判断すれば躊躇なくこの男は俺を殺すだろう。
ゲクランとその精鋭を同行させておいて大正解だった。
「あまり父上には似ておらぬな、ワラキア公」
「長くオスマンにて人質として生活しておりましたゆえ、無調法はお詫び申し上げる」
ちょうど父と息子ほどに年の離れた二人であるが、二人は互いを好敵手として認めあっていたと言っていい。
かたやハンガリー王国の実質的君主であり、史実においてもペストで早逝しなければ神聖ローマ帝国皇帝の座すら狙えた英雄。
かたやオスマンの人質から徒手空拳の身でワラキア公国を統一し、圧倒的な戦力差を覆しトランシルヴァニア公国をも征服した男。
いずれも必ずや歴史にその名を残す男たちだった。
「息子たちは息災にしておるか?」
「つつがなくシギショアラにてご静養中です。ラースロー殿はいささか気が塞いでおるご様子ですが」
「あれは少し根がまじめすぎるものでな。くれぐれも大事のないようお願いする」
「最善を尽くします」
立会の枢機卿は、二人がいたって友好的であることに心から安堵していた。
この和平にあってはローマカトリックと正教会の双方から大司教が派遣されており、両者が決裂するようなことがあれば両教会の面子は丸つぶれになりかねなかったからである。
「それではワラキア公国はトランシルヴァニアを領有するということでよろしいか?」
「異議なし」
「引き換えにハンガリー王国はワラキア領であったファガラシュとアルマシュに公都であるシギショアラを領有することでよろしいか?」
「異議なし」
「なおこの和平以後、ワラキア公は北部ハンガリーとの接触を禁ずるものとする。よろしいか?」
「異議なし」
「では父と子と聖霊の御名において、両国の和平をここに承認するものとする。アーメン」
和平の条件についてはすでに最初から打ち合わせが済んでいる。
それをわざわざこうしてハンガリーにまで足を運んだのは儀式上の礼でもあるが、何よりヤーノシュという男をこの目で見ておきたかったからだ。
史実においてヴラドの父、ヴラド2世を暗殺したのは直接にしろ間接にしろほぼ間違いなくヤーノシュの意向が働いているはずであった。
にもかかわらずモルダヴィアを追われたヴラドが亡命先に選んだのは、ヤーノシュの治めるハンガリー王国であった。
そこでヴラドは後の正義王マーチャーシュとともに、ヤーノシュの英才教育を受けたとされる。
軍事指揮官として傑出した才能を発揮したヴラドではあるが、その基礎はヤーノシュの薫陶によって磨かれたものであったのである。
ヴラドの師として恥じぬだけのカリスマと力量が間違いなくヤーノシュにはあった。
だからこそヤーノシュはヴラドと戦わずにはおれぬ。
その確信を持てただけでも俺にとっては十分すぎるほどの収穫だった。
「ワラキア公」
「何かな?」
「先の戦いでフスの戦いを真似たのは公の発案によるものか?」
正確には俺が採用したのはフスの連結車両による簡易野戦陣地の作成だけではないのだが、ヤーノシュにとって印象的だったのは、やはり長年の敵であるヤン・イスクラの戦術だったらしい。
「……当方には経験のある有能な傭兵が少なくないもので」
実際のところワラキア公国軍の主力は、まだまだゲクラン率いる傭兵出身者たちである。
ようやく正規軍としての新兵も育ってきているが質的主力は傭兵出身者であることに変わりはない。
「謙遜せずともよい。傭兵の言葉を容れるのも君主の度量というものだ。だが、これだけは言っておく」
黒目の大きなヤーノシュの瞳が鷹のような獰猛な視線を向けた。
俺に向かって宣告するというよりは、まるで自分自身に誓いを立てているように俺は感じた。
「いつまでもあのような異端の戦いが通用すると思うな。所詮万能の戦い方などありはしない。しかし―――王道は存在する。それはあのような根なし草の悪魔の能くするところではないのだ」
