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3巻
3-3
しおりを挟むバルトロメオ・デ・セルバンテス。
もともとはサンファン王国の中堅貴族であったセルバンテス家は、何代か前に政争に巻き込まれて没落した。庶民より貧しく生活は苦しいくせに、プライドばかりが高い両親のもとに生まれたのがバルトロメオである。
幼くして空腹を満たすために盗みを覚え、いつしか街の少年たちのリーダー格となり、より多くの犯罪に手を染めていった。
そんなバルトロメオが本格的な裏社会の住人とならなかったのは、両親が昔の伝手を辿り、彼を軍の士官学校に入学させたからである。
しかし目的のためには手段を選ばない男に、まともな軍での活動などできるわけもない。
幾度も営倉入りした札付きではあったが、個人戦闘と小部隊の指揮官としては非常に優秀だったために、退学させられることなく無事卒業できた。
これは、一種の奇跡と言ってよいのかもしれなかった。
卒業後の配属先はサンファン王国海軍の渉外部、軍務卿直属の謀略機関――通称アカイシ機関である。
情報収集、ゲリラ戦、麻薬取引、暗殺や誘拐といった非合法活動を担う、非公然部門での任務を命じられたバルトロメオは、まさに水を得た魚のようであった。
たちまち頭角を現し、王都の下層民を構成員とした諜報網を作り上げ、麻薬と密貿易による裏資金の調達にも成功した。
人柄は決して好かれる男ではなかったが、もはやその功績を誰も否定することはできなかった。
外見は誰の目にもわかる異相である。
酷薄そうな、爬虫類を思わせる白目がちな瞳に広い額。痩身で手足が長く、驚くほどの俊敏性を見せる。そのうえ変装の達人でもあり、これでいかにもお人よしそうな露天商にも化けるのだから性質が悪かった。
「お呼びでございますか? 軍務卿閣下」
抑揚のない暗い男の声に、サンタクルズは何度聞いても慣れない不快さを覚え、軽く眉をひそめた。使い勝手のよい男ではあるが、生理的嫌悪感というものは、理性でも制御できないのだ。
「今、王都で何人動かせる?」
「傀儡ならば二十ほどですな。人形師となると現在は……三人かと」
サンタクルズは渋い顔を隠そうともせず、バルトロメオを睨みつける。軍でも存在を知る者が限られている、アカイシ機関精鋭の暗殺者、それが『人形師』である。
「――少ないな?」
軍の中央に君臨するサンタクルズの視線を意に介した様子もなく、バルトロメオはおかしそうに嗤った。
「配下のほとんどは、他国や国境で任務に就いておりますので」
軍にとって、敵のほとんどは海外の勢力である。国内では、治安維持と他国と通じていそうな売国貴族の始末くらいにしか出番はありえない。
王都で活動する要員が少ないのは当然の話なのである。
同胞を敵としなければならない事態になったことを皮肉られたとわかって、サンタクルズは怒りに顔を紅潮させた。
「貴様は余計なことは考えなくともよい」
「御意――餌と仕事さえいただけるなら何なりと」
まともな騎士では一生拝むことのできない大金と、己の手で物言わぬ肉袋と化していく獲物。
それさえあれば、バルトロメオは誰が飼い主であっても構わない。
任務がどれだけ過酷であっても、非人道的であってもなんら問題にも感じない。
自分以外の他人が不幸になることが、自分以外の他人から富と人生を搾取することが、バルトロメオにとって何よりの生の愉悦なのである。
もはやバルトロメオに対する侮蔑を隠そうともせず、サンタクルズは吐き捨てるように言った。
「手練れを用意しろ。生きても死んでも決して足のつかぬものなら、子飼いでなくとも構わぬ。資金にも一切の制限をせぬ。可及的速やかに、第二王子フランコ・コルドバ・デ・サンファンを殺すのだ」
「我が身の全身全霊を挙げて」
「失敗は許さぬ。万が一にも失敗したならば、貴様の居場所はこの王国のどこにもないと思え」
「謹んで拝命いたします」
能面のように無表情なバルトロメオが、まるで好々爺のようにニンマリと笑った。
実に幸せそうな、悪意の欠片も感じさせぬ満ち足りた笑顔であった。
バルトロメオにとって、殺害すべき獲物はできる限り地位の高い、恵まれた人間であることが望ましかった。
次期王位を望む第二王子が志半ばで果てることとなれば、その無念はいかほどのものか。
極上の獲物を得て高揚する一方で、バルトロメオはいかにして要人を暗殺するか、冷徹な思考を巡らし始めていた。
もちろん、死に顔を拝む特等席を余人に譲るつもりは毛頭なかった。
会見の後、用意された宿所で休んでいたバルドたちをフランコが訪れたのは、晩のことであった。
