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呪われた映画オーメン

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ダミアン、666といえば管理人の世代では有名な悪魔を示すキーワードだった。

オーメンは1976年にリチャード・ドナー監督によって製作された作品である。
非常によくできたシナリオで、低予算ながら今も見ごたえのある出来で管理人もお気に入りの作品だ。
主演はあの名優グレゴリー・ペックで個人的にはやはり「ローマの休日」の印象が強い。
このグレゴリーペックだが、撮影の二か月前に息子が拳銃で自殺、遺書は残っていなった。
ちょうどそれは、グレゴリーペックが映画出演を承諾した翌日であったという。
すでにこのころから撮影は暗雲がたちこめていた。
撮影時、グレゴリーペックはとあるレストランを愛用していたのだが、そのレストランがテロ組織IRAの爆弾を仕掛けられて爆発炎上。
監督リチャードの宿泊していたホテルまで爆弾で破壊されてしまう。
かと思えば今度は飛行機で移動する際、スタッフは二機の飛行機に便乗するのだが、二機とも落雷に見舞われている。幸い二機とも無事であったが、この飛行機実はスケジュール変更によって一便遅れさせており、先に出発した、すなわち本来彼らが乗るはずであった飛行機は墜落して全員が死亡している。
また映画内ではたびたび動物が使用されたが、もともと従順なはずの動物がしばしば制御不能となった。
少年ダミアン役であったハーベイ・スティーブンスはキーがロックされた車内でヒヒといっしょに閉じこめられてしまい、あわや生命の危機であったという。
これには本人も「撮影で一番怖かったのはあのヒヒだ」とコメントしている。
動物を操るトレーナーであった人物は、映画撮影後、別の仕事の際調教していたトラに噛みつかれ事故死してしまった。
これも映画撮影後であるが、効果音の担当であったジョン・リチャードソンは恋人とドライブ中事故を起こし、恋人は哀れにも首を切断して亡くなった。
偶然にも事故現場には道路案内標識があり、その標識にはこう記されていた。

「オンメンまであと66・6km」
しかも事故が発生したのは1976年8月13日の金曜日であった。




呪われた映画というと「ポルターガイスト」や「エクソシスト」も有名である。
ポルターガイストでは 第一作の6年間で、4人のキャストが死亡、その中には映画の公開直後に亡くなったドミニク・ダンも含まれている。ダンは映画の中でフリーリング家の長女役を務めた。その後、彼女は、当時付き合っていた恋人に絞殺され、死亡する。そして、3部作を通じて、フリーリング家の末娘を演じた、ヘザー・オルークも、インフルエンザのような症状が出て検査で受けた手術中に急死している。
エクソシストでもアルコール中毒の映画監督を演じたジャック・マッゴーランを含む9人の映画製作関係者が、撮影中もしくは公開直後に死亡している。
ジャック・マッゴーランは映画が公開される前にインフルエンザをこじらせ死亡した。カラス神父の母親を演じたバシリキ・マリアロスも映画公開前に自然死している。


華やかな映画業界にはとかく悲劇も多いものだが、ホラー映画のトラブルの数はいささか突出しており、統計的にもおかしいと思うのは管理人だけであろうか?
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