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第百八十五話 魔王降臨
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「ひいいいいいいいいいいいいいいいっ!」
予想よりも遥かに早いサツキの登場に教団幹部は悲鳴を上げて震え上がった。
いくらなんでも早すぎる。
これほど獣人族の身体能力は隔絶していたのか。
やはり獣人は悪魔だと確信すると同時に、その魔の手が自分たちに届くところまで来たという事実に恐怖で彼らは惑乱した。
「今さら仲間を置いて逃げようなんて、虫のいい話なのにゃ!」
「それはその通りだな」
「教皇猊下!?」
まさか教団側の頂点に立つ教皇自らが同意するとは思わなかったのか、幹部たちは戸惑いの叫びをあげる。
冷たい視線で教皇は幹部たちを見下ろした。
「教団が生き残るためには古い旧弊を抹殺しなければならんのでな。悪いがお前たちに降伏する選択肢はないぞ?」
「じじいのくせに生意気にゃ」
「おいおい、まだじじいと呼ばれる歳ではないわ」
最後だというのに、あるいは最後だからこそというべきか、教皇はひどく自分の見た目にはこだわりたいらしかった。
「――――でも六十代だにゃ?」
「俺の年齢はまだ四十八だっっ!」
「年齢にこだわっているところがすでにじじいだにゃ」
「ぬ、ぬぐうっ!」
そんな漫才のような会話が続いてるのを尻目に、こっそりと逃げ出そうとした幹部たちの前に、ようやく追いついてきた猫耳族の精鋭が立ち塞がる。
「このうえは見苦しいまねをするな」
「ま、待て! 降伏する! 降伏するから命だけは!」
「そうだ! 教団としてバルド国王の王権を認めるぞ? 信仰の自由は認めてくれる約束だったはずだ!」
「――――それは開戦する前の約束だにゃ」
バルドが行った最後通告を受諾していれば、教団はその領地と信仰を保護されるはずだった。
もっともそれは教皇のみが知る封印の宝珠があってこその話だ。
どうやら教皇は幹部に秘密を何も打ち明けていなかったらしい。
「あまり手間を懸けさせないで欲しいにゃ」
「今さら殺されることに否やはないが……獣人の娘よ。早くここから逃げたほうがいいぞ?」
「私を脅すとはいい度胸なの……にゃ?」
第六感か、あるいは王門だけが持つ鋭敏な五感のなせるわざか、サツキは教皇の背後に不気味な戦慄が走るのを感じた。
「お前……何したにゃ?」
「大事な地下通路を追いかけられても困るのでな。この聖堂ごと爆破することにした」
こともなげに語る教皇の言葉に幹部たちから悲鳴があがった。
「教皇猊下……なんということを!」
「いやだ! 我々は死にたくない! 死ぬわけにはいかないのだ!」
「いやいや、死ぬことこそが神に対する我らの義務よ」
「狂ってる!」
「た、助けてくれ! なんでも協力する!」
もはや恥も外聞もなく、自分が助かるためなら教団を裏切ることも辞さないと言い始めた男たちをサツキは一顧だにしなかった。
「――――封印の宝珠をどうしたのにゃ?」
「もちろん信頼する腹心にもたせて逃がしたところさ。もう今から追っても間に合わない。ひとつだけ教えておこう。封印の宝珠はもともとここにはない。というよりどこにあるのかすらわからないのだ。ただひとつ、我が教団に残されていたのは宝珠を解放する呪文だけだ」
「お前はその呪文を知っているのにゃ?」
「余に聞こうとするのは止めておけ、獣人の娘よ」
ふん、とサツキは鼻を鳴らした。
王門を解放すれば、教皇が認識するよりも早く気絶させ捕らえることはそれほど難しいことではないと思ったのである。
しかし教皇の意識を断つために動こうとした直前で、サツキの勘が、いや、本能がそれを拒絶した。
「みんな、急いで逃げるにゃ!」
「よ、よろしいのですかお嬢様?」
「話はあとにゃ!」
全速で退避するサツキに慌てて猫耳族の精鋭たちが続いた。
その間はおよそ二秒にも満たぬ時間であろう。
「お、おいていかないでくれ!」
何が起ころうとしているのか、敏感に察した一人の幹部が絶叫した。
しかしその言葉にサツキたちが反応するはずもなく黙殺され、最後の時を前に教皇は薄く嗤って瞑目する。
(――――悔いはない。神に恥じぬ人生であった。人の道からは随分と外れてしまったが)
ソルディヴィディアンの悲劇は大陸全土にいるエウロパ教信者の魂に深い楔を打ち込むだろう。
いかにバルドが優れた為政者であろうとも、未来永劫庶民に好かれる王朝など決して存在しえない。
民の心を守るのは、現実ではなく幻想の中にある。
