彼の名はドラキュラ~ルーマニア戦記~ ヴラド・ツェペシュに転生したら詰んでます

高見 梁川

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第十六話 チェックメイト

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「こ、この羅針盤は……………」
 商人であり、船乗りでもあるジョバンニには、そのものの価値が十分すぎるほどにわかっていた。
 これは世界を動かしかねないほどの発明なのである。
 しかも技術的には、すぐにも量産できるほどに簡易なものであるというところが素晴らしい。
 現在ヴェネツィアも諸外国も水を張った容器に方位磁石を浮かべる形の羅針盤を使用しているが、この羅針盤は荒天下で水が荒れると役に立たなくたるという欠点があった。
 羅針盤を揺らさないために静粛に船を操るのが一人前の船乗りの条件であったと言っても過言ではない。
 ところがこの羅針盤ときたらどうだ?
 左右から宙吊りにすることによって常に水平を保つことを可能にしている。
 思いついてしまえば簡単な幸三である。どうして今までこの発想ができなかったのか!
 昨日までの自分を殴りつけたい衝動にジョバンニはかられた。
「お気に召したようですね」
「それどころではありません、これは――――新たな世界の扉を開くものです。我がヴェネツィアはこの贈り物によって百年の栄光をつかむでしょう」

 すでにポルトガルのエンリケ航海王子によるアフリカ進出によって大航海時代の幕はあげられているが、それでも航海技術は従来の近海航法から離れることはなかった。
 何の目印もない海のうえで必要以上に陸地から離れることに船乗りたちが並々ならぬ抵抗をしめしていたからである。
 考えても見て欲しい。
 荒天になれば水面に浮いた旧来の羅針盤は何の役にも立たなくなり、当然天候が悪化しているのだから星で方向を探ることもできない。
 そんな状況で数日も漂流したら、いったいどれほど沖に流され、戻るのにどれほどの苦労と幸運を必要とすることか。
 全く方角もわからない暗闇の海上に閉じ込められて、日毎に少なくなっていく食料と飲料水の重圧に耐えて航海するというのは、当時の船乗りに要求できるレベルを明らかに超えていた。
 しかしこの羅針盤があれば劇的に環境は変わる。
 少なくとも大西洋の横断に挑戦しようとする命知らずが、これから幾人も出てくることは確実だった。
 もちろん犠牲者が出るのは避けられないだろうが、それでもいつか誰かが新たな航路と市場の開拓に成功するだろう。
――――――だがその誰かとは、誓ってヴェネツィアでなくてはならない。
 ヴェネツィアの将来を担う人間として十人委員会という重責にあるジョバンニは、ヴェネツィアの弱点を熟知している。
 エンリケ王子がアフリカ大陸を南下し、後年バルトロメウ・ディアスが喜望峰を発見する原動力となったのは、もっとも貴重な商品となりうる香辛料がオスマンをはじめとするイスラム国家を通じてしか手に入れることができなかったためだ。
 異教徒であるイスラム教国家に大金を支払って香辛料を輸入しなければならないのは金の浪費であり、屈辱であると考えるものは多かったのである。
 香辛料の主な輸出元はインドと中国であり、ならばインドへイスラム圏を通らずに直通の航路を開拓しようというのが大航海時代が成立したもっとも強い動機であった。
 世界に冠たる海軍力と資金力を持つといえども、その実態はイタリア半島のごく一部を支配する都市国家にすぎないヴェネツィアとしては、海外貿易の主軸が地中海から離れ、将来イングランドやポルトガルが大西洋貿易を独占するのを阻止しなくてはならなかった。
 少なくとも最低限、大西洋からの新貿易航路が開発されるならばその主導権をヴェネツィアが握らなくては、やがてヴェネツィアをはじめとするイタリアの都市国家が衰弱死を免れないのは明らかであった。
 来るべき新時代に対する漠然とした怖れが、今逆に最大の好機としてジョバンニの眼前に提示されていたのである。
 ジョバンニは今こそ自分が、歴史に名を残す瞬間に立ち会っていることを自覚した。
「今日は何度驚いたかわかりませんがこれはとびきりです。果たして船乗りでない殿下にこの驚きと喜びがわかるかどうか………」
 実感としてはともかく想像ならできる。
 なにせ人類の三大発明のひとつに数えられるものだからな。
「ジョバンニ殿にそこまでお喜びいただけたのなら光栄だ。だがしばらくの間は信頼のおける仲間以外には伏せておいていただきたい」
「我がモチェニーゴ家の名誉に誓って」
 羅針盤は砂糖やザワークラウトと違って完全な戦略商品である。
 敵対国やジェノバのような商売仇に知られては、逆にこちらが遅れをとらないとも限らない。
 それは同時にワラキアとヴェネツィアの両国が戦略的パートナーとして協力しあうことを意味していた。
 ジョバンニとヴラドは、ワラキアとヴェネツィアの最恵国待遇による貿易の確保と、それに伴う両国の国際政治における同盟関係を確認した。
「我が国は現在、教皇庁から異端の圧力を受けております」
「――――教皇庁の工作はお任せください。こちら側に取り込んでいる枢機卿もおりますので」
 ローマの財布を握っているのは自分たちだ。
 そんな矜持がジョバンニの仕草から見え隠れした。
 どうやら懸案のローマ教皇庁による内政干渉も、ジョバンニの力を借りてどうにか排除ができそうである。
 切り札をきっただけの成果は確かにあったようだ。
 だが、俺がヴェネツィアに接近した理由はただローマ教皇庁に対抗するためだけではない。
「両国がともに未来に手を取り合える関係を築けたことは誠によろこばしい。だが――――――」
 なぜかラドゥの無垢な濁りのない笑顔が脳裏をよぎった。
 これから自分がすることがラドゥにどんな影響をもたらすのか―――いや、まだその結論を出すには早い。
 今は将来の布石を打つことこそが重要なのだ。
「ここからは裏の話をさせていただこうか」
 ヴラドの纏う空気が変わった。
 さきほどまでが政治家であったとするならば、今の空気は戦場で武人の纏うそれに近い。
 自らも海賊相手に戦闘経験を積んだ、ジョバンニだからわかる空気の変化であった。
「ジョバンニ殿はオスマンの伸長をどのように考えておいでだ?」
 ヴラドの吐いた言葉の持つ意味にジョバンニは戦慄した。
 あれだけの切り札をきっておきながら、その実ことの本命はこれだったというのか―――――?
 まさか最初からヴェネツィアと対オスマンの軍事同盟を画策していたと?
「現時点では有力な取引相手です。しかし将来においては………」
「地中海の覇者を脅かす競争相手というわけですな?」
「ご賢察のとおりです」
 香辛料のみならず、薬剤や宝石にいたるまでオスマンとの取引額は莫大なものにのぼっていた。
 これがヴェネツィアがオスマンとの全面戦争に躊躇する、もっとも大きな原因である。
 もしもヴェネツィアがオスマンとの交易を禁止されたならば、それだけでいくつもの商家が首をくくるはめになるだろう。
 だがこのままオスマンの伸長を放置すればいずれわれらの海たる地中海が彼らによって蹂躙されることも目に見えていた。
 今はまだかろうじてボスポラス海峡の突端にある、キリスト教世界の象徴、コンスタンティノープルが健在であるが、それも風前のともしびであることをジョバンニは知っていた。
「ジョバンニ殿はオスマンがコンスタンティノープルを諦めていないのをご存じですね?」
「どうして殿下がそれを!?」
 ワラキア国内ならばともかく、国際政治においてヴェネツィアの情報収集力はワラキアのそれを遥かに上回る。
 まだジョバンニと同じ十人委員会の一員であるバルバリーゴ家には、スルタンメフメト2世がコンスタンティノープルを狙っていることを記した文書が残されていると言う。
 海千山千の海の男であるジョバンニがその事実を知らないはずがなかった。
「今は退位したとはいえ前スルタンメフメト2世は、決してコンスタンティノープルを諦めません。あの帝都が落とされればもはやオスマンの地中海進出を阻むことは不可能となるでしょう」
 それに関してはジョバンニもまったく同意見であった。
 それでも数十年は粘れるだろうし、海戦では負けないかもしれないがあまりにも国力が違いすぎる。
 オスマンは損害を省みず、海と陸の両面からヴェネツィアの拠点を攻撃できるのだ。
 一時的には勝利しても結局ジリ貧に追いやられていくのは目に見えていた。
 史実においても、73代元首アゴスティーノ・バルバリーゴの時代にヴェネツィアは完全にオスマンに敗北し、植民地ダルマティアやレパントの拠点を失い地中海の女王の座から転落するのである。

「しかし陥ちますか?あの難攻不落の城塞都市が?」
「すでに陥ちたことのある都市がどうして陥ちないと思えるのかそのほうが余には不思議です」
 コンスタンティノープルは確かにテオドシウスの三重防壁を擁し世界最大の城塞都市でもあったが第四回十字軍によって一度は滅ぼされた都市でもあった。
 メフメト2世の侵攻に対し、都市を防衛できるかどうかは海外各国の支援次第であるといっても過言ではなかった。
「メフメト2世の野心家ぶりはとうの昔にごぞんじなのでしょう?」
 メフメト2世――――ヨーロッパ人よりヨーロッパの歴史に詳しかったといわれる征服王。
 彼はアレクサンドロスのように、そしてカエサルのように歴史上の偉人として後世に名を残す妄執に捕われていると言ってよかった。
 また一度退位してマニサに隠棲したのちも、ヴェネツィアの所有するネグロポンテに侵攻するなど、ヴェネツィアにとっては非常に非友好的な存在であった。
 温厚なムラト2世が死去し、彼が即位するようなことになれば必ず大規模な侵攻が行われる。
 その先は十中八九までコンスタンティノープルであろう、というのがヴェネツィアの間諜のもたらした情報であった。
「確かに彼の国をこれ以上のさばらせておくことは危険です。しかしその属国であるワラキアにどれほどのことができるというのですか?」
 ジョバンニは現在ヴラドの掌握している兵力が二千程度にすぎないことを把握していた。
 とてもではないが、十万の兵すら動員することが可能なオスマンと戦うには力が足りな過ぎる。
 商売の相手としてはかけがえのない存在でも、ともに戦場で戦うにはワラキアはまだ信用も実績も足りない小国にすぎないのだ。
「今すぐにとは申しません。しかし遠からずワラキアはオスマンに挑むに相応しい力を身につけるでしょう。その際ともにオスマンと戦うそのときには――」
 俺は大きく息を吸った。
 羅針盤と同様に、この条件をジョバンニが決して断ることが出来ないのはわかっている。
―――――チェックメイトだ。

「――我が国は貴国にギリシャの火を供給する用意があります」
 驚愕にジョバンニの瞳が見開かれる。
 しかし思わず叫びだしたいのをジョバンニは自制し、俯いて深く嘆息した。
「もうこれ以上驚くまいと思っておりましたが…………」
 ギリシャの火は現代もなお謎とロマンとともに語りつがれる存在である。
 その製法はいまだ謎とされ、空気に触れると着火して火炎放射機のように使われたという。
 本当はどんなものであったのか、様々な仮説がたてられているが硫黄・酸化カルシウム・石油などの原料を大釜で熱し、サイフォンの原理で吸い上げて使われたとする説が一般的である。
 非常に高温で水をかけても消せないため接近戦では無類の力を発揮し、ビザンツ帝国の籠城戦の切り札とされていた。
 ジョバンニはヴラドの切り札に対する敗北を認めた。
 ほとんど交渉する余地もない完敗である。
 これでヴェネツィアはワラキアの安全保障に対し、常にそれを擁護する立場をとらざるをえなくなった。
 なんとなればギリシャの火は、海戦においてもっともその力を発揮するからである。
 木造の船体に布の帆を張った船にとって火は最大の天敵であり、さらに水をかけても消えないギリシャの火はほとんど全ての船乗りにとって悪夢以外のなにものでもなかった。
 万が一、ワラキアが占領されその技術が流出したとすればたちまちヴェネツィアの海上覇権はその国に脅かされることになろう。
 ワラキアが他の国と同盟を結び技術を提供した場合も同様である。
「私は元首ではありませんがヴェネツィア十人委員会の一人、ヴェネツィアモチェニーゴ家の当主としてお約束申しあげましょう」
 逆に考えればワラキアの最も頼りとなる盟友となり、最も重要な貿易先となればヴェネツィアの繁栄は約束されたようなものだ。
 ワラキアの進んだ先進技術を我がものとし、ライバルであるフィレンツェやジェノバに対する圧倒的なアドバンテージを得るためならばこの程度のリスクは許容されてしかるべきであった。
 よくぞ元首はこの私をワラキアに派遣してくれた。
 この時のために私は生きてきた。
 この歴史的決断を下す使命のために私はこの世に生を受けたのだ。
 今この瞬間に私という存在は、生は何にも代えがたい無上の価値を得た。
「……我が運命はワラキアとともにあることを」
―――――この決断に悔いはない。
 もし老害の爺いどもが邪魔をするならば、残らず蹴散らして私がヴェネツィアの支配者になるまでのことだ。
 ここで夢を見ないなら、男に生まれてきた価値などあるものか!
 歴代の元首のなかでは珍しく、自ら戦場で陣頭指揮をとったというジョバンニ・モチェニーゴにとって、あるいは戦って勝ちとったものこそが至高の宝なのかもしれなかった。

 ジョバンニが退出するや、俺は電池が切れたようにどっかり仰向けに倒れこんだ。
 疲労困憊して声を出すこともままならない。
 隠し札もジョーカーも、何もかも使いきって手持ちはもうすっからかんだが、どうにか俺は―――――この賭けに勝った。
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