予想外の訪問に面食らったバルドだったが、任務を考えれば得難い機会ともいえる。
歳の近いこともあって、他愛のない話題に花を咲かせていると、話題が給水ポンプへと及び、フランコは顔を輝かせて言った。
「明日のポンプの設置に、私も同行させてもらえないか? バルド」
「もちろんですとも! 私が手取り足取りお教えして差し上げましょう!」
「えっ、ああ……よろしく頼む」
バルドに答える暇も与えず、脇からテレサが勢いこんで答える。
おとなしいフランコはテレサの好意を拒絶できずにいた。
いや、むしろあけすけな好意が気恥ずかしくもくすぐったく、それでいながらまったく不快な気持ちにならない。
心のどこかで喜んでいる自分がいる気がして、フランコはテレサを前にすると、なかなか思う通りに言葉を紡ぐことができなかったのである。
そわそわしながらもバルドに向き直る。
「他にも我が国を見て思うところがあれば、遠慮なく言ってもらいたい」
王位継承者の死、そして数千とも数万ともいう伝染病の犠牲者――サンファン王国の暗い風潮を一掃するには藁にもすがりたい、というのが本音なのだろう。
バルドとしても、手を貸せる範囲ならば、ここで貸しを作っておくことに否やはない。
「フランコ殿の頼みとあらば、ひと肌脱ぐに吝かではありませんよ」
「殿はいらないというのに……」
「いえいえ、それはさすがにご勘弁を」
故国に帰れば、ウィリアム王子を容赦なく呼び捨てにしているバルドだが、さすがに他国の王族を簡単に呼び捨てにする度胸はなかった。
「そそそ、それではフランコと呼んでもよろしいか?」
「あ、ああ……構わないよテレサ殿……」
鼻息も荒く顔を近づけてきたテレサに押されるように、フランコは顔を赤らめて頷く。
「私のことも、どうかテレサと!」
「わ、わかった……テレサ」
(もういい加減自重しろ、テレサ……)
鈍痛を覚えて胃を押さえるバルドを、ブルックスやオリバーが気の毒そうに見つめていた。
マウリシア王国の大使と息子フランコが良好な関係を築いたらしい、という報告を聞いたエレーナは、口元を綻ばせた。
貴族や官僚の支持勢力では分があるとはいえ、やはり軍という暴力機関を敵に回したのは痛い。
クーデターのような暴挙をけん制する意味でも、マウリシア王国の支持を獲得できたならば、フランコにとっては大きなアドバンテージになるはずであった。
気分よく庭を散策していたエレーナは、回廊を歩く見知った影を認めた。
「あら、どちらにおいでかしら? マリア様」
「これはエレーナ様、ごきげんよう」
王宮の回廊を歩いてきた第一王妃マリアの姿に、エレーナは愉快そうに唇を歪める。
黒い喪服に身を包んだままのマリアがどこに向かうかなど、とうに予想がついていたが、あえて問わずにはいられなかった。
「今日は陛下のお召しに預かっておりますので、早めにアブレーゴの墓へ参ろうかと思いまして」
マリアが申し訳なさそうに顔を俯かせる。
エレーナは期待を裏切られたのみならず、国王の寵愛がいまだマリアのもとを去っていないことを無意識に見せつけられて、屈辱に絶句した。
小柄なマリアは、控えめで夫を立てる清楚な女性のように見える。
しかしエレーナはマリアのことを、男を手玉に取る、とんだあばずれだと考えていた。
男勝りで権力志向の強いエレーナをカルロスが寵愛しないのは、女に権力を持たせてはならないという、まさに王家に生まれた者だけが持つ帝王学のなせる業なのだが、そこまでエレーナが斟酌することは不可能だった。
「ふん! もう一人の息子まで病に倒れることのないよう気をつけるのですわね!」
捨て台詞を残し、エレーナは足音も高く身をひるがえした。
どうしてあんな平凡な女ばかりが寵愛されるのか。
美貌も、権力も、教養も何一つエレーナが劣るものはない。それどころか、むしろ圧倒的に勝っているはずだ。
たまたま小国の王族に生まれただけの小娘が、運だけには恵まれて、大国サンファンの第一王妃に祭り上げられただけではないか。
そのうえ息子まで栄光あるサンファンの王位に就くなど、決して許してなるものか。
このところ陛下は気力体力の衰えが激しい。
万が一陛下が籠絡されるようなことがあれば、もはや手段を選んではいられなくなるだろう。
「父上に相談しておくべきかしら……」
コルドバの太守である父ならば、よい知恵を貸してくれるかもしれない。
本人は決して認めないであろうが、所詮エレーナには自分だけの部下も、人脈も、資金もないのである。
あるのは底知れない悪意と、執拗なまでの権力への執着ばかりだ。
そんな自分を、父も息子も持て余し始めているということを、エレーナはまったくと言ってよいほど気づかずにいた。
