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第十五話 ワラキア公の隠し玉
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「遠路はるばるようこそおいでいただいた。願わくば両国にとって今日の出会いが幸いならんことを」
「こちらこそ殿下にお会いできる日を楽しみにしておりました」
そう言いながらもジョバンニはヴラドの落ちついた風格と、それと反比例するような若さに驚愕していた。
仕入れた情報では大公ヴラド・ドラクリヤは16歳で、しかも本格的に政治活動を始めたのはワラキアに帰還してからのここ半年であるという。
にもかかわらず、まるで十年以上も国家元首を務めているかのような余裕を窺わせる態度であった。
「殿下の噂は海の上にまで鳴り響いておりました。きっと有意義なお話ができるものと期待しておりますぞ」
おそらく半分以上はろくでもない噂だろうがな。
改めて俺は固く互いに握手を交わしてジョバンニを見つめた。
十人委員会とは、思いのほか大物が釣れたらしい。
ゆったりとしたマントに身を包み洒落た羽根帽子をかぶったその姿はさすがはイタリアルネッサンスの男と思わせるものがある。
ジョバンニ・モチェニーゴ。
第72代元首としてオスマン皇帝メフメト2世やフェッラーラ公エルコレ1世と戦った武闘派の海の男である。
目先の利益のために将来の危険を先送りすることをよしとしない果断な元首として衰退期に入ったヴェネツィアを支えた。
彼ならば正当な利があるならばオスマンと戦うことさえ躊躇しないであろう。
「お呼びした理由はほかでもない。我がワラキアは新たな産業の育成に取り組んでいるがいささか販路に不足しているのでね? 世界に冠たるヴェネツィア商人のご協力を仰ぎたいのだよ」
「ほう、殿下が興された新たな産業というのが気になりますな?」
ジョバンニはヴラドが興したという新たな産業という言葉に目を輝かせた。
どうらや元首に贈った望遠鏡は予想以上に効果があったようだ。
もともと望遠鏡の発明は16世紀に入ってからの話だからな。
レンズを使った眼鏡自体は、紀元前から記録が残っていると言うのにそれまで発明が遅れたのは不思議な話だが。
「お恥ずかしいが試行錯誤の繰り返しですよ。これはそのひとつなのですが……おめしあがりになっていただけますかな?」
「ほう……これは、キャベツの加工品ですか」
口に入れると同時にジョバンニは顔をしかめた。
キャベツを口に入れた瞬間、ひどい酸味が口の中に広がったからだ。
常識的に考えて野菜から酸味がすれば、それは腐っているものというジョバンニの判断はしごく妥当なものであった。
「ははっ申し訳ありませんがそれは腐っているわけではありません。こういう食べ物なのです――こうして食べるとなかなか乙なものですよ?」
そう言って俺はジョバンニに見せつけるようにパンに燻製肉とキャベツを挟んで口に入れる。
うん、固いだけの黒パンを食べるより数段このほうが美味い。
美味しそうにパンをほおばるヴラドをよそにジョバンニは失望を禁じ得なかった。
確かに物珍しくはあるだろうが、この酸味と味では商品として成り立つのは難しいと思えたからだった。
「ああ、そのキャベツですがね。ザワークラウトと名付けたんですが……数か月は楽に保存できますし、これを食べると壊血病が防げますよ?」
「な、なんですって?」
聞き捨てならない言葉を聞いてジョバンニは悲鳴のような声をあげた。
商品として成り立たないどころではない。もしそれが事実であるとすれば………これは全ての船乗りに対する福音にほかならなかった。
15世紀の保存技術では果実や野菜を保存することは難しく、長い航海の食料はもっぱら肉類の燻製や乾物、そしてアルコールに頼られていた。
その結果ビタミンCの欠乏を招き、船乗りの職業病として恐れられたのが壊血病である。
喜望峰を発見した有名なヴァスコダ・ガマの乗組員は、実に180名中100名がこの壊血病で死亡したと言われている。
当時の食品衛生学的に食事が人を害するのは、毒という成分が足されたときだけであると考えられていた。
まさか食事の栄養成分が足りないために、人が健康を害するとは夢にも考えていなかったのである。
科学的にビタミンCと壊血病の関係が明らかにされるのは、実に1932年という時を待たなくてはならなかったのだ。
それにもし仮に壊血病の予防という効果を除いたとしても、数か月の保存可能な加工野菜にはそれだけで十分な価値がある。
やはり自分がこの地を訪れたのは間違いではなかった。
ジョバンニは歓喜に近い感情を持って自分をワラキアへの使者に選んでくれたフランチェスコに感謝した。
「実に興味深いものをお見せ頂いた。これだけでも海洋貿易を国是とするヴェネツィアにとっては非常に魅力的な商品でありますが……」
それだけではないのでしょう?
目でそう訴えるジョバンニの子供っぽい稚気を感じて俺は笑った。
十人委員会の重鎮だと思っていたが、どうしてどうして好奇心旺盛な楽しい人物じゃないか。
「我が国がほかに提供できるものというと……そう、砂糖がありますかな」
「ワラキアで砂糖とはいったいどちらでサトウキビの栽培を?」
サトウキビはイネ科の作物で主に熱帯や亜熱帯で多く栽培されている。
地中海でも栽培している国がないではないが、その収穫量は決して多いものではない。
とてもではないが内陸部のワラキアで、栽培するには不向きな作物であるというほかはなかった。
「何からつくったのかは秘密ですが……この砂糖はサトウキビから作ったものではありません」
「サトウキビでないものからこの砂糖を?」
目を剥いてジョバンニは褐色の砂糖を見つめた。
「こんな牛の飼料を集めてどうするんかいの?」
「さあ? 新しい大公様の考えることはわからんけど、これも聖アンデレのお導きなのかねえ」
ワラキアの西部に位置するクラヨーヴァに国内から集められたテンサイがうず高く山積みになって置かれていた。
ヴラドの命令によって農閑期の農民が集められ、彼らは新たに建てられた粗末な工場の中でそれぞれテンサイを切り刻む係、一定の温度でテンサイを煮る係、さらし布で煮たったテンサイをこす係、再びテンサイを煮つめ、丁寧にアクを掬う係に作業を分別された。
――――――そしてみるみるうちに薄茶の結晶が生産されていくのを彼らは魔法でも見るような思いで見守っていた。
「おいおい、俺達夢でも見てるんかなあ、牛の餌から砂糖が出てきたぞ」
完全に想定外のヴラドの返答に、ジョバンニはたび重なる衝撃のために頭が沸騰しそうな思いであった。
いったい何を原料にしているのかは知らないが、もしその材料が量産可能なものであるとするならば、ワラキア大公は黄金の鉱脈を掘り当てたに等しい。
一個の商人として、これほどの取引相手と巡り合う機会はもう一生ないかもしれなかった。
「いかがですかな? ジョバンニ殿のお眼鏡にはかないましたでしょうか?」
「これほどの宝を見せられて尻尾を巻くくらいなら商人なぞやめちまえ! というところですな」
ヴラドが腹に何を隠しているか知らない。
しかしたとえそれがなんであろうとも、この取引を他人に譲るつもりはジョバンニにはなかった。
十人委員会の中では若僧扱いされる自分だが、ワラキアとのパイプを確保することが出来ればもはや誰もジョバンニを小僧扱いすることなどできなくなるだろう。
はたしてあのフランチェスコも、ここまでヴラドが非常識な存在であると予想できたかどうか。
「我々はよい友人になれそうですな?」
再び差し出されたヴラドの右手をジョバンニは固く握りしめた。
なんとはなしにそれがヴェネツィアの使者にではなく、ジョバンニ個人に対して差し出されたことを理解している自分がいた。
――――――おもしろい。
「誓ってよい友人となる資格のあることを証明してみせましょう」
これはヴラドに対するジョバンニのメッセージである。
経済的にしろ政治的にしろ、ヴェネツィアに対するヴラドの要求を何としても自分が通してみせると言っているのだ。
十人委員会を説得するだけの材料はすでに十分もらっていた。
「―――――ありがたい。では我が友ジョバンニにだけ、特別にワラキアの誇る最高傑作を贈りましょう」
ヴラドの右手が振られた。
侍従が手押し車に乗せて木彫りの丸い置物を運んでくる。
それが何であるのか、置物の丸い細工の上に置かれた見慣れた磁石を覗いたとき、ジョバンニはその正体を洞察した。
「で、殿下っ! まさかこれは!」
後に人類史における三大発明と呼ばれるものがある。
火薬、活版印刷、そしてもうひとつ―――原始的な機構だけは11世紀前から存在していたそれを――――――。
「お察しのとおり、――――――羅針盤です」
「こちらこそ殿下にお会いできる日を楽しみにしておりました」
そう言いながらもジョバンニはヴラドの落ちついた風格と、それと反比例するような若さに驚愕していた。
仕入れた情報では大公ヴラド・ドラクリヤは16歳で、しかも本格的に政治活動を始めたのはワラキアに帰還してからのここ半年であるという。
にもかかわらず、まるで十年以上も国家元首を務めているかのような余裕を窺わせる態度であった。
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おそらく半分以上はろくでもない噂だろうがな。
改めて俺は固く互いに握手を交わしてジョバンニを見つめた。
十人委員会とは、思いのほか大物が釣れたらしい。
ゆったりとしたマントに身を包み洒落た羽根帽子をかぶったその姿はさすがはイタリアルネッサンスの男と思わせるものがある。
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第72代元首としてオスマン皇帝メフメト2世やフェッラーラ公エルコレ1世と戦った武闘派の海の男である。
目先の利益のために将来の危険を先送りすることをよしとしない果断な元首として衰退期に入ったヴェネツィアを支えた。
彼ならば正当な利があるならばオスマンと戦うことさえ躊躇しないであろう。
「お呼びした理由はほかでもない。我がワラキアは新たな産業の育成に取り組んでいるがいささか販路に不足しているのでね? 世界に冠たるヴェネツィア商人のご協力を仰ぎたいのだよ」
「ほう、殿下が興された新たな産業というのが気になりますな?」
ジョバンニはヴラドが興したという新たな産業という言葉に目を輝かせた。
どうらや元首に贈った望遠鏡は予想以上に効果があったようだ。
もともと望遠鏡の発明は16世紀に入ってからの話だからな。
レンズを使った眼鏡自体は、紀元前から記録が残っていると言うのにそれまで発明が遅れたのは不思議な話だが。
「お恥ずかしいが試行錯誤の繰り返しですよ。これはそのひとつなのですが……おめしあがりになっていただけますかな?」
「ほう……これは、キャベツの加工品ですか」
口に入れると同時にジョバンニは顔をしかめた。
キャベツを口に入れた瞬間、ひどい酸味が口の中に広がったからだ。
常識的に考えて野菜から酸味がすれば、それは腐っているものというジョバンニの判断はしごく妥当なものであった。
「ははっ申し訳ありませんがそれは腐っているわけではありません。こういう食べ物なのです――こうして食べるとなかなか乙なものですよ?」
そう言って俺はジョバンニに見せつけるようにパンに燻製肉とキャベツを挟んで口に入れる。
うん、固いだけの黒パンを食べるより数段このほうが美味い。
美味しそうにパンをほおばるヴラドをよそにジョバンニは失望を禁じ得なかった。
確かに物珍しくはあるだろうが、この酸味と味では商品として成り立つのは難しいと思えたからだった。
「ああ、そのキャベツですがね。ザワークラウトと名付けたんですが……数か月は楽に保存できますし、これを食べると壊血病が防げますよ?」
「な、なんですって?」
聞き捨てならない言葉を聞いてジョバンニは悲鳴のような声をあげた。
商品として成り立たないどころではない。もしそれが事実であるとすれば………これは全ての船乗りに対する福音にほかならなかった。
15世紀の保存技術では果実や野菜を保存することは難しく、長い航海の食料はもっぱら肉類の燻製や乾物、そしてアルコールに頼られていた。
その結果ビタミンCの欠乏を招き、船乗りの職業病として恐れられたのが壊血病である。
喜望峰を発見した有名なヴァスコダ・ガマの乗組員は、実に180名中100名がこの壊血病で死亡したと言われている。
当時の食品衛生学的に食事が人を害するのは、毒という成分が足されたときだけであると考えられていた。
まさか食事の栄養成分が足りないために、人が健康を害するとは夢にも考えていなかったのである。
科学的にビタミンCと壊血病の関係が明らかにされるのは、実に1932年という時を待たなくてはならなかったのだ。
それにもし仮に壊血病の予防という効果を除いたとしても、数か月の保存可能な加工野菜にはそれだけで十分な価値がある。
やはり自分がこの地を訪れたのは間違いではなかった。
ジョバンニは歓喜に近い感情を持って自分をワラキアへの使者に選んでくれたフランチェスコに感謝した。
「実に興味深いものをお見せ頂いた。これだけでも海洋貿易を国是とするヴェネツィアにとっては非常に魅力的な商品でありますが……」
それだけではないのでしょう?
目でそう訴えるジョバンニの子供っぽい稚気を感じて俺は笑った。
十人委員会の重鎮だと思っていたが、どうしてどうして好奇心旺盛な楽しい人物じゃないか。
「我が国がほかに提供できるものというと……そう、砂糖がありますかな」
「ワラキアで砂糖とはいったいどちらでサトウキビの栽培を?」
サトウキビはイネ科の作物で主に熱帯や亜熱帯で多く栽培されている。
地中海でも栽培している国がないではないが、その収穫量は決して多いものではない。
とてもではないが内陸部のワラキアで、栽培するには不向きな作物であるというほかはなかった。
「何からつくったのかは秘密ですが……この砂糖はサトウキビから作ったものではありません」
「サトウキビでないものからこの砂糖を?」
目を剥いてジョバンニは褐色の砂糖を見つめた。
「こんな牛の飼料を集めてどうするんかいの?」
「さあ? 新しい大公様の考えることはわからんけど、これも聖アンデレのお導きなのかねえ」
ワラキアの西部に位置するクラヨーヴァに国内から集められたテンサイがうず高く山積みになって置かれていた。
ヴラドの命令によって農閑期の農民が集められ、彼らは新たに建てられた粗末な工場の中でそれぞれテンサイを切り刻む係、一定の温度でテンサイを煮る係、さらし布で煮たったテンサイをこす係、再びテンサイを煮つめ、丁寧にアクを掬う係に作業を分別された。
――――――そしてみるみるうちに薄茶の結晶が生産されていくのを彼らは魔法でも見るような思いで見守っていた。
「おいおい、俺達夢でも見てるんかなあ、牛の餌から砂糖が出てきたぞ」
完全に想定外のヴラドの返答に、ジョバンニはたび重なる衝撃のために頭が沸騰しそうな思いであった。
いったい何を原料にしているのかは知らないが、もしその材料が量産可能なものであるとするならば、ワラキア大公は黄金の鉱脈を掘り当てたに等しい。
一個の商人として、これほどの取引相手と巡り合う機会はもう一生ないかもしれなかった。
「いかがですかな? ジョバンニ殿のお眼鏡にはかないましたでしょうか?」
「これほどの宝を見せられて尻尾を巻くくらいなら商人なぞやめちまえ! というところですな」
ヴラドが腹に何を隠しているか知らない。
しかしたとえそれがなんであろうとも、この取引を他人に譲るつもりはジョバンニにはなかった。
十人委員会の中では若僧扱いされる自分だが、ワラキアとのパイプを確保することが出来ればもはや誰もジョバンニを小僧扱いすることなどできなくなるだろう。
はたしてあのフランチェスコも、ここまでヴラドが非常識な存在であると予想できたかどうか。
「我々はよい友人になれそうですな?」
再び差し出されたヴラドの右手をジョバンニは固く握りしめた。
なんとはなしにそれがヴェネツィアの使者にではなく、ジョバンニ個人に対して差し出されたことを理解している自分がいた。
――――――おもしろい。
「誓ってよい友人となる資格のあることを証明してみせましょう」
これはヴラドに対するジョバンニのメッセージである。
経済的にしろ政治的にしろ、ヴェネツィアに対するヴラドの要求を何としても自分が通してみせると言っているのだ。
十人委員会を説得するだけの材料はすでに十分もらっていた。
「―――――ありがたい。では我が友ジョバンニにだけ、特別にワラキアの誇る最高傑作を贈りましょう」
ヴラドの右手が振られた。
侍従が手押し車に乗せて木彫りの丸い置物を運んでくる。
それが何であるのか、置物の丸い細工の上に置かれた見慣れた磁石を覗いたとき、ジョバンニはその正体を洞察した。
「で、殿下っ! まさかこれは!」
後に人類史における三大発明と呼ばれるものがある。
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