冷厳な政治力学では守ることのできない庶民の心のなかにこそ、神が救うべき魂の有様があるのだ。
(獣人の王バルドよ――一世の繁栄を謳歌するがよい。我らが信仰は必ずや再び地に満ちるであろう)
轟音とともに地下に保存されていた火薬が爆発した。
その巨大な爆発は至高拝殿だけでなく、地下からの脱出路をも跡形もなく破壊しサツキたちの追撃を不可能としたのである。
教皇たち幹部がいた至高拝殿が爆発とともに崩壊するのを見て、しぶとく抵抗を続けていた信者たちも心を折られた。
あとは狂信的な聖騎士がなんとか抵抗を継続したが、一刻と保たずに鎮圧されソルディヴィディアンをめぐる攻防は終わった。
だが――――
「してやられた。最初から死ぬ気とは思っていたが、決断が早すぎるぞ教皇」
口惜しそうに歯噛みするバルドの表情からは、味方の勝利を感じさせる気配は微塵も感じられはしなかった。
ガイローズは走る。
孤児院から教皇の影として拾いあげられ、これまで長く仕えてきた。
鋼のような肉体は三十代を迎えた今、ますます磨きがかかったかのようである。
暗殺者としての力量は教団でも一、二を争うであろう。
教団に対する忠誠心も、教皇に対する忠義も比類なく、自分ひとりソルディヴィディアンを逃げなければならないことは痛恨の極みであった。
「教皇猊下……必ずお役目は果たします!」
最後に託された教皇のメッセージを伝えなければならない。その役目を果たした後は、敵わぬまでもバルドの命を狙うつもりであった。
聖遺物を持たないガイローズは、王門の圧倒的な身体能力には遠く及ばないであろう。
だが教団と教皇に対する恩義に報いるためにはそれしか手がなかった。
「アンサラー王国第一王女エカテリーナ……教皇猊下の無念を託せる人物であればよいが……」
ここで話はバルド率いる連合がソルディヴィディアンに攻めこむ数か月ほど前に遡る。
一人の王女が急な発熱によって生死の境を彷徨っていた。
男尊女卑の傾向のあるアンサラー王家にとって、王女の王位継承権は低く政略結婚に利用されるくらいしか使い道がない。
しかし生来身体の弱かった王女エカテリーナはその政略結婚すら離せなかった。
「ふん、いっそ死んでしまえば苦労もなくなるものを」
「血を分けた妹にそんなことを言うものではない」
王太子の愚痴をたしなめる国王だが、本気でそうは思っていないことはその口ぶりから明らかだった。
今日この日時点まで、エカテリーナは完全にアンサラー王家のお荷物だった。
バルド率いる連合国の圧迫が強まった現在、エカテリーナの扱いは悪化の一途を辿っている。
死に損ないの王女など知ったことではないというのが本音であった。
『…………せつろしい(煩わしい)声や』
独り言のようにそう言って王女は目を見張った。
『まさか、おなごになっちょるんか?』
「ふん、また命を拾ったようだな」
エカテリーナが意識を取り戻したのを見て王太子は不機嫌そうに嗤った。
「どうせ死ぬなら今でも多少後になっても変わるまいに」
『――――限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風』
「うん?」
「死の瞬間まで諦めるのは愚か者の結論ですよ? 兄上」
「何を……言っている?」
王太子は明らかにエカテリーナに気圧されていた。
まだベッドの上で起き上がることすらままならない王女に、である。
こんなことは今まで一度もなかった。
本当に目の前にいるのは自分の知るエカテリーナなのか。
まるで自分のほうが生殺与奪を握られた弱者のような気がして王太子はそんな気分を振り切るように部屋を飛び出した。
「あらあら、兄上ったらどうしたのかしら? エカテリーナは寂しいわ」
「随分と――様変わりしたものだなエカテリーナ」
「陛下(お父様)は私をどんな風に思ってらしたのかしら?」
「病弱で生きることを最初から諦めているような弱い女であると思っていた」
「そうかもしれません。でも本当の私はもっとわがままなのですわ」
わがままで傲慢な自分を弱い身体が封印していた。
だが今はその封印が完全に開放されたことを感じる。
たとえ一年後に死ぬ寿命であるとしても、その死の瞬間まで戦うだけの気力がエカテリーナに満ち満ちていた。
この娘は危険だ――――
宮廷内での権力闘争を潜り抜けてきた国王の勘はエカテリーナが危険な相手であることを告げている。
しかしいつ死ぬかもわからない病弱な娘にいったい何ができるというのか。
『なにせ第六天魔王の義息子じゃで』
かつては寿命で諦めなければならなかった天下取り。