例えば、エレーナが最初に思いついた暗殺などという手段は、失敗すればどれだけ権力を持つ名家であろうとも、一夜にして破滅する危険のある賭博のようなものである。
国家レベルの組織でもない限り、こうした賭博に及ぶのは、度し難い身の程知らずか、追いつめられ極端に視野のせばまった人間しかいない。
自らの生命の危機を認識していないエレーナは、典型的な前者と表現するしかあるまい。
もっともそうであるからこそ、明確な危険を及ぼす存在にはなりえないのが、エレーナの分際なのかもしれなかった。
辻では興味津々な様子で、王都カディスに暮らす人々が作業を見守っている。
手押しポンプ設置の、名目上の作業指揮官はフランコ王子である。
バルドたちは身分を隠したまま、技術作業員ということでフランコに同行していた。
南国で、しかも海が近いサンファン王国にとって、井戸は貴重な存在だ。
万が一井戸が使用不能などということになれば、下手をすると、村ひとつがなくなるほどの死人が出る可能性すらあった。
その生命線に、王家の肝いりとはいえ、何やら面妖な機械を取り付けようとしているのだから、気になるのは当然だろう。
海岸線から距離の近いこのカディスでは、井戸の数が限られていることから、住民には厳しい取水制限が課されていた。
わずか数メートル掘っただけで、どこでも潤沢な水を手に入れられるマウリシアとは、前提条件がまったく異なるのである。
だからこそ、手押しポンプの導入は、彼らに画期的な利便性をもたらすはずだった。
もともと完成していたものを持ち込んだだけあって、作業はごく短時間で終了した。
「これで終わりです。あとはこの取っ手を引くだけで水が出ます」
バルドが弓状に湾曲した取っ手を引いて見せると、勢いよく水が蛇口から溢れ出す。
その様子を見ていた観衆から、驚きと歓喜の歓声が上がった。
「水が! 水が出てるわ!」
「すごい! 明日から水汲みが楽になるね!」
水汲みは主たる労働力ではない女子供に任される仕事であるが、かなりの重労働であり、特に子供にとってはある種の拷問のように見なされていた。
小さな子供が水桶いっぱいの水を、井戸の底から汲み上げるのがどれだけの重労働か、想像してみればわかるであろう。
「あとはこの一輪車で運べば、子供でもある程度の量が運べるでしょう」
バルドの説明をフランコが補足する。
「街ごとに、王宮からある程度の数を貸し出す予定だ。少しでも民が楽になれるならば、出し惜しみをするつもりはない」
「ありがとうございます!」
「サンファン王家万歳!」
いささか人気取りとしてはあざとい手段だが、疫病で労働人口が減少していることも事実である。
民衆はごく自然に、王家が負担を軽減してくれたことを喜んだのだった。
それにフランコは、白皙の美少年として国民の間で人気が高い。効果は抜群だったというべきであろう。
――そのフランコを見つめる複数の視線がある。
様々な変装に身を包んだ彼らは、虎視眈々とフランコの隙を窺っていたのだ。
しかしその彼らには、襲撃を逡巡するひとつの理由があった。
先ほどからずっとフランコの周りを不規則にうろつく人影のせいだった。
「フランコは民に好かれているのですね」
「え、ええ……私には何の力もないのですけど……」
「いえ。民には、フランコの民を思う美しい心がわかっているのですよ」
そんな風に大仰にフランコを褒め称えては、隙あらばスキンシップを図ろうとするので、狙撃手もなかなか的を定めづらいのだ。
人影とはもちろんセクハラ魔神……もとい、テレサのことである。
歓呼の声を上げる民に手を振ってフランコが応える横で、テレサの目に、美しく彩られた花が露店に飾られているのが映った。
山百合の一種であろうか。大きさが山百合本来の半分ほどしかないところを見ると、サンファン王国でしか育たぬ品種であるのかもしれない。
「主人、それを一束頼む」
「へ、へい……」
王子と気安く話していた少年から突然声をかけられた亭主は、慌てて花を差し出した。
やはりテレサを初見で女性と見抜くのは、一般人には不可能なようである。
ようやく邪魔なテレサが離れたことで、弩を構えた狙撃手はフランコの頭部に狙いを定め、射撃の姿勢に入る。
引き金に指がかかり、今にも矢が放たれようとした瞬間――。
戻ってきたテレサの指がフランコの髪にすっと差し込まれ、白い花が艶のある赤毛を引き立てるように飾られた。
「お似合いですよ」
思った通りフランコにはこの花がよく似合う。
満足そうに微笑むテレサに、フランコは混乱して、かすれた声でうなった。
(いったい自分はどうしてしまったのだ?)
この程度のありふれた手管に反応していては王族は務まらない。務まらないはずなのに……。
「あ、ありがとう…………」
かろうじてそれだけを言うと、フランコは羞恥で耳まで真っ赤に染め、テレサから逃げるように駆け出した。このままテレサといるのが耐えがたく恥ずかしかった。
今までフランコのいた空間を、冷たい矢が風を切る音ともに通り過ぎていったのはそのときだった。
ガスッという鈍い音とともに、石壁に矢が突き立つのを目撃した護衛たちは、すぐさま矢の飛んできた方向に身構えた。
とはいえ、白昼堂々、王都で王族の命が狙われるなど、サンファン王国の長い歴史を見ても一度もなかった異常事態である。
その油断が護衛の騎士の対応を中途半端なものにした。
敵に対して反撃するのか、突然身をひるがえして駆け出したフランコを追うのか。どちらを優先するか逡巡してしまったのである。
ほんの一瞬でしかないその隙を見逃すほど、この襲撃者は甘くなかった。
奇襲が失敗したならば強襲。
定められていた計画の通り、変装していた男たちが騎士に襲いかかる。
さらに周囲の二階の窓が割れ、あるいは通りかかった辻馬車が停止し、人影が現れる。
突如として大人数の刺客が牙を剥いたことに、騎士たちは当惑せずにはいられなかった。
三人がかりで一人の騎士を襲い、最低でも怪我をさせる。そしてフランコの後を追わせないという目的を、襲撃者は見事に果たした。
彼らの組織的な襲撃を粉砕するには、護衛としてつけられた騎士の数が少な過ぎたのである。
――ただしそれは、サンファン王国の騎士に限った話である。
味方を遥かに上回る数の刺客に、もっとも速く反応したのはバルドとブルックスだった。
彼らがマウリシアから派遣された技術者であると信じていた刺客の先陣は、まったく予想外の反撃にほとんど抵抗らしい抵抗もできず、なぎ倒された。
「やれやれ、いったい誰が疫病神なのやら」
バルドがこめかみを押さえると、ブルックスが即座に突っ込む。
「……聞いても落ち込まないなら、教えてやってもいいぞ?」
「認めたくないものなのだよ。若さゆえの過ちではないけれど」
軽い言葉とは裏腹に、バルドは内心で焦っていた。
フランコの行動が偶発的なものであったために、追跡するのが遅れた。
まるで本能に突き動かされるようにテレサがついていったので、この程度の刺客なら後れを取ることもあるまいが……。
(どうにも嫌な予感がする……)
仮にも王族、しかも次期王太子の有力候補を暗殺する刺客だ。
こうして強襲を選んだ以上、彼らにはなんらかの奥の手があるはずだった。
バルドは自分の勘――というか危機察知能力に、一定の信頼を置いている。
その第六感が明らかな危険を訴えている以上、安心はできない。
ましてその相手が、バルドにも殺気と気配を掴ませないほどの実力を持っているのなら、なおさらである。
「…………死ぬなよ、テレサ」
バルドたちを騎士に勝る脅威と捉えた刺客が、次々と殺到する。
右手で剣を、左手でナイフを握ったバルドは、無造作に二人の刺客を同時に突き殺した。
容赦のない一撃で暗殺者を屠っていくバルドだが、これは本来の戦い方とは程遠い。
明確に命を奪うことだけを目的にしたその動きが、バルドの焦りを何より雄弁に物語っているのかもしれなかった。
テレサによる突然の不意打ちに思わず本音が零れ、フランコは穴があったら入りたい羞恥に駆られていた。
(花を髪に飾られて『似合うね』なんて甘い言葉をかけられ、顔を赤らめながら『ありがとう』?私は何をやってるんだ! やり直したい、なかったことにしたい、いっそ死んでしまいたい!)
それでもテレサの顔が脳裏にちらついてしまって、フランコは首筋まで赤く染めたままブンブンと首を振った。
(これ以上考えたら駄目になる! 私が私でなくなってしまう!)
――ゾクリ。
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何か冷たく鋭いものが自分に襲いかかる感覚に、フランコは無意識に首を竦めて振り返る。
そこには嬉々として剣を振り下ろさんとする死神がいた。
「いやあああああああああああああ!!」
致死の斬撃を目の前にして、まるで幼子のようにフランコは頭を抱えて叫んだ。
王族として恥ずかしくないだけの剣の稽古も積んできた。
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王子として恥ずかしくないだけの教養と覚悟を備えたつもりであった。
しかしあまりにも絶対的な現実として、死を眼前に見せつけられたフランコには、抵抗する術が思い浮かばなかった。
「――させない!」
澄んだ金属音とともに刺客の斬撃が弾き返される。
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