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第一部 綿毛のようにたどり着きました
新しい見た目
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そうそう。身体も新しくなった。
私の面影を残したまま髪の色や目の色が少し変わっている。
少し茶色がかった黒。
ふわっと明るみがある感じ。
多分こちらにとけこみやすいように、手を加えてくれたんだろう。
屋根裏部屋に置いた鏡を覗いたら、確かに私の顔なのに、何かが違っていて変な気分になった。
屋根裏部屋なのは、なんとなくです。
もしかしたらこのレベルの鏡ってこの世界では高級品なんじゃないかな? という気がしたから。
イケ○で買った安物だったけれどね!
全身がうつるので、これはあって良かったけれどね!
ありがとうイ◯ア。
そして、私、かわいい。
鏡の中の私は細っこい16歳だ。
ハシバミ色の目はぱっちり二重。
髪が伸びてた!
多分この世界の女性はみんな髪が長いんだろう。
なんだか新鮮で何度も見てしまう。
こんな髪型にしたことなかったな、私。
髪を結ぶゴムはあるんだろうか、この世界……。
鏡をまじまじと見ていて、やっぱり思う。
多分、私はちょっと可愛い。
うぬぼれじゃないよ。
なんか、まだ自分の顔だという実感が薄いのね。
なんか、街で見かけた可愛い若い子って感じ。
中身はおばちゃんだけどな~。
ぷっくりした唇も、サラサラの髪も可愛い!
しっかり私の顔なのにね。
それから!
体調が良い!
しつこく悩まされていた下半身の冷えがない。
逆に手先や足先が冷えそうな感じ。
年を取るに連れて体幹部に冷えが動くんだよ。
視界もクリアだ。
認めたくないけど、もしかして老眼が始まっていたとか、そういうことだろうか……。
ただ、体型も変わっていて、日本から持ってくることができた服が、なんとなく合わない。
寝具もだけれど、パジャマもないから、とりあえず生活に必要な服はなんとかしなくてはならない。
寝室には衣装ダンスらしいものがあったけれど、手持ちの服はとにかく少ない!
タンスの中には生成りのチュニックに、濃い赤のスカート、それに茶色のボディスがあった。それにペチコートが3枚。
それだけだ。
せっかく可愛い身体になったのにね。
今身につけているのも生成りのチュニックとくすんだ青のスカート。
割とずっしりと重量感のある素材だ。ウールかな、これ。
スカートの下にペチコート。
たぶん、ペチコートがなかったら足は相当ちくちくしていると思う。
そして靴下。
赤のほうが色がきれいだから、タンスの中のはよそ行きなのかな。
これが平均なのだろう。
でも、所有する服が2着だけというのはなかなかきつい。
日本の着物なんかもそうだけれど、上に着ているものはあまり洗濯をしないという感じの作りだな。
多分この世界では布はかなりの貴重品だ。
スカートもウエスト周りがたっぷりあって紐で寄せてあるから、太ってもやせても調節可能みたいな感じ。
どうしてこうなっているのかはわかる。
わかるけれど、この服の数で生活するのはちょっと厳しい。
最悪の場合チュニックで眠ることもできるんだろう。
でも、まずはパジャマが必要。
あと……下着もほしい。
そのあたりは現代人だからどうしてもね。衛生はあまり妥協したくない。
ということで衣服関係のやらなくてはならないことは以下の通り。
1 下着の作成。
2 パジャマの作成。
3 できたら着替えのシャツかチュニックをもう一着。
私の面影を残したまま髪の色や目の色が少し変わっている。
少し茶色がかった黒。
ふわっと明るみがある感じ。
多分こちらにとけこみやすいように、手を加えてくれたんだろう。
屋根裏部屋に置いた鏡を覗いたら、確かに私の顔なのに、何かが違っていて変な気分になった。
屋根裏部屋なのは、なんとなくです。
もしかしたらこのレベルの鏡ってこの世界では高級品なんじゃないかな? という気がしたから。
イケ○で買った安物だったけれどね!
全身がうつるので、これはあって良かったけれどね!
ありがとうイ◯ア。
そして、私、かわいい。
鏡の中の私は細っこい16歳だ。
ハシバミ色の目はぱっちり二重。
髪が伸びてた!
多分この世界の女性はみんな髪が長いんだろう。
なんだか新鮮で何度も見てしまう。
こんな髪型にしたことなかったな、私。
髪を結ぶゴムはあるんだろうか、この世界……。
鏡をまじまじと見ていて、やっぱり思う。
多分、私はちょっと可愛い。
うぬぼれじゃないよ。
なんか、まだ自分の顔だという実感が薄いのね。
なんか、街で見かけた可愛い若い子って感じ。
中身はおばちゃんだけどな~。
ぷっくりした唇も、サラサラの髪も可愛い!
しっかり私の顔なのにね。
それから!
体調が良い!
しつこく悩まされていた下半身の冷えがない。
逆に手先や足先が冷えそうな感じ。
年を取るに連れて体幹部に冷えが動くんだよ。
視界もクリアだ。
認めたくないけど、もしかして老眼が始まっていたとか、そういうことだろうか……。
ただ、体型も変わっていて、日本から持ってくることができた服が、なんとなく合わない。
寝具もだけれど、パジャマもないから、とりあえず生活に必要な服はなんとかしなくてはならない。
寝室には衣装ダンスらしいものがあったけれど、手持ちの服はとにかく少ない!
タンスの中には生成りのチュニックに、濃い赤のスカート、それに茶色のボディスがあった。それにペチコートが3枚。
それだけだ。
せっかく可愛い身体になったのにね。
今身につけているのも生成りのチュニックとくすんだ青のスカート。
割とずっしりと重量感のある素材だ。ウールかな、これ。
スカートの下にペチコート。
たぶん、ペチコートがなかったら足は相当ちくちくしていると思う。
そして靴下。
赤のほうが色がきれいだから、タンスの中のはよそ行きなのかな。
これが平均なのだろう。
でも、所有する服が2着だけというのはなかなかきつい。
日本の着物なんかもそうだけれど、上に着ているものはあまり洗濯をしないという感じの作りだな。
多分この世界では布はかなりの貴重品だ。
スカートもウエスト周りがたっぷりあって紐で寄せてあるから、太ってもやせても調節可能みたいな感じ。
どうしてこうなっているのかはわかる。
わかるけれど、この服の数で生活するのはちょっと厳しい。
最悪の場合チュニックで眠ることもできるんだろう。
でも、まずはパジャマが必要。
あと……下着もほしい。
そのあたりは現代人だからどうしてもね。衛生はあまり妥協したくない。
ということで衣服関係のやらなくてはならないことは以下の通り。
1 下着の作成。
2 パジャマの作成。
3 できたら着替えのシャツかチュニックをもう一着。
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