なんの因果か生まれ変わったからには目指さざるを得ないだろう。
エカテリーナは心から愉快そうに嗤った。
予想よりも遥かに早いサツキの登場に教団幹部は悲鳴を上げて震え上がった。
いくらなんでも早すぎる。
これほど獣人族の身体能力は隔絶していたのか。
やはり獣人は悪魔だと確信すると同時に、その魔の手が自分たちに届くところまで来たという事実に恐怖で彼らは惑乱した。
「今さら仲間を置いて逃げようなんて、虫のいい話なのにゃ!」
「それはその通りだな」
「教皇猊下!?」
まさか教団側の頂点に立つ教皇自らが同意するとは思わなかったのか、幹部たちは戸惑いの叫びをあげる。
冷たい視線で教皇は幹部たちを見下ろした。
「教団が生き残るためには古い旧弊を抹殺しなければならんのでな。悪いがお前たちに降伏する選択肢はないぞ?」
「じじいのくせに生意気にゃ」
「おいおい、まだじじいと呼ばれる歳ではないわ」
最後だというのに、あるいは最後だからこそというべきか、教皇はひどく自分の見た目にはこだわりたいらしかった。
「――――でも六十代だにゃ?」
「俺の年齢はまだ四十八だっっ!」
「年齢にこだわっているところがすでにじじいだにゃ」
「ぬ、ぬぐうっ!」
そんな漫才のような会話が続いてるのを尻目に、こっそりと逃げ出そうとした幹部たちの前に、ようやく追いついてきた猫耳族の精鋭が立ち塞がる。
「このうえは見苦しいまねをするな」
「ま、待て! 降伏する! 降伏するから命だけは!」
「そうだ! 教団としてバルド国王の王権を認めるぞ? 信仰の自由は認めてくれる約束だったはずだ!」
「――――それは開戦する前の約束だにゃ」
バルドが行った最後通告を受諾していれば、教団はその領地と信仰を保護されるはずだった。
もっともそれは教皇のみが知る封印の宝珠があってこその話だ。
どうやら教皇は幹部に秘密を何も打ち明けていなかったらしい。
「あまり手間を懸けさせないで欲しいにゃ」
「今さら殺されることに否やはないが……獣人の娘よ。早くここから逃げたほうがいいぞ?」
「私を脅すとはいい度胸なの……にゃ?」
第六感か、あるいは王門だけが持つ鋭敏な五感のなせるわざか、サツキは教皇の背後に不気味な戦慄が走るのを感じた。
「お前……何したにゃ?」
「大事な地下通路を追いかけられても困るのでな。この聖堂ごと爆破することにした」
こともなげに語る教皇の言葉に幹部たちから悲鳴があがった。
「教皇猊下……なんということを!」
「いやだ! 我々は死にたくない! 死ぬわけにはいかないのだ!」
「いやいや、死ぬことこそが神に対する我らの義務よ」
「狂ってる!」
「た、助けてくれ! なんでも協力する!」
もはや恥も外聞もなく、自分が助かるためなら教団を裏切ることも辞さないと言い始めた男たちをサツキは一顧だにしなかった。
「――――封印の宝珠をどうしたのにゃ?」
「もちろん信頼する腹心にもたせて逃がしたところさ。もう今から追っても間に合わない。ひとつだけ教えておこう。封印の宝珠はもともとここにはない。というよりどこにあるのかすらわからないのだ。ただひとつ、我が教団に残されていたのは宝珠を解放する呪文だけだ」
「お前はその呪文を知っているのにゃ?」
「余に聞こうとするのは止めておけ、獣人の娘よ」
ふん、とサツキは鼻を鳴らした。
王門を解放すれば、教皇が認識するよりも早く気絶させ捕らえることはそれほど難しいことではないと思ったのである。
しかし教皇の意識を断つために動こうとした直前で、サツキの勘が、いや、本能がそれを拒絶した。
「みんな、急いで逃げるにゃ!」
「よ、よろしいのですかお嬢様?」
「話はあとにゃ!」
全速で退避するサツキに慌てて猫耳族の精鋭たちが続いた。
その間はおよそ二秒にも満たぬ時間であろう。
「お、おいていかないでくれ!」
何が起ころうとしているのか、敏感に察した一人の幹部が絶叫した。
しかしその言葉にサツキたちが反応するはずもなく黙殺され、最後の時を前に教皇は薄く嗤って瞑目する。
(――――悔いはない。神に恥じぬ人生であった。人の道からは随分と外れてしまったが)
ソルディヴィディアンの悲劇は大陸全土にいるエウロパ教信者の魂に深い楔を打ち込むだろう。
いかにバルドが優れた為政者であろうとも、未来永劫庶民に好かれる王朝など決して存在しえない。
民の心を守るのは、現実ではなく幻想の中にある。
冷厳な政治力学では守ることのできない庶民の心のなかにこそ、神が救うべき魂の有様があるのだ。
(獣人の王バルドよ――一世の繁栄を謳歌するがよい。我らが信仰は必ずや再び地に満ちるであろう)
轟音とともに地下に保存されていた火薬が爆発した。
その巨大な爆発は至高拝殿だけでなく、地下からの脱出路をも跡形もなく破壊しサツキたちの追撃を不可能としたのである。
教皇たち幹部がいた至高拝殿が爆発とともに崩壊するのを見て、しぶとく抵抗を続けていた信者たちも心を折られた。
あとは狂信的な聖騎士がなんとか抵抗を継続したが、一刻と保たずに鎮圧されソルディヴィディアンをめぐる攻防は終わった。
だが――――
「してやられた。最初から死ぬ気とは思っていたが、決断が早すぎるぞ教皇」
口惜しそうに歯噛みするバルドの表情からは、味方の勝利を感じさせる気配は微塵も感じられはしなかった。
ガイローズは走る。
孤児院から教皇の影として拾いあげられ、これまで長く仕えてきた。
鋼のような肉体は三十代を迎えた今、ますます磨きがかかったかのようである。
暗殺者としての力量は教団でも一、二を争うであろう。
教団に対する忠誠心も、教皇に対する忠義も比類なく、自分ひとりソルディヴィディアンを逃げなければならないことは痛恨の極みであった。
「教皇猊下……必ずお役目は果たします!」
最後に託された教皇のメッセージを伝えなければならない。その役目を果たした後は、敵わぬまでもバルドの命を狙うつもりであった。
聖遺物を持たないガイローズは、王門の圧倒的な身体能力には遠く及ばないであろう。
だが教団と教皇に対する恩義に報いるためにはそれしか手がなかった。
「アンサラー王国第一王女エカテリーナ……教皇猊下の無念を託せる人物であればよいが……」
ここで話はバルド率いる連合がソルディヴィディアンに攻めこむ数か月ほど前に遡る。
一人の王女が急な発熱によって生死の境を彷徨っていた。
男尊女卑の傾向のあるアンサラー王家にとって、王女の王位継承権は低く政略結婚に利用されるくらいしか使い道がない。
しかし生来身体の弱かった王女エカテリーナはその政略結婚すら離せなかった。
「ふん、いっそ死んでしまえば苦労もなくなるものを」
「血を分けた妹にそんなことを言うものではない」
王太子の愚痴をたしなめる国王だが、本気でそうは思っていないことはその口ぶりから明らかだった。
今日この日時点まで、エカテリーナは完全にアンサラー王家のお荷物だった。
バルド率いる連合国の圧迫が強まった現在、エカテリーナの扱いは悪化の一途を辿っている。
死に損ないの王女など知ったことではないというのが本音であった。
『…………せつろしい(煩わしい)声や』
独り言のようにそう言って王女は目を見張った。
『まさか、おなごになっちょるんか?』
「ふん、また命を拾ったようだな」
エカテリーナが意識を取り戻したのを見て王太子は不機嫌そうに嗤った。
「どうせ死ぬなら今でも多少後になっても変わるまいに」
『――――限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風』
「うん?」
「死の瞬間まで諦めるのは愚か者の結論ですよ? 兄上」
「何を……言っている?」
王太子は明らかにエカテリーナに気圧されていた。
まだベッドの上で起き上がることすらままならない王女に、である。
こんなことは今まで一度もなかった。
本当に目の前にいるのは自分の知るエカテリーナなのか。
まるで自分のほうが生殺与奪を握られた弱者のような気がして王太子はそんな気分を振り切るように部屋を飛び出した。
「あらあら、兄上ったらどうしたのかしら? エカテリーナは寂しいわ」
「随分と――様変わりしたものだなエカテリーナ」
「陛下(お父様)は私をどんな風に思ってらしたのかしら?」
「病弱で生きることを最初から諦めているような弱い女であると思っていた」
「そうかもしれません。でも本当の私はもっとわがままなのですわ」
わがままで傲慢な自分を弱い身体が封印していた。
だが今はその封印が完全に開放されたことを感じる。
たとえ一年後に死ぬ寿命であるとしても、その死の瞬間まで戦うだけの気力がエカテリーナに満ち満ちていた。
この娘は危険だ――――
宮廷内での権力闘争を潜り抜けてきた国王の勘はエカテリーナが危険な相手であることを告げている。
しかしいつ死ぬかもわからない病弱な娘にいったい何ができるというのか。
『なにせ第六天魔王の義息子じゃで』
かつては寿命で諦めなければならなかった天下取り。
なんの因果か生まれ変わったからには目指さざるを得ないだろう。
エカテリーナは心から愉快そうに嗤った。
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