守勢においてフス派の連結車両は無類の力を発揮するが、それはあくまで形勢が悪ければ逃げることを前提にしている。
火力戦に徹することで局所的な優位を確立するこの戦術は、その一方で攻城戦や敵の野戦軍を打ち破るための攻勢には向いていない。
だからこそ不敗を誇りながらフス派
ヤーノシュはそのことを指摘しているのである。
「――――ご忠言ありがたく」
「再び相まみえる日を楽しみにしておるぞ」
戦場で、とはヤーノシュは言わない。
しかし再び会うのが戦場以外にはありえないことを、誰でもなく俺自身が承知していた。
「とんでもない男を敵に回しているな、我が夫は」
ローマの中立を保障する意味でも迂闊に姿を現さないほうがよい、と言われて隙間からヴラドとヤーノシュのやり取りを覗いていたヘレナは、考えていた以上のヤーノシュの巨大さに呆れたように呟いた。
衰えたローマの国力では間違っても敵に回したくない男だ。
ヴラドという存在がなければ、代わってローマの命運を託したくなるほどの英傑である。
「だがあの男は勘違いしておる。フス派? 我が夫がそんなちっぽけな路傍の石のおかげで勝利を拾ったとでも思っているのか? ――――甘いな、我が夫を嘗めてもらっては困る」
ヤーノシュよりもヴラドの器は遥かに大きい、とヘレナは確信しているが、心のどこかでいささかの贔屓目があることにヘレナは気づかずにいた。
父であるヴラド2世とは因縁浅からぬ仲だが、これまでヤーノシュ自身はヴラドと直接会う機会はなかった。
「来たか」
ガシャガシャという武装した騎士の鎧の立てる音とかすかな馬のいななきが、ヴラドの到着を告げた。
はたして2度までもこの自分に煮え湯をのませ、串刺し公と恐れられる若者はいかな男であることか。
鈍い木枠の軋む音とともに扉が開かれる。
そこに傲然とたたずむ長身の少年を一目見た瞬間にヤーノシュは理解した。
――――――この男と決して並び立つことはできないことを。
おそらくヤーノシュの自分と同じことを考えているだろう、と俺は確信していた。
この男と手を取り並び立つことはできない。
互いの相手の息の根を止めた方が新たな世界の地平を切り開くのだ。
小柄だが戦に鍛え上げられたヤーノシュの丸太のように太い身体は今にも斬りかからんばかりの威に満ち溢れている。
今ここで確実に俺の息の根を止められると判断すれば躊躇なくこの男は俺を殺すだろう。
ゲクランとその精鋭を同行させておいて大正解だった。
「あまり父上には似ておらぬな、ワラキア公」
「長くオスマンにて人質として生活しておりましたゆえ、無調法はお詫び申し上げる」
ちょうど父と息子ほどに年の離れた二人であるが、二人は互いを好敵手として認めあっていたと言っていい。
かたやハンガリー王国の実質的君主であり、史実においてもペストで早逝しなければ神聖ローマ帝国皇帝の座すら狙えた英雄。
かたやオスマンの人質から徒手空拳の身でワラキア公国を統一し、圧倒的な戦力差を覆しトランシルヴァニア公国をも征服した男。
いずれも必ずや歴史にその名を残す男たちだった。
「息子たちは息災にしておるか?」
「つつがなくシギショアラにてご静養中です。ラースロー殿はいささか気が塞いでおるご様子ですが」
「あれは少し根がまじめすぎるものでな。くれぐれも大事のないようお願いする」
「最善を尽くします」
立会の枢機卿は、二人がいたって友好的であることに心から安堵していた。
この和平にあってはローマカトリックと正教会の双方から大司教が派遣されており、両者が決裂するようなことがあれば両教会の面子は丸つぶれになりかねなかったからである。
「それではワラキア公国はトランシルヴァニアを領有するということでよろしいか?」
「異議なし」
「引き換えにハンガリー王国はワラキア領であったファガラシュとアルマシュに公都であるシギショアラを領有することでよろしいか?」
「異議なし」
