35 / 111
第三十五話 勘違いで涙目
しおりを挟む「………それで我が国の力が借りたいと」
海の男らしい潮焼けした赤ら顔の男はいかにも難色そうな風を装っているが答えは最初から決まっているようなものだった。
男はワラキアとの間に何としてもパイプを作らなければならなかったが、ワラキアは何も男との交渉を優先しなければならない理由はない。
今やワラキアとの販路を切望している国は、よりどりみどりといった様相を呈しているのだ。
「この話にはフィレンツェも興味を示しておったのですが、私は海軍力における貴国の実績を評価させていただいたのですよ」
おそらくはヴェネツィアにこれ以上借りをつくりたくないこちらの足元を見ようと思ったのだろうが………残念だったな。需要と供給のバランスが崩れてしまえば世の中こんなものだ。
「…………そこまで我々を買っていただいておるのなら否やはありませんな」
男の名をアントニオ・ゼルガベリという………黒海の覇者ジェノバ共和国の要人のひとりだった。
当初ワラキア貿易はヴェネツィアのモチェニーゴ家が独占していたが、需要の高まりにつれて様々な商人が先を争って取引を申し込んできていた。
それでも取引の中心は依然としてヴェネツィア商人であり、各国の商人はなんとかワラキア貿易に割り込もうと必死の営業活動を展開しているところだったのである。
そんななかでも、とりわけ必死であったのがジェノバ共和国であった。
ヴェネツィア共和国のライバルにして黒海の制海権を支配する彼らにとって、黒海沿岸の港でヴェネツィアが巨富を貪るなど、縄張り荒らし以外の何物でもなかったからである。
それだけではない。ジェノバという海洋国家にとっ決して無視しえない情報が彼らを畏怖させている。
すなわち、ヴェネツィアに供給された羅針盤と望遠鏡の存在である。
ヴェネツィアの厳重な秘匿行動によっていまだ詳細はしれていないが、わずかに漏れる情報の概要だけでも、それが船乗りにとってどれだけ貴重なものか彼らは身を以って知っていた。
ジェノバ共和国にとってワラキアとの関係改善は国策ですらあったのである。
「お互いによい取引が出来て幸いです」
ジェノバ共和国はコンスタンティノポリスに影響力が強いうえ、立地的にトレビゾント王国やキプチャクカン国へのパイプが強力だ。
ワラキアの安全保障上のパートナーとして不足はない。
今回俺がジェノバに要請したのは新設する海軍の教導である。
海軍は陸軍以上に養成に時間がかかるものであり、航海技術や建造技術はとても一朝一夕で身につけられるようなものではない。
後年オスマンとの海戦で大量の熟練海兵を失ったヴェネツィアが、急速に国力を減じたことでもそれは明らかだろう。
ゼロから海軍を築き上げることは俺にもできない。
歴史と経験のある海軍の指導が、ワラキアのひよっこには絶対に必要なのだった。
スイスと並んで精強を謳われるジェノバ傭兵の相場は非常に高価だが、キリアをモルダヴィアから租借できる見込みがたった以上その代金には不足はない。
そしてこれまで内陸に偏っていた加工産業を海産物にも広げるのだ。
とりあえずは鰯のオイルサーディンや鯨肉の瓶詰めあたりか。加熱殺菌は今のところワラキアだけの秘匿技術だから類似品が出回る心配は少ない。
「――――そういえば今日あたりローマ帝国の使者がお着きになるのではありませんかな?」
思いだしたように問いかけられて俺は頷いた。
コンスタンティノポリスにも商売の拠点を置いているだけに、アントニオの情報は正確であった。
「おそらく夕刻前には参りましょう。よければアントニオ殿もご一緒されてはいかがか?」
「おおっ! かかる場に臨席を賜るとは恐悦至極。こちらこそぜひともお願いしたい」
このときアントニオの大仰な喜びように不審を感じてしかるべきだった。
俺が彼の喜んだ理由を知るのは、イワンを乗せた船が到着する夕暮れ時になるのである。
だがこのときはまだ、俺の人生を変える運命の変転など気づきもせぬままに、俺はローマとワラキアの外交戦略について思いをめぐらしていたのだった。
「おおっ! あれか? あの御仁がヴラド公なのか?」
「落ち着いてください、姫。その長い筒を見ていない人間にはわかりかねます」
イワンから借り受けた望遠鏡を片手に、港で待つヴラドとモルダヴィアの重鎮をのぞき見ながらヘレナはご満悦であった。
侍女のサレスはヘレナが身を乗り出しすぎて、いつ舷側から落ちるかと気が気ではないのだが、そんな心配をよそにヘレナはついに出会うことができた運命の王子を前に高鳴る鼓動を抑えることができずにいた。
「うむ、意志の強そうな目をしておる。だが卑しくもなく気品があって優しそうじゃ。うむ、やはりあの男こそヴラド公に違いない!」
「わかりましたからいい加減マストから降りてください!」
あろうことかヘレナは、メインマストにある展望台に登って望遠鏡を眺めていた。
この様子を目の当たりにしていたイワンは暗澹たる思いとともに、主君の未来に幸有らんことを祈らずにはいられなかった。
(―――――殿下、こんなことになったのは私のせいじゃありませんからね?)
いや、ただの現実逃避であったかもしれない。
鮮やかな操船で、船はモルダヴィアのキリア港へと滑りこんだ。
イワンとともに、おそらくはローマ帝国の使者であろう身なりの整った男が下船を始める。
これを出迎えようとした俺は、一緒に下船しようとしているメンバーのなかに美しい少女が1人混じっているのに気づいた。
少女というよりいまだ幼女と言うべき姿だが、背中まで伸びた豪奢な金髪とマリンブルーの宝石のような瞳が彼女の育ちのよさをあらわしているようだった。
現代のような航海の安全が保障されていない時代、にこんな小さな娘を乗り込ませるとは、まったく親がいたら一言苦言を呈したいものだ。
そんなことを考えているうちに、ローマの使者らしい男をとことこと追い越してきた少女は他の人間には目もくれず俺のもとへと一目散に駆け寄ってきた。
「相まみえるのを一日千秋の思いで待っていたぞ、わが夫(つま)!」
はて、なにをほざきやがるのでしょうか? この幼女。
「君みたいな小さな娘がそんなことを軽々しく言ってはいけない。親御さんはどこにいるのかな?まったく、こんな小さい娘を放っておくなんて非常識な親だ」
もしかすると親に政略結婚の話でも吹き込まれているのかもしれない。
実のところ俺になんとか娘を押し付けよう、とする連中がいることに気づいていないわけではなかった。
そうだとするならば、こんな幼女を差し出してくるのは無礼極まりないことではあるまいか。
そんなことを考えていると、イワンが顔面を蒼白にして必死に謝るようなゼスチャーを繰り返している。
もともと酔狂な男だったがしばらく会わないうちに芸風が変わったか?
「おいイワン、さっきから何をして――――」
「むむっ! 失礼な、妾は子どもではないぞ!」
無表情だが十分以上に美しい侍女が冷静に幼女の言葉に突っ込む。
「いえ、姫は紛うことなき子供ですが」
「サレスは黙っておれ!」
可愛らしいお人形のような顔をして子供でないと言われても説得力がない。
その微笑ましい光景に我知らず笑顔でいられたのも、ローマの使者らしき男が口を開くまでだった。
「お初に御意を得ます、ワラキア公。私はローマ皇帝より使者の任を賜りましたハリス・ノタラスと申す者」
「ほう……それでは貴公は宰相殿の……」
「はい、甥にあたります。そしてこちらにおわします御方は……」
そのとき、ハリスの顔が実に気の毒そうに歪むのに気づいたときには遅かった。
ほとんど無意識のうちに俺の手は幼女の頭に置かれ、その絹のような手触りの小さな頭を撫でまわしていた。
「――――ローマ帝国王女、ヘレナ・パレオロゴス殿下でございます」
「……なんですと?」
海の男らしい潮焼けした赤ら顔の男はいかにも難色そうな風を装っているが答えは最初から決まっているようなものだった。
男はワラキアとの間に何としてもパイプを作らなければならなかったが、ワラキアは何も男との交渉を優先しなければならない理由はない。
今やワラキアとの販路を切望している国は、よりどりみどりといった様相を呈しているのだ。
「この話にはフィレンツェも興味を示しておったのですが、私は海軍力における貴国の実績を評価させていただいたのですよ」
おそらくはヴェネツィアにこれ以上借りをつくりたくないこちらの足元を見ようと思ったのだろうが………残念だったな。需要と供給のバランスが崩れてしまえば世の中こんなものだ。
「…………そこまで我々を買っていただいておるのなら否やはありませんな」
男の名をアントニオ・ゼルガベリという………黒海の覇者ジェノバ共和国の要人のひとりだった。
当初ワラキア貿易はヴェネツィアのモチェニーゴ家が独占していたが、需要の高まりにつれて様々な商人が先を争って取引を申し込んできていた。
それでも取引の中心は依然としてヴェネツィア商人であり、各国の商人はなんとかワラキア貿易に割り込もうと必死の営業活動を展開しているところだったのである。
そんななかでも、とりわけ必死であったのがジェノバ共和国であった。
ヴェネツィア共和国のライバルにして黒海の制海権を支配する彼らにとって、黒海沿岸の港でヴェネツィアが巨富を貪るなど、縄張り荒らし以外の何物でもなかったからである。
それだけではない。ジェノバという海洋国家にとっ決して無視しえない情報が彼らを畏怖させている。
すなわち、ヴェネツィアに供給された羅針盤と望遠鏡の存在である。
ヴェネツィアの厳重な秘匿行動によっていまだ詳細はしれていないが、わずかに漏れる情報の概要だけでも、それが船乗りにとってどれだけ貴重なものか彼らは身を以って知っていた。
ジェノバ共和国にとってワラキアとの関係改善は国策ですらあったのである。
「お互いによい取引が出来て幸いです」
ジェノバ共和国はコンスタンティノポリスに影響力が強いうえ、立地的にトレビゾント王国やキプチャクカン国へのパイプが強力だ。
ワラキアの安全保障上のパートナーとして不足はない。
今回俺がジェノバに要請したのは新設する海軍の教導である。
海軍は陸軍以上に養成に時間がかかるものであり、航海技術や建造技術はとても一朝一夕で身につけられるようなものではない。
後年オスマンとの海戦で大量の熟練海兵を失ったヴェネツィアが、急速に国力を減じたことでもそれは明らかだろう。
ゼロから海軍を築き上げることは俺にもできない。
歴史と経験のある海軍の指導が、ワラキアのひよっこには絶対に必要なのだった。
スイスと並んで精強を謳われるジェノバ傭兵の相場は非常に高価だが、キリアをモルダヴィアから租借できる見込みがたった以上その代金には不足はない。
そしてこれまで内陸に偏っていた加工産業を海産物にも広げるのだ。
とりあえずは鰯のオイルサーディンや鯨肉の瓶詰めあたりか。加熱殺菌は今のところワラキアだけの秘匿技術だから類似品が出回る心配は少ない。
「――――そういえば今日あたりローマ帝国の使者がお着きになるのではありませんかな?」
思いだしたように問いかけられて俺は頷いた。
コンスタンティノポリスにも商売の拠点を置いているだけに、アントニオの情報は正確であった。
「おそらく夕刻前には参りましょう。よければアントニオ殿もご一緒されてはいかがか?」
「おおっ! かかる場に臨席を賜るとは恐悦至極。こちらこそぜひともお願いしたい」
このときアントニオの大仰な喜びように不審を感じてしかるべきだった。
俺が彼の喜んだ理由を知るのは、イワンを乗せた船が到着する夕暮れ時になるのである。
だがこのときはまだ、俺の人生を変える運命の変転など気づきもせぬままに、俺はローマとワラキアの外交戦略について思いをめぐらしていたのだった。
「おおっ! あれか? あの御仁がヴラド公なのか?」
「落ち着いてください、姫。その長い筒を見ていない人間にはわかりかねます」
イワンから借り受けた望遠鏡を片手に、港で待つヴラドとモルダヴィアの重鎮をのぞき見ながらヘレナはご満悦であった。
侍女のサレスはヘレナが身を乗り出しすぎて、いつ舷側から落ちるかと気が気ではないのだが、そんな心配をよそにヘレナはついに出会うことができた運命の王子を前に高鳴る鼓動を抑えることができずにいた。
「うむ、意志の強そうな目をしておる。だが卑しくもなく気品があって優しそうじゃ。うむ、やはりあの男こそヴラド公に違いない!」
「わかりましたからいい加減マストから降りてください!」
あろうことかヘレナは、メインマストにある展望台に登って望遠鏡を眺めていた。
この様子を目の当たりにしていたイワンは暗澹たる思いとともに、主君の未来に幸有らんことを祈らずにはいられなかった。
(―――――殿下、こんなことになったのは私のせいじゃありませんからね?)
いや、ただの現実逃避であったかもしれない。
鮮やかな操船で、船はモルダヴィアのキリア港へと滑りこんだ。
イワンとともに、おそらくはローマ帝国の使者であろう身なりの整った男が下船を始める。
これを出迎えようとした俺は、一緒に下船しようとしているメンバーのなかに美しい少女が1人混じっているのに気づいた。
少女というよりいまだ幼女と言うべき姿だが、背中まで伸びた豪奢な金髪とマリンブルーの宝石のような瞳が彼女の育ちのよさをあらわしているようだった。
現代のような航海の安全が保障されていない時代、にこんな小さな娘を乗り込ませるとは、まったく親がいたら一言苦言を呈したいものだ。
そんなことを考えているうちに、ローマの使者らしい男をとことこと追い越してきた少女は他の人間には目もくれず俺のもとへと一目散に駆け寄ってきた。
「相まみえるのを一日千秋の思いで待っていたぞ、わが夫(つま)!」
はて、なにをほざきやがるのでしょうか? この幼女。
「君みたいな小さな娘がそんなことを軽々しく言ってはいけない。親御さんはどこにいるのかな?まったく、こんな小さい娘を放っておくなんて非常識な親だ」
もしかすると親に政略結婚の話でも吹き込まれているのかもしれない。
実のところ俺になんとか娘を押し付けよう、とする連中がいることに気づいていないわけではなかった。
そうだとするならば、こんな幼女を差し出してくるのは無礼極まりないことではあるまいか。
そんなことを考えていると、イワンが顔面を蒼白にして必死に謝るようなゼスチャーを繰り返している。
もともと酔狂な男だったがしばらく会わないうちに芸風が変わったか?
「おいイワン、さっきから何をして――――」
「むむっ! 失礼な、妾は子どもではないぞ!」
無表情だが十分以上に美しい侍女が冷静に幼女の言葉に突っ込む。
「いえ、姫は紛うことなき子供ですが」
「サレスは黙っておれ!」
可愛らしいお人形のような顔をして子供でないと言われても説得力がない。
その微笑ましい光景に我知らず笑顔でいられたのも、ローマの使者らしき男が口を開くまでだった。
「お初に御意を得ます、ワラキア公。私はローマ皇帝より使者の任を賜りましたハリス・ノタラスと申す者」
「ほう……それでは貴公は宰相殿の……」
「はい、甥にあたります。そしてこちらにおわします御方は……」
そのとき、ハリスの顔が実に気の毒そうに歪むのに気づいたときには遅かった。
ほとんど無意識のうちに俺の手は幼女の頭に置かれ、その絹のような手触りの小さな頭を撫でまわしていた。
「――――ローマ帝国王女、ヘレナ・パレオロゴス殿下でございます」
「……なんですと?」
0
お気に入りに追加
128
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる