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おみだり様

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管理人の故郷には、土地神の世話を集落の人間が当番制で一年ごとに受け持つという風習がある。
地方によっては、その神様が祟り神であるケースもあるようだ。
おそらくはこの話も、そうした祟り神の変形であるように思う。



589 発言小町から転載 sage 2012/07/06(金) 12:16:39.37 ID:zH/yJE6j0


半月前に仕事の関係で地方の借家(一軒家)に引っ越して来ました。 
不動産屋さんの話では、周りは賃貸住宅が多く 
ご近所でそれほど密な付き合いもしていないからと言うので 
引っ越しの挨拶は両隣に簡単にしただけで今の所ご近所付き合いもありません。 

しばらくして私の周りのご近所の家々の角に盛り塩のようなものがあるのを見つけました 
私の家のブロック塀の角の所にもありました。 
翌日、他の家のお宅の盛り塩は全てなくなっていました 
しかしうちの角にだけは新しい塩が盛られていました。 
この地方の風習とかそういうものでしょうか。 
なんだか気味が悪いですが、知ってる方いますか? 


------(ついたレスへのスレ主の返信 以下同様) 


レスをくれた皆さんありがとうございます。 
トピ立てした翌朝見たら塩は崩れていました。そして 
仕事に行き、夜帰って来ると塩はもう殆どありませんでした。 
ご近所にもありませんでした。ももんがさんのレスを見て、ご近所にご不幸でもあったのかなと思ってあまり気にしないようにしようと思います。 
機会があったらご近所の方に聞いてみます。 


------ 


お礼のレスをしてから、玄関ドアについている新聞受けに入っていたチラシを引き抜いたら、 
なんだかザラザラしていて、?と思って暗かったのでよく見ると、新聞受けの中に塩が入ってたみたいで。 
もうとにかくゾゾーっと、しました。 
仕事で毎晩夜遅いので、わざわざ燐家の戸を叩いて話を聞くのも申し訳ないので、明日不動産屋さんに言ってみます。 
また報告します。 

------ 


ぽんぽんさんのレスを見て気づきましたが、最初に盛り塩を見たのは1日だった気がします。 
その後ご近所の塩はなくなっていたのですが、うちにだけ新しい塩が置いてありました。 
職場から不動産屋さんに電話して塩のことを聞いてみましたが、そういった風習は知らないとのことでした。 
この家で不幸があったとか?聞いた所、ないない!と笑っていて、ウソではない雰囲気でした。 
今日は早めに仕事が終わったので夕方には家に着きました。 
そしてトイレに行こうと玄関を通り過ぎようとしたら、パカンと新聞受けが開く音がしました。 
その後、指でキコキコと蓋を開けたり閉じたりしてるような音がしました。 
その後1分くらい何も音がしなくて、もういなくなったのかと思った瞬間、サラサラーと塩が入る音が。 
恐怖で固まってしまってドアの外を確かめることもできませんでした。 
こちらの気配を悟られるのも怖くて。 
後気づいたのですが、家を囲んでいるブロック塀の透かしの穴?の中にも、小さい盛り塩がしてありました。 
越して来たばかりで恨みを買ったりしてないと思うのですが、 
近所は知らない人ばかりで、相談できる人もなく怖くてしょうがないです。 


------ 


センサーライトはいいかもしれないですね。取り付け検討します。 
隣家の奥さんは、よく几帳面に自宅の庭をはいていますが、引っ越の挨拶に行っても目を合わせない感じで、ちょっと話を聞きにくいです。 
反対隣は学生向けのアパートで、丁度引っ越した時挨拶した学生さんが通りかかったので、塩のことを聞いてみましたが、知らない様子でした。 
塩は毎日あるわけではなく、私の帰りが遅いとき、留守のうちにしているようです。 
先日は家に帰って来た直後で、電気をつけていなかったので、留守だと思われたのかもしれません。 
不動産屋さんに相談したら、見張りに行って一緒に捕まえましょうかと言われましたが、 
悪意なのかは分からないし、なるべく刺激しないで家から興味が逸れてほしいのですが。 
見張りを頼んだ方が良いのでしょうか? 


------ 


新聞受けに入れられているのはいつも微量の塩で、外の盛り塩を気にしてなかったら気づかなかったかもという程度です。 
小さじ半杯くらい。 
今日は新聞受けの中に細く切った障子紙のようなものが、こより状にねじれて入っていました。 
これもたぶん普通ならゴミと思って捨ててしまうほどの小ささで、いつからあったのか分かりません。 
筆字で何か書いてあって、小さくてしわしわで殆ど読めないのですが,判別できる所には「耳」「呵」「血」とあります。 
塩を入れた人の仕業かは分かりません。 

不動産屋さんは「よし!とっ捕まえましょう!」みたいなノリの元気な人で、 
大事にならないかちょっと心配なのです。でもこのまま続くようなら頼んでみます。 


------ 


みなさんご助言ありがとうございます。ご無沙汰してすみません。 
ご報告が遅れましたが、先日不動産屋さんに見張りをお願いしていました。 
最初のうちは何もなかったようなのですが、三度目に見張りを頼んだ時にそれらしき人を見たようです。 
相手のことを聞こうとしたのですが、どうも不動産屋さんの様子が変で、くわしく教えてくれません。 
気持ち悪いなら他の部屋を紹介しましょうかと言われました。 
最近は盛り塩はなくなったのですが、 
またこより状の紙切れが、今度はドアの新聞受けではなく、庭先の郵便受けに入っているのを見つけました。 
読めないくらい細かい字で色々書きなぐってあり、読める所には「家ト成ス」「おみだりサマ」という文字があり、 
紙の中には黒く焦げた木のようなものが入っていました。 
なんだかわけが分かりません。 


------ 


私が家にいた時に新聞受けに塩を入れられたのが午後6時過ぎで、ちょうどその頃不動産屋さんは仕事を終えて家の前を通って 
帰るので、時間がある時は敷地に車を止めて、車の中から1時間くらい見張って帰るということを数回してくれました。 
でも不動産屋さんが相手を見たというのは私の勘違いだったようです。 
不動産屋に紙切れのことまでは話していなかったので、見て下さいと郵便受けに紙を置いておいたのです。 
すると「正体の見当がついた」と電話して来たので、てっきり相手を見たのだと思ったのですが、 
紙を見て見当がついたという意味みたいです。 
詳しくは分かりませんが、塩を置いた人と、紙を入れた人は違う人物ではないかということでした。 
紙はとにかく良くないもので、塩を置いた人は、紙を入れたモノから家を守るためにしていたのではとのことです。 
にもかかわらず紙を入れられたら、家は越した方がいいと言われました。 
いろいろ怖い話も聞いてしまいました。やはり風習のようなものがあるみたいです。 
仕事でここに住むのは半年くらいで、荷物も少ないし社宅に空きが出たそうなので、そちらに移ろうと考えてます。 


------ 


詳しくは書けませんが、以下不動産屋さんが簡単に説明してくれた話です。 

紙に書いてあったO様とは、祟りを起こすような良くない何かである。 
(あまり名前を書くのもよくないらしいのでO様としてます) 
この町内では毎年その年のO様を受け持つ家を儀式で決めている。 
実際にO様が当たることは滅多になく、風習として続いているだけ。 
何十年かに一度くらい、O様が来る家が本当に決まってしまうことがある。 
塩は事情を知っている関係者が、O様から家を守るためにしてくれたのではないか、 
にもかかわらず紙(O様が当たった知らせらしい)が入ってしまったら不吉なので、出て行った方がいい。 

地元でも若い人は知らない風習のようです。 
不動産屋さんは子供の頃に聞いたことがあって、紙を見てピンと来て、儀式をしているお寺さんか何かに問い合わせてくれたみたいです。 
「部外者に当たることは想定外で、松尾さんがO様を引き受ける必要はないので、できれば家を出て下さい、こちらで家はお払いします」 
と言われて私に引っ越しを薦めたみたいです。 


郵便受けに紙切れを入れられただけで、被害届など出せませんし、普段オカルトは信じる方ではないのですが、 
万一祟りとかあると恐いので、早々に移りたいです。 

ちなみに大家さんは遠くに住んでいて、不動産屋さんを介して手続きしたのでお会いしたことはないの 
ですが、大家さんと不動産屋さんで引っ越し代を援助して下さるそうです。 
話を聞く限り、大家さんや不動産屋さんのせいではないので、 
心苦しいですが、運べるものは自分で運んで、残りを負担して頂く形にしようと思います。 
この物件は今年一年は人に貸さないとのことです。 
一年経ったらO様は移って行くらしいです。
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