「なおこの和平以後、ワラキア公は北部ハンガリーとの接触を禁ずるものとする。よろしいか?」
「異議なし」
「では父と子と聖霊の御名において、両国の和平をここに承認するものとする。アーメン」
和平の条件についてはすでに最初から打ち合わせが済んでいる。
それをわざわざこうしてハンガリーにまで足を運んだのは儀式上の礼でもあるが、何よりヤーノシュという男をこの目で見ておきたかったからだ。
史実においてヴラドの父、ヴラド2世を暗殺したのは直接にしろ間接にしろほぼ間違いなくヤーノシュの意向が働いているはずであった。
にもかかわらずモルダヴィアを追われたヴラドが亡命先に選んだのは、ヤーノシュの治めるハンガリー王国であった。
そこでヴラドは後の正義王マーチャーシュとともに、ヤーノシュの英才教育を受けたとされる。
軍事指揮官として傑出した才能を発揮したヴラドではあるが、その基礎はヤーノシュの薫陶によって磨かれたものであったのである。
ヴラドの師として恥じぬだけのカリスマと力量が間違いなくヤーノシュにはあった。
だからこそヤーノシュはヴラドと戦わずにはおれぬ。
その確信を持てただけでも俺にとっては十分すぎるほどの収穫だった。
「ワラキア公」
「何かな?」
「先の戦いでフスの戦いを真似たのは公の発案によるものか?」
正確には俺が採用したのはフスの連結車両による簡易野戦陣地の作成だけではないのだが、ヤーノシュにとって印象的だったのは、やはり長年の敵であるヤン・イスクラの戦術だったらしい。
「……当方には経験のある有能な傭兵が少なくないもので」
実際のところワラキア公国軍の主力は、まだまだゲクラン率いる傭兵出身者たちである。
ようやく正規軍としての新兵も育ってきているが質的主力は傭兵出身者であることに変わりはない。
「謙遜せずともよい。傭兵の言葉を容れるのも君主の度量というものだ。だが、これだけは言っておく」
黒目の大きなヤーノシュの瞳が鷹のような獰猛な視線を向けた。
俺に向かって宣告するというよりは、まるで自分自身に誓いを立てているように俺は感じた。
「いつまでもあのような異端の戦いが通用すると思うな。所詮万能の戦い方などありはしない。しかし―――王道は存在する。それはあのような根なし草の悪魔の能くするところではないのだ」
守勢においてフス派の連結車両は無類の力を発揮するが、それはあくまで形勢が悪ければ逃げることを前提にしている。
火力戦に徹することで局所的な優位を確立するこの戦術は、その一方で攻城戦や敵の野戦軍を打ち破るための攻勢には向いていない。
だからこそ不敗を誇りながらフス派
ヤーノシュはそのことを指摘しているのである。
「――――ご忠言ありがたく」
「再び相まみえる日を楽しみにしておるぞ」
戦場で、とはヤーノシュは言わない。
しかし再び会うのが戦場以外にはありえないことを、誰でもなく俺自身が承知していた。
「とんでもない男を敵に回しているな、我が夫は」
ローマの中立を保障する意味でも迂闊に姿を現さないほうがよい、と言われて隙間からヴラドとヤーノシュのやり取りを覗いていたヘレナは、考えていた以上のヤーノシュの巨大さに呆れたように呟いた。
衰えたローマの国力では間違っても敵に回したくない男だ。
ヴラドという存在がなければ、代わってローマの命運を託したくなるほどの英傑である。
「だがあの男は勘違いしておる。フス派? 我が夫がそんなちっぽけな路傍の石のおかげで勝利を拾ったとでも思っているのか? ――――甘いな、我が夫を嘗めてもらっては困る」
ヤーノシュよりもヴラドの器は遥かに大きい、とヘレナは確信しているが、心のどこかでいささかの贔屓目があることにヘレナは気づかずにいた。
0
お気に入りに追加